提灯代とは?相場や値段・封筒などについてもご解説します!

公開日 : 2020/6/8

更新日 : 2020/9/10

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初盆では、他の法要と違い提灯代を準備することになります。しかし、提灯代について馴染みがない方も非常に多くいらっしゃいます。そこで今回は、提灯代について相場の相場や値段、その他の情報について詳しくご紹介させて頂きます。興味のある方は是非、参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/6/8

更新日 : 2020/9/10

目次

提灯代とは、どのようなもの?

提灯代とは、初盆で準備する提灯のためのお金のことを指します。お盆には仏壇に提灯を飾り、故人が迷わずに帰れるようにするのが習わしですが、初盆では、その提灯の費用を親戚が払います。

 

つまり、提灯自体はお盆を迎える家で購入しますが、その代金は提灯代として親戚が払うということです。しかし、提灯代には価格相場の他にも、包む袋などについてもルールがあるため、よくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

今回はそんな方の為に、提灯代についてご紹介させて頂きますので、興味のある方や提灯代について良く分からない方は是非、購入を検討してみて下さい。

初盆とは

初盆とは、故人が亡くなってから四十九日が経った、最初のお盆のことを指しています。それ以降は通常のお盆とされます。初盆は、通常のお盆よりも大規模になることが多く、提灯などもこの時に購入されるのが一般的です。

 

通常のお盆とは違い、親しい親族以外の方もお見えになるため、無礼がないように、よく作法などを確認しておきましょう。

初盆の時期

初めに提灯代を払う初盆についてご説明します。初盆の時期は通常のお盆と同じく7月、8月の13~16日までの時期です。基本的に提灯代は、初盆に支払う物である為、通常のお盆では必要はありません。そのため、初盆の時期に親戚の家に行く場合は注意しましょう。

提灯代の値段と金額相場

次に提灯代の値段金額相場についてご紹介します。提灯代は地方や家庭で金額相場は異なりますが、親しい親族と場合と遠い間柄の場合でも値段が違います。そのため、亡くなった故人との関係を把握して、提灯代を決めましょう。

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親しい間柄の親族の場合

親しい親戚の場合は、5千~3万円ほどの金額が相場です。亡くなった故人との親密度などを考慮し払う金額を決めるようにしましょう。ただし、他の親しい親戚の方とあまり提灯代の差が出てしまうと、不快に思う方もいるので注意してください。

親しい間柄の友人の場合

親族の方ではなくても、昔から付き合いのある親しい友人関係のある方の金額相場は、5千円~1万円ほどです。金額はその方との親密度を考慮し決めることが大切ですが、それ以上に親しい親族以上の提灯代を送らないように注意しましょう。

 

あまり金額を包み過ぎてしまうと、親族やご遺族に却って気を使わせてしまうこともあるので、金額を抑えることはある一つのマナーであると意識してください。

遠い間柄の場合

あまり接点のない遠い親戚の方や仕事での関係しかない方の提灯代の金額相場は、3千円~5千円ほどです。親族や親密性の高い関係の方より金額が低いですが、それでも誠意をもってお渡しするようにしましょう。

初盆の提灯代の袋や封筒について

次に提灯代を包む袋封筒についてご紹介させて頂きます。初盆の提灯代は、袋や封筒にもルールがある為、お金を用意できたからといった安心しないようにしましょう。

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のし袋には弔事用、封筒を使う場合は無地の物

提灯代を包むものに、のし袋を使用する場合は、弔事用の物を選びましょう。また、のし袋でなく、封筒を使用する場合は、二重になっていない白い無地の商品を選んでください。二重になっている封筒を使用するのはマナー違反になるため注意が必要です。

水引を使う

提灯代の金額とのし袋を決めたら、水引を使用します。水引とは和紙をこより状にして糊を引き、乾かした薄く長い紐のような物です。贈り物の包み紙などでよく使われますが、提灯代として使用する場合は、少しルールがある為、購入する前に確認しておきましょう。

水引の結い方

提灯代ののし袋を包む水引には、結び切りの商品を使用します。これには、「一度だけ」という意味合いで使用されるため、他の水引を使用してしまうと意味合いが異なり、失礼にあたるため、注意しましょう。

 

また、水引きには「あわじ結び」といわれる結び切りの中でも派手な結び方があります。これは、親しい間柄の親族に渡す際や高額の提灯代を包む際に使用する方が多いです。注目を集める結び方の為、是非一度確認してみて下さい。

水引の色

一般的に水引は、色を使い分けることはありませんが、提灯代を包む際は水色の水引を使用することで不祝儀として区別することができます。不祝儀にはその他にも白黒の商品銀色の商品などがあるため、必ずしも水色を使用しなくてはいけないわけではありません。

 

実際にどの色を使用しても問題はありませんが、もし地域などで色が決められている物があるのでしたら、その色を使用することをおすすめします。

提灯代ののしの書き方について

次に提灯代の書き方についてご紹介させて頂きます。初めて提灯代を渡す方はのし袋への書き方なども分からないと思います。理解してしまえば非常に簡単な作業ですので是非下記の記事を参考にしてみて下さい。

表書き

初めに「卸提灯代料」や「卸供物料」、「新盆提灯料」のいずれかをのし袋の中央上部に書きます。この時、単純に「提灯代」と書いてしまう方もいらっしゃいますが、代価のような意味合いになってしまうため、できる限り避けましょう。

 

いずれかを書いたら、次に中央下部に差出人の名前を記入します。親族では名字がかぶってしまうため、省いている方もいらっしゃいますが、誠意を込めるという意味もあるので、名前だけでなく名字もしっかりと記入したほうが良いです。

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名前の書き方

提灯代に名前を書く際に気を付けなくてはいけないことは、個人でなく連名で出す場合は書き方が変わるということです。個人の場合は名前を記入するだけですが、連盟の場合は、等間隔で並べて書くようにします。

 

しかし、字を詰めて記入するため3名以上を記入すると字が小さくなりすぎてしまいます。その場合は、右側に団体名を記入し、中央部分には代表者の名前だけを記入し左に「」とつけておきましょう。もし代表者などがいないのでしたら「○○一同」などと記入しても大丈夫です。

提灯代には、お返しは必要か?

提灯代を受け取る方の中には「お返し」が必要なのかを迷う方もいらっしゃると思います。結論から言うと、提灯代のお返しは基本的に必要はありません。しかし、提灯代以外にもお供え物を用意していた方などがいらっしゃる場合は、ギフトなどを渡した方が良いです。

 

また、提灯代を渡す方のなかにはご香典お仏前なども用意する方もいらっしゃいますが、基本的に提灯代を渡したらご香典やお仏前などは必要ないので、提灯代を渡す方は、覚えておきましょう。

まとめ

今回は、提灯代についてご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。提灯には提灯代以外にも名前の入る札(名札)の飾り方など、他にも注意することがあるので、提灯代を調べるついでに是非、そちらも確認しておきましょう。