【お葬式】香典袋って何?どんな風に書けば良い?【マナー】

公開日 : 2020/1/22

更新日 : 2020/9/8

【お葬式】香典袋って何?どんな風に書けば良い?【マナー】のサムネイル画像

誰かが亡くなった時には香典袋にお金を入れて遺族の方に渡すというのが日本の習慣です。しかし、この香典袋は宗教によって呼び方も違ってきます。こちらのページでは、正しい香典袋の書き方やお金の入れ方、宗教や宗派ごとの違いなどについて詳しく解説しています。

公開日 : 2020/1/22

更新日 : 2020/9/8

目次

香典袋とはどんなものか?

香典や香典袋という言葉を知っている人は多いでしょう。しかし、実際にどんな意味があるのかと聞かれると、あやふやな人もいるのではないでしょうか。こちらではまず、香典や香典袋の意味について解説しています。

香典袋とは?

香典袋というのは、その名前の通りお香典を入れるための袋です。香典については次の節で詳しく解説しますが、簡単に言えば亡くなった方やそのご遺族の方にさしあげるお金を入れるための袋が香典袋だと言えます。しかし、宗教や宗派によってお葬式のやり方は異なるため、香典袋の呼び方も違ってきます。

 

故人が仏教徒だった場合には香典袋と呼んで間違いないのですが、故人が神道の信者だったりキリスト教徒だったりする場合には、香典袋とは呼びません。その場合の呼び方は「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」というものになります。なお、不祝儀というのはご祝儀に対して喜ばしくない出来御があった際に渡すお金のことです。

香典とは?

香典の元々の意味は、死者に対してお香を手向けるということにあります。仏教徒の場合、亡くなった後にはお線香を手向けることで死者を供養します。このお香の代わりになるものが香典となるわけです。もう少し詳しく解説すれば、お香を買うためのお金が「お香典」ということになります。

 

ですから、死者が仏教徒でなかった場合には、故人やその遺族に対して渡すお金を香典とは呼びません。宗教や宗派ごとに呼び方は異なるのですが、香典という言い方は故人が仏教徒の場合に限ったことなので、よく覚えておくようにすると良いでしょう。ただし、日常会話で使う分には香典という言葉を使っても問題はありません。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

香典袋は何のためにある?

お香典を香典袋に入れるというのは、もちろん故人やご遺族のために失礼がないようにするためです。誰かにお金を贈る際に、それを直に手渡すということはほとんどないでしょう。通常は、封筒などにお金を入れて渡すことになります。昔の日本の習慣では、人に金品を贈るときには、紙を敷いた上に金品を乗せ、その上に目録を書いて渡すことが決まりでした。

 

それが簡略化されたのが、現在の香典袋だと言えます。香典袋に書く言葉は宗教や宗派ごとに違っているのですが、それぞれ決まり文句を書くことになっています。例えば相手が仏教徒の場合であれば、「御霊前」や「御仏前」といった言葉を書く決まりがあります。

他の宗教でも香典袋を使う?

一方、仏教徒ではない他の宗教の信者に対しても、日本では亡くなった時にはお金を贈るという習慣があります。もちろん、この場合には中に包むお金はお線香代、すなわち香典ではありません。そのため、「香典袋」という言い方もされないので注意しておきましょう。

 

一般的な言い方では、香典袋も含めてこのような封筒のことを不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)と呼んでいます。ただし、中にお金を入れてご遺族の方にお渡しするという点では、仏教の場合と変わりはありません。違ってくるのは、その呼び方や封筒の表に書く表書きだけです。

香典袋の書き方

香典袋は不祝儀袋とも呼ばれますが、その書き方には宗教や宗派による違いがあります。これを間違えてしまうと、相手方に対して失礼になってしまうので、くれぐれも気を付けるようにしましょう。では、香典袋(不祝儀袋)は具体的にどんな書き方をすれば良いのでしょうか?

故人が仏教徒の場合の表書きの書き方

故人が仏教徒だった場合、香典袋の書き方には様々なものがあります。一例を挙げると、「御霊前」や「御仏前」「御香典」といったものがあります。「御香料」や「御香華料」「御弔料」「御悔」「御供」などと書くこともあります。

 

また、香典袋には、それを渡した人の名前を書くことになっています。これは誰がその香典を渡したのかが分かるようにするためのものだと言って良いでしょう。名前に関しては基本的に外袋の表面に書くことになっているのですが、中袋の裏面に書くこともあります。夫婦の連名で書いたり、会社の代表者名を書くようなケースもあります。

一般的な仏教の場合

一般的な仏教の場合には、「御霊前」と書くのが習わしです。日本の仏教には様々な宗派があり、主な宗派を挙げると18あるため、十八宗と呼ばれています。真言宗や曹洞宗、天台宗といった宗教がそれに当たります。これらの宗派には大陸仏教の影響が濃いものや、日本独自の仏教などもあります。

 

故人が仏教徒だった場合、香典袋には「御仏前」と書くこともあるのですが、これは一般的な書き方ではありません。というのは、仏教による教えでは、死者は死んだすぐ後にはまだ魂がこの世に残っていると考えられているためです。死者が本当に仏様になるのは、四十九日の法要が過ぎた後からだとされています。

浄土真宗の場合

浄土真宗も十八宗の中に含まれる宗派ですが、その他の宗派とはやや趣が異なります。というのは、浄土真宗の場合には浄土思想という考え方の影響が濃く、死者は死んですぐに西方浄土と呼ばれるところへ行き、仏様になると考えられているのです。そのため、故人が浄土真宗の信徒だった場合には「御霊前」と書くことはなく、必ず「御仏前」と書きます。

 

浄土真宗の中にも多くの宗派があり、真宗大谷派や真宗高田派、真宗佛光寺派といったものがあります。「真宗〇〇派」と呼ばれている宗派は、浄土真宗系の宗派だと考えて良いでしょう。ちなみに、浄土真宗というのは「南無阿弥陀仏」という念仏を唱える宗派だと覚えておくと良いと思います。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

故人が仏教徒以外の不祝儀袋の書き方

故人が仏教徒以外だった場合には、「御仏前」と書くことはありません。なぜなら、死んだ人が仏様になるというのは仏教独自の考え方だからです。しかし、稀ではありますが「御霊前」という書き方をすることはあります。

 

また、故人やご遺族に渡すお金を入れる封筒も「不祝儀袋」と言うことは、先に書いた通りです。ですから、こちらでは各宗教ごとの不祝儀袋の表書きの書き方についてご説明したいと思います。なお、不祝儀袋の外袋には、やはりお金を包んだ人の名前を書きます。

神道の場合

神道というのは日本独自の宗教です。天照大御神や八百万神などを祭っているのが神道です。もちろん、神道の場合には仏教の場合のように死者が仏様になるという考え方はありません。神道では、死んだ人は自然に帰ると考えらえているため、人が死ぬことは「帰幽」と呼んでいます。

 

神道の不祝儀袋の表書きには、「御霊前」の他、「御神前」や「御玉串料」、「御榊料」、「御神饌料」といった書き方をします。この中で一般的なのは、「御玉串料」や「御榊料」「御神饌料」などです。これは亡くなった方の遺族を通して、神社や神官などにお金を捧げるという考え方が元になっていると言って良いでしょう。

カトリックの場合

日本には少数ですがキリスト教徒もいます。キリスト教は大きく分けるとカトリックとプロたスタント、聖公会の三つに分かれますが、それぞれ日本独自の宗教的な色彩を帯びています。そのため、仏教や神道の場合と同じく誰かが亡くなった時には故人やご遺族の方にお金を渡す習慣があります。

 

カトリックの場合、不祝儀袋の表書きに書く最も一般的な書き方は「御花料」です。これは、海外などではカトリック葬の場合には死者に対して白い花を手向ける習慣があることが元になっています。その他の書き方としては、「御ミサ料」という書き方もあります。ちなみに、カトリックのお葬式は「葬儀式」と呼ばれています。

プロテスタントの場合

プロテスタントというのは、キリスト教の中でもイエス・キリストの言葉を重視する宗派で、カトリックのように祭儀を重んじる習慣はありません。キリスト教の中では、比較的自由度の高い宗派だと言えます。プロテスタントの信者が亡くなった場合にも、不祝儀袋の表書きには「御花料」と書きます。

 

その他の書き方としては、「弔慰料」や「御ミサ料」と書くことがあります。キリスト教の不祝儀袋には、通常水引が付いていないものを用います。真っ白な封筒でも良いのですが、十字架や白い花などが印刷されている不祝儀袋を使ってもOKです。プロテスタントでも、元々は死者にお金を贈る習慣はありませんから、これは日本独自の風習だと言えます。

無宗教の場合

故人が無宗教だった場合には、「御霊前」と書くのが最も一般的でしょう。日本は神仏の区別があいまいな国ですが、中には家に神棚などが置かれている方もいるかもしれません。その場合、仏教のように「御仏前」と書くのは誤りですから、十分に気を付けるようにしてください。

 

無宗教葬の場合、通常は葬儀会社の決めた式次にのっとってお葬式が行われることになります。場合によっては、お坊さんによる読経が混じることもあるのですが、基本的に故人は亡くなって仏様になるわけではありません。無宗教葬に決まった形というものはないので、もし心配な時には葬儀会社などに直接問い合わせてみると良いと思います。

香典袋の中袋の書き方

香典袋、あるいは不祝儀袋の中袋には、中袋の中に入れたお金の金額を書きます。こうしておくことで、あとでご遺族の方が香典返しをする場合にも便利になります。例えば、三千円の現金を入れた場合には、「金参阡圓」といった具合に旧字体の漢数字で書くようにしてください。また、「金参阡圓也」と「也」という字を追加で書くこともあります。

 

香典袋(不祝儀袋)の中袋の裏側には、住所や氏名などを書く場合もあります。香典袋の中袋に関しては色々な書き方があるので、インターネットの情報などを参考にすると良いでしょう。なお、地方によっては中袋を使わないケースもあり、中袋なしの場合には直接外袋にお香典や御花料などを入れることになります。

香典袋の水引きの付け方

香典袋や不祝儀袋には、水引というものがついていることがあります。これは、香典袋(不祝儀袋)をまとめるリボンのようなものです。仏教の場合には、白黒または銀色の水引、神道の場合には黒い色の水引きを使うことが一般的です。

 

現在では、水引は香典袋に印刷されているケースも多いですが、これでも問題ありません。また、地方によっては水引の色などが変わってくる場合があるので、その地方の習慣にも注意するようにしてください。なお、キリスト教葬の場合には通常水引のついていない封筒を用います。

香典袋の名前の書き方

香典袋の書き方については、以上でおおむね分かっていただけたと思います。しかし、香典袋の書き方で気になる点がもう一つあります。それは、香典袋にはどうやって名前を書くのかという点です。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

個人で香典を出す場合

個人で香典を出す場合には、香典袋の中央、水引の下の部分に苗字と名前を書くようにします。その際、苗字と名前は見やすく大きく書くようにしたほうが良いでしょう。その方が、ご遺族の方にとっても誰からもらった香典なのかが分かりやすくなります。

 

住所氏名を書く場合には中袋の裏面に住所と名前を記載します。もし、引っ越しをしたなどの事情で住所が変わってしまっているようなケースでは、中袋の裏面に住所も記載しておいたほうが良いでしょう。なお、苗字と名前ではなく「〇〇家」などと書くケースもあります。

夫婦連名で出す場合

香典というのは、基本的に参列者一人一人がお出しするものです。ですが、夫婦で出席するような場合には、夫婦の連名で書いてしまっても問題ありません。夫婦連名の場合には、夫婦それぞれの苗字と名前を書いても良いですし、妻の名前は名前のみを書いてもOKです。

 

その際、名前と名前の間に香典袋の中央が来るようにします。書く場所は、やはり水引の下です。なお、苗字と苗字、名前と名前の高さは合わせるようにしましょう。そうすると、不祝儀を受け取ったほうでも名前を確認しやすくなります。

夫の代わりに妻が参列する時

場合によっては、夫のみが招かれていて、妻が代わりに参列するといったケースもあると思います。夫が病気中であったり、やむを得ない事情で出席できないなどのケースです。こうした場合には、参列した妻が香典を渡しても問題ありません。

 

この場合、香典袋の名前には葬儀に招かれた人の名前を書くようにします。代理人である妻の名前は書かないようにしてください。また、代理出席であることが分かるように、依頼者の名前の横に「代」と書くようにするとより分かりやすくなります。

会社や学校などの有志の連名で出す場合

お葬式には様々な人が出席します。会社関係者や学校関係者、友人らなどがそうです。では、複数の人が合わせて香典を出す場合にはどのような書き方をすれば良いのでしょうか?

2人の連名の場合

まず、二人の連名の場合ですが、この場合には両名の名前を香典袋の表側に書くようにします。各部分は個人や夫婦連名で出す場合と同じで、香典袋の中央の水引の下になります。また、二人の名前の苗字と名前の高さは合わせるようすると見やすくなります。

 

この際、年長者や目上の人が右側に来るように記載します。年少者や目下の人などはその左側に名前を書きます。これも香典を書く際の決まったマナーなので、覚えておくようにすると良いでしょう。

3人の連名の場合

香典袋を書く際には、3人までは連名で書いても良いことになっています。しかし、書き方は2名の連名の場合と少し異なります。まず、一番目上の人や年長者の名前が香典袋の中央に来るようにします。名前を記載するのは、やはり水引の下です。

 

3名の名前を書く際には、それぞれの名前を同じ大きさになるように書いてください。名前を書く順は右側から左側にむかって、年長者から年少者、目上の人から目下の人、という順番になります。

4人以上の連名の場合

4人以上で香典をお渡しする時には、少し違った形になります。香典の連名は3名までと決まっているので、表書きには代表者の名前のみを書くようにします。その際、苗字と名前だけを書いても良いですし、「代表〇〇」といった書き方をしても良いです。

 

全員分の名前については、別紙を用意してそこに記載するようにすると良いでしょう。その際にも、年長者や目上の人は右側に来るように、年少者や目下の人は左側に来るように気を付けてください。

会社名・法人名で書く場合

お葬式には会社や法人の代表者が招かれることもあります。その場合には、代表者の名前または会社か法人の名前を書くようにします。まず、会社や法人の名前を書く場合ですが、社名や法人名を正確に記載するようにしましょう。

 

中袋の裏面にも会社名と会社の住所を記載します。複数の人が香典を贈った場合には、別紙を用意してそこに住所と氏名を書くようにすると良いでしょう。この際にも、年長者や目上の人が右側に、年少者や目下の人が左側に来るように並べて名前を書きます。

代表者名で書く場合

会社や法人の代表、友人などの有志の代表が出席する場合には、代表者の名前だけを書いてもOKです。その場合、香典袋の中央、水引の下に苗字と名前を書きます。また、「代表〇〇」などと書いても良いです。

 

会社やその部署を代表して参列している場合には、会社名や部署名とともに、代表者の名前を書くようにします。この場合、会社名を中央よりもやや右側に書き、中央に代表者名を記載するようにすると良いと思います。名前の左側に「外一同」と書くケースもあります。

香典袋にお金を入れる時にはどうすれば良い?

香典袋には、もっとも肝心なこととしてお金を入れるという点があります。このお金の入れ方にもマナーがあるということをご存じでしょうか。また、香典にはある程度の相場があるので、それらの点についてこちらで解説しています。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

香典袋の中袋にお金を入れる

香典袋の中袋へのお金の入れ方ですが、これは通常中袋を開いたときにお札の表側が見えるようにします。お札の表側というのは、通常肖像画などが描かれているほうを言います。なお、二千円札の場合には守礼門が描かれているほうが表です。裏面が見えるようにお札を入れることは、やはり失礼に当たりますから気を付けるようにしましょう。

 

なお、お香典や御花料の目安は、二十代までであれば三千円から五千円、三十代より上であれば一万円から五万円くらいが相場となっています。親戚の場合であれば、五万円から十万円ほどです。葬儀後の会食の有無によっても相場は変わってくるので、会食がある場合には少し金額を上乗せするようにしてください。

香典袋に入れるお金は新札を使ってはいけない

実は、香典袋(不祝儀袋)に入れるお金は新札を使ってはいけないと言われています。これも日本独自の習慣だと言って良いでしょう。というのは、新札を使うことによって、ご遺族の方に新たな不幸を招いてしまうという迷信があるためです。中袋にお金を入れる際には、なるべく綺麗な旧札を使うか、新札に折り目をつけて入れるようにしてください

 

なお、地域によっては中袋を使わないという地方もあります。これも迷信によるもので、中袋と外袋を重ねることによって不幸が重なることを連想させてしまうためです。中袋なしという地方は限られているので一般的ではありませんが、それぞれの地方ごとの風習もあらかじめ調べておくと良いでしょう。

香典袋はふくさに包んで渡す

香典袋の包み方のマナーはこれだけではありません。外袋の中に中袋を入れ、その中にお金を入れて渡すことは分かっていただけたと思います。さらに、ご遺族に不祝儀袋を手渡す際には、ふくさの中に外袋を入れておき、そこから取り出すようにしてお渡しします。

 

ふくさというのは「袱紗」とも書き、小さな風呂敷袋のようなものです。香典袋をふくさに包む際には、風呂敷に入れるように香典袋を真ん中において、四方を折りたたむようにしています。また、種類によっては封筒のような形をしたふくさもあるので、この場合はそのまま香典袋を中に入れてください。

香典袋を書く時の注意点とポイント

香典袋は宗教や宗派によって呼び方が異なりますが、おおよその書き方は似通っています。また、お金の入れ方や相場などのルールもおおむね共通していると言って良いでしょう。こちらでは、香典袋を書く時にとくに注意したい点やその他のポイントについてご説明しています。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

香典袋を書く時の注意点

このように、香典袋を書く際には様々なルールやマナーがあります。宗教や宗派によって香典袋(不祝儀袋)に書く言葉は違ってくるので、まずはその点に気を付けてください。また、お金の入れ方や水引の付け方にも細かなルールが存在します。一番良いのは、その人の親戚などに訪ねてみることですが、どうしても不安な場合にはインターネットで調べてみても良いでしょう。

 

ただし、地方ごとに異なる風習がある場合もあるので、注意が必要です。とくに中袋を使わないような地方もありますから、そういったことは事前によく調べておくようにしたほうが良いでしょう。お葬式というのは、故人にとってもご遺族の方にとっても大切な儀式ですから、くれぐれもルールやマナーを守るようにしてください。

香典袋を書く時のポイント

香典袋(不祝儀袋)に書く言葉は、主に宗教や宗派によって決まっています。代表的な言葉を挙げれば、仏教であれば「御霊前」や「御仏前」、神道の場合であれば「御玉串料」や「御榊料」、キリスト教の場合であれば「御花料」や「御ミサ料」などとなっています。また、外袋の表面には名前を書く場合もあります。

 

一つポイントになってくるのは、これらの言葉を書く時には薄墨を使うという点です。誰かが亡くなった時、お葬式の当日までに書かれる文書や文章などは薄墨を使うことが日本の慣例になっています。この点についてもあらかじめよく覚えておくと良いと思います。なお、お葬式の当日が済んで以降は薄墨を使うことはありません。

香典袋の渡し方

では、香典袋はどのように渡すのがベストでしょうか。葬儀の際に喪主の方に直接手渡しできればそれがもっとも良いのですが、そうはいかない場合もあります。こちらでは、香典袋を渡す時のマナーやルールなどについて解説しています。

お香典を渡すタイミング

日本のお葬式では、通常お通夜と告別式の二回葬儀が行われます。そのため、葬儀に参列する機会も二度あることになります。しかし、香典はそのうち一回だけ渡せば良いということになっています。すなわち、お通夜の時か告別式の時に渡すことになります。

 

お通夜の場合には、喪主さん本人に会える機会も多いので、直接手渡しするようにすると良いでしょう。しかし、告別式には多くの人が参列するため、なかなかそうも行きません。この場合には、参列の受付をする時に受付係の人に香典をお渡しするようにすると良いでしょう。

ご不明点は、ぜひ
ご相談・お問い合わせください
お客様にピッタリの斎場探しをお手伝いさせていただきます。
見積もりページへ飛ぶ見積もりページへ飛ぶ
freecall-bannerfreecall-banner

香典を渡すときに伝えるお悔やみの言葉

お葬式では何よりも故人を悼む気持ちが大切ですが、ご遺族の方への配慮も忘れないようにしてください。香典を渡す時には、簡単なお悔やみの言葉を述べるようにすると良いです。具体的な例としては、「ご愁傷様です」や「哀悼の意を表します」、「お悔やみ申し上げます」といったものがあります。

 

また、ご遺族の方に配慮して「今回はまことにご愁傷さまでした。さぞかしお気を落としのことと思われますが、どうぞご自愛ください」「今回は本当に残念なことです。どうぞしっかりと気をお持ちください」といった言葉を添えてもOKです。葬儀の際には、ご遺族の方たちも心労が重なっていますから、ねぎらいの言葉をかけるのを忘れないようにしましょう。

参列できない場合の郵送方法

お葬式に呼ばれた際にはなるべく出席するのが礼儀ですが、そうはいかない場合もあります。例えば病気中の場合や、仕事の事情で出席できないといった場合です。そうした場合、代理人の香典を渡してもらうという方法もありますが、香典は郵送でも送って良いことになっています。

 

香典を郵送するタイミングはなるべく早いほうが良いでしょう。だいたい、葬儀の日から一週間以内くらいを目安にするようにしてください。しかし、所用が重なってばたばたしてしまうこともありますから、遅くとも一カ月以内には香典を郵送することが原則です。

香典袋の書き方についてのまとめ

香典袋は不祝儀袋とも呼ばれ、宗教や宗派によって呼び方や書き方が違います。一般的には、「御霊前」や「御仏前」「御玉串料」「御花料」などと書くのがルールとなっています。また、お金の入れ方にも細かなマナーがあるのでその点にも気を付けるようにしてください。