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喪主・施主が供花を贈る必要は?マナーや贈り方・注意点などまとめ

供花は故人への弔意を示すために贈りますが、喪主は送る必要はあるのでしょうか?供花の並べ方なども喪主の役割です。喪主が供花を贈る場合のマナーや手配方法、注意点などをまとめました。供花を数える単位や名前の書き方などもご紹介します。

公開日 : 2020/10/21

更新日 : 2020/10/21

目次

葬儀の供花を喪主が贈る場合や役割はどこまで

葬儀では、故人と親しい人や会社などから供花が贈られます。供花の並べ方を決めるのは喪主の仕事ですが、喪主が供花を贈るべきなのかわからない人も多いでしょう。喪主が供花を贈る場合のマナーなどについてまとめました。

 

親族で費用を出し合って供花を贈る場合やさまざまな注意点もご紹介します。

葬儀の供花(生花)とは

供花とは供養花とも呼ばれ、故人への弔意や感謝の気持ちを表すために贈られる生花です。遺族・親族・知人・会社関係者などから、故人と関係の深い人たちから送られてきます。贈られた生花は葬儀場に飾られます。

供花の単位

供花の単位は一基や一対と少し独特です。供花の単位の意味について解説します。

一基

供花は花籠やアレンジメントされたものから選びます。その組み合わせになったものを一基と数え、供花の最小の単位です。

一対

一対は二基の供花が対になった単位で、二基分の供花を一対として数えます。当然ですが、一対の供花の方が一基よりも高額になります。親族など故人との関係が深い場合は一対の供花を贈ることが多いですが、特に決まりなどはありません。

喪主や施主は供養花は送る必要がある?

喪主や施主は葬儀を行う側なので、供花を贈るべきかわからない人も多いようです。喪主や施主が供花を贈るべきなのかについてまとめました。

喪主が供花を出した方が良いかは地域による

喪主や施主が供花を出した方が良いかは、地域によって異なります。基本的に供花は故人への弔意を表すもので、誰が贈っても構いません。喪主や施主は葬儀を行う側ですが、むしろ供花を贈った方がいいでしょう。

 

ただし、供花の考え方は地域によっても異なるので、喪主が贈ると問題がある場合もあります。良く分からない場合は、年長者や葬儀社に事前に確認しておきましょう。

喪主と施主を兼任する場合について

喪主が供花を贈る際、喪主と施主が1人の場合と異なる人がしている場合で注意点があります。喪主と施主が違う場合は、喪主と施主がそれぞれ供花を出して大丈夫です。ただし、喪主と施主を1人の人間が兼任している場合は、喪主と施主の両方で供花を出すことはできません。

 

喪主と施主のどちらの名前で出すのか、はっきりした決まりはありません。地域によっても異なるので、どちらの名前で出したらよいか確認して決めましょう。

喪主が供花を贈る場合のマナーや役割

喪主が供花を贈る場合は、しっかりとマナーを守ることが大切です。また、喪主ならではの役割もさまざまなものがあります。喪主が供花を贈る場合のマナー役割について解説します。

名前はどこまで書くのか?

供花は贈り主の名前が分かるように名札が飾られます。名札は供花に付けられる場合と名前が一覧で掲示される芳名名札があります。喪主個人が供花を送る場合は、喪主と書いて指名なしでも問題ありません。

 

ただし、親族が費用を出し合った場合などは名前の書き方に関しても注意が必要です。

連名の場合は○○一同

費用を出し合って供花を贈る場合は、連名として○○一同と名札に記載するのが一般的です。親族で供花を贈る場合は、親族一同になります。人数が少ない場合は個人名を全て書く場合もありますが、その場合も連名にして構いません。

 

この辺りは、地域の風習や親族間の考え方にもよるので相談して決めましょう。

親の葬式の場合は子供一同

親の葬儀に供花を送る場合は、どうするのでしょうか?子供が自分1人で喪主を務める場合は、喪主として供花を出して問題ありません。ただし、子供が複数人いる場合は、「子供一同」の名前で供花を出すのが一般的です。

費用

供花は一基7000円~2万円が相場で、一対になると相場も倍になります。高いものは一対で5万円以上する場合もあります。喪主が供花を出す場合は、高価なものを用意することが多いです。家族とよく話し合って、供花の費用を決めましょう。

宗教

供花は仏教だけでなく、神道式やキリスト教式の葬儀でも行います。宗教によって、適した花の種類が異なるので注意しましょう。仏教は菊や百合、胡蝶蘭、カーネーションなどが好まれます。色は白を中心に淡い黄色やピンクの花を飾りつけます。

 

神道式は色合いは仏式に近く百合や菊も好まれますが、胡蝶蘭の代わりに季節の花を取り入れます。キリスト教では、菊は使わずにカーネーションや洋ランなどの西洋の花をメインにします。

 

キリスト教は、自宅に供花を届けるので篭盛りのフラワーアレンジメントが好まれます。像かはマナー違反になるので注意しましょう。

手配方法

供花を贈る手配をする場合、葬儀と法要で少し異なる点があります。葬儀と法要で供花を手配する方法についてまとめました。

葬儀

葬儀の際の供花は葬儀社に依頼することができます。特に喪主やご遺族は葬儀に直接か関わっているので、葬儀社に供花の手配も依頼するのが一般的です。

法要

法要の場合は、葬儀社や生花店に依頼して手配するのが普通です。また、法事専門会館でも供花を取り扱っています。注文は電話だけでなく、インターネットやファックスでも可能です。

家族や親戚と相談して決める

喪主をする場合は1人で勝手に決めてしまうのではなく、家族や親族とよく相談してから決めましょう。喪主が供花を出す理由が理解されていない場合もありますし、供花を費用を合同で出す場合もあります

 

供花を出す利用の説明や費用について話し合うなど、しっかりと相談することが大切です。

スケジュール管理

喪主は供花を贈る以外にも僧侶や参列者への対応など、葬儀全体を取り仕切る必要があります。葬儀をスムーズに行えるようにスケジュール管理はしっかりと行いましょう。段取りが良く分からない場合は、葬儀社のスタッフに相談するようにしましょう。

 

 

喪主が生花を飾る際のマナーと役割

供花を飾る際に順番を決めるのは喪主の役割です。さまざま点に気を配って並べ方を考える必要があります。供花を飾る際のマナーや役割についてご紹介します。

並び順

供花を並べる際の順番はある程度決まっていますが、最終的に決めるのは喪主の役割です。配置をよく考えて周囲も納得できるようにしましょう

血縁関係の深い順に並べて、友人や会社からの供花はその次

基本的に供花の並べ方は、血縁関係の深い順に並べて友人や会社からの供花はその次になります。順番は祭壇を挟んで右から左に並べる場合、祭壇を中心に並べていく場合などがあります。この辺りも地域によって考え方が異なることが多いです。

 

故人と特に関係が深い人がいる場合は、一般的な並び順を無視して配置する場合もあります。喪主は風習を知った上で臨機応変に並び順を考えることも求められます

理由を説明することも大事

供花の並べ方はある程度ルールがありますが、地域によって変わってきます。そのことを知らない場合など、自分の供花の位置に不満を持つ人が出てくることも考えられます。喪主は、供花の並べ方や理由などを事前に説明しておくことが大切です。

葬儀社とのコミュニケーション

喪主は供花の手配や並べ方だけでなく、葬儀全体のことも考える必要があります。故人が亡くなって精神的に厳しい状態で、負担も大きくなります。葬儀社としっかりコミュニケーションを取って供花を並べることが大切です。

 

喪主をフォローするのも葬儀社の仕事です。きちんとコミュニケーションが取れる葬儀社を選ぶことで、喪主の負担も軽くなります。

式全体の雰囲気を考えよう

供花の並べ方を考える場合、会場全体の雰囲気を考えることも大事です。供花の中に故人が好きな花を入れるなど、花の種類を考えることは多いです。ただし、花の種類ばかり気にしてしまうと、葬儀の会場の雰囲気と合わない場合もあります。

 

会場全体のデザインなども考えた上で、供花を選びましょう。自分のセンスだけで考えるのではなく、葬儀社のスタッフや親族に相談してもいいでしょう。

送り主の氏名と連絡先を控える

供花の送り主にはお礼状を送るので、必ず指名と連絡先を控えておきましょう。供花のみを送ってきた人にもお礼状を出すのがマナーです。遠方で葬儀に参列できない人が供花を送ってくる場合もあります。

 

無事に届いたことを知らせる意味でも、お礼状を必ず送るようにしましょう。

供花に関する注意点

供花には間違いやすい点や気を付けなければならない点などがあります。供花の注意点についてまとめました。

一基と一対の混同に注意

供花を注文する際は、一基と一対を間違えないように注意しましょう。普段は使わない単位なので、よく確認して正しく注文しましょう。

匂いが強い花やとげのある花はNG

供花を贈る場合、匂いが強い花やとげのある花はマナー違反とされています。選んでしまわないように注意しましょう。

故人への思いやり

供花を贈る場合は、故人の葬儀にふさわしいものを贈りましょう。故人を弔う気持ちを表したいと思って豪華な供花を用意したい場合もあるでしょう。ただし、シンプルな葬儀を故人が望んでいた場合は、豪華な供花でない方が良い場合もあります。

 

故人の遺志を尊重することも大切です。葬儀のバランスも考えて、豪華すぎず寂しくならないような供花選びを心がけましょう

当日に間に合うように手配する

供花は葬儀に飾るためのものです。供花を送る際は、必ず葬儀の前日に間に合うように手配する必要があります。注文してから今日が届くまでには時間もかかります。喪主は供花を並び順を考えるのも仕事です。

 

喪主として供花を送る場合は、早めに手配するようにしましょう。

花輪は置き場所を確認する

花輪は花を円形にして大の上に置いた大きな供花です。花環とも表記されます。葬儀会社に依頼している場合は気にしなくても大丈夫ですが、大きな花輪は葬儀会場に置く場所がない場合もあります。

 

葬儀会社以外に花輪を手配する場合は、葬儀会場に置く場所があるか葬儀会社のスタッフに確認しておきましょう。

喪主の供花代は相続税の控除になる

相続する遺産が一定額を越えた場合は、相続税を支払う必要があります。ただし、葬儀に必要な費用は相続税から控除することが可能です。喪主の支払う供花代は、葬儀に必要な費用と認められています。そのため、喪主の供花代は相続税の控除対象になります。

 

ただし、供花代が必要な費用と見なされるのは、喪主だけです。控除の対象になるのは、火葬にかかる費用などの葬儀に必要な費用です。控除には支払った事実を証明する領収書などが必要になるので、必ず保管しておきましょう。

葬儀での疑問点

葬儀では、供花以外にも良く分からない点が多いです。よく質問がある疑問点をまとめました。

供花で勝手に名前を使われた場合について

供花の名札には出した人の名前が記載されますが、出していないのに名前が書かれている場合もあります。勝手に名前を使うのはマナー違反なので、見つけたら喪主に問い合わせをする必要があります。供花を連名で出していた場合は、代表者に連絡してもいいでしょう。

 

名前が入っていると後で、供花の代金を請求される可能性もあります。早めに確認しておくことが大切です。

喪主のお供えについて

忙しい喪主はお供えを自分で用意せずに、葬儀会社が用意したお供えで済ませてしまう場合があります。ただし、お供えは故人と親しかった人が、故人を弔うために用意するものです。喪主や親族、親しかった人はお供えを用意するのが一般的です。

 

喪主は、故人が好きだったものなどを自分で用意するようにしましょう。

香典はいつ渡す?

香典はお通夜か告別式のどちらかで渡すことになります。参列する際に、受付で渡すのが一般的です。両方に出席する場合は、告別式で渡すのが一般的です。お通夜では、告別式に香典を持参する旨を伝えましょう。

 

喪主と施主が異なる場合は、喪主も香典を用意します。

供花と香典の違いについて

混同されることも多いですが、供花と香典は別のものです。香典を供花料と書いて渡す間違いがありますが、マナー違反になるので注意しましょう。供花料は供花の費用として受付に渡すものなので、供花を出した人以外は供花料は不要です。

 

ただし、供花料の相場は7000円~15000円ほどで香典とほぼ同じ額になります。そのため、供花を贈った場合は香典は出さなくても大丈夫です。

遠方の葬儀の場合

葬儀が遠方で行われる場合でも、出席するようにしましょう。3親等以内や特に親しかった親族の場合、お世話になった恩人などの葬儀はできるだけ出席することが大切です。親戚であれば、忌引きを使って出席することも可能です。

 

葬儀は最後のお別れになる場所なので、出席できないと心残りになりやすいです。どうしても、出席できない場合は弔電を打ちましょう。

弔電の打ち方について

弔電はどうしても葬儀に出席できない場合に、弔意を伝えるものです。弔電は告別式の開始前に送るのがマナーですが、早すぎると受け取ってもらえない場合もあります。送るタイミングに関しては葬儀場に確認を取りましょう。

 

受取人の名前は葬儀の喪主にするのがマナーです。ただし、故人の名前が入っていないと、受け取りを拒否する葬儀場もあります。故人の名前がわからない場合以外は、故人と喪主の連名で送るようにしましょう。

 

弔電は配達地域外に送る場合や配達に時間がかかることもあります。事前に確認してから送ることが大切です。

まとめ

喪主は葬儀を行う側ですが、供花は故人を弔うために贈るものです。喪主が供花を贈るのは慣例的に良くない地域もありますが、基本的に誰が供花を贈っても構いません。供花を出す場合は、故人を供養する気持ちが大切です。

 

供花を配置を考える場合も、供花を贈ってくれた人の気持ちを大切にしましょう。