【お盆】香典の選び方は?包む金額と表書きの書き方を紹介

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/24

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お盆は故人やご先祖様が浄土から地上へ帰ってくるとされており、お迎えして供養します。お盆の法要に参加する際には、香典を持参します。香典の表書きはどうすればいいのか、いくら包めばいいのか迷われる方が多いでしょう。本記事では、お盆の香典について詳しく解説します。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2022/6/24

目次

お盆の香典とは?

お盆は全国的に8月15日前後の時期に、墓参りやお供えをして、ご先祖様をお迎えして供養する行事です。また亡くなって49日が過ぎてから迎える新盆(にいぼん)では毎年手厚い供養が行われることが一般的です。

 

お盆法要の香典では、通夜や葬儀の香典とは異なるので、ポイントを押さえておくと迷わずに済みます。詳しく解説します。

お盆法要には香典を持参する

お盆の期間中は、実家や親族、知り合いに尋ねて行き、仏壇に線香をあげる際は香典を持参する事がマナーです。また告別式から49日後に迎える新盆では、親戚や身内が集まり、住職がお経を上げる法要が催されることが一般的です。

 

昔はお盆に盆提灯を贈る風習がありましたが、最近では住宅事情によりお金を包んで香典を渡すことが多くなりました。そのことにより、「御提灯代」のお金を渡す風習の地域もあるため、香典を用意する際は身内や親戚に確認しておくと安心です。

香典袋の選び方

お盆に持参する香典はどのような物を選べばいいのでしょうか。香典袋は金額が多くなるほど豪華な仕様になるため、見た目もわかりやすいのが特徴です。水引の種類にも触れて詳しく解説します。

水引は包む金額によって使い分ける

水引とは香典袋にかける白や黒の帯紐のことです。水引が印刷された香典袋は5,000円ほどの金額を包みます。水引が右側が黒、左側が白色の香典袋は、5,000円から30,000円ほどの金額を包みます。水引が左右と銀色の双銀と呼ばれる香典袋は、30,000円以上の金額を包むときに使用します。

 

関西の方では、黄銀、黄白を使用する地域があるため、お盆法要に参加する際は親族に確認した方がよいでしょう。

香典袋の書き方

亡くなって49日を過ぎてから初めて迎える初盆で包む香典袋を「不祝儀袋」といいます。香典袋の表書きには、葬儀の際の「御霊前」ではなく、「御仏前」「御佛前」と書くのが一般的です。宗教宗派に関係なく、表書きに用いられるのが「御供物料」です。

 

また、施主が盆提灯を購入するように渡す、「御盆提灯代」という香典があります。盆提灯は故人の霊が迷わずに戻れるよう目印として飾る習わしがあります。

 

本来は親類が盆提灯を贈ることが習わしでしたが、最近では住宅事情のため減少してきており、香典を渡すことが多くなりました。宗教宗派がわかる場合は、どのような表書きになるのか詳しく説明します。

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仏式の場合

仏式の場合は、「御仏前」「御佛前」が宗派に関係なく表書きに用いられます。新盆では亡くなられて49日後に迎えるお盆であるため、成仏して仏様になったとされています。

神式の場合

神式の場合の表書きには、「御神前」「御玉串料」と書きます。神式では祖先の御霊を祀るために、お盆になると祖霊舎を清めてお供えします。

濃いペンで表書きを書く

お盆の香典は濃いペンで表書きを書きます。通夜や葬儀では「涙で墨が薄く滲んでしまった」などの意味合いから薄墨のペンで書くことがマナーですが、お盆は事前に決まっている行事なので濃いペンで香典の表書きを書きます。

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連名の書き方

夫婦の連名の場合は、夫の氏名を中央に書き、妻の名前を左側に書きます。また会社の職場で香典を渡す場合は、遺族がわかりやすいように香典を出した人のリストをのし袋に入れておくとよいでしょう。表書きには「会社名部署一同」とグループの名称を書きます。

香典袋は袱紗(ふくさ)に包む

香典袋は袱紗に包むのがマナーです。グレーや紺色、紫色の寒色系の袱紗に左向きに開くように包みます。紫色の袱紗が1つあると慶事や弔事の両方に使用できるので大変便利です。最近では100円ショップでも取り扱っています。

 

香典袋は袱紗に包んで持ち歩き、お相手に渡すときに袱紗から香典袋を取り出すのがマナーです。

香典に包む金額相場は?

お盆の香典に包む金額の相場は、1,000円、5,000円、10,000円が一般的です。これは、4(死)や9(苦)を連想させるとして避ける風習により、切りの良い金額にするためです。

 

香典袋に包む金額は、故人との関係性により相場も変わってきます。詳しく解説します。

故人が親族の場合

故人が祖父母の場合ですと、5,000円から10,000円ほどが相場です。両親や兄弟、子供など最も近い場合は、10,000円から30,000円程度となるのが一般的です。

 

新盆は法要のあとに食事会が催される場合があります。香典には、参列する人数を食事代として上乗せしてお金を包みます。地域により相場は変わるため、金額をあらかじめ親戚や身内に尋ねておくとよいでしょう。

故人が知人の場合

故人が知人や友人の場合は、5,000円から10,000円ほどが相場です。親交が深かった場合や食事会に出席する場合など、金額が変わります。その他の近しい付き合い程度でしたら、3,000円ほどが一般的です。

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新札は使用できる?

香典に使用するお札は、ある程度使用したお札の中から綺麗なものを選ぶことがマナーです。新札だけあるという場合は、2つほど折り目をつけたあとに香典に使用するのが一般的です。また汚れたお札やシワがあるお札は避けましょう。

 

お札の向きはバラバラにならないよう、揃えて入れましょう。お札の人物が下になるように香典袋に入れます。

金額の書き方

香典の金額は、旧字体の漢数字で書くことがマナーです。香典袋の中袋の表書きに金額を縦に書きます。3,000円だと金参阡円、5,000円だと金伍阡円、10,000円だと金壱萬円と書きます。

 

中袋がない香典袋や印刷した水引の香典袋では、裏面に金額を書きます。このとき、住所も一緒に書きます。

お盆の香典は準備をすることが大事

お盆の香典では故人との関係性によって金額も変わります。香典に入れる食事代などは地域による習慣もあるため、家族だけでなく親戚にも確認することが大切です。お盆法要は日程が決まっているので、香典袋を準備してマナーやポイントを押さえておくと安心です。