【葬儀】香典返しの金額の相場や品物を渡すタイミングを解説!

公開日 : 2020/1/31

更新日 : 2020/9/7

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香典返しの金額は受け取った金額からいくら分お返ししなければいけないかご存知ですか?一般的な相場を知っておけば、香典返しの準備もしやすいです。また、香典返しの品物や渡すタイミングなども異なります。そこで、香典返しのマナーについて詳しく解説します。

公開日 : 2020/1/31

更新日 : 2020/9/7

目次

香典返しを渡すタイミングとは?

親族が亡くなったとき、お葬式など準備することがあります。正しいマナーを守らないと親戚などに失礼なことをしてしまう可能性もあります。そこで、香典返しのタイミングについて確認していきましょう。

仏式の香典返しのタイミング

日本には色々な宗教があり、地域の風習などもありますからすべての人が同じやり方というわけではありませんが、香典返しの一般的なタイミングについてご紹介します。これを把握しておくと、準備もしやすくスムーズに香典返しを行うことができます。

香典返しは四十九日法要後

香典返しのタイミングとして一般的には、四十九日の法要後2週間以内です。当日返しをしている方はお返しは不要になります。もし、香典返しの準備が遅れてしまい、法要後2週間以上かかってしまった場合には、お詫び状を添えて送るのがマナーです。

 

また、忌明け前に香典返しをする場合も、どうして早くお返ししたのか一言添えるのがマナーです。最近では、葬儀のお手伝いをしてくれたという感謝の気持ちを込めたり、会社関係の香典返しの場合は早める場合もあります。自分の立場やその土地柄の風習に合わせて香典返しのタイミングを計って準備していきましょう。

 

香典返しという風習は、日本独自の文化であり、中には香典を辞退する葬家もいますが、あまりおすすめはできません。香典返しが面倒だから受け取らないという理由の方もいますが、今までお世話になった感謝の気持ちでもあるため、受け取るようにしてください。また、香典返しのやり方が分からないという方はプロに相談することをおすすめします。

香典返しの準備は初七日から忌明け法要の間

葬儀の準備などで忙しい中、香典返しの準備はいつ行えばいいのかわからないという方も多いです。親族が亡くなって初めてのお葬式のことであればわからないことが多いのは当然です。スムーズに香典返しを行うためには、初七日から忌明け法要までに準備してください。

 

法要の準備と一緒に進めていくことで無理なく香典返しのタイミングを逃さずに準備することができます。香典返しに贈る品物によっては期間がかかってしまうものもあります。即日出荷対応などをしてくれるかどうかも事前にチェックしておくのがおすすめです。

 

いつまでに何を贈りたいのかを明確にしておくと、香典返しのタイミング内にしっかりと発送することができます。届く地域が遠い場合は時間もかかってしまうため、早めに準備することをおすすめします。

キリスト教の場合の香典返し

日本に住んでいる方がすべて仏式のマナーでよいというわけではありません。キリスト教を信仰している方もいるため、葬儀の内容が異なってきます。さらに、香典返しもキリスト教にはありません。

 

召天記念日後に追悼ミサでお返しをするのが風習となっています。そのため、仏式と異なるためキリスト教に嫁いだ方は香典返しのやり方などには注意してください。また、キリスト教の香典は「御霊前」とは書かなく、「御花料」と書きます。

 

仏式と色々なマナーが異なるため、キリスト教の方のやり方はわからない時は周りの方に聞いて間違わないように注意しましょう。

香典返しの金額の相場は?

香典は人によって包む金額が異なるため、香典返しはいくらから行えばいいのかわかりにくいと思っている方は多いです。相場が分かれば、香典返しの金額もすぐにわかってきますので、詳しくご紹介していきます。

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金額の相場は半返しが一般的

一般的に香典返しの金額の相場は、半返しです。そのため、1万円の場合は5000円・5000円の場合は2500円・3000円の場合は1500円です。とはいえ、必ずしもきっちりと半返しにする必要は特になく、1/3から半返し程度で問題ありません。会葬御礼品というのは、香典返しの金額には含まれませんので気を付けてください。

 

そのため、別に香典返しを行わなければいけませんから、500円程度で済むと思わないでください。香典返しの金額の相場を把握しておくと、すぐに品物を選ぶことができますし、誰からいただいたのか必ず記帳したものを残しておいてください。これを残しておくことで、次に香典を持っていくときの目安にできます。

会社にも香典返しは必要

会社から香典が出るとどのようにお返しをすればいいのか悩んでしまう方も多いです。形式的に総務から香典をいただいた場合は、香典返しは特に必要ないと考えている方が多いです。ですが、会社の仲間内から個人的に香典をいただいた場合は、まとめた人数の金額などを計算して香典返しを行いましょう。

 

中小企業などから弔電や生花をいただいた場合は、社長宛にお礼をするのが無難です。この場合、会社全体からの香典ということになるため、一人一人に香典返しをする必要はありません。その状況を把握して、どれが一番自分にマッチしているのかを考えて香典返しを行いましょう。

高額の香典返しの場合

香典の金額も様々ありますが、高額の香典をいただいてしまった場合の香典返しに悩む方も多いです。必ず高額の半返しをしなければいけないのかと思ってしまいがちですが、高額の場合は上限15000円で問題ありません。よって、香典の上限は3万円と考えられているため、いくら高額の香典であっても15000円程度で大丈夫です。

 

近年、当日返しも主流になってきています。香典返しの相場である2000円から3000円程度を当日にお返しする方法です。この時に、高額の香典の場合は、忌明けに残り分の金額をお返しすれば問題ありません。

 

地域によっても香典の金額が異なりますが、一般的に5000円程度を包んでくることが分かっているのであれば、初めから2500円程度の香典返しを準備しておくとあとの処理が楽になります。

香典返しにおすすめの品物は?

香典返しをする場合、一人一人にその品物を選ぶことは大変です。人数が多い場合、香典返しの準備にも時間がかかりますからおすすめの品物をご紹介していきます。

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金額が分かりにくいギフトカタログがおすすめ

香典返しで定番化となってきているのがカタログギフトです。自分で好きなものを選んでもらうことができるため、もらった方も満足度が高いです。また、金額によって選べる種類も増えますし、どのくらいの金額であるのか相手に把握されにくいためおすすめです。

 

香典をいただいた人に合わせて品物を細かく選んでいくよりも、カタログギフトで統一した方が準備する側も楽をすることができます。さらに、相手の好みも色々と詮索しなくていいため、近年喜ばれるギフトになっています。基本的に、香典返しの品物は後に残らないものがマナーのため、品物に困ったときはギフトカタログにしましょう。

 

ただし、カタログギフトにもメリットとデメリットがあります。お好みのものを選んでもらえるメリットは大きいですが、年配の方で一人で注文することができなかったり、連名で香典をいただいた場合にはでメリットになります。じっくりと選ぶ時間がない方にも不向きとなるため、メリットデメリットは把握しておきましょう。

商品券は贈らないのが無難

香典返しに品物と一緒に商品券を贈る方もいますが、あまりおすすめできません。なぜなら、商品券は金額がはっきりとわかってしまうからです。カタログギフトであれば、大まかな金額は分かっても、カタログギフトにいくらかかったのかはっきりとはわかりません。

 

これによって半返しなのか1/3なのかが分かってしまうため、商品券は香典返しに贈らないのが無難です。商品券はすぐに使うことができ、合理的ではありますがマナーとしてはあまりすすめできません。

商品券をどうしても贈りたいとき

商品券を香典返しに使用する場合は、高額の香典をいただいた方がおすすめです。また、香典返しに使用する商品券はデパートで使える「全国百貨店共通商品券」です。高額の香典の場合は、カタログギフト15,000円に1万円の商品券にわけるのがおすすめです。

 

他におすすめの商品券は、DCギフトカードやUCギフトカードです。デパート以外でも身近で使用することができます。近くに利用できる商品券のお店がないのは困りますから、その土地柄に合うものを選んでみてください。

香典返しにお礼状やのしについて

香典返しをする場合、カタログギフトなど品物だけを贈っていいものかマナーが気になっている方は多いです。もし、自分で考えなくてはいけないと普段手紙なども書かないのでわからないと心配になります。そこで、香典返しにお礼状や挨拶状について確認していきましょう。

お礼状や挨拶状は必要

香典返しをする場合、お礼状や挨拶状は必ず必要です。香典へのお礼や、無事に忌明け法要について近況を報告することが大切です。そうすることで、亡くなってからどのくらい日が立ったのか相手も把握しやすいです。

 

香典返しの品物だけ届いても、時間の経過からわからないという方もいますので、必ずお礼状や挨拶状を添えてください。ただし、近所に住んでいる方や親戚など直接香典返しを行うことができる場合は、あいさつをその場で行うことができるため、挨拶状は不要です。また、お礼状に困っている方はお店のサービスを利用するのがおすすめです。

 

香典返しに必要なお礼状の例文がすでに作られているものが多いですから、あとは必要な場所を埋めて印刷してもらうだけで、簡単にお礼状を作成してもらうことができます。これなら忙しい方も香典返しの準備をスムーズに行うことができます。文例があることで文章も一から考える必要はありませんし、ここはプロにお任せするのが無難です。

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香典返しの品物ののしについて

香典返しの品物にはのしが必要ですが、外のしや内のしなど混乱する方も多いです。さらに、地域や宗教によっても書き方が異なってくるため一度確認するのがおすすめです。

のしの種類

香典返しの品物にのしをかけるときは、【内のし】です。香典返しはお祝い事ではないため、内のしにするのがマナーです。化粧箱にのし紙をかけてもらい、包装してもらうというやり方です。

 

外のしというのは、包装の上からのしをかける方法です。地域によっては外のしにする場合もあるため、お店の人と相談しながら準備をしてください。そして、仏式の一般的なのしの書き方は黒白結びきりに【志】と書き、施主様の苗字を入れてもらいましょう。

 

関西・四国・中国の一部では、黄白結びきりに【満中陰志】と書くところもあります。また神式は黒白結びきりに【偲び草】と書き、キリスト教は黒白結びきりに【志または偲び草】と書くので気を付けましょう。このように、宗教によって使用するのしや書き方が異なるためマナーは守ってください。

 

 

生花や弔電のお礼はどうするの?

香典の他に生花や弔電をもらう場合、お返しはどうすればいいのか悩みやすいです。香典と異なりはっきりとした金額が分かりません。そこで、お礼はどうすればよいのかマナーを確認していきましょう。

生花の香典返しについて

香典にプラスして生花をいただくこともありますが、金額がはっきりとしないためお礼に困るケースがあります。基本的に、親族や親戚などに生花のお礼は必要ないとされています。しかし、会社が生花も香典と一緒にいただいたときは、香典返しの金額をアップしてお礼をするのが一般的です。

 

生花の金額はわかりにくいものですが、いただいた香典に少し上乗せする程度で問題ありません。そのため、香典の金額そのままか少なめにしてお返しするのがおすすめです。これで、きちんとお礼を示すことができますから、生花を受け取った場合は金額の相場より多めにしてください。

弔電の香典返しについて

弔電というのは、金額的に香典返しに品物を贈る方は少ないです。しかし、いただいた弔電に対してお礼の気持ちは早めに伝えることが大切です。金額になった香典返しというよりは、電話や手紙などで気持ちを伝えることが必要です。

 

葬儀を終えてから1週間以内に伝えることが必要ですが、疲れもありますので無理はしないでください。また、文例を考えるのも大変で頭が回らないという方でしたら、会社宛てや個人宛などの文例があるため参考にしながら出してみてください。プロにお任せする方法もあるため、無理のない程度で準備しましょう。

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お手伝いしてくれた方へ

葬儀のお手伝いをしていただいた方へのお礼は、お菓子などを渡している方も多いです。個人の場合、金額にすれば1,000円程度で問題ありません。お礼を渡すタイミングとしては葬儀後すぐがよいです。

 

葬儀の準備で疲れてはいますが、お手伝いをしてくれた方々へのお礼は忘れないようにしましょう。自分が困ったときに助けてもらった感謝の気持ちですから、すぐにお礼をするようにしてください。

香典返しはいくらからかが分かればもう安心

香典返しは金額によって、内容が異なったり地域の風習などすべての人が同じとは限りませんが、一般的な相場が分かれば相手に失礼のないようにお返しすることができます。誰でも初めて行うことはわからないことが多いですから、一度気持ちを落ち着けて基本的なマナーに沿って香典返しを行いましょう。