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お供えの果物はどこで買う?おすすめの種類や盛り方をご紹介

弔事でお供えする果物はどこで買えばよいのでしょうか?高島屋や千疋屋、スーパーなど、さまざまな場所で買えるため迷ってしまいますよね。そこで今回は、お供えの果物はどこで買えばよいのか、さらにはおすすめの種類や盛り方など、ルールについても詳しくご紹介いたします。

公開日 : 2020/10/10

更新日 : 2020/10/10

目次

お供えの果物はどこで買うべき?

お供えの果物は、百貨店の高島屋、フルーツ専門店の千疋屋、近隣のスーパーなど、ありとあらゆる店舗で購入することができます。どこで買えばよいのかは、用途や目的によって変わってくるでしょう。選び方をご紹介するので、参考にしてみてください。

目上の方や職場の上司なら…高島屋が安心

目上の方や職場の上司の弔事なら、格式ある高島屋などの百貨店でお供えの果物を買うのがおすすめです。年齢を重ねている方にとって百貨店は「特別なときに買い物へ行く場所」「高級品が売っているところ」といった華やかなイメージが強いです。

 

そのため、年齢を重ねている方にはお供えの果物を「百貨店で購入した」という事実だけでも喜んでもらえます。また、百貨店には冠婚葬祭のマナーに詳しいスタッフが多いので、間違いがなく安心です。

 

弔事をあまり経験したことのない初心者にはわかりづらいのし紙についてのマナーやルールにも詳しく答えてくれるでしょう。訪問する際の持参用紙袋を用意してくれるなど、ギフトサービスも充実しています。

農法や生産者にこだわるなら…専門店の千疋屋へ

果物をお供えするなら、農法や生産者にこだわりたい。そんな方はフルーツマイスターのいる千疋屋のような専門店がおすすめです。その分、値段はかなり高くなってしまいますが、最高級の果物を購入することができます。

 

フルーツ専門店の弔事進物包装は、のし紙が短冊形になるなど、形式を大切にしつつも少しカジュアルな傾向があります。そのため、比較的に親しい間柄の方、弔事のマナーにそれほどこだわらない若い世代の方に喜んでもらいやすいでしょう。

 

その他にも、手提げ袋や風呂敷、メッセージカードなどギフトサービスが充実している専門店もあります。また、専門店でかご盛りの果物を購入したいなら、フルーツバスケットが充実している新宿高野もおすすめです。

自宅へのお供えや親しい身内なら…スーパーが経済的

自宅のお仏壇に果物をお供えする、ごく親しい身内の法事に果物を持参するのであれば、近隣のスーパーも便利です。ただし、安さが売りのスーパーはギフトサービスに力を入れていないので、弔事進物にしたい場合は注意が必要です。

 

スーパーで果物を購入したい場合は、イオンやヨーカドーなどサービスカウンターで進物を承っているスーパーを選ぶようにしましょう。自宅への仏壇にお供えする目的で包装がいらないのであれば、安さが魅力のスーパーでバラ売り購入も経済的です。

バランスのよさで決めるなら…楽天が便利

高島屋や千疋屋でも、お供えの果物をオンライン購入することができます。しかし、予算の関係でもう少し経済的にお供えの果物をオンラインで買いたい場合もあるでしょう。そんなときにおすすめなのが、楽天での通販ショッピングです。

 

楽天なら予算3,000~5,000円以内で、さまざまなかご盛りが売られています。また、弔事用のラッピングもバリエーションが豊富で、値段の割に豪華に見えるメリットがあります。また、急なお供えの注文にも翌日配送してくれる「あす楽」システムがあって便利です。

 

楽天のフルーツショップでは口コミ評価がされているので、評価の高い店舗でお供えの果物を買えば、きっと先方も喜ばれるでしょう。

お供えの果物の予算はどれくらい?

弔問する際、お供えの果物にどれだけお金をかければよいかは悩ましいものです。弔事進物にする場合の予算は、5,000円~10,000円くらいが目安とされています。同時に香典のお金を包む場合は、3,000円~5,000円分くらいで果物の予算を組んでおくとよいでしょう。

 

また、故人を偲んで供養したいという気持ちが大切なので、無理をしてまで高価な果物を包む必要はありません。あまりにも高価な果物をお供えとして持参すると、逆に先方に気を遣わせてしまうことになってしまいます。

どんな法事・法要でも果物をお供えしていいの?

法事・法要なら、どのような機会でも果物をお供え物して持参してよいのでしょうか。一般的に、参列者を制限しない通夜・葬儀の場ではお金を包む香典のみでお供え物を持参するケースは少なくあります。

 

そのため、果物をお供え物として持参するのは、通夜・葬儀が終わってからの法事・法要と捉えておくとよいでしょう。初七日、四十九日などの中陰法要、祥月命日や一周忌、三回忌などの年忌法要がそれに当たります。これらの法要は、施主に招かれた人のみの参加となります。

お供えの果物に「のし紙」は必要?

お供えの果物を弔事の進物として他家やお寺に持参する場合には、のし紙をかけるのがマナーとなっています。のし紙には慶事用と弔事用があるので、購入の際にはスタッフに「弔事用ののし掛けをお願いします」とひと言伝えておくとスムーズです。

水引の種類

弔事用ののし紙はお祝い用の「蝶結び」と違って、水引(みずひき)が「結びきり」の形になっています。結びきりとは、二度と繰り返さないという意味が込められています。一般的な弔事では「黒白」や「双銀」の水引が使われます。

 

関西地方ではのし紙に「黄白」の水引が使われるケースもありますが、絶対にというわけではないので地域性が不明な場合は「黒白」でも大丈夫です。

表書きの種類

水引の上側に記載するのが表書きです。表書きとは、慶事や弔事で進物を渡す際に目的を記載する文字のことです。果物のお供えは、「御供(おそなえ)」や「御供物(おくもつ)」と書くのが一般的です。

 

また、四十九日前までを「御霊前」、四十九日が明けたら「御仏前」と記す場合もあります。亡くなるとすぐに仏様になると考える浄土真宗では、「御霊前」はなく「御仏前」となります。

 

地域性もあるので、表書きをどうするか悩む場合は、購入先でスタッフに尋ねてみるとよいでしょう。また、水引の下側には贈り主の名前を記載しておきます。送り主が複数人いる場合は、代表者の名前を記入しておきます。

内のしと外のしの選び方

果物のお供えを弔事進物にする場合は、のし紙を内のしにするか、外のしにするか聞かれることもあるでしょう。その際は、直接持参するなら外のしを、配送するなら内のしを選んでおくとよいでしょう。

 

内のしと外のしの選び方に厳密なルールはありませんが、直接持参する場合は施主がどのような目的で進物をいただいたのか判断しやすい外のしが一般的です。配送する際は外のしだと配送中にのし紙が破損してしまう場合があるので、包装紙の下に掛ける内のしが安心です。

現在では進物包装の簡素化も進んでいる

弔事用ののし掛けはさまざまなルールがあって、馴染みのない世代には難しく感じてしまうでしょう。しかし、最近では資源削減などの観点からも進物包装の簡素化が進んでおり、のし紙ではなく、短冊型ののし紙をつける店舗も増えてきました。

 

また、のし紙の表書きや贈り主の名前は書の達筆なスタッフが筆ペンを使って書いていたりもしましたが、デジタル化が進み、最近ではパソコンからのプリントアウトが主流になりつつあります。

 

これまで、果物のお供えをする際にはマナーやルールが多くハードルが高いと思われていた方も多いと思います。しかし、このように時代は誰にでもわかりやすく変化してきているので、難しく考えすぎず気持ちをお伝えしていけばよいのではないでしょうか。

果物ならどれを供えてもいいの?おすすめの種類とは

お供えするなら、どのような種類の果物でもよいのでしょうか?基本的には、故人が好きだった果物をお供えするのが推奨されていますが、なかにはお供えに向かない種類もあるようです。ここからは、お供えに適したおすすめの果物を解説していきます。

春なら「さくらんぼ」や「小玉スイカ」など

春に果物をお供えするなら、さくらんぼや小玉スイカがおすすめです。さくらんぼは高級感がありますし、小玉スイカは重さが2kg前後と食べきりサイズで少人数家庭でも便利です。他にも、甘夏や清見オレンジなどの柑橘系が春のお供えに適した旬の果物となっています。

夏は「メロン」や「パイナップル」を

夏に果物をお供えするなら、メロンやパイナップルがおすすめです。とくに、マスクメロンは夏の果物のお供えでは定番になっています。

 

猛暑で果物の傷みが心配なら、フルーツゼリーの箱詰めやかご盛りを選ぶと安心です。他にはキウイやすいか、桃などが夏のお供えに適した旬の果物となっています。

秋は「梨」「ぶどう」「柿」など

秋に果物をお供えするなら、みずみずしい、紫や緑の彩りのきれいなぶどう、とろっとした食感の柿がおすすめです。他の秋の果物であれば、青くて固めの早生みかんも日持ちがしてお供えに向いています。

冬なら「りんご」や「みかん」を

冬に果物をお供えするなら、シャキシャキした歯ごたえのりんごや甘酸っぱいみかんがおすすめです。他の冬の果物であれば、洋梨のラ・フランスも候補に入れてみるとよいでしょう。

通年で手に入るものは「キウイ」や「グレープフルーツ」

旬があるため、いつでもたくさんの種類が手に入るわけではないのが果物です。そんなときは、通年で流通している果物をプラスすれば華やかさが出るでしょう。国産が少なく、ほぼ輸入品となるキウイやグレープフルーツは通年で手に入れられる果物です。

傷みやすいものや汁の出るものは向かない

以上のようにお供えしてはいけない果物はとくに限定されていませんが、一般的に傷みやすいものや汁の出るもの、においのキツイものは向かないとされています。お供えに向かない代表的な果物としては、バナナやいちごなどです。

 

熟しやすいバナナ、汁の出やすいいちごを法事の進物としてあえて使うのは避けておいたほうがよいでしょう。ただし、お供え用として熟すまでの時間が長い青バナナが入手できる場合は、バナナをお供えするのもよいでしょう。

 

品質を管理しやすい自宅のお仏壇のお供えであれば、バナナやいちごでも大丈夫です。また、曹洞宗のお盆行事「お施餓鬼(せがき)」では、桃のお供え物はできないルールとなっています。お寺に果物をお供えする場合は、一度確認しておけば心配がないでしょう。

できれば丸い形の果物が供え物に向いている

果物のお供えは、故人の好きだったものや旬のものがおすすめとされています。その一方でお供えの果物は丸い形の果物を選ぶのが好ましいともされています。果物の丸い形は、「円い(まるい)」とも表されます。

 

それが「円=縁」と考えられるようになったため、円い形の果物はお供え物として縁起がよいとされているのです。

果物のお供えに適した数はある?

果物の御供えを用意する際は、合計で何個にすればよいのか数に関するマナーも気になるところでしょう。一般的に、果物のお供えは「3・5・7」の奇数で揃えるのがよいとされています。偶数は割り切れる数であることから、「個人と縁が切れる」と考えられ不吉とされています。



ただし、偶数でも「8」なら末広がりで縁起がよい数とされています。「4」や「9」の忌み数と呼ばれる個数はタブーと考えておくとよいでしょう。ただし、浄土真宗のように果物の数についての考え方は迷信と考え、気にしないとする宗派もあります。

果物をお供えするときの盛り方をご紹介

では、最後に自宅で果物をお供えするときの盛り方をご紹介します。果物はお仏壇の中段か下段に置きます。仏飯(主食)、お餅、お菓子、果物と重要とされる順に置いていくので、果物は手前から仏壇を見て最も手前にお供えする形になります。

高坏(たかつき)への盛り方

仏壇に高坏がある場合は、果物を高坏に盛ってお供えします。高坏とは、仏様に御食(おんじき)をお供えする仏具のことです。仏壇に祀る高坏は対になっているので、両方に懐紙を敷いて果物を盛っておきます。

 

懐紙は頂点をずらした三角形の形に折ります。弔事では、懐紙の角が右上になるように折って、輪(わ)を仏様の方向に向けてお供えします。浄土真宗は高坏ではなく、供華(くげ)と呼ばれる仏具に懐紙を敷いてから果物をお供えするのが一般的です。

高坏がない場合はお皿にのせる

仏壇に高坏や供華がない場合は、お皿に果物を盛ってお供えします。その際も、懐紙を高坏と同じように敷いてから果物を盛っていきます。お皿は仏具でなくても、家庭にあるお皿で代用可能です。

かご盛りはそのまま置けて便利

果物を詰め合わせたフルーツバスケット(かご盛り)ならすでに盛ってあるので、そのままお仏壇にお供えできて便利です。かごから取り出してお供えするなら、懐紙を敷いてから高坏やお皿に盛るようにしましょう。

進物にする場合は施主が盛る

果物を弔事進物にする場合は施主(訪問先)が盛るので、盛り方や置き方などの心配は無用です。部屋に通されたら「ご仏様にお供えください」と一言つけて、施主に渡しましょう。お仏壇に自ら供えるのではなく、施主がお仏壇にお供えします。

 

その際は、持参用の紙袋や風呂敷から出して、中身だけをお渡しします。果物のお供えを入れてきた紙袋や風呂敷は、折りたたんで持ち帰るのがマナーです。

お供えは果物がおすすめ…お下がりとしても人気

お供えの果物をどこで買えばよいのか、種類や盛り方についてもご紹介しました。果物のお供えは一見難しく思えますが、供養の気持ちが大切なので、マナーやルールに捉われすぎることなく準備していくようにしましょう。ちなみに、果物のお供えはお下がり(お供えの後にみんなで食べること)としても喜ばれるのでおすすめです。