神棚の処分方法とは?タイミングや費用そして注意点についても解説

公開日 : 2021/2/27

更新日 : 2021/2/27

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神棚を設置している家庭も多いかもしれません。しかし、神棚は買い替えをする必要があるのです。そこで今回は、神棚を買い替えるタイミングや、神棚の処分方法、処分にかかる費用などについて解説いたします。神棚を処分する際の参考にしていただければ幸いです。

公開日 : 2021/2/27

更新日 : 2021/2/27

目次

神棚を処分するタイミングはいつ?

物を処分するとしたら、その時の気分や何かの節目などで決断することがあるかもしれません。では、神棚の場合は自身の気分などで処分をしても良いものなのでしょうか。神棚は、いつでも処分して良いわけではないのです。

 

まずは、神棚を処分するのに適したタイミングについてお伝えいたします。適正なタイミングで処分するためにも、覚えておくことが大事です。

一定期間で入れ替えなければいけない

まず、神棚は一度購入したならそれをずっと使用していれば良いわけではありません。一定の期間が来たなら、入れ替えなければいけないのです。大体の神棚は木材で作られていますが、木材は経年により傷んでくることや汚れてきてしまう可能性があります。

 

よって、木材が傷むことや汚れた時に処分する方法があります。神棚を普段から観察するようにして、傷んでいないかや汚れていないかを確認することも大事です。そして、もし傷んできているのが明らかな場合には、買い替えも念頭に入れる必要があるでしょう。

5年から10年程度が目安

神棚を処分して買い替える期間の目安について解説いたします。神棚を買い替える目安は、5年から10年程度です。5年以上経ったと思ったなら、神棚の状態を確認するなどすることが適切でしょう。

 

また、生活ががらりと変化する引っ越しをする際など、これまでの自宅を離れる場合にも神棚を処分するタイミングです。

式年遷宮に合わせる方法

神棚を設置している人の中には、伊勢神宮の式年遷宮に合わせて新調するケースもあります。式年遷宮とは、三重にある伊勢神宮最大の神事であり、20年に一度社殿と神宝を新しくして大御神にお遷り願うというものです。

 

この神事に合わせるようにして、20年に一度神棚を新しくするという人もいます。また神棚を取り替える際には、以前よりも大きな神棚を選び家の発展などを願うというケースもあるでしょう。

神棚の処分方法

神棚を処分しようと思い立ったとしても、行動に移そうとした時に処分の仕方が分からないという場合もあるかもしれません。それでは、処分をしたくてもすることはできないでしょう。次に、神棚の処分方法について解説いたします。

 

何種類も方法がありますので、あなたに合った方法を選ぶことが大事です。処分の方法について、しっかりと見極めるようにしましょう。

ゴミとして廃棄処分

まずは、お住まいの自治体の規定に従ってゴミとして神棚を処分する方法があります。その際にも、“燃えるゴミ”として処分するのかあるいは“粗大ゴミ”として処分するのかにより、違いがあるのです。

 

神棚の中に入れるお札とは異なり、神棚そのものには魂が宿っていないことから、ゴミとして処分できるという考え方があることを知っておく必要があります。では、ゴミとして処分する場合には、どの様にすれば良いのでしょうか。

燃えるゴミとして処分する

最初に、燃えるゴミとして処分する場合について解説いたします。木材で製造された神棚は、それぞれの自治体の規定に従い燃えるゴミとして処分することが可能です。しかし、大きすぎるサイズの神棚は、可燃ゴミとしては処分できない場合もあります。

 

サイズの大きすぎる神棚は、粗大ゴミあるいは他の方法により処分をする必要があるのです。粗大ゴミとして処分する場合については、次でご説明いたします。

粗大ゴミとして処分する

神棚のサイズが大きい場合などには、自治体の規定に従い粗大ゴミとして処分することができます。粗大ゴミとして処分するなら、まず『粗大ゴミ受付センター』に連絡をして、収集の依頼をします。

 

そして、粗大ゴミ処理券取扱店で粗大ゴミ処理シールを購入し、神棚に張り付けましょう。その後に、粗大ゴミの収集日までに指定場所に神棚を出しておきます。神棚を粗大ゴミとして出すことは、断っている自治体もあるので、自治体のホームページなどで確認をすることも大事です。

神社で処分

神棚は、神社に依頼して処分してもらう方法もあります。神棚を買い替えようと考えている方や、神棚をゴミとして処分することに抵抗感のある方に適している方法です。神棚に『御霊入れ』をしていて、神棚の中にお札がある場合もあるでしょう。

 

この際には、神社に持ち込んで処分をしなくてはいけません。神社で処分をする場合に必要となる工程を解説いたします。

祈祷

神社で処分してもらうなら、祈祷が必要です。まず神棚を直接神社に持ち込んで、祈祷受付所で希望を伝えます。それから、神様に祈りを捧げる祈祷が行われます。神職が祈祷を行うものの、もし立ち合いたいならば立ち合いをすることも可能です。

 

自ら神社まで神棚を運ばなければいけないので、女性などは誰かの助けを借りて運ぶことも大事です。

お札を返納する

大体の場合に、神棚の中にお札が入っています。このお札の中には、魂が宿っているというのが、神道の考え方です。よって、中のお札は神社にある納札所に返納して、お焚き上げをして処分します。

 

神棚本体については魂が宿っていることはありませんので、神社でお焚き上げをしてもらうか、業者に回収してもらう方法で処分をしましょう。

お焚き上げをする

神棚本体を神社で処分してもらうとしたら、お焚き上げをしてもらう方法があります。とはいえ、神社によってはお焚き上げを行っていないケースもあるため、前もって確認をした上で神棚を持ち込むようにしましょう。

 

お焚き上げをする際の費用は神社により異なりますが、お金が必要になることは覚えておくことが大事です。料金のシステムを、あらかじめ確認しておくと安心です。

神棚を専門とする業者に依頼

神棚の処分は、仏壇や神棚を専門に扱う業者に依頼するのも1つの手段です。神棚を販売している店舗で、買い替えの際に処分してくれるケースも多いですが、専門業者もあります。業者の中には、神棚を回収してから祈祷までしてくれるところもあるでしょう。

 

そのため、神棚を買い替えたいと検討されている場合にもうってつけの方法です。回収費用に関しては、高めとなる場合があるため前もって確認しておくことも必要です。

不用品回収業者に依頼する

神棚は、不用品回収業者に依頼して処分をするのも一案です。お札は神社に返納したとしても、神棚そのものは自身で処分をしなくてはいけません。もし不用品回収業者に依頼したなら、神棚の取り外しをする際にも怪我をしてしまう心配もないのです。

 

また、他の処分方法よりも手間がかかりませんので、その日のうちに処分をすることも可能でしょう。

どんど焼きで処分

旧暦の正月である1月15日に、神社では“どんど焼き”が催されます。これは、神仏に関係する正月飾りあるいは絵馬、お札等を炎により浄化して天に魂を返す行為です。神棚も神社に関わりがあるもののため、どんど焼きで処分することができます。

 

とはいえ、神棚に祀る陶器製や金属製の神具は、燃やすことができません。よって、どんど焼きでは神具は取り扱うことができないので、神具は自治体の規定に従い処分をする必要があります。

神棚を処分する場合の費用相場

物事をするとなると、お金が必要になるものです。それは神棚の処分も同様であり、費用がかかってきます。ここでは、神棚を処分するにあたって必要となる、費用についてご説明いたします。

 

処分を依頼する前に、しっかりとどの程度の費用となるのかをそれぞれの処分方法別に調べてから、検討をするのが大事です。

神社で祈祷をしてもらうケース

神棚は、神社に持ち込んで祈祷をしてもらえば、処分をすることができるようになります。費用に関しては各神社により変わってくるものの、概ね数千円ほどから受け付けているでしょう。この際には、“ご祈祷料”などの名目により支払いを行います。

 

また高額になる場合だと、数万円程度必要となるケースもあります。金額は、神棚のサイズや祈祷に立ち会うのか、個別に祈祷をしてもらうのかなど、催事の規模により異なるのです。

お札を神社に返納しお焚き上げをするケース

神社にお札を収める場合には、費用がかかるところも一部ではあります。しかし一般的には、古札返納に関してもお焚き上げをしてもらう場合にもお金は必要ありません。神棚を処分する場合には、お札のお焚き上げはしてもらうようにしましょう。

 

費用に関して気になるようであれば、事前にお近くの神社に確認をするのが大事です。また、お焚き上げはできるものとできないものがあるため、その点についても確認をするようにしましょう。

神棚処分の専門業者に依頼するケース

神棚の処分を専門に扱う業者に依頼するとすれば、2万円程度が相場です。ちなみに例を挙げると、ある業者の仏壇の費用はサイズ別に小サイズが2万円で中サイズが3万円、大サイズでは4万円、特大サイズになると5万円から6万円と設定しています。

 

神棚の大きさは仏壇の小サイズ程度となることから、神棚の処分をするとすれば2万円になると考えられるのです。仏壇の小サイズは、高さと幅共に60センチずつです。

不用品回収業者に依頼するケース

不用品回収業者に依頼する場合には、神棚の処分にかかる費用について一概には言えないと考えられます。とはいえ、粗大ゴミとして捨てるよりも費用が高くなる可能性はあるでしょう。神社に収めるお金と同じくらいもしくはそれよりも高いお金が必要になるケースもあるのです。

 

神社でも、御霊抜きやお祓いをした後に業者に引き取ってもらう場合もあるほどです。よって、業者を信頼しても問題はありません。忙しくて時間があまりないという人や、手間をかけることができない人は、費用がかかっても不用品回収業者に神棚の処分を依頼する方法もあります。

神棚を処分する手順とは?

ここまで神棚の処分方法や費用についてお伝えしてまいりましたが、処分の手順についても大事です。手順を知っておくことで、神棚を円滑に処分することができるのです。続いては、神棚を処分する手順についてご紹介していきます。

 

神様に失礼のないように、きちんと手順を覚えてから処分をすることが大事です。また、処分をする際の作法が気になりなかなか処分できなかったという場合にも、手順を知っておくことが必要です。

棚から神棚を降ろす

最初に、神棚を棚から降ろします。棚から降ろす際には作法はありませんが、最後にはお詣りをすることが賢明です。お詣りをする際には、“二礼二拍手一礼”が基本であることも覚えておきましょう。

 

お詣りが済んだなら、お供えものの処理を行います。神具や、お米、お酒、塩、榊(さかき)が祀られていることが多いので、それらの処分をすることも忘れてはいけません。

仕分けを行う

神棚は、神棚本体と神具、棚板、お札に大別できます。それぞれは僅かに処分の方法が異なるため、仕分けておくことが大事です。ちなみに、神棚の内部に入れておくお札はお焚き上げをする必要がありますが、神棚本体は処分の方法に決まりはありません。

 

“この方法で処分しなければいけない”というものがないのです。続いて、その他の神具などの処分方法について解説していきます。

処分をする

次に、神棚に祀っていた神具などの処分をします。神具は食器として扱い処分をしてください。もし気になるようであれば、半紙などといった白い紙で包んでから処分をする方法があります。棚板に関しては、通常の板と同じ扱いとして処分しても問題はありません。

 

なるべく分解してコンパクトにしてから、各自治体の指示に従い処分しましょう。大きなものであれば、粗大ゴミとなる場合が多いものと考えられます。

神棚を処分する際の注意点

物事をする際には、気を付けなければいけない点などもあるものです。では、神棚を処分するとしたら、どういった注意点があるのか気になる人もいるかもしれません。最後に、神棚を処分する場合の注意点について、解説いたします。

 

もしかしたら、神様に対して失礼になってしまう可能性もあるので、神様の失礼にならにためにしっかりと覚えておくことが大事です。

時間に余裕を持つ

神棚というのは、神様をお祀りしていた場所です。時間の余裕がないからといって、処分を急くことはいけません。時間の余裕がなければ、かえって誤った処分の仕方をしてしまう恐れがあるでしょう。

 

業者を選ぶ際にも慎重性に欠けてしまいかねないことから、失敗をしてしまうことも考えられるのです。急に引っ越しをすることになり、処分をする必要が出ることもあるかもしれませんが、なるべく時間的な余裕を持ち神棚を処分することが大事です。

 

お札の返納やお焚き上げをしてもらう神社を見つける必要もありますし、処分にかかる費用を確認することも重要です。近頃では、一般的に業者との金銭トラブルが多くなっているため、神棚の処分は焦らずに行うようにしましょう。

神棚を丁寧に扱う

処分をするとしても、神棚は粗末に扱ってはいけません。神棚は、基本として天井の近くに置くものです。よって、処分をする際には、高い場所から降ろす必要があります。その際には、神棚を丁寧に扱うことが重要です。

 

神棚は重さがあるため、女性が降ろす際には男性の手を借りることも一案でしょう。また、神棚本体ごと神社に持ち込む際には、傷や汚れが付かないように布でカバーをする方法もあります。

神棚は適正に処分をすることが大事

神棚は、同じものをずっと使用し続けても良いというわけではないことを覚えておきましょう。時間の経過などにより買い替える必要もあり、古い神棚本体は処分をしなければいけないのです。

 

神棚を処分する方法にも色々とあり、どの方法が良いのか迷うこともあるかもしれません。その際には、吟味して自身に合う処分方法を選び適正に行うことが大事です。また、神棚を処分する場合には時間的な余裕を持ち行うことと、神棚を丁寧に扱うことを忘れないようにしましょう。