家族葬の費用は?費用相場や費用を抑える方法などを詳しく解説

公開日 : 2020/6/15

更新日 : 2020/9/10

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近年では一般葬だけでなく、様々な葬儀形式で葬儀が行われています。家族葬は最近選ばれるご家庭が増えてきた葬儀形式の1つです。家族葬をする場合、費用はいくら必要になるのでしょうか。今回は家族葬の費用について解説をしていきますので、参考にしてください。

公開日 : 2020/6/15

更新日 : 2020/9/10

目次

家族葬とは

家族葬とは、故人の家族や親族、特に親しくしていた友人の方のみで執り行われる葬儀です。葬儀の内容は一般葬と同じで、まずお通夜を行い翌日に葬儀や告別式が行われます。家族葬は一般葬と比較すると、参列者の人数が少ないという特徴があります。

 

参列者の人数が少ないことから、ご遺族の方がゆっくりと故人とのお別れをすることができる葬儀形式でもあります。家族構成やご近所の方とのお付き合いの仕方が変わってきたことなどから、近年では家族葬を選ばれるご家庭は増えてきています。

家族葬の費用について

葬儀を執り行う場合には、葬儀費用が必要です。もし家族葬で葬儀を執り行う場合、葬儀費用はいくら必要になるのでしょうか。ここでは家族葬の費用相場と一般葬の費用相場をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

家族葬の費用相場

家族葬の費用相場は、約110万円程度といわれています。家族葬は故人の家族や親族など、少人数で行う葬儀です。参列者の人数が少ないので、小さな葬儀会場で葬儀が行えるので会場費が安くなります。

 

また飲食接待費用なども人数が少ないことから安くなるので、費用が比較的安い葬儀形式となっています。家族葬であっても参列者の人数が多くなると、費用は高くなってしまうので注意をしなければいけません。

 

また葬儀の内容を特殊なものにした場合も費用は相場より高くなるので、事前によく確認をする必要があります。

一般葬の費用相場

一般的な葬儀形式である一般葬の費用相場は、約160万~190万円ほどといわれています。家族葬と比較すると参列者の人数が多くなってしまうので、会場費や飲食接待費用などが高くなってしまう傾向にあります。

 

一般葬は出費が多いのですが、参列者の方が多いので香典収入が家族葬に比べて多くなるという特徴があります。

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地域によって費用相場は異なる

家族葬の費用相場は、地域によっても若干の違いがあります。例えば関東地方では家族葬の費用相場は、125万円程度といわれています。中国地方ですと家族葬の費用相場は98万円程度といわれており、関東地方より費用相場は安くなっています。

 

地域によって同じ家族葬でも費用に違いがあるので、事前に見積もりを取るなどして自分の住んでいる地域の相場を把握するようにしましょう。

家族葬の費用を抑える方法について

一般葬と比べると費用が安い家族葬ですが、100万円程度費用が必要になるので経済的な負担となってしまいます。少しでも家族葬の費用を抑えるためには、どうするといいのでしょうか。ここでは家族葬の費用を抑える方法を解説するので、こちらの内容も参考にしてください。

複数社から見積もりを取る

家族葬の費用を抑える方法として、複数社から見積もりを取る方法があります。同じ葬儀内容であっても、葬儀社によって葬儀費用には違いが出てきます。1社の見積もりだけでは正確な費用相場が分からないので、まず複数社から見積もりを取って正しい費用相場を把握するといいでしょう。

 

他社の見積もりを持っていることで、値段交渉の材料として利用することもできます。複数社から見積もりを取ることで、悪質な業者を避けることもできるという利点があります。見積もりを取る際には、必ず同じ内容になっているか確認をしておきましょう。

 

例えばA社では葬儀費用に含まれているものが、B社ではオプションとなっていて別途費用が必要となることもあります。金額だけを見るのではなく、内容も必ず確認してください。

葬儀のオプションを変更する

葬儀のオプションを変更することでも葬儀費用を抑えることが可能です。例えば葬儀の際に会場周辺に設置される道案内の看板が立てられます。道案内の看板の設置を断ることで、3,000円~数万円程度の費用を抑えることができます。

 

この他にも火葬場に移動する際の車を手配せず自分たちで移動をする、会葬礼状を用意しないといったことでも葬儀費用を抑えることは可能です。葬儀のオプションを変更すれば費用は抑えられますが、内容によっては参列者の方の迷惑になることもあるのでよく検討してから変更するようにしましょう。

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葬祭給付金を受給する

故人の方が生前に国民健康保険または後期高齢者医療保険に加入していた場合、葬祭給付金を受給することができます。自治体によって異なるのですが、1万~7万円程度の給付金を受給することが可能です。

 

葬祭給付金は自治体ごとに申請期間が定められており、期間内の申請をしなければ受給することができません。事前に自治体に確認を取り、速やかに申請をするようにしましょう。故人の方が社会保険に加入していた場合は、埋葬料や埋葬費といった給付金を受給することができます。

 

埋葬料は故人の方に生計を維持されており、故人の埋葬を実際に行った人が受給対象です。埋葬費は埋葬料の受給対象者がいない場合に、実際に故人を埋葬した人が受給することができる給付金となっています。

 

埋葬料や埋葬費に関しても申請期間が定められているので、事前に確認をするようにしておきましょう。

葬儀用保険に加入しておく

残された家族の負担を抑えるために、事前に葬儀用保険へ加入しておくという方法もあります。葬儀用保険は少額短期保険となっており、保険期間が1~2年以内となっています。保険の内容によってことなりますが、万が一の際には数百万の保険金が支払われるので葬儀費用として使用することができます。

 

葬儀用保険は保険金の支払いが早いという特徴もあるので、葬儀費用による経済的負担を抑えることが可能です。

家族葬のメリット・デメリットについて

家族葬にはメリットやデメリットがいくつか存在しています。もし家族葬で葬儀を執り行うのであれば、事前にメリットとデメリットを理解しておく必要があります。ここでは家族葬のメリットとデメリットを解説するので、こちらの内容も覚えておきましょう。

葬儀費用を抑えられる

家族葬のメリットとして、葬儀費用を抑えられる点が挙げられます。先程もご説明した通り、一般葬の費用相場は160万円~190万円程度ですが、家族葬の費用相場は110万円程度です。葬儀の内容によっても異なりますが、家族葬を選ぶことで費用を大きく抑えることが可能です。

 

葬儀内容は一般葬と同じなので、葬儀費用を抑えながらもちゃんとした葬儀にしたいというご家庭におすすめの葬儀形式です。

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故人とゆっくりお別れができる

家族葬は参列者の人数が少ないので、ご遺族の方が参列者の対応をしなくても済むというメリットがあります。一般葬の場合、参列者の対応に追われてしまい故人とゆっくりお別れをすることが不可能になってしまうことがあります。

 

家族葬であれば参列者の対応をしてくていいので、故人とゆっくりお別れをすることが可能です。

葬儀内容を自由に選べる

家族葬の場合、葬儀内容を自由に選ぶことができるというメリットもあります。例えば故人が生前好んでいた音楽を流しながら故人を弔うといった葬儀内容にすることもできます。一般葬の場合は、参列者の方が順番に焼香をする葬儀内容が通例です。

 

家族葬であれば葬儀内容は自由にできるので、故人の方やご遺族の意向に沿った葬儀を執り行うことが可能です。

後日弔問の対応が必要になる

家族葬のデメリットとして、後日弔問の対応が必要になるということが挙げられます。少人数で葬儀を行うので、葬儀への参列をお断りしなければいけない方も出てきます。参列をお断りした方の中には、葬儀終了後に弔問を希望される方もいらっしゃいます。

 

弔問を希望される度に返礼品の用意などをして弔問客の対応をしなければいけないので、葬儀終了後に負担が発生することがあります。

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周囲の方の理解が必要になる

家族葬は故人の家族や親族のみで執り行われることが多く、参列できなかった人とトラブルになってしまうことがあります。家族葬で葬儀を執り行う場合には、事前にしっかりと話し合いをして周囲の方に理解をしてもらう必要があります。

 

理解を得ずに家族葬を執り行うとトラブルにつながることもあるので、注意しなければいけません。

香典収入が少なくなる

参列者の人数が多い一般葬であれば香典収入は多いのですが、参列者の人数が少ない家族葬の場合は香典収入が少なくなってしまいます。香典収入が多ければ葬儀費用を香典費用で賄うことが可能ですが、家族葬の場合は香典費用で葬儀費用を賄うことが難しくなります。

 

自分自身で負担する葬儀費用の金額が多くなるということを理解しておきましょう。

家族葬の費用を事前に把握しておこう

今回は家族葬の費用について解説をしてきました。家族葬の費用相場は110万円程度と一般葬に比べて安くなっていました。葬儀内容自体は一般葬と同じなので、費用を抑えながらもちゃんとした葬儀を執り行いたい方にはおすすめの葬儀形式でした。

 

見積もりを複数社から取る、葬儀のオプションを変更するといった方法で家族葬の費用を抑えることができるので、葬儀費用を抑えたい場合にはこれらの方法を試してみるといいでしょう。家族葬にはメリットだけではなくデメリットもあるので、事前にしっかりと内容を確認しておくことが重要です。

 

家族葬の費用を事前に把握しておき、葬儀を執り行う際に費用面で慌てずに済むようにしておきましょう。