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祖母へ香典を包む際の金額相場について紹介|包み方等の基本マナーも

身内や親族に不幸があれば、香典を包むのが通例です。その際の悩みの一つが、金額をいくら包むかです。特に祖母が亡くなった場合、孫の立場でいくら包めば良いのか、わからないこともしばしばあるでしょう。そこで、今回は祖母への香典の金額相場から香典の包み方まで紹介します。

公開日 : 2020/11/05

更新日 : 2020/11/05

目次

祖母へ包む香典について

身内や親族に不幸があれば、香典を包むのが通例です。その香典を包む際の悩みの一つが、金額をいくら包むかという事でしょう。特に祖母が亡くなった場合、孫の立場からどれくらいの香典を包めば良いのか。
 
近しい関係性だけに迷ってしまうこともあるでしょう。そこで以下の記事では、祖母に対する香典をいくら包むべきであるかの等の話を中心に紹介していきます。

祖母に包む香典の金額相場について

あまり考えたくはないことですが、いつかは来るのが身内の葬儀です。その中でも、祖母の葬儀となると年が離れていることから、若いうちに経験する事もあるかもしれません。家族によって関係は色々ですが、中には実の親と同じくらい祖母と関係の深い方もいるでしょう。
 
それぐらい距離の近い祖母だけに、不幸の際にはいろいろと悩む事も多いでしょう。例えば、香典を包むべきなのか、包むとすれば相場はどれくらいかです。以下で、祖母の香典の相場をみていきます。

香典の金額は孫次第で変わる

一般的に香典は、香典を包む相手との関係性と包む側の年齢によって金額が変わります
例えば、故人との親族であれば、3親等の叔父や叔母よりも2親等の兄弟姉妹や祖父母といったように、より血縁の近い関係になるほど香典相場も高くなります。
 
つまり、祖母に対する香典は、親の次に高く兄弟姉妹と同じ水準ということです。しかし、祖母との関係は家族次第で違いがあるため、実の親よりも近い場合もあれば、義理の祖母などで遠方に住んでいたりすると、全く交流がない場合もあるでしょう。
 
そのため、祖母に対する香典相場は、兄弟姉妹に比べると同じ、もしくは安い場合が多いです。具体的な相場は、20代で10,000円、30代で10,000円~30,000円、40代以降で30,000円以上です。

孫が独身の場合

祖母に香典を包む場合、独身なのか既婚なのかによっても相場は変わります。なぜ独身の場合と、既婚の場合で相場が違うかというと、香典は家単位で出すという考えに基づいているからです。 
 
つまり、独身で一人の家よりも、既婚で人数の多い家の方が相場が高くなるということです。また、昔の日本では結婚することが経済的にも独立すること、という考え方が根付いています。そのため、自然と既婚者の方が相場が高くなっています。
 
さらに、独身の場合でも、親と同居か独立しているか次第でも相場は変わります。社会人として仕事を持ち、経済的にも親から同居している場合は、相場通りの香典を包みましょう。

孫夫婦連名の場合

香典を包む孫が既婚の場合は、相場よりも1万円程度多めに包むのが一般的です。そして、結婚している場合でも、香典袋へ書く名前は、夫の名前のみを書きます。香典は家単位で出すもののため、代表して夫の名前を書きます。
 
ただし、夫婦共に故人に特にお世話になった場合など、夫婦連名で香典を包む場合もあります。この場合は、夫婦連名で包むからといって、多めに包む必要はありません。通常の場合と同じ水準で包みましょう。

未成年の場合でも香典は必要なのか

孫が未成年の場合も、香典を包む必要はあるのか説明します。この場合、香典を包まなくても良いとされるケースは二つあります。一つ目は、喪主又は喪主に準じる立場の場合です。
この場合は、故人と同居している親族などが該当します。
 
もう一つが、未成年の場合です。香典は家単位で出すもので、未成年の場合は経済的にも独立していない場合が多く、扶養されている立場である事が多いです。そのため、香典は求められることはありません。

祖母の法事や法要で包む香典の金額について

以下では、祖母の法事や法要で包む香典の金額について紹介していきます。抑えておきたいのは次の6つのケースです。以下で、この6つのケースごとに用意する香典の金額相場について紹介していきます。

納骨時の金額

納骨の法要とは、故人の骨をあるべき場所に納める儀式です。基本的に、お墓に納めることが通例ですが、他にも納骨堂や樹木葬、海洋散骨など故人の希望に応じて行います。こちらの、納骨はいつまでに行わなければならない決まりはありません。

 

そのため、四十九日の法要と同時に行われる場合もあります。納骨式に参列する場合、喪服を着用して香典を持参します。この時の香典の金額は、5千~1万円程度が相場です。

四十九日の金額

四十九日の法要は、先ほどの十王信仰の考え方では、7回目の裁きを受けるとされる日です。 生前の徳が高ければ、この日を境に成仏するとされています。こちらの式は、先程の納骨も同時に行うこともあり、大切な法要とされています。

 

そして、祖母の四十九日に参列する場合の香典の相場は、5千~3万程度とされています。上記で述べたように、こちらも包む側の年代にもよるため、葬儀に包んだ金額を基準にして決めていきましょう。

新盆・初盆の金額について

新盆や初盆は、故人が亡くなって、最初に迎えるお盆の法要です。こちらは、年忌法要に比べると小規模の場合が多いでしょう。こちらに参列する場合は、5千~1万円程度の香典をむことが通例とされています。

一周忌

一周忌は、故人が亡くなって1年を回った日に行われる大切な法要です。こちらは、本来は亡くなった1年後の命日に行われるのが正しいとされています。しかし、実際には参列者の都合も考えて土日の休日に合わせて行うケースが大半です。

 

ただし、その場合も命日は超えないよう前倒しで行わなければなりません。こちらの場合の香典の相場は、5千~3万円が一般的とされています。

三回忌

三回忌は故人が亡くなって2年後の命日に行われる行事です。よく間違われることがありますが、三回忌は3年後ではないので注意してください。上記で説明した十王信仰では、最後の裁きを受ける大切な法要です。

 

こちらの三回忌までは一般の参列者も広く声をかけることで、大規模に執り行うケースが大半とされています。こちらの祖母の三回忌の相場は5千~3万円となっています。

七回忌の金額

七回忌以降の法要は、親族のみで行う場合が多いです。この七回忌ともなると、祖母が亡くなってから6年経過していますから、孫の年代も上がっています。そのため、年代に相応しい香典を包まなければなりません。この場合の香典の相場は5千~1万円程度です。

自身以外の祖母の場合の香典について

上記では、祖母に対する香典相場について説明してきました。では、実の祖母以外の祖母が亡くなった場合は香典は包むべきでしょうか。友人や知人の親が亡くなった場合など、遺族を励ます意味を込めて香典を包むケースはあります。
 
しかし、祖母になると少し関係が遠いだけに迷ってしまいます。ここでは、自分以外の祖母への香典について説明していきます。

義兄弟姉妹の祖母の場合

まず、義理の兄弟や姉妹の祖母の場合、香典を包むべきでしょうか。原則としては、義理の祖母であっても香典は包むのが一般的です。なぜなら、弔事の法要における香典では、実親と義親、実祖母と義祖母などの区別はないからです。
 
 
配偶者の気持ちを考えたとき、実の祖母と同じように対応する事が大切です。故に、義祖母に包む香典の相場も、実の祖母へ包む場合と同じです。ただし、包む香典の金額は、先ほど説明した通り生前の関係によって変動します。

会社の同僚の祖母の場合

次に、職場の同僚の祖母が亡くなった場合、どのくらいの金額で香典を包むべきでしょうか。会社関係の親族の場合、どこまで香典を包むかは判断が難しいところではありますが、基本的には1親等までの親族の場合に包むことが大半です。
 
祖母などの2親等以上の親族は、故人と直接面識のない場合も多く、香典は包まない場合が多いです。しかし、香典には遺族を励ます意味もありますので、形式的に決めるのではなくその都度状況に合わせて対応する事が大切です。
 
ただし、祖母が実の親のように近い関係の場合や、祖母自身が会社関係者の場合など場合によっては香典を包んだ方が良いこともあります。この場合は周囲と相談して、足並みを揃えて対応するようにしてください。

友人の祖母の場合

友人の祖母の場合、基本的には香典は不要と考えて問題ありません。香典は、葬儀を主催する喪主の経済的な負担を軽くするために出すという意味もあり、相互扶助の考え方があります。
 
つまり、香典をもらった家に不幸があった場合、香典を包むという事になります。また、香典は家単位で喪主(喪家)に対して包むものです。一般的に孫が喪主になるケースは少ないです。
 
また香典を送るという事は、自分の祖母に不幸があった場合に、友人側は香典を包まなければなりません。以上より、お互いの負担も考慮して香典は包まなくても大丈夫です。

祖母へ包む香典の書き方について

ここでは、祖母へ包む香典の書き方について紹介していきます。次の5つのテーマから書き方を説明していきます。

表書きについて

香典の表書きと言えば御霊前や御香料などと書くのが一般的です。しかし、宗教や宗派によって書くべき言葉が違います。故人が信仰していた宗教に合わせて、表書きを書きましょう。以下で詳細を説明していきます。

仏式の場合

日本で一番多く信仰されている宗教が仏教です。葬式仏教と揶揄される言葉があるように、宗教信仰が少ない日本でも、葬儀は仏式で行われる事が多く、その割合は9割に及びます
 
仏式の香典袋の表書きには、御霊前・御香料・御香典と書きます。香典袋には無地のものか、蓮の花が描かれたものを使用するのが通例です。

浄土真宗の場合

次に浄土真宗についてです。浄土真宗では、死後すぐに成仏すると考えられているため、香典の表書きも御仏前と書くのが正しいマナーです。そのため、他の言葉は避けるようにしましょう。もし、宗派は分からない場合は、御香料と書きます。

神式の場合

古来より日本では、神式を信仰する習慣が根付いてきました。もちろん、葬儀では仏教が主流です。しかし、正月の初詣や慶事などでは神式の場合も多いです。
 
神式での香典袋は、御玉串料・御霊前・御神前・御榊料(おんさかきりょう)と書いてください。さらに、香典袋は、無地のものが一般的です。

キリスト教の場合

キリスト教での香典袋は、御霊前・献花料と書いてください。この時、プロテスタントでは弔慰料。カトリックでは御ミサ料と書きましょう。そして、香典袋には百合や十字架が描かれているものを使用してください。

名前について

香典袋の表書きの下には、名前を書きます。名前は、香典を包む人の名前をフルネームで書きましょう。
 
この香典は家単位で包むものです。故に、既婚者で夫婦で香典を包む場合でも、家を代表して夫の名前を書くのが通例です。
 
ただし、故人が祖母の場合は生前から夫婦ともお世話になっていたケースもあり、連名で出すケースもあります。その場合は、まず中央に夫の名前を書いて、その横に妻の名前のみを記載します。

金額について

香典の中袋には、包んだ金額を書きます。この時注意したいのは、金額は旧字体で書くことです。
 
旧字体には、数字の改ざんを防ぐ目的があります。そのため、手形や小切手なども旧字体で書きます。例えば、30,000円を包む場合は、「金参萬円也」と記します。

香典に包むお金に新札は使わない

通夜や葬儀の香典には旧札を用いるのがマナーです。もちろん、四十九日以降の法要は新札でもかまわないという意見もあります。しかし、遺族側への配慮から、やはり旧札を用いるのが無難です。

 

もし新札しか手元にない場合は、折り目をつけて使用してください。ただし、いくら旧札であっても、あまりに汚れがひどいものや、敗れているお札は使用できません

その他の注意点について

まず、お通夜や告別式の場合の香典袋には、薄墨を使うのがマナーです。この薄墨には、ゆっくりと擦る時間もなかったこと。その他にも、悲しみの涙で墨が薄くなってしまったことを表現する役割があります。

祖母への香典袋の包み方・渡し方について

祖母の場合、葬儀に参列して香典を渡すケースが大半です。こちらの香典には書き方にもマナーがあるように、葬儀場での渡し方や、香典袋の包み方にもマナーがあります。以下で詳細を説明していきます。

包み方について

香典には上包みと中包があります。まず、お金を中包に入れて、中包みを上包みにいれましょう。そして、包みに包んだ金額を旧字体で書くことを忘れないようにしてください。この時、中包は市販されている香典袋に付属しています。
 
しかし、地域次第では「不幸が重なる」として中包みを使わない地域もあります。この場合は上包みの裏側に金額を書いておきましょう。そして、中包みを上包みに入れる際には、上包みの水引をはずして入れるのではなく、上包みの下折を引っ張って入れてください。

渡し方について

香典袋は袱紗(ふくさ)にいれて式場まで持参するのが通例です。そして、受付などで、香典を渡す直前に香典袋から出します。この時、香典袋を袱紗の上にのせて、受付の方へと渡します。
 
その際、「この度はご愁傷様でございます。」等のお悔みの言葉をかけます。あまり長々と話し込むと迷惑なのて、一言だけ声をかけるようにしてください。

状況や金額相場に応じて、祖母への香典を包みましょう

ここまで、孫が祖母に対して渡す香典について。金額相場や宗教によって異なる香典の包み方の違い等を中心に紹介してきました。上記で紹介した内容は最低限抑えた上で、祖母への香典を包むようにしましょう。