自分の親に子供は香典を出すのか?香典の相場やマナーについてご紹介

公開日 : 2020/3/6

更新日 : 2020/9/6

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実親が亡くなった場合、子供は香典を出さないといけないのか悩んでいる方もいます。香典のマナーについて学んでおけば、しっかりと準備することができます。また、香典の金額相場や渡すタイミングについてもご紹介していきますので、チェックしてみてください。

公開日 : 2020/3/6

更新日 : 2020/9/6

目次

実の親への香典は必要か?

親が亡くなった時に、子供は香典を出す場合と出さない場合があります。その違いを知っておくことによって葬儀の準備もしやすいです。自分の状況に合わせて、子供でも香典が必要なのか確認をしてみてください。

親の香典を渡す場合

自分の親が亡くなり、子供が葬儀に香典を出す場合は、嫁いだ嫁の場合が多いです。香典はもともと葬儀などの一時的に負担となる労働力や金銭を助け合おうということから始まりました。親族同士の香典は昔から続いている場合も、子供であっても香典を出す場合があります。

 

よって、香典は基本的に家族に対して包む必要があるため子供であっても実親に香典を準備します。いくら嫁いだ嫁であっても風習や地域の特徴によっても異なってくるため、わからない場合は親族などに確認するようにしてください。

 

これで、正しいマナーを守り親の葬儀に参列することができます。金額も気になるところですが、自分の親の葬儀ですから金額の相場に従って準備してください。

親の香典を渡さない場合

実の親への香典は渡さない場合もあります。それは自ら喪主を務める際、香典は不要になるため葬儀のことに集中するようにしましょう。喪主は参列者から香典を受け取る側になるため、個別に香典を準備する必要はありません。

 

また、喪主を務める奥様も香典は不要ですから葬儀の準備を進めていってください。他にも子供が未成年や失業中の場合も香典を包む必要はありません。もし、香典を出したいという意思があれば包む形で大丈夫です。

 

子供が経済的な理由により、香典を出すことができない場合は無理する必要はありません。実親で葬儀に参列できなかった場合も、未成年や失業中の場合は無理する必要はありませんので覚えておきましょう。

親の葬儀に出す香典の金額相場

実親の葬儀への香典を出す場合、金額が気になる方も多いですよね。年齢によっても金額が異なりますし、多いと失礼にもあたります。そのため、金額相場を把握して年齢に合った香典を準備するようにしてください。

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年齢によって金額が異なる

自分の親に香典を準備する場合、年齢によって金額相場が異なるため不安な方は必ずチェックするようにしましょう。20代の場合は3万円から10万円・30代は5万円から10万円・40代以上は10万円以上です。

 

自分の親だから香典は多めに出したいと言って20万円近く出す方もいるかもしれませんが、香典は多いと失礼に当たってしまうため気を付けてください。多くても10万円ですから、20万円など多額にならないようにきをつけましょう。

 

また、70代になると定年退職をして金額的に厳しい場合も出てきます。そのようなときは、自分が出せる範囲内で大丈夫です。よって、40代以上のくくりに70代は入りますが、無理をしない範囲内で香典を準備してください。

親以外の場合

香典を準備する機会は、親以外にもあります。そのため、金額相場を把握しておけばマナー違反になることはありませんし、相手に気を使わなくて済ませることができます。そこで、親以外の香典の金額相場もご紹介していきます。

祖父・祖母の場合

自分の祖母などが亡くなった時に、香典を用意するときはこちらも年齢によって金額が異なり一緒に暮らしていたかによっても変わってきます。20代は1万円程度・30代は1万円から3万円程度・40代以上であれば3万円から5万円程度です。

 

両親の扶養に入っている未成年や失業中の場合、配偶者は香典を包む必要はありません。祖父や祖母との関係性を考えて香典を準備してみてください。親族のため、どのくらい香典を包めばよいのか親も教えてくれますから確認してみましょう。

兄弟姉妹の場合

兄弟姉妹の香典を準備する場合、20代は3万円から5万円・30代は5万円・40代以上は5万円以上が一般的な金額相場です。これは義理の兄弟姉妹であっても差が出ることはないため、この金額を香典で準備すれば大丈夫です。

 

こちらのケースも地域や風習によって金額が異なってくるため事前に近親者に確認しておくことが大切です。そして、兄弟姉妹が多い場合は連名で香典を出すことも可能ですから家族内で相談しておきましょう。

義理の両親の場合

義理の両親は配属者の親に当たるため日ごろの付き合いなどの関係性によっても金額が異なってきます。一般的な金額相場は、20代であれば3万円から10万円・30代であれば5万円から10万円・40代以上であれば10万円以上20万円まではいきません。

 

配偶者にしてみれば、実の親に当たるため喪主を務めず葬儀に参列するのであれば、兄弟姉妹の間で相談していくら香典を準備すればよいか確認して助け合ってください。一緒に暮らしていないからといっても配偶者の実親ですからマナーはしっかりと守りましょう。

おじやおばの場合

おじやおばの葬儀に参列する場合、香典の一般的な金額相場は20代が1万円・30代が1万円から2万円・40代以上が1万円から3万円で実親の香典よりは比較的安いです。これもおじやおばとの関係性によって金額が異なりますから多く包む必要はありません。

 

地域や風習によって香典のやり取りはルールがあったりするため、わからないことは親族に確認しておくのがおすすめです。一度親族とのやりとりがこじれると大変ですから、間違った金額にならないようにわからないことは確認しておくのがベストです。

子供の同級生の親

自分の子供の親が亡くなってしまった場合、香典の金額相場は3,000円から1万円です。香典の金額が大きいと相手に気を使わせてしまいますから、関係性を考えて香典を準備するようにしましょう。仲が良い関係性でない限りは、葬儀に参列もできません。

 

身内で葬儀を済ませることが多く、後から知らせが来る場合も多いため、相手に気を使わせないように香典を包むときは相手のことを配慮しながら準備するようにしましょう。香典には様々なパターンがあるため、自分の状況に当てはめて準備してください。

香典の表書きや袋の種類

香典を包む際に気を付けなければいけないのが、宗教ごとに違う表書きと金額に合った香典袋を準備することです。これを守らないと常識から外れていると思われてしまう可能性があるため、必ず確認しておいてください。

表書きは宗教ごとに異なる

香典袋の表書きは宗教ごとに書くことが異なります。仏教の場合は、御霊前・御香典・御香料・御仏前のどれかを書けば大丈夫です。浄土真宗の場合は、「霊」という考えがなくなくなれば極楽往生という考え方のため「御霊前」は使用しません。

 

神式の場合は、「御霊前・御玉串料・御榊料・御神前料」のいずれかを使いキリスト教は「御霊前・御花料」と書きます。このように宗教によって香典の表書きは異なるため気を付けてください。浄土真宗以外、宗教がわからなければ「御霊前」と書いて大丈夫です。

 

他に、名前を書くときはフルネームで書き、連名の場合は地位の高い人から、右から書いてください。4名以上になるときは「一同」と書くか大乗者の名前を書いて「他5名」などと書きます。

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金額に合った香典袋を選ぶ

香典袋は金額によって装飾が異なるため、同じものを使用することはできません。香典の金額が5千円の場合、水引が印刷されている略式の袋を使用します。1万円から2万円の香典は、黒白、または双銀の水引が入っている袋を選んでください。

 

3万円から5万円の香典は、双銀の水引(10本以上)の袋を使うのがマナーです。1万円から2万円の香典の水引は水引が7~10本で作られていますから本数に気を付けて香典袋を選びましょう。10万円以上の香典を使用する場合はひだ折りのある高級和紙の香典袋を使います。

親の香典はいつ渡す?

香典を渡す場合は、袱紗に包んでのが一般的なマナーです。そのまま香典をむき出しのまま持ち歩くことはやめてください。袱紗がない場合は、無地のハンカチに包んで渡すようにしましょう。ただし、渡す直前に袱紗やハンカチから出すことを忘れないようにしましょう。

親の香典を子供が出すときはマナーを守ろう

亡くなった自分の親に香典を包むのかは状況によって異なります。また、準備する際は正しいマナーを守ることが大切です。金額や表書きに注意しつつ、服装などにも配慮して葬儀などに参列するようにしましょう。