御霊前と御仏前の違いは?香典の金額の相場や表書きについても解説!

公開日 : 2020/2/19

更新日 : 2020/9/8

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香典の表書きを書く際に御霊前と御仏前で迷われた方は多いのではないでしょうか。香典には様々なマナーがあり、葬儀や法要に参列する際には必要な知識となります。そこで今回は、ご霊前とご仏前の違いに加え、香典に関するマナーについても幅広くご紹介していきます。

公開日 : 2020/2/19

更新日 : 2020/9/8

目次

御霊前と御仏前とは?

御霊前・御仏前とは、不祝儀袋の表書きに用いられる言葉です。どちらも仏教の不祝儀袋に使われるため、表書きを書く際には迷われる方も多いです。また、お供え物や花輪などにも広く使われます。ここでは、ご霊前と御仏前の意味についてご紹介します。

 

御霊前は、亡くなられた方の前であるということを丁寧に表した言葉です。仏教では、死者は亡くなられてから49日間は霊として存在し、まだ成仏していないと考えられています。しかし、宗派によってはすぐに成仏するとされる宗派もあるため、使用する際は注意が必要です。

 

御仏前は、亡くなられた方が仏になられた後に用いる言葉です。そのため、一般的には四十九日を過ぎてから用いられる言葉になります。

御霊前と御仏前の使い分け

御霊前は亡くなられてから49日間で、御仏前はその後に使いますが具体的にはどこを区切りとするのでしょうか。ここでは、実際の御霊前と御仏前の使い分けについてご紹介していきます。

四十九日にはどちらを書く?

四十九日法要は、故人の方が成仏するとされている日の法要のため、御仏前を使うことが一般的です。しかし、地域の考え方によっては御霊前でも良いと考えられる場合があります。不安な場合には地域の方に聞いてみましょう。

 

また、浄土真宗のような真宗では亡くなられた後にすぐ仏様になられると考えられるため四十九日前からでもご仏前を使うことができます。また、香典であれば表書きには他の書き方もできるため、御香典のようにして避けることもできます。

仏教以外でご霊前は使える?

仏教以外でも、ご霊前という書き方は使える宗教があります。キリスト教のカトリックでは御霊前としても問題ありません。しかし、プロテスタントでは御霊前は使うことができないため注意が必要です。カトリックとプロテスタントに共通して使える言葉として、御花料という言葉があります。キリスト教の香典などには、御花料とするのが一般的です。

 

また、神道でも御霊前は使うことができます。神道のその他の書き方として御玉串料という書き方も可能です。

香典に関するマナー

御霊前・御仏前は香典を書く際のマナーですが、他に注意しなければならない点はどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、香典を準備する際の注意点についてご紹介していきます。

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香典の表書きの書き方

香典の表書きに書くこととしては、御霊前・御香典のような文言と差出人の名前を書く必要があります。先ほどご紹介した通り、水引の上部中央に書く言葉は宗派によって変わります。

 

また、名前は差出人が1人の場合は、名前を水引の下の中央に書きます。差出人が複数名の場合には、地位の高い人を一番右として順番に書きます。名前が書ききれない場合には、「○○一同」のようにして書きます。

香典袋の選び方

香典袋を選ぶ際は、渡す相手の宗派と香典に包む金額によって変わります。宗派によって香典袋は変わりますが、金額によっても変わる点には注意が必要です。

 

金額が5000円程度である場合は、水引が印刷されたものを使ってもよいですが1万円以上を包むような場合には水引がついているものを選ぶようにしましょう。また、さらに高額になる場合には和紙でできた格式の高い香典袋を用いる方が良いです。

香典の金額相場

香典の金額はどのようにして決まっているのでしょうか。ここでは、香典の金額相場についてご紹介していきます。

 

香典に包む金額は、故人との関係性と渡す人の年齢によって変わります。基本的に故人との関係が深いほど金額は高くなります

 

近い親戚であれば5万円以上包み、多い人では10万円近く包む場合もあります。友人や会社関係の方であれば1万円前後を包みます。香典の金額には決まりはないため、生前のお付き合いや関係性から臨機応変に対応します。

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香典にお札を包む際の注意点

香典袋にお札を包む際には、お札の向きとお札の綺麗さに注意しなくてはいけません。まずお札を入れる向きですが、香典袋から取り出す際に肖像画が見える向きで入れましょう。複数枚入れる際は、向きをきちんと揃えて入れることも大切です。

 

またお札の新旧についてですが、一般的には新札はマナー違反とされています。新札を用意していると、亡くなることを予期して準備していたかのように捉えられることから旧札のほうが良いとされています。新札しかないという場合には折り目をつけていれると良いです。

香典を渡す際の注意点

香典を渡すタイミングとしては、出席した際に記帳するタイミングで渡します。香典を持ち歩く場合には、袱紗に包んで持参します

 

香典を渡す際にはまず袱紗から取り出し、受け取り手が読める向きで渡します。また、渡す際には一言お悔やみの言葉を述べながら渡します。お悔やみの言葉には「ご愁傷様です。」などが適切です。

御霊前と御仏前の違いについてのまとめ

いかがでしたか。今回は、御霊前と御仏前の違いについてご紹介した上で香典のマナーについても解説していきました。御霊前は浄土真宗のような真宗を除く宗派で四十九日まで使える言葉でした。また、御仏前は四十九日以降に使う言葉でした。

 

香典を用意する際には、様々なマナーに注意しながら用意するようにしましょう。香典の用意をする際はぜひこちらの記事をご覧ください。