数珠の相場はどれくらい?【数珠の選び方・略式と本式の違いなど】

公開日 : 2020/9/11

更新日 : 2020/9/11

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数珠は葬儀や法要で使用するとても大切な仏具です。基本的に人に貸し借りするものではないので自分専用の数珠を用意するようにしましょう。今回は、数珠の相場や略式数珠と本式数珠の違いや数珠の選び方などについて紹介していますので参考にしてみてください。

公開日 : 2020/9/11

更新日 : 2020/9/11

目次

数珠の相場はどれくらいか

仏式の葬儀や法要ではよく使用されている数珠ですが、どのような意味があるものなのでしょうか?今回は数珠について詳しく解説しています。数珠を購入する際には相場なども紹介しているので是非、参考にしてみてください。

数珠とは?

身近な仏具である数珠は念珠や寿珠などとも呼ばれています。数珠はお経を読む回数を数えるもので、数を念ずるためのものなので「数珠」と呼ばれるようになりました。葬儀や法要でもよく使用するもので厄除けやお守りの役割もあります。

 

最近ではアクセサリーやお祝いに使用されることも増えています。仏式の葬儀や法要で使用される数珠ですが、宗派により数珠への考え方は様々です。数珠には略式数珠と本式数珠があるのでそれぞれ見てみましょう。

略式数珠とは

略式数珠とは片手数珠(かたてじゅず)や一輪数珠(ひとわじゅず) という一重の数珠のことで、全ての宗派において使用できます。略式数珠の珠の数は22珠のものが多いです。珠のサイズが大きい18珠や20珠もあり、略式数珠を選ぶ方が増えています。

二重の数珠「本式数珠」とは

108玉が揃うものが数珠の正式な形で本式数珠とされます。本式数珠は二重にして使用するもので本連数珠(念珠)や二連数珠(念珠)、二輪数珠(念珠)とも言います。宗教により形は異なります。

 

人間の煩悩の数は108あると言われています。108は未来や自分に良い結果を招く善行のある数と考えられています。本式数珠ではこの煩悩を108の玉で覆い隠すものとしてとらえられていて、お守りに使用されることもあります。数珠への考え方は宗派により異なります。

数珠の相場はどれくらいか

数珠を選ぶ時に気になるのがだいたいの相場ですよね。数珠の相場は1万~3万円です。リーズナブルなものが欲しい方は100均では100円~300円で販売されていて、イオンなどでは2000円前後でも売っています。


略式数珠は5000円〜1万円くらいで本連数珠は1万~3万円のものを選ぶ方が多いです。高級な素材を使用している数珠は10万円以上する場合もあるのでよく吟味して選びましょう。初めて数珠を購入される場合には相場を参考に選ぶと良いです。


専門店などで購入した場合には値段が高いと感じる場合もありますが、長年使用できて修理もしてもらえる場合が多いのでおすすめです。数珠は葬儀以外にも魔除けや厄除けとして普段から持っておくこともできます。

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数珠は素材のランクで価格が異なる

数珠は同じ素材でもランクがあります。例えば水晶でも産地や品質は様々です。希少性の高さや透明度の高さによってランクは変わり、値段も異なります。ですが、ランクが高いものを選んだからといって何か良いことがおこるわけではありません

 

宗派によって選んだ方が良い素材は特にないです。水晶が良いなどと言われる場合もありますが、そこまで気にする必要はありません。自分の使用しやすいものやデザイン、好きな素材等で選ぶと良いです。初めて購入される方は実際に手にとって確認してみることをおすすめします。

数珠はどこで買うべき?

数珠はどこで販売しているのでしょうか?数珠は100均でも売っています。急な葬儀に参列しないといけない場合などはおすすめです。しまむらやイオンでも販売していて千円~2千円で購入できるのでお手頃です。安いものはその場限り使用するものと考えた方が良いです。

 

仏具店や百貨店には様々な数珠があります。こだわりがある方や欲しい素材の数珠が決まっている場合には、こういった専門店で購入すると良いです。スタッフがいるので詳しく聞くこともできます。喪服などと一式を用意してい方にも最適です。他には紳士服店でも販売しています。

 

外出する時間がない方などには通販がおすすめです。手頃なものや高級なもの、デザイン性の高いものなど様々なものを見ることができます。素材の種類も豊富で自分の好きな時間に自由に買うことができます。数珠をお寺で購入する場合についても紹介しているので見てみましょう。

数珠をお寺で買う場合

数珠をお寺で購入した方が良いのかと考える方もいます。菩提寺がある方は菩提寺に相談するのは良いですがお寺ですぐに購入できるかは難しいです。お寺に相談すれば専門店を紹介してくれるでしょうが、専門店なので価格は高くなる場合もあります。

数珠の選び方

数珠を選ぶ時に注意した方が良い点について紹介します。浄土真宗の方の場合や女性用または男性用の数珠の選び方などについて解説しているので数珠をこれから購入する方は是非、参考にしてみてください。

浄土真宗の数珠の選び方

浄土真宗のお数珠は浄土真宗の方だけが使用する正式な数珠のことです。男性用と女性用の数珠があります。浄土真宗の場合、男性用の数珠は一重タイプの紐房で玉のサイズは22玉や20玉、18玉、みかん玉と分かれています。


女性用は108玉で作られていて主玉が108個、親玉が1個、親玉の対角線上に向玉が1個、天玉が4個、弟子玉に露玉という形で作られていて頭付房が付いています。浄土真宗数珠は決められた形式はないのでお寺などがおすすめする形式の数珠を選ぶと良いです。

 

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女性用の数珠にはおしゃれなものも多い

女性用の数珠の場合、珠が男性用の数珠より小さくて房の色が綺麗で明るいものが多いです。宗派によりおすすめの数珠がある場合もあるので確認しましょう。ブレスレットのようなタイプもありますが、葬儀で使用する数珠ではないので注意しましょう。


女性用の数珠の場合、おしゃれなものも多いです。数珠には天然石や木製、パール、珊瑚などの素材もあり、どれを選ぶのかによってつけた時の印象も変わります。天然石ならカラーも豊富なので自分に似合う色が見つかりやすいです。

女性に人気なのは水晶の数珠

女性用の数珠を選ぶ時に悩んだ場合は水晶の数珠がおすすめです。透明で輝いている水晶は女性に人気でどんな方にも似合います。中には全ての宗派で使用できるものもあります。水晶には様々なものがありますが、本水晶と紅水晶を紹介します。

 

本水晶はクリスタルとも呼ばれていて七宝の一つです。魔除けになると考えられていて無色透明なので房の色で違った色味を選びアクセントをつけても良いです。紅水晶はローズクォーツとも言い、愛を育てる石です。ストレスや緊張を緩和すると考えられています。

 

天然石はとても人気で好きなものを組み合わせて作ることもできます。女性には紹介した紅水晶と紫水晶などが特に人気です。女性用の数珠は種類が豊富なので自分の好きな色や石の意味を確認しながら選ぶと良いです。

男性用の数珠の選び方

男性用の数珠と女性用の数珠の違いは珠の大きさです。その為、男性が数珠を選ぶ時には男性用の数珠の中から選びましょう。専門店では一般的なサイズのものはもちろんですが、サイズが合わない方の場合には玉数を増やしたり珠を小さくすることもしてくれます。

 

略式数珠を選ぶ場合、18玉・20玉・22玉があり数珠全体の輪の大きさは変わらず玉数が異なります。数珠を初めて購入する方には22玉がおすすめです。玉が増えると1つの玉自体が小さくなるのでつけた時の印象が異なります。実際に手に持ってみて選ぶと良いです。

数珠は自分で買ってはいけない?

「念珠は自分で購入するものではない」という風習がある地域も一部ありますが、一般的にはそういった決まりはないです。その為、自分の好きな色や素材、デザインなどで気に入ったものを選ぶと良いです。

数珠の相場を確認して最適なものを選ぶ

数珠には様々な種類のものがあるので、まずは相場を確認してだいたいの予算を決めてからその中で選ぶと良いです。実際に手にとって選びたい場合には専門店や百貨店などに行くと良いです。専門店や百貨店ではスタッフが分からないことなどに丁寧に応えてくれます。