神棚を掃除して開運しよう!掃除の方法や頻度などについても解説
公開日 : 2020/10/10
更新日 : 2020/10/10
神棚を掃除すると開運の効果があると言われています。そのためには、正しい掃除の方法や頻度を知っておく必要があります。詳しい掃除の方法や頻度についてはもちろん、本当に運気が上がるのかについても解説します。ぜひ、参考にしてください。
公開日 : 2020/10/10
更新日 : 2020/10/10
目次
神棚の掃除と開運の関係
神棚を掃除すると運気が上がると言われています。そのため、運気が下がってきたと感じたら神棚の掃除を始める人もいるようです。 神棚の掃除と開運にはどのような関係があるのでしょうか。まず、神棚の掃除と運気について見ていきましょう。
神棚は神様の依り代
神棚は神様の依り代という役割を担っています。簡単に言えば、神様の現世でのお家のようなものです。
人間が住む家が汚れていたり、ゴミだらけだったりすると、そこに住む人は不快な思いをします。それは神様も同じです。
神様にとってのお家である神棚が汚れていると、神様は不快を感じます。反対に、いつも清潔に保たれていると神様は喜ばれます。いつも清潔にしてくれているお礼も兼ねて、掃除をした人の運気を上げてくれるのです。
女性は運気が下がるというのは迷信
昔は、女性が神棚を掃除すると運気が下がると言われていました。女性は不浄な存在と考えられていたからです。
しかし、現在は女性が神棚を掃除しても運気は下がらないとされています。女性の神主様も存在することから、女性が神棚を掃除しても男性の場合と同じように開運の効果があると考えられています。
神棚の手入れをしないとどうなる?
神棚の手入れをしないとどうなるのか、気になる人もいるでしょう。結論から申し上げますと、何も起こりません。
神棚の手入れをすると開運につながると説明しました。しかし、しないでいると運気が下がるということはありません。
ただ、神棚に埃が被っていると見た目が悪いなどの理由が挙げられます。そのような意味でも、定期的に神棚の手入れはしておいた方が良いでしょう。
神棚を掃除する際の道具
神棚を掃除する際には、必ず用意しなければならないものがあります。通常の自分の部屋を掃除する時とは異なるからです。 どのようなものを用意すると良いのかわからないという人もいるでしょう。そこで、神棚を掃除する際に用意すべき掃除道具について紹介します。
はたき
神棚は高い場所に置いたままになっているため、埃をかぶっています。その埃を払うために使用するのがはたきです。
神棚に使用する際のはたきとしておすすめなのは、払う部分が柔らかくて小さめのものが良いでしょう。柔らかくて小さめのはたきなら、狭いところも掃除がしやすいからです。
真っ白な布
神棚を掃除する際には、必ず真っ白な布を2枚用意します。多少柄がついていても良いですが、できれば真っ白のものを用意しましょう。
1枚は、神棚を置く際に使用します。神棚は一般的に高い場所に置かれています。高い場所に置いたまま掃除をすることは危険が伴うため、掃除しやすい位置まで下ろします。その際、白い布を敷いておくのです。
2枚目は、神棚の掃除道具として使用します。こちらは真新しい真っ白な布を用意しなくても大丈夫です。ただし、神棚を掃除するために使うものですから、あまり汚れがひどいものは避けた方が良いでしょう。
新しいお供え物
神棚を掃除した後には、お供え物をします。この時、掃除前にお供えしていたものを改めてお供えするのは良いとは言えません。
掃除をした後は新しいお供え物をお供えしましょう。そのために、あらかじめお供え物を購入して準備しておくことが大切です。お花や食べ物などは、掃除を始める前に購入して用意しておくと良いでしょう。
神棚の掃除方法
神棚の掃除方法について、紹介します。神棚は神様のお家ですから、他のところを掃除するよりも丁寧にしなければいけません。 大まかな手順も合わせて紹介しますので、参考にしてください。
手と口を浄化する
神棚を掃除する前に、先に手と口を水で洗って浄化します。神社へお参りに行く際、手水舎で口と手を清めます。これと同じです。
手はせっけんで綺麗に洗いましょう。手水舎での作法を行う必要はありません。清潔さを保つために、せっけんで丁寧に洗ってください。
その後、うがいをしましょう。うがいは2~3回程度すれば良いでしょう。その後、再度手を綺麗に水で洗って清めることを忘れないでください。
二礼二拍一礼
神棚の掃除をする前に、神様に神棚を掃除することを伝えます。その方法が、二礼二拍一礼です。
神社でお参りする際、お賽銭箱の前などで二礼二拍一礼を行います。これと同じことを、掃除の前に神棚の前で行いましょう。
白い布の上に神棚を下す
神棚はほとんどの場合、高い場所に安置されています。そのままでは掃除を行う時に危険が伴います。
安全に神棚を掃除するためにも、掃除をしやすい高さに神棚を下ろします。この時、先に白い布を敷き、その上に神棚を置きましょう。
神棚からお札を取り出す
神棚の中には、お札が安置されています。お札は紙や木でできていますが、神棚の中に安置したままでは掃除ができません。
そこで、神棚からお札を取り出すという作業を行います。お札を取り出す場合にも、必ず白い布の上に置くように注意してください。
また、お札は神様そのものでもあります。ご神体ですから、できるだけ丁寧に扱うようにしましょう。
はたきと布を使って掃除
神棚を安全な高さや場所に置き、お札を取り出したら、次ははたきと布を使って本格的に掃除を始めます。
最初にはたきをかけ、その後で布を使って拭き掃除をするというのが、一般的な神棚の掃除の手順です。それぞれにおいて注意点やポイントがありますので、以下で解説します。
はたきのかけ方
神棚の掃除は、はたきをかけるところからスタートします。はたきをかけて、大まかな埃を払うのです。
この時、パタパタとはたきを神棚にぶつけるように掛けるのは良くありません。そっと優しくなでるようにして、はたきをかけましょう。
上から順番にはたきをかけ、中の部分の埃も取り除き、最後に下の部分にはたきをかけるようにすると、埃が綺麗に取り除けるでしょう。
布での掃除の仕方
はたきである程度埃を取り除いたら、次に布で拭き掃除を行います。この時、布を水で塗らすようなことはあまりおすすめできません。
神棚の拭き掃除は基本的には、乾拭きです。乾拭きでは取り除けないような汚れがある場合のみ、硬く絞った布で丁寧に拭き取ります。
お札を戻す
神棚の掃除が終わったら、神棚の中にお札を戻します。お札が複数存在する場合は、安置する場所に注意してください。
基本的に神棚に安置するお札の場所は決まっています。特に複数のお札がある場合は、安置する場所にも大切な意味があります。掃除をする前に安置されていた位置に、お札を正しく安置するようにしましょう。
神棚を戻す
神棚の中にお札を戻したら、次に神棚を元の場所に安置します。この時、神棚の中にはお札しかない状態なので、注意してください。
神棚を元の場所に安置する前に、お札以外のものを安置するのは危険です。神棚を安置する際に、中身が落ちてしまう可能性があるからです。
神棚の中にお札を安置したら、それ以外のものを戻す前に、先に神棚そのものを元の場所に安置しましょう。お札以外のものを戻すのはそれからです。
神具やお供え物を定位置に置く
神棚を元の場所に安置したら、次に神具やお供え物を定位置に置きます。神具の中には重いものもあるため、必ず神棚を元の場所に安置してから戻しましょう。
神具は正しい置き場所があります。掃除をする前に置いてあった場所をメモしておくと良いでしょう。また、お供え物は必ず新しいものに取り換えてください。
神様に完了報告をする
最後に神様に掃除が終わったことを伝える完了報告を行います。特に作法などはありません。手を合わせ、心の中で神様に掃除が終わったことを伝えましょう。
完了報告をする際は、三角巾やマスクなどは取り外してください。これらをつけたままでは、神様に失礼になるからです。すべてを取り外し、身なりを整えてから完了報告を行いましょう。
鏡の掃除の仕方
神棚に鏡がある場合は、鏡のお手入れも必要です。通常は乾いた布で、鏡面を乾拭きすれば充分です。
鏡面がひどく汚れている場合は、中性洗剤を水に溶かして薄めます。布を水に浸けて硬く絞り、鏡面を磨きましょう。
神棚を掃除する際の注意点
神棚を掃除する際には、いくつかの注意点があります。神棚は神様の依り代なので、掃除をする際には特別に注意しなければならないことがあるのです。 絶対に守った方が良い注意点を紹介します。その理由についても解説しますので、神棚を掃除する際の参考にしてください。
息を吹きかけない
神棚を掃除する際には、息を吹きかけないように注意しましょう。人間の息は穢れがあると考えられています。その穢れがある息を神棚に吹きかける行為は、神棚を穢してしまう行為です。
神棚が穢れてしまうと、神様はその神棚を依り代にすることができなくなります。神様のお家ではなくなってしまうのです。自分の家に神様が来てくれなくなる、という意味でもありますから、注意してください。
神棚を掃除する際には、必ず息を吹きかけないようにするためにマスクを着用しましょう。また、埃などを取り除くために息を吹きかける行為もタブーです。
お札を扱う際は特に注意
神棚の掃除の中でも、特にお札を扱う際には細心の注意が必要です。お札に人間の息がかかってしまうと、そのお札は穢れてしまい、本来の効果がなくなってしまいます。
神棚からお札を取り出す際には、白い紙や半紙を口にくわえるようにしましょう。息が白い紙や半紙に当たり、直接お札にかかることを防ぐことができます。
床に直接置かない
神棚の掃除方法の中でも解説しましたが、神棚を床に直接置くことはタブーです。神棚は高貴な存在なので、床などに直接置くことは禁止とされています。
神棚をテーブルなどの上に置く際にも、直接置くことは避けた方が良いでしょう。テーブルなどに直接置く行為も、床に直接置く行為と同等とみなされているからです。
神棚を掃除する前に真っ白の布を用意するのはこのためです。真っ白の布には浄化の意味があります。神棚を下す場合には、必ず真っ白の布や紙を敷き、その上に置くようにしましょう。
綺麗な掃除道具を使う
神棚の掃除を行う際には、掃除道具は綺麗なものを用意してください。使い古しや汚れた掃除道具は、返って神棚を穢してしまうことになるからです。
神棚の掃除は、ただ単に埃や目に見える汚れを取り除くためだけではありません。目には見えない穢れなども取り除く、という意味があります。
使い古しや汚れた掃除道具には、道具そのものに穢れが宿っています。逆効果になりますから、必ず綺麗なものや新しいものを用意しましょう。
日のあるうちに掃除をする
神棚は日のあるうちに掃除する、というのが一般的に知られているルールです。これは細かな汚れが見えにくくなるからです。
昔は、夜に神棚を掃除すると悪いものが憑くと言われていました。しかし、これは単なる迷信で、夜に神棚を掃除しても神様が怒ることはありませんし、悪いものが憑くということもありません。
このように言われるようになったのは、今と昔で家の中の明るさが違ったからです。今は、夜でも電気をつければ日中と同じくらい部屋が明るくなります。ですが、昔は夜はろうそくしかなかったため、夜に神棚を掃除しようとしても汚れが見えにくかったのです。
神棚を綺麗に掃除するのなら、汚れや埃が隅々まで見える日中に行った方が良いとされています。そのため、できるだけ夜ではなく、日のあるうちに行いましょうと言われているのです
神棚を掃除する頻度やタイミング
神棚は毎日掃除する必要はありません。毎日掃除すると、神様が落ち着かない気持ちになる可能性もあります。 それでは、どれくらいの頻度で神棚を掃除すれば良いのでしょう。タイミングなどと合わせて紹介します。
神棚が汚いと感じた時
神棚を掃除する一番良いタイミングは、神棚が汚いと感じた時です。神棚にうっすら埃が被っている、または汚れが目立つなどの変化が見られた場合は、掃除するタイミングです。
神様も居心地が悪いと感じているでしょう。その場合は、速やかに神棚の掃除を行いましょう。
ただ、あまり長期間放置しておくと、神様が神棚からいなくなってしまうかもしれません。そのためにも、毎日目視で良いのでチェックするようにしましょう。目視チェックの習慣を身に着けておくと、良いタイミングで神棚を掃除することができます。
毎月1日と15日
神棚のお供え物は、毎月1日と15日に新しいものに変えるのが一般的です。神棚の掃除の際にも、お供え物は新しいものに変えます。そこで、毎月1日と15日を神棚の掃除の日と決めるのも良いでしょう。
お供え物を新しいものに変えるついでに、神棚もきれいに掃除をすると、清潔感が保たれます。神棚の掃除のし忘れを防ぐ、という効果も期待できるのでおすすめです。
12月28日までに終わらせる
年末の大掃除のついでに神棚の掃除する場合には、12月28日までには必ず終わらせておきましょう。年末ぎりぎりに神棚を掃除すると、福が逃げると言われています。
どうしても12月28日までに神棚の掃除を終えることが難しい場合は、12月30日の午前中に終わらせるようにしてください。ゼロのつく日は、福が来る良い日とされています。神棚の掃除には、比較的良い日でもあります。
毎月9日はタブー
毎月9日と29日は、神棚の掃除はタブーとされています。理由は、数字の9は「ク」と読むことができ、「苦」という漢字を連想させるからです。
9日に神棚を掃除すると、苦しみがやってくると言われています。神様の依り代である神棚を掃除したのに、苦しみを引き寄せては本末転倒です。
同じ理由で29日は、「二重に苦しみがやってくる」と言われています。9日に掃除をするよりももっと良くないため、29日に神棚を掃除をするのはできるだけ控えた方が良いでしょう。
居心地の良い神棚にして運気を上げよう
神棚は神様にとっての現世でのお家です。綺麗で清潔な家の方が居心地が良いと感じる人間と同じように、神様も綺麗で清潔な神棚の方が居心地が良いと感じます。こまめに掃除をすれば、お礼に運気も上げてくれますから、清潔にしてあげてください。
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