告別式は午後から開始をしてもいいの?一般的な流れやマナーについても解説

公開日 : 2020/11/3

更新日 : 2020/11/3

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一般的に葬儀は午前中に行われることが多いですが、午後から行っても良いのでしょうか?午後から行われるイメージがない告別式ですが、一般的lな流れやマナー、告別式に遅れた場合の対処方法についても含めて詳しく解説をしていきます。

公開日 : 2020/11/3

更新日 : 2020/11/3

目次

告別式の流れとかかる時間

告別式は、どのような流れで行われるか気になるところでしょう。ここでは、告別式の流れについて詳しく解説を致します。

告別式の流れ

告別式の大まかな流れは以下となっています。告別式を控えている方は、必ず目を通しておきましょう。

受付

受付では弔問客や参列者を迎えて、芳名帳に住所と名前の記入をし、香典を預かります。返礼品も受付で渡すケースはありますが、別の場所で受け付けている可能性もあります。また香典は、現金を扱うため信頼できる人に任せるようにしましょう。

 

家族の方や親族の方は閉式の1時間くらい前から集まる場合が多いため、受付係も1時間前には集合をして、準備に取り掛かる必要があります。

 

また、受付の業務は多くあり。告別式の規模によっては受付に必要となる人数は違いますが、数人で手分けして行うようにしましょう。

 

一般参列者は通夜か告別式のどれかに出席する場合が多いのですが、通夜と告別式の両方に出席する場合は、関東では通夜に香典を私、関西では告別式に香典を渡すケースが多いです。受付時間は平均30分程度を目安と考えましょう。

 

葬儀の始まる20分~30分前には受付を済ませて置き、着席できるようにしておくことをおすすめします。

開式

受付の仕事が終わると開式が始まります。喪主と遺族や親族は開式の10分前の着席、5分前には一般参列者も着席します。

 

全員着席をしたら、司会者の合図により僧侶が入場します。僧侶が入場した後に参列者は全員規律をして合掌しお辞儀をします。葬儀の形式によっては、起立をしない場合もあります。

このようなケースでは、司会者が開式の辞を述べることで、告別式が開式を行われます。

僧侶の読経

僧侶による読経が行われ、読経の開始とともに僧侶から引導が渡されます。これは、人々を導き仏道に入れることで、故人を仏門に導くための儀式となるのが「引導を渡す」という意味とされています。読経にかかる時間はおよそ30分~40分ほどです。

弔辞・弔電の紹介

弔辞・弔電の紹介は、読経が終わった後に紹介されます。平均で5分~10分ほど述べられます。弔電の最初の3通程度は電文と送り主の氏名を合わせて読み上げますが、時間の都合で

あとは氏名のみの紹介となるのが一般的とされています。

 

氏名は読み方の分かりにくい場合が多いため、間違いのないよう葬儀社との打ち合わせの際に確認をしましょう。その際は、弔電を読み上げる順序についても確認をしておきましょう。故人との関係が深い順番で読み上げられるのが一般的です。

焼香

弔辞・弔電の紹介後に読経が再開され、司会者の案内により遺族の焼香が開始されます。焼香は読経中に終了させる必要があるため、参列者の人数が多い場合は焼香を始めるタイミングが早くなってきます。

 

遺族の焼香が終わると親族が焼香し、最後に一般参列者の焼香となり、故人との関係が深い順番で行われます。

 

なお、焼香の手順ややり方は宗派によって違ってきます。喪主の方はあらかじめ確認をしておきましょう。一般参列者の方は宗派により正式な焼香方法が分からない場合に、自分の宗派に従っても構わないとされていますが、親族の方に習うことをおすすめします。

 

焼香が完了し、読経が終了すると僧侶は退場するので、参列者は合掌して見送りをします。参列者数にもよってきますが、焼香の所要時間は20分ほどが平均的です。

喪主の挨拶

焼香が終わると喪主の挨拶をして、一般参列者にお礼の言葉を述べる必要があります。高齢者は喪主が挨拶が難しいときに、親族や司会者が代わって行う場合もあります。

 

喪主の挨拶は2~3分で簡潔に行うことをおすすめします。人前で話をすることに慣れていない場合は、紙に書いたものを読んでも問題はありません。

 

この際は「故人と自分の関係性」「告別式に参列をして頂いたことのお礼」「故人の生前中にお世話になったことのお礼」「今後の家族に対するお力添えなどのお願い」の4点と、故人の人柄を偲ぶエピソードをお話するとなお良いでしょう。

閉式

司会者の挨拶により閉式とされます。この閉式にかかる時間は10分ほどが平均的です。その後、お花や副葬品を棺の中におさめます。副葬品に関しては、入れることが出来ないものもあるため注意しましょう。

 

不燃物である金属類、ライターや電池など爆発の危険があるもの、ビニールやCDなど公害の原因となるものは副葬品として入れることは禁じられています。あらかじめ葬儀社の方と相談をして、副葬品として入れるものを決めておきましょう。

出棺

続いて火葬を行うために出棺をします。告別式が終了すると、一般参列者は出棺の見送りに備えて外で待ちます。遺族は故人と最後のお別れをします。

 

その後、遺族や親しい友人によって棺が霊柩車まで運ばれます。この時、遺体の脚を先に向けて運ぶようにしましょう。出棺の前に喪主は遺影と位牌を持ち、参列者の方に向けて一礼をします。

 

この際に、喪主の挨拶をする場合もあります。喪主は遺影と位牌を持って霊柩車に海苔、可能な場合はさらに1名から2名程度の遺族が同乗します。霊柩車の後ろに親族の乗った自家用車やハイヤーが続き、火葬場へと向かっていきます。

 

火葬場へは通常、遺族、親族と僧侶のみで向かいますが、親しい友人と火葬場へ向かう場合は、車の手配が必要であるため事前に親族へ知らせておく必要性があります。

火葬

火葬を行う場合は、火葬許可証が必ず必要です。葬儀社が代行するケースもありますが、許可証がないと火葬は難しいので注意しましょう。

 

火葬をするには1~2時間程度かかります。その間、遺族や参列者は控室で故人を偲びつつ昔話をして会食をします。

繰り上げ初七日法要

初七日法要とは、亡くなってから7日目に行う法要のことです。しかし、通夜や告別式で親族に集まっていただいてから1週間後に集まってもらうのは大変なので、現代では多くの方が告別式の当日に初七日の法要を行います。これを繰り上げ初七日法要と呼びます。

 

繰り上げ初七日法要は骨上げ後に行うのが一般的とされていますが、告別式の後に続けて行うこともあります。繰り上げ初七日法要の所要時間は約30分ほどです。

精進落とし

仏教では、四十九日の忌明けまでは遺族は精進料理を食べることが決まりとされており、四十九日になると親族が集まり通常の食事をするというのが習わしです。この儀式のことを精進落としと呼ばれています。

 

しかし現代社会では、49日間は肉や魚を断つことは不可能に近いため、告別式の日に精進落としまで行うのが慣例となっています。

 

また、精進落としの意味自体も、僧侶や参列者をもてなすためにする食事に代わっています。精進落としを行うタイミングとしては、繰り上げ初七日法要の後の場合と、火葬中に行うケースがありますが、いずれも1時間ほどの時間がかかります。

告別式を午後からやることとは

告別式では、僧侶の読経や弔辞・弔電の紹介、参列者も交えた焼香を通じて故人に最後のお別れをする必要があります。葬儀が終わった後は、故人の遺体は火葬されるので時間に間に合うよう参列すると良いでしょう。

 

葬儀は一般的に午前中から始まるとされていますが、午後からやっても問題はないのか気になる方もいらっしゃるでしょう。ここでは、葬儀の開始時刻を午後から行っても良いかどうかを解説いたします。

葬儀の開始時刻を午後からにしても良いのか

葬儀の開始時刻に関しては、法律や宗教的な慣習で厳密に決まっているわけではありません。このことから葬儀は午後から始めても特に問題はなく、実際のところ午後に葬儀を始めるという地域も見られます。

 

これはあくまでも前火葬という形で火葬を前もって行った場合に限られるということです。実際の葬儀は葬儀社が式場や火葬場のスケジュールを考慮して日程や開始時刻を決める場合は非常に多く、葬儀の開始時間はあまり遅くならない方が良いとされています。

 

このため、午後から葬儀を開始するといっても、午後1時~2時など早めに行うのが一般的とされています。

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葬儀は午前中開始がおすすめ

葬儀は午後から始めても特に問題はありません。しかし、葬儀のスケジュールは式場や火葬場のスケジュールに合わせて葬儀社が設定する場合は、非常に多いです。

 

式場や火葬場は公共の施設であるため、原則として予約した時間に利用することとなっています。あまり葬儀の開始が遅れてしまうと式場で行われる別の方の通夜の時間や火葬場で行われる別の方の火葬時間にも大きく影響をかけてしまう可能性があります。

 

加えて、参列者の方の予定を考えると火葬まで1日で終わらせるには、どうしても葬儀の開始を午前中にした方が効率的といえるでしょう。これらのことから、葬儀の開始時刻は午前中とする例が非常に多いとされています。

葬儀開始の平均的な時間とは

葬儀にとりかかる平均的な開始時間の平均はどれくらいなのでしょうか。結論から言うと1時間~2時間、長くても3時間に収まるくらいの時間といえます。

 

ただし、参列者の人数や葬儀の規模によって前後する場合が非常に多いです。より具体的には僧侶の読経と弔辞・弔電の紹介、焼香、喪主の挨拶という流れです。ですが、焼香については参列者が多ければ多いほど長引きます。

葬儀に必要な平均的時間について

葬儀を行う場所や時期によっても葬儀の開始時刻や長さはさまざまです。先ほど見たような火葬を前もって行う場合は、葬儀の時間も午後開始の場合は見られるほか葬儀に割ける時間も短いということもあります。

 

また、葬儀でも火葬炉の前で行う火葬式の場合には、火葬場の営業時間内であればいつでも行うことができるため、午前・午後に関係なく行われることが多くあります。

葬儀の場所や時期による

ただし、葬儀を行う場所や時期によっても葬儀の開始時刻や長さはさまざまです。先ほど見たような火葬を前もって行う場合は、葬儀の時間も午後開始の場合は見られるほか、葬儀に割く時間も短いという場合もあります。

 

また、葬儀でも火葬炉の前で行う火葬式の場合は、火葬場の営業時間内であればいつでも行うことが可能であるため、午前・午後に関係なく行われることが多いです。

告別式開式の何分前に着くべきか

告別式の受付が始まるのは通常30分前ごろなので、そこまで早く行く必要はありません。参列者は開式の5分前に着席をしていれば問題はないでしょう。

 

しかし、トイレに行ったり、女性ならお化粧を直したり身支度を落ち着いてできるように、参列者は余裕を持って開式の20~30分前に着いた方が良いです。

 

一方で喪主・親族の場合は、葬儀社の方との打ち合わせもあるため、告別式が始まる1時間前には会場に到着しておきましょう。

告別式は途中参加・途中退出は可能か

基本的には、告別式の途中参加や途中退出はしないようにしましょう。しかし仕事の都合や交通事情など、どうしても参列が難しいケースがあります。

 

告別式に遅れてしまった場合は、係の人に事情を話し相談をするようにしましょう。ほとんどの場合は、会場の中に問題はなく入れます。会場に入ったら親族の方に一礼をして、静かに席へ着きましょう。

 

告別式の途中で退出する場合は、タイミングとして焼香の時にします。やむを得ない場合でもできる限り焼香を済ませてから退出をするようにしましょう。その場合も、親族の方に一礼を忘れないようにしてから静かに退出してください。

 

しかし、事情があっても葬式を優先できるのであれば告別式は最後までいるべきと考えてください。

告別式の時間に遅れる場合のマナーとは

基本的には、告別式に遅れる場合はマナー違反とされてます。しかし、やむを得ない事情で遅れてしまうケースがあります。その場合は、式が開始されていたとしても葬儀社や葬祭上の係の方へ相談しましょう。

 

故人の親族の方には、すぐにお悔みの言葉と遅刻をしたことのお詫びを伝えて係の方の案内に従うようにしましょう。その後は、式場内に案内してもらいタイミングを見計らい式場内に案内をしてもらえます。

 

葬儀に到着する時間が、あまりにも遅く葬儀自体が終わっていた場合は何も言わず式場は後にしましょう。来たことだけでも遺族の方に知らせたい場合は、会場内にいる係の方や手伝いをしてくださっている方に相談をしましょう。

葬儀に遅れた場合の香典の渡し方について

葬儀に遅れるときの香典は、受付がまだ空いているときは、記帳をすぐに済ませて受付に渡すようにしましょう。

 

もし、受付が終わっている場合は直接に喪主にお渡しする場合もありますが、金銭トラブルのことも考慮して後日改めて自宅に伺いお渡しすることをおすすめします。

 

この際は、喪主の方に必ず連絡をしておくようにしましょう。時間がないなどで、タイミングが合わないと相手k型にも気を遣わせてしまうからです。

告別式を行う場合の時間はタイミングに気を付けよう

告別式は、午後に行っても問題はありません。しかし、告別式は一般的には午前中に行われております。式場や火葬場のスケジュールを考慮する必要があるため、特別な理由がない限りは午前中に行うことをおすすめしますので、しっかりと検討するようにしましょう。