四十九日の案内状の書き方を紹介|送り方や返信方法も併せて紹介

公開日 : 2020/10/15

更新日 : 2020/10/15

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人の死後、四十九日の間はご遺族にとっては忌中です。そして、四十九日は忌明けの日です。四十九日法要は忌明けの日として、親族や友人、知人を招待し、僧侶の読経と焼香等を行います。この時に送付するのが、案内状です。以下では、この案内状の書き方から返信方法まで紹介します。

公開日 : 2020/10/15

更新日 : 2020/10/15

目次

四十九日の案内状について

まず、四十九日法要について紹介します。四十九日法要とは、人が亡くなって四十九日目に相当する日に行われる法要です。人は亡くなってから七日ごとに閻魔大王の裁きを受け、それを七回繰り返した四十九日目に、極楽浄土へ行けるか決定するという言い伝えから決められました。

 

この四十九日の間は、ご遺族にとっては忌中です。そして、四十九日は忌明けの日となります。四十九日法要は忌明けの日として、親族や友人、知人を招待し、僧侶の読経と焼香等を行います。この時に送付するのが、案内状です。

 

以下では、この四十九日の案内状の書き方。併せて細やかな決まりまでを紹介していきます。初めて法要を行う場合は、是非ご一読ください。

四十九日の案内状に書くべきこと

主に、四十九日の法要への案内状を書く際に抑えておきたい点は次の5つです。1つ目が、季節の事項や挨拶です。2つ目が、法要の案内と出席願いです。3つ目が、法要が行われる日時や場所です。4つ目が、会食の有無です。そして5つ目が、追伸部分で書くべきことです。

季節の事項や挨拶

四十九日の案内状を書く際、まずは頭語、頭語に続く時候の挨拶から書きます。この時の時候の挨拶ですが、「お喜び申し上げます」等の「喜ぶ」や「慶ぶ」は使わないことを推奨します。

 

こうした表現の代わりに「お過ごしのことと存じます」。さらに、「お変わりございませんか」等をはじめとする表現を用いてください。また、頭語は「謹啓」や「謹呈」等を使いましょう。

法要の案内と出席願い

次に、四十九日の案内状に書くべきことは、法要への案内です。基本的にここからがここからが主文になります。まず、法要の案内ですが、誰の四十九日法要なのかを明らかにしてください

 

この時、「亡父」など、施主から見た故人との続柄も必ず記載してください。さらに、施主と故人の名字が同じケースなら、故人の名前のみを。一方で、施主と故人の名字が違う場合は、故人のフルネームを書いてください。

 

この流れで、末文にて「お忙しいところ誠に恐縮ではありますが、ご列席賜りますようご案内申し上げます」等の表現を用いて法要への参列を要請してください。さらに、このあとに「敬白」や、「謹言」などの結語を忘れずに入れてください。

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日時や場所

末文で、四十九日の法要への案内を要請した後は具体的に法要が執り行われる日時と場所を伝えてください。まず、日時についてです。この部分は箇条書きで記載します。年、月、日の順番で書きます。このとき、年は西暦ではなく、年号表記です。そして、時間は午前や午後も必ず明記します。

 

次に場所についてです。例えば、「自宅にて」や「〇〇寺」の様に法要を行う場所を記載していきます。この時、併せて住や電話番号も一緒のせておいてください。

会食の有無

四十九日の法要への案内を記した後は、併せて会食がある場合は、そのこときちんと書いておきます。こうした法要後の会食のことを、お斎。あるいは粗餐のように書き記します。もちろん、会食がないときは何も書く必要はありません。

追伸部分で書くべきこと

四十九日の法要に関するご案内。その後の会食に関する案内を書いた後、追伸部分にて書くべきことは次の2点です。1つ目が、返信の方法と返信期限に関してです。案内状には、出席の可否を問うために、案内状には返信用はがきも付けます。

 

この時、そのはがきに返信期限を記載してください。返信期限は、法要の一週間から十日前くらいが目安とされています。次に書くべきことが、施主の氏名と連絡先に関してです。

 

まず、住所・施主の名前・電話番号を入れます。その後に、施主の名前を大きめに書き入れてください。また、電話番号法要当日の急な連絡を取る場合に必要です。そのため、忘れずに記載してください。

四十九日の案内状の型の作り方

四十九日の案内状を書く前に、用紙の型を決めなければなりません。主な用紙の型は、はがきサイズの単カード、大判の二つ折りカード、往復ハガキです。この型を作る上で、主なやり方は2つです。1つ目が、郵便局へ依頼する方法です。2つ目が、㍶で自作する方法です。

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郵便局に案内状作成を依頼する

四十九日の案内状の型を作るための1つ目の方法は、郵便局へ依頼することです。まず、郵便局の窓口やインターネットで申し込み可能です。この時、四十九日法要への案内文の型。封筒入りの案内状にするのか。

 

あるいは、往復はがきにするかを選び施主の名前などを伝えた後に申し込みします。この案内状印刷、封筒への施主名印刷。さらには、返信用はがきの宛名印までは基本印刷料金で可能です。また、追加料金を払えば、往信の宛名印字サービスや投函サービスも選択可能です。

㍶で案内状を自作する

2つ目の方法は、自宅の㍶で自作する方法です。郵便局や専門のお店などに依頼するより、安価で済むことに加えて、納期なども気にする必要がありません。ただし、その分手間はかかります。

 

まずは、ご自身のパソコン内に法要に招待する方々のリストを作成からスタートです。この時、案内状の作成は、文面を全てオリジナルで作成することも、テンプレートを使用するのもどちらでも構いません。

 

次に、ご希望の印刷用カードや封筒、返信用はがきを準備してください。その後、リストを元に印刷開始します。そして印刷終了後は、切手を貼ります。ここまでが、自作で案内状の型を作成する際にやるべきことです。

四十九日の案内状の送る際のマナー

四十九日の案内状を送る際のマナーで気をつけたいことは、次の3つです。1つ目が、案内状に往復はがき同封する際のマナーについてです。2つ目が、封筒への入れ方と書き方についてです。3つ目が、案内状はいつまでに送るべきかについてです。

案内状に往復はがき同封する際のマナー

まず、四十九日法要には、白い無地の一重封筒を使用してください。不幸が重なる意味合いの二重封筒は用いてはいけません。そして、案内状や返信用ハガキも白無地のものを使用してください。これが、案内状に往復はがきを導入する際に抑えておきたいマナーです。

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封筒への入れ方と書き方

まず、封筒の書き方についてですが、封筒の宛名は洋封筒であっても縦書きで行いましょう。この時、氏名などは通常とは逆で、右側に書いてください。また、封筒の開け口も通常は右側ですが、左側になるように閉じてください。

 

次に、案内状の入れ方ですが、単カードの場合、印刷面を宛名側に向けて入れましょう。さらに、二つ折りカードは、カード折り目が開け口側になるように入れてください。また、返信ハガキは、案内状の上に重ねて、封筒裏側になるようにしてください。

案内状はいつまでに送るべきか

四十九日の案内状は、法要の一ヶ月前までに相手に届くようにしてください。なぜなら、施主は、会食や引き出物の準備をしなければならないからです。そのため、参列者も日程を早めに知らせることで、予定が調整しやすくなります。

四十九日の案内状に対する返信の書き方

四十九日の案内状に対する返信の書き方は次の2つのパターンがあります。1つ目が、法要に出席する場合の書き方です。もう1つが、出席しない場合の書き方です。

出席の場合の書き方

まず、出席の場合です。この時は、「御欠席」を二重の縦線で消します。そして、「御出席」の「御」を二重の斜め線で消し、出席に〇をしてください。

 

さらに、出席のあとに「させていたいただきます」と書き添えても構いません。また、「御芳名」の、「御芳」を二重縦線、「御住所」の「御」は二重斜線で消してから記入します。
電話番号はそのまま記入してください。

 

最期に、返信先の宛名が「〇〇〇〇行」となっています。こちらの「行」を二重斜線で消し、その横に「様」と書いたら完成です。

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欠席の場合の書き方

次に欠席の場合の返信の書き方を紹介します。この場合、「御出席」を二重縦線、「御欠席」の「御」を二重斜線で消し、欠席に〇をしてください。これ以外の書き方は、前項の出席する場合と同様です。

 

また、欠席の場合は空きスペースに欠席の理由とお詫びを簡潔に書いてください。具体的には、以下の通りです。「本来ならばお伺いすべきところ やむをえない事情により叶いませんことを大変申し訳なく存じます。」

 

この時、もし可能であれば、返信用はがきを投函するだけではなく、施主に電話連絡で欠席を伝えてください。

マナーを抑えて、四十九日の案内状を送りましょう

ここまで、四十九日の案内状について抑えておくべきことを紹介してきました。初めて四十九日の法要を迎えられる方には、抑えるべき点がたくさんあると驚かれたかもしれませんが、上記項目をきちんと抑えた上で、マナーに則って案内状を送ることを心がけてください。