葬儀における式次第の書き方とは?【注意点や宗教による違いも紹介】

公開日 : 2021/3/31

更新日 : 2021/10/10

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葬儀へ参列することも、喪主として葬儀に関わることもそう多くはないでしょう。そこで気になるのが、葬儀における式次第の存在です。この記事では、式次第とはどういうものなのかから始まり、葬儀において式次第を使用する場面や書き方などについて解説していきます。

公開日 : 2021/3/31

更新日 : 2021/10/10

目次

式次第とは

「式次第」という言葉を聞いてすぐに思い浮かべることができるのは、入学式等で使用されるものでしょう。頭の中で「葬儀で使用する式次第」を思い描いた人は、少ないのではないでしょうか。

 

しかし、葬儀にあたり用意する必要があることもあります。葬儀における式次第とは、どういうものなのか・どのように書くのか、分からないことが多い人も少なくないでしょう。この記事では、そんな葬儀における式次第について解説していきます。

 

ですがその前に、式次第とはどういうものかについて確認していきましょう。

 

式の順序を示す式次第

式次第とは、「開式から閉式までの流れを事前に記したもの」のことです。会議やパーティー・入学式・卒業式など多種多様な催し物や式典で使用され、プログラムとも言われます。

 

式の進行内容や順番が記載された式次第は、掲示や配布され、その式の主催だけでなく出席者や参加者・司会進行者にも、式について周知するために使用されます。

葬儀における式次第

葬儀における式次第とは、「紙に書かれたもの」や「印刷されたもの」だけでなく「葬儀の流れそのもの」のことでもあります。この記事では、紙を使用した式次第に焦点をあて解説していきます。

式次第の使用場面とは

紙の式次第を使用する場面としては、葬儀や告別式があげられます。身内のみで行われる通夜で式次第を用いることは稀です。その理由は、参列者にあります。葬儀や告別式には多くの場合、遠方からの人や故人とそこまで親しい間柄ではなかった人も参列するでしょう。そのような人々が、戸惑うことのないよう式次第を用意します。

 

用意する式次第は「印刷し受付で参列者に配る」や「司会進行をする人が読み上げる」など使用方法に合わせて枚数等を調整します。参列者に配る場合は、見やすさや分かりやすさを考慮した上で、片面印刷や両面印刷を用いり複数枚にならないようにすることが大切です。

式次第の作成者は?

式次第は葬儀で使用するものですから、作成するのは喪主となります。しかし近年、葬儀会社に式次第の作成まで依頼するという人も増えてきています。この場合、式次第の作成者は葬儀会社となります。

葬儀における式次第の書き方

葬儀で使用する式次第を用意するとなった場合、最初に気になるのが「式次第を何で書くか」ということではないでしょうか。次いで気になるのが「式次第を書く際の注意点」でしょう。葬儀で使用するものですから、故人はもちろん参列者にも非礼のないようにしなければなりません。

 

ここからは、葬儀における式次第の書き方について説明していきます。

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式次第は何で書くのか

葬儀で使用する式次第は、何で書くのでしょうか。書くと聞いてイメージするのは手書き、つまり「紙とペン」です。ですが、「紙とペン」と一口に言っても、ペンには種類があります。使用するペンに正解や間違いはあるのでしょうか。

 

ここまで式次第を「書く」という表現を使用してきました。しかし、式次第は必ずしも手書きでなければならない、というわけではありません。Wordなどの文書作成ツールを使用し、印刷用のデータを用意する形でも大丈夫です。データを用意と言っても、白紙の文書にいきなり書くのは難しいと感じるでしょう。何かいい方法は、ないのでしょうか。

 

葬儀における式次第は「手書き」と「データ」二種類の作成方法があります。それぞれについて説明していきます。

手書きの場合

手書きの式次第を用意する場合には「薄墨」を用います。葬儀が終わるまでに作成する文書は「薄墨」を使用するのが、通例です。例としては、香典などがあげられます。式次第も葬儀で使用する文書にあたるため「薄墨」を使用することが推奨されます。

 

「薄墨」には「押し寄せる悲しみ・苦しみから溢れた涙で墨が薄れてしまった」や「予想だにしないできごとであったため十分な量の墨をする時間さえなかった」という意味があります。故人を悼む思いを込めて「薄墨」を使用することが、推奨されているのです。

印刷用のデータを作成する場合

PCなどの電子機器を使用し、印刷用のデータを作成する場合、文字色の濃淡は気にしなくて大丈夫です。Wordなどの文書作成ツールを使用した場合、印刷の濃さを設定することができますがデフォルトのもので構いません。参列者にとって見やすい式次第であることが大切ですから、インクが掠れて読み取れないといった事態にならないようにしましょう。

 

インターネット上には、式次第の見本となる画像やテンプレートなどがあります。式次第のフォーマットに不安がある場合は、画像を参照すると良いでしょう。また、ダウンロードして使用可能なテンプレートを用いれば、式次第作成時間の短縮に繋がります。

葬儀における式次第を書く際の注意点

葬儀における式次第には、会議などで使用する式次第とは異なった書き方や注意点があります。これは「手書き」と「データ」どちらの方法であれ、葬儀で使用する式次第を作成する際には守るべきものです。具体的には、下記の三点があげられます。

 

  • 式次第の流れは「一」を使用して書く
  • 式次第の内容は事前に打ち合わせや確認をする
  • 式次第に使用する表現には注意する

 

それぞれについて、詳しく説明していきます。

式次第の流れは「一」を使用して書く

葬儀で使用する式次第は一二三四と数字をふるのではなく、全ての項目の前に「」を記載します。この「一」は、順序を示すものではなく「ひとつ」という意味で使用されています。葬儀の中で執り行われることの「ひとつ」であることを表現しています。

式次第の内容は事前に打ち合わせや確認をする

式次第を作成するのが喪主葬儀会社どちらの場合でも、両者で内容や認識をすり合わせておくことが大切です。

 

式次第は、参列者や司会進行をする人が当日の流れを把握するために作成し、場合によっては配られます。そこに記載された内容が間違っていては、参列者や司会進行をする人に戸惑いや混乱が生じてしまうためです。また、喪主と葬儀会社の認識に齟齬があると葬儀を滞りなく行えない可能性がありますから、注意が必要です。

式次第に使用する表現には注意が必要

式次第は葬儀の流れを記載したものです。そして、葬儀は宗教や宗派と密接な関係があります。そこで気を付けたいのが、式次第に使用する表現や言葉です。普段あまり目にすることのない漢字等を使用する可能性も十分に考えられますので、誤字脱字に注意する必要があります。また、表現等の誤用にも留意してください。不安な場合は、葬儀会社に相談したり、インターネットで調べたりすると良いでしょう。

宗教によって異なる葬儀の式次第

葬儀が宗教や宗派と密接な関係にある理由は、葬儀の形式にあります。葬儀の形式は、故人の信仰していた宗教によって決めるのが通例です。葬儀の形式として、仏式・神式・キリスト教式などがあげられます。

 

また、故人の属していた宗派によっても葬儀や式次第の内容が異なることがあります。では、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、いくつかの宗教や宗派の式次第を紹介します。しかし、これらはあくまで一例です。式次第を用意する際には、事前に調べるなどして確認すると良いでしょう。

 

  • 天理教
  • 曹洞宗
  • 真言宗
  • 真宗大谷派
  • カトリック
  • プロテスタント
  • 無宗教

 

天理教

一、入場

一、献饌

一、しのびの詞奏上

一、玉串奉奠・告別詞奏上

一、斎員礼拝

一、喪主・遺族・一般参列者玉串奉奠

一、撤饌

一、退場

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曹洞宗

一、剃髪

一、授戒

一、入棺諷経

一、挙龕念誦

一、引導法語

一、山頭念誦

一、出棺

真言宗

一、入堂

一、塗香・三密観・護身法・加持香水の法

一、三礼の儀式

一、表白・神分・声明

一、剃髪・授戒

一、引導

一、焼香

一、出棺

真宗大谷派

一、入場

一、短念仏または短念仏十遍

一、焼香

一、弔辞

一、導師の退出

一、出棺

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カトリック(葬儀ミサ)

一、入堂式

一、開祭の儀

一、一同着席

一、神父入堂

一、祈り

一、言葉の典礼

一、感謝の典礼

一、追悼説教

一、撒水

一、散香

一、聖歌合唱・神父退堂

一、弔辞弔電

一、献花

一、代表挨拶

一、お花入れ

一、出棺

プロテスタント(葬儀式)

一、開式の辞

一、前奏

一、黙祷

一、聖書朗読

一、讃美歌

一、祈祷

一、説教

一、故人経歴

一、祝祷

一、後奏

一、代表挨拶

一、閉式の辞

一、お花入れ

一、出棺

無宗教

一、一同着席

一、開式の辞

一、献奏

一、故人経歴

一、映像上映

一、献奏

一、弔辞弔電

一、献奏

一、代表挨拶

一、献花

一、閉式の辞

一、お花入れ

一、出棺

式次第の書き方には留意すべき点がある

葬儀のために用意する式次第には、順守すべき事柄があります。このことを踏まえた上で、参列者にとって見やすく分かりやすい式次第を作成することが大切です。

 

また、式次第の内容や表現は宗教や宗派によって異なります。そのため、故人の信仰していた宗教や宗派を事前にしっかりと確認しておくことも大切です。