【葬儀】お花代とは?香典との違い・書き方・包み方・相場を解説!

公開日 : 2020/1/31

更新日 : 2020/10/27

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お花代は葬儀用語の一つですが、香典と混同して覚えられていることもある言葉です。宗教や宗派によっても変わるため、書き方や包み方、相場に迷う方も多いことでしょう。突然の訃報に迷わず対応できるように、お花代の書き方や包み方、相場について詳しく解説していきます。

公開日 : 2020/1/31

更新日 : 2020/10/27

目次

お葬式などで目にするお花代とはどのようなもの?

お花代とは一体どのようなものでどのような場面で渡すものなのでしょうか?漠然とした印象のままではいざというときに正しく判断することはできません。そこでまずはお花代について基本的なことから理解していきましょう

お花代とは?

お花代には大きく分けると2つの意味があります。一つ目は葬儀に参列する時に出す供花(きょうか)などの「生花代」として包むものです。供花とはご遺族や親しい知人が、故人への弔意を表すものとして贈る花のことです。

 

壇上の生花がこの供花に当たりますが、花輪の代金もこのお花代として包みます。二つ目は後々に訃報を聞いてお参りに訪ねた時に、弔意を示すための「香典の代わり」としてお渡しするものです。

 

香典は葬儀の際に故人に備える香や花の代わりの供物のため、後日訪ねた時は名目上お花代としてお渡しします。

お花代と香典の違いは?

お花代は弔意を示す供物として捧げた供花の代金を指し、供えた時期も問いません。一方で香典は元々が故人の葬儀の際に、弔意を込めた香や生花などの供物の代わりとして、不祝儀用の香典袋に入れて渡す金銭を指します。

 

どちらも同じお金ではありますが本来の意味は異なります。ただし先にも紹介したように、後々になってから訃報を聞いた場合には香典は渡せません。そのような場合には同じ弔意を示す供物である供花を備える、お花代という名目で香典の代わりを渡します。

 

どちらも故人への弔意を示す供物ですが、供える内容や時期によって使い分ける必要があります

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お花代と御供花料は違う?

北海道の一部地域には御供花料(ごきょうかりょう)という、一見お花代と間違えそうなものを贈る習慣があります。この御供花料は供花を送るのではなく、香典に現金を追加して送るというものです。

 

当然のことながら供花を注文することはなく、花が飾られることもありません。代わりに会場には送り主の名前が書かれた供花紙と呼ばれる札が貼られます。御供花料は直接受け付けでお渡しします

お盆や命日などの法事の時にもお花代を渡すの?

一般的には三回忌までは親戚以外にも故人の親しい友人などを呼ぶことが多いので、お花や供物も多く準備する場合が多いようです。七回忌以降には親族のみで行い規模も縮小していく傾向にあります。そのためお花代を出すとしても三回忌までというのが主流になっています。

 

具体的に「何回忌法要までお花代を用意する」という決まりはありません。お花も1対や2対だけ飾ることが多く、香典のみでのお花代は出さない場合もあります。

お祭りのときにお花代を渡すこともある?

葬儀や法要以外にもお花代があります。地域によっては、運営費などを賄う目的から、祭りや盆踊りなどのお祭りの時に「お花代」としてお金を持ち寄る習慣があります。

 

金額はその場所により異なりますが3000円や5000円など、数千円が主流のようです。しかし、自治会の役員だったりその地域で商売をしていると金額が大きくなることもあるようですので注意が必要です。

お花代は誰に渡す?

お花代がどのようなものか理解したら、次はいつ誰に渡したら良いのかを確認しましょう。お花代は香典とは異なるもののため、葬儀の場での扱いもそれぞれが異なります。お花代を渡す際に守りたい注意点も含め解説していきます。

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香典代わりとしてのお花代【家族葬などの場合】

後々になってから訃報を知って故人宅を訪ねた時は、お花代は遺族にお渡しします。また葬儀の場でも家族葬のように香典を断る葬儀の場合には、香典ではなくお花代で送ることがあります。葬儀の場では受付で渡します。

 

このとき注意したい点は高額な金額を包まないようにすることです。遺族を想定していなかったお返しの準備で慌てさせてしまうことになるからです。お返しが不要な場合には手紙を添えて、その旨を伝えるなどの気遣いをすると良いでしょう。

供花代としてのお花代

供花として祭壇の横に名札付きで供える生花を送りたい時は、必ず喪主側や葬儀会社など葬儀に係わる方々に相談と確認を取ってから手配します。この場合のお花代は依頼先へ渡します。時には葬儀会社が一括で取り仕切ったり、喪主側が立て替える場合もあります。

 

葬儀会社が取りまとめてくれている時は葬儀会社に、喪主側が立て替えてくれている場合は遺族に香典とは別にお花代をお渡しします。もし葬儀会社で供花の発注も行っている場合には、予算だけでなく要望もきちんと伝えましょう

 

懇意にしている花屋に発注したい場合や、故人の好きだった花を供花に使ってほしいといった要望も必ず確認が必要です。特に故人が好きだった花を飾りたい場合にはしっかり確認しましょう。バラのように棘を持っているものなど、供花に避けられる花もあります

 

意図した花が含まれているか確認を怠らないようにしましょう。時には喪主側が供花をお断りする意向の場合もあります。さらに葬儀会社によって「供花の手配は自社で行うもの」としている場合も少なくありません。確認を取らずに手配をして、喪主側や葬儀会社の迷惑にならないよう注意しましょう。

お花代を喪主側が用意する場合

供花の中には喪主側が受け取ったものの他に、喪主側から手配して用意する場合もあります。供花の中に「孫一同」と書かれた札を出したいけれど、その孫たちの年齢がまだ幼いために喪主側が供花代を出す場合などです。

 

この場合の支払いは、葬儀費用に供花代や食事代などの諸経費も併せた金額を葬儀会社に納めるだけです。不祝儀袋などに入れたりお通夜や葬儀当日に払うこともありません。葬儀を頼んだ葬儀会社との契約内容に合わせて支払いをします。

お花代を親族側が用意する場合

お花代を親族側が用意する場合は、いくつかの場面が考えられます。一つ目は家族として細かい打ち合わせにも同席し、自分の名前で供花を出すだけでなく葬儀費用も一部負担する場合です。

 

二つ目は喪主と非常に親しい間柄ながら遠方に住んでいるため、葬儀に係わることが難しいことから事前に「後で供花代を払うから私の名前で供花を出して欲しい」など、連絡を取り合える場合です。

 

この他にも「御花代は渡しておきたい」という場合や、「遠縁で一般参列者と変わらない立場だが、親族ではあるのでとりあえず出したい」ということも考えられます。それぞれの立場が異なる場合、一言で親族といってもそれぞれお花代の渡し方は異なります。

 

一つ目や二つ目の場合は直接遺族に「お花代」をお渡ししても問題ないでしょう。ですがその他の場合には、直接喪主にお花代を渡すのは難しいでしょう。迷った場合には葬儀会社のスタッフに確認を取ると良いでしょう。

お花代を参列側が用意する場合【法人の場合も紹介】

お花代を参列者側が用意する場合、お渡しする際には受付に出します。葬儀の規模にもよりますが、受付に「御供花代(金)承り」などの表記が見られることもあります。

 

参列者側のお花代はこちらで受け取ってくれます。また喪主側の意向で「個々人で葬儀会社などを通じて供花をお寄せいただく」スタイルを取っていることもあります。その場合には直接供花の手配を葬儀会社に依頼しても問題ありません。

 

このようなケースでは支払い先が葬儀会社になることもあるため、必ずスタッフに確認しましょう。法人でお花代を出す場合は、会社名や部署名などを記しておく必要があります。またこの際、肩書きを記す場合もあるので、注意することが大切です。

お花代の書き方・包み方は?

お花代は香典よりも馴染みが無いため、袋の選び方やどのように書いたら良いか、包み方はどうしたら良いか迷う方も多いことでしょう。遺族に失礼にならない袋の書き方や包み方を解説していきます。

袋の選び方

お花代は一般的な不祝儀袋を使います。黒と白、もしくは双銀の結び切りの水引の袋か、無地の白い封筒を用意します。注意したい点は水引の袋を使う場合、入れる金額によって水引を変えることです。

 

10,000円ほどの場合は印刷されたものでも大丈夫ですが、30,000円までになると白と黒の水引、それ以上となると双銀の水引が一つの目安になっています。もし判断が付かない場合は白い無地の封筒を選びましょう。

 

袋の畳み方は他の不祝儀袋と変わりません。右から畳み始め左が上になるように畳んだら、先に下を畳み最後に上を重ねるように畳みます。この畳み方には「悲しみが下から落ちていくように」願いが込められているとも、「深く頭を下げることで弔意を示す」意味があるとも言われています。

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表書きの書き方【連名の書き方や墨の種類について】

お花代の袋の表書きは「御花代」と全て漢字で書きます。水引の上の中央に縦書きで記入します。名前は水引の下にこちらも縦書きで小さめに記入します。封筒を使う場合には半分より上側に御花代を、下側の中央に名前を同じように小さめに縦書きで記入します。

 

名前に会社名や所属部署名を記入する場合には、右側に社名や部署名を記入して2行になるようにします。このとき中央に名前が来るように記入し、社名や部署名は小さめに書きます。

 

連名の場合は代表者名や目上の人の名を中央に書き、その左側に他の人の名前を書いていきます。連名は3名までとするようにし、4名以上は中央に代表者名を記入したらその左側に「他〇名」とやや小さめに書くと良いでしょう。

 

お花代の表書きも香典と同様に薄墨で書くことが正式です。「悲しくて涙で墨も薄くなってしまった」ことを意味しています。最近では気にされることも減っていますが、ご年配の方や会社関係などで参列する場合には意識したいマナーです。四十九日までは薄墨を使うよう意識しましょう。

入れるお札の選び方

お花代として袋に入れるお札は「きれいな旧札」を選ぶようにします。最近では診察でも良いという傾向が出てきてはいますが、「新札を入れる=死ぬことを予測済みだった」とされるため、昔から葬儀に包むお札は旧札が望ましいです。

 

ただしいくら旧札でも傷み切ったお札は逆に失礼になるために避けるようにしましょう。もし新札を使う場合には、一度折り目を付けてから入れる方法があります。袋にお札を入れる時の向きは専門業者でも意見が分かれています。

 

鳳凰が上にくるように入れるのか、その逆かについては統一見解が示されていません。ただしお札の向きは揃えて入れ、肖像画がない裏面を手前にするようにします。「お悔みで顔を伏せている」という意味を込め、肖像画を隠すように入れます。

喪主側でお花代をいただいた場合はお返しも検討する

香典には「香典返し」をしますが、お花代の場合はどうすればよいのでしょうか。これに関しては、誰からどのようなかたちでいただいたか、によって変わります。またこの場合、お花代をいただいた場合も、香典返し同様にお返しが必要となることを覚えておきましょう。

会社などの法人からお花代をいただいた場合は?

会社や法人からの場合は、一人ひとりにお返しをするのは現実的ではありません。自分が所属している団体であるのなら、喪中明けのときに全員で食べることのできる個別包装のお菓子などを持っていくといいでしょう。

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親族からいただいた場合は?

親族から香典とお花代をいただく場合、その合計金額は非常に大きくなります。その理由は特段の事情がない限り、不祝儀は、故人もしくは遺族と近い関係であればあるほど多額になるからです。

 

香典をいただいた場合、現在は「即日返し」として3,000円程度のものをお渡しするかたちもよくとられるようになっています。

友人一同としてお花代をいただいた場合は後日に渡す?

「非常に大人数の人から、後日などに、友人一同などの名前で代表者からお花代をいただいた」というケースもあると思います。この場合基本的に返礼などはしなくてもよいとされています。相手のお名前や住所がわかるのであれば、お礼状(はがき)をお送りするとよいでしょう。

返礼不要とされている場合は?

香典についても同じことがいえますが、「香典返し不要」「返礼不要」というスタンスをとる人もいます。このような考えを表明している人に対してはお返しはしません。ただ、お礼状を送ったり、丁寧にお礼を申し上げたりすることは必要ですのでお忘れなく。

お花代の相場は?

お花代の相場はいくらくらいが相場でしょうか?香典と同様に、お花代にどのくらいの金額をかけるべきか迷う方は多いことでしょう。お花代の目的別に相場の金額を解説します。

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香典代わりのお花代の相場

香典の代わりにお花代を送る時の相場は、葬儀参列者の香典の額を目安にすると良いです。ですが参列した知人にいちいち金額を聞いてまわる訳にもいきません。香典の相場は目安ながら個人との関係性で決めると良いでしょう。

 

自身の両親の場合は「10万円」、祖父母の場合は「1万円~3万円」、兄弟の場合は「3万円~5万円」、会社関係者や友人・知人の場合は「5千円~1万円」です。喪主側が香典やお花代を遠慮された場合には、返礼品を負担に感じている可能性があります。

 

お花代もお渡しすることを諦めるか、金額を少なめにする配慮も必要です。注意したいのは4と9の数字は必ず避けます。「死」や「苦」を連想するため、慶事・弔事ともに使わないようにしましょう。

 

 

供花代としてのお花代の相場

供花としてのお花代はスタンドタイプで1万円~2万円花輪も同様に1万円~2万円が多いことから、平均で1万5千円ほどが相場です。サイズによっても差がありますが、スタンドタイプが比較的高く、フラワーアレンジメントは安価に済む場合が多いです。

 

先にも紹介したようにまずは葬儀会社に連絡を入れ、供花の手配方法を確認します。会場によっては統一感の演出や祭壇のスペースの関係上、外部からの持ち込みを断る場合もあります。もし対(つい)で注文すれば2基分となるため、掛かる金額も2倍となることを念頭に置いて選びましょう。

 

中には地域性のあるお供えもあります。関西方面の樒(しきみ)という植物で花輪なようなものを対で作り並べます。この樒の値段は5千円ほどです。さらに簡略化した板樒・紙樒になると2千円~3千円が相場です。

 

樒の場合は受付で直接支払いを済ませることが多いと言います。支払方法が不明な場合は葬儀場などに問い合わせましょう。

お花代と供花の宗教ごとの違いは?

供花を自分自身で手配する場合は、喪主側の宗教に合わせて供花を選ぶ必要があります。供花だけでなくお花代を入れる封筒にも注意が必要です。蓮の図柄が入ったものは仏教専用であるため避けます。作法そのものが異なる神道やキリスト教には、香典という考え方がありません。宗派ごとにどのような点に注意したら良いのか解説します。

仏教と近い神道においてのお花代と供花

神道は仏教と縁が深いことから供花の特徴も良く似ています。仏教では黄色や白、紫といった菊が好まれます。最近では白い百合も良く使われます。神道でも白い百合や菊が良く使われますが、特に「白い菊」を重んじます

 

この他にも神道の場合は「榊(さかき)」も重要視されます。かつては供花ではなく榊を送ることが主流でした。現在は榊だけでなく供花も積極的に利用されています。

 

お花代を包む袋は蓮の図柄が入っていない不祝儀袋か、白い封筒を使います。表書きには「御玉串料(おたまぐしりょう)」や「御榊料(おさかきりょう)」などが多く、「御花料」はあまり使いません。

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キリスト教においてのお花代と供花

キリスト教で供花を送る場合は名札を用いません。葬儀会社によっても考え方が異なり、「カゴ盛りの花」や「スタンドタイプの花」など基本も異なります。キリスト教ではお家に花を送るのが基本であり、教会には送りません。

 

ただし葬儀会社の中には「前夜祭なら送れる」とする場合もあるため、確認をしてから相談して決めると良いでしょう。キリスト教の場合の供花は、白や薄いピンクの花が好まれます

 

十字架やハートの形をしたリース状の供花も送れます。ただしハート形の供花は、通常親族や故人と極めて親交の深かった友人などが選びます。キリスト教でお花代を入れる袋は、無地の白い袋か十字架や百合の花が印刷された袋を使います。表書きには「御花料」と書いて渡します。

お花代を渡すときのマナー

一般的には参列者が用意するお花代ですが、喪主や遺族が供える場合もあります。親族や参列者など、双方の関係性で異なるマナーを理解しておきましょう。親密な間柄であれば安心ですが、相手の考え方によっては不快なイメージを与えてしまう可能性があります。

喪主や近い家族の場合はどうする?

子どもや孫が供花を用意できない状況にある場合、喪主が子どもまたは孫の名義で用意する方法が考えられます。その場合は、通夜や告別式と合わせて葬儀会社に依頼することが可能です。他の費用に含まれるため、お花代として別に不祝儀を備える必要はありません

渡し方は親族の場合どうしたらいいの?

親族から喪主に対して渡す場合、相手との関係性によって渡し方も異なります。その訳は、葬儀以外の場面で手渡すケースもあるためです。「お花代の一部を負担したい」といった目的であれば、封筒に包まずに直接受け取ってもらってもいいでしょう。

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参列者の場合はどうするの?

知人や同僚などが葬儀に参列したときは、会場の入り口付近で受付担当者に手渡すのが主流です。またお花代の受付場所を限定するケースもあるので、分からない場合は受付担当者や葬儀会社のスタッフに尋ねると良いでしょう。

 

遺族に直接手渡す場合は、タイミングの見極めも必要です。葬儀中は複数の作業に追われるため、通夜や告別式の前後に渡すのがマナーと言えます。

郵送する場合に注意したいことは?

なんらかの事情で参列ができない場合は、郵送でお花代を受け取ってもらうことも可能です。不祝儀袋の包み方や金額などは、手渡しの場合と変わりはありません。封筒単体で投函するのではなく、「現金書留専用封筒」を使用するようにしましょう。

お花代の書き方から相場までこれで安心

本記事ではお花代の書き方・包み方・相場を解説しました。大切な人を失った悲しみの中でも葬儀で忙しないご遺族にとって、供花を贈られることは故人が愛されていることを実感できる嬉しい出来事でしょう。

 

訃報は急なことが一般的です。普段から無地の不祝儀袋や薄墨の筆ペンなど、いくつかは用意しておくと安心です。恥をかくことなく自身の気持ちを伝えるためにも、ご遺族に気持ち良く受け取っていただくためにも、きちんとマナーを学んで覚えておきましょう。