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お葬式のハンカチは特別なものを用意すべき?マナーや購入場所は?

お葬式やお通夜の席で服装以外に気を配るべき小物たち。その中でも周囲の目に付きやすいのがハンカチです。しっかり喪服を着込んでいても、ハンカチが派手な柄物なら台無しになってしまいます。今回はお葬式にふさわしいハンカチとその購入場所についてご紹介しましょう。

公開日 : 2020/10/14

更新日 : 2020/10/14

目次

お葬式は小物にも気を配ろう

普段はなかなか会うことのない遠縁の親戚や故人の職場の人たちが集まるお通夜やお葬式は、マナーに気を配らなければいけない場です。

 

日頃着慣れない喪服を身に着けなければいけない場ですのでそちらにばかり気がいきがちですが、お葬式に持っていく小物類にもきちんと気を配れているでしょうか?

 

小物の中でも特にハンカチは必需品で、普段から使っているものなだけに葬儀の席でのマナーを見逃しがちです。お葬式にふさわしいハンカチとはどんなものなのかご紹介しましょう。

 

 

お葬式でハンカチが必要な理由

お葬式に必要な小物はたくさんありますが、ハンカチもそのひとつで必需品と言っても良いものです。忘れてしまうと不便に感じる場面が多くなるので必ず持参しましょう。

 

お葬式でのハンカチの役割は

 

  • 涙を拭く
  • 汗を拭く
  • 雨に濡れた際に拭く
  • ひざ掛けとして使う
  • 袱紗(ふくさ)の代わりにする

 

などです。

涙を拭くのにハンカチは必需品

お葬式は故人との最後の別れの場となります。遠い関係の親戚や、顔見知り程度の知り合いの方であってもふいに涙が出てしまうのはよくあること。プライベートな場であればティッシュで拭えば問題ありませんが、お葬式の席ではハンカチを用意しておくのがベターです。

 

ティッシュは取り出す時にカサカサと音がしますし、お葬式の最中に何度もバッグを開けるのも良くありません。ハンカチであれば音もしませんし、一度取り出してそのまま持っておけるのでおすすめです。

お葬式は汗をかくことも多い

お葬式は屋内で行われるため、暑い夏の日でも汗をかくことはないと思っていませんか?実際のお葬式は火葬場へと向かう出棺の際や、火葬場での待ち時間など外で待つ時間もあります。

 

暑い日、黒い喪服を着て外に出ると少しの時間であっても汗が吹き出してきます。特に男性は夏であっても必ず長袖のスーツを着用しなければならないので、ハンカチは必需品です。

ひざ掛けとして使う

お葬式は約1時間ほどの間座りっぱなしになります。外の気温や室内の温度設定などによっては肌寒く感じることもあるでしょう。特に女性の着用する喪服は膝丈のスカートのことが多く、黒のストッキングを着用しているものの足元が冷えて辛いこともあります。

 

そんな時、ハンカチはひざ掛け代わりとして使うことも可能です。お葬式の席では普段使用しているひざ掛けを使うことはできませんが、ハンカチを広げてひざに乗せるだけならマナー違反にはなりません。

 

特に冷え性の方はひざ掛けとして使うハンカチと、手に持つハンカチの2枚を持っておくと良いでしょう。

袱紗として使う

お葬式には香典を持参するのがマナーです。袱紗とは冠婚葬祭の際に相手側にお渡しする祝儀袋や不祝儀袋を包む布のことで、最近では専用の袋型になったものも多く販売されています。

 

祝儀袋や不祝儀袋はむき出しのままバッグに入れるのではなく袱紗に入れるのがマナーです。袱紗には水引の形が崩れるのを防いだり、汚れたり折れたりしてしまうのを防ぐ意味があります。日本人らしい心遣いの表れですね。

 

ハンカチは袱紗の代わりとして使うこともできます。受付で広げて香典を渡し、お葬式の最中はハンカチとして使えるため便利です。

 

 

お葬式にふさわしいハンカチとはどんなもの?

お葬式の席でハンカチは必ず必要な小物のひとつです。悲しい場なので涙が流れることもありますし、暑い日であれば汗を拭く役割も果たしてくれます。お葬式の最中はハンカチを手にしている方も多いです。

 

マナーに沿って喪服を着込んでいても、バッグの中から出てくるハンカチが普段使っている色柄ものでは周囲に良い印象は持たれません。手元にあったり、顔の側で使うことも多いため目につきやすいものでもあります。

 

葬儀の席にふさわしいハンカチとはどんなものなのでしょうか?

白か黒のハンカチを用意しよう

お葬式にふさわしいハンカチは基本的には白か黒の無地のものとされています。男性、女性共に華美なものはマナー違反とされる席なので、シンプルなものを選びましょう。

 

もともとは白のみが使われていましたが、喪服の色に合わせて黒も使われるようになりました。汚れが目立たないこともあり、近年は黒のハンカチを持つ方も多くなっています。

 

特に女性は涙を拭いた時にファンデーションの色が付いてしまうことが多いので、白よりも黒の方がおすすめです。

 

 

マナーに厳しい方は白を選ぼう

きっちりとマナーに沿ってハンカチを選びたい方、また参列する方や喪主がマナーに厳しいという場合は白のハンカチを選びましょう。現代では黒のハンカチも決してマナー違反ではありませんが、中には気にする方もいらっしゃる可能性があります。

 

マナーに厳しい方がいらっしゃる席でも白を選んでおけば心配いりません。亡くなった方が身につけるのが白装束であることや、古来から神事は白い服で行われていたことから白は神聖な色と考えられており、ハンカチも白が正式なマナーとされています。

子供に持たせるハンカチの色は?

家族でお葬式に参列する際、子供にもハンカチを持たせるべきなのかどうか迷ってしまいますね。はっきりとしたマナーはありませんが、小学生以上の子供にはハンカチを持たせておいたほうが無難です。

 

子供に持たせるハンカチも基本的には白か黒がマナーです。キャラクターの絵が付いているものや柄物、派手な色合いのものは黒を基本とする葬儀の席では目立ってしまいますので注意しましょう。

袱紗に使われる色もOK

香典袋を包む際に使う袱紗(ふくさ)に使われる色のハンカチもマナー違反とはなりません。最もマナーに沿ったものは白か黒ですが、紫色、薄いグレー、薄い水色などのハンカチを持っているのであれば使用しても良いでしょう。

 

ただし袱紗は結婚式の際に祝儀袋を包むために使用されるものもあります。お祝いの席用の袱紗はピンクや朱色、黄色のものもあるため袱紗に使われているすべての色がマナー違反にならないというわけではありません。

ハンカチのデザインは?

続いてデザインです。ハンカチのデザインも華美なものは避けるようにしましょう。布地と異なる色のレースがあしらわれているものや、目立つ色の刺繍が施されているものなどは避けるのがマナーです。

 

端に少しのレースがあるものや、ワンポイントで刺繍があるものなどはマナー違反とはなりません。しかし、ワンポイントであってもラインストーンが付いているものは避けるようにしましょう。

ハンカチの素材は?

お葬式の席にふさわしいハンカチを選ぶ際は素材も考慮しましょう。涙を拭ったり、汗を拭いたりすることを考えると吸水性も重視されます。タオル生地のハンカチは吸水性に優れている一方で、カジュアルな印象を与えるため避けるべきとされています。

 

お葬式には綿、麻、ポリエステルなどです。吸水性のことを考慮すると綿のハンカチが最もおすすめです。暑い夏の日で汗をかくことが心配される日であれば、葬儀の席では綿のハンカチを、お手洗いなど目立たない場所で使う用としてタオルハンカチを持って行くのも良いでしょう。

 

シルクやレーヨンは表面に光沢があるため避けるようにしましょう。お葬式の席は光るもの、光沢のあるものを嫌いマナー違反と考える方もいます。

ハンカチの持ち方は?男女別に解説

続いて葬儀の席でハンカチをどのように持つべきなのか?について解説して行きましょう。ハンカチの持ち方については男女で差があります。

 

特に男性についてはハンカチをしまっておく場所がマナーに直結することもあるのでぜひ知っておきましょう。

女性はバッグに入れておこう

女性は葬儀の席に小さめのバッグを持参するのが一般的です。バッグの中には香典や数珠などをまとめて入れておきますが、ハンカチも一緒にバッグに入れておきましょう。

 

持ち歩く際はバッグにまとめて、お葬式やお通夜の最中には手元に持っておくと良いでしょう。式の最中に何度もバッグを開け締めするのは避けましょう。

 

喪服のポケットが大きい場合はポケットに入れておいても良いでしょう。しかしその場合も式の間は手元に出しておくのがおすすめです。

和服の場合は袂に入れてもOK

喪服が和服の場合もバッグは持ちますが、ハンカチや数珠などよく使うものは和服の袖に当たる「袂(たもと)」に入れておくのも良いでしょう。出し入れしやすく便利な袂は重いものを入れると形が崩れてしまうので、ハンカチや数珠を入れるのがおすすめです。

 

袂に入れる場合、ハンカチと数珠は左右それぞれの袖に入れるようにしましょう。ハンカチを取り出す際に数珠に触れてしまい、音が鳴ってしまわないようにするためです。細やかな気配りを忘れないようにしましょう。

 

 

男性はポケットに入れておこう

バッグを持たない男性は、ハンカチをポケットに入れておくのが一般的です。しかしどのポケットに入れるのかが重要なマナーです。

 

お葬式の席では胸ポケットにハンカチを入れるのはNGです。どんな色のハンカチであっても、胸ポケットからハンカチが覗いているのは「ポケットチーフ」というおしゃれの一種となってしまいます。

 

結婚式など慶び事の席でポケットチーフが一般的なこともあり、葬儀の席ではふさわしくないと考えられています。胸ポケットではなく、ズボンのポケットにしまうようにしましょう。

お葬式用のハンカチはどこで購入できる?

お葬式にふさわしいハンカチはできれば予め用意しておきたいものです。しかし、お葬式は予期せぬ時に突然やってくるもの。いざという時に慌てないよう、お葬式用にふさわしいハンカチが購入できる場所を知っておきましょう。

 

お葬式にふさわしい無地のハンカチは通常の洋服店や雑貨店などではなかなか見かけません。しかし実は身近にある意外なお店で取り扱いがあります。ご紹介していきましょう。

 

 

フォーマルウエアを販売しているお店

喪服やスーツなどフォーマルウエアを販売している衣料品店では一緒に購入できるよう、必ず無地のハンカチも販売されています。喪服を購入する際に合わせて購入しておくと良いでしょう。

 

フォーマル用の無地のハンカチは500円から1000円くらいで購入できます。刺繍がされているものもありますが、同じ色で小さなロゴが付いている程度なのでマナー違反には当たりません。

 

ハンカチ、ネクタイ、ソックスを合わせた礼装セットなども販売されておりとても便利です。「洋服の青山」「スーツのAOKI」などで取り扱いがあるのでぜひチェックしてみてください。

ファストファッションのお店

「ユニクロ」や「しまむら」など普段から身近にあるファストファッションのお店でもお葬式にふさわしいハンカチの取り扱いがあります。店舗も多いのでいざという時に見つけやすく、立ち寄りやすい頼もしい存在ですね。

 

価格帯はフォーマルウエア店よりは少し安く390円くらいから販売されています。しかし、中には取り扱いのない店舗もあるため予め確認をしてから向かう方が良いでしょう。

コンビニエンスストア

コンビニエンスストアは店舗によって取り扱い商品が異なるため一概には言えませんが、冠婚葬祭用のハンカチの取り扱いがある店舗もあります。どこにでもあるコンビニエンスストアはいざという時に駆け込むことができるので忘れてしまった時に立ち寄ってみましょう。

 

特に「ファミリーマート」や「セブン−イレブン」はハンカチの品揃えが多いと評判です。お葬式にふさわしい無地の白いハンカチも見つかる可能性が高く、価格も500円前後なのでいざという時に頼りになるでしょう。

 

100円ショップ

コストパフォーマンスを重視するのであれば100円ショップがおすすめです。ダイソーやセリアなどの100円ショップでも冠婚葬祭用の無地のハンカチが購入できます。

 

あらゆるものが販売されている100円ショップではお葬式にふさわしいハンカチの他にも香典袋や袱紗、更に数珠までも販売されています。今までお葬式に参列したことがなく、専門店に立ち寄る時間もない時にとても助かります。

インターネットで購入する

お葬式に参列する予定はないけれど、慌てないように予め揃えておきたい方はインターネットで購入するのも良いでしょう。アマゾン、楽天などのインターネットショッピングサイトでは様々なデザインのお葬式用のハンカチが販売されています。

 

黒、白の2枚組や少しずつ刺繍の異なるハンカチのセットなども取り扱われているため、家族用も合わせて何枚か購入したいという方におすすめです。画像では素材が分かりにくいため、必ずタオル生地やシルク、レーヨンでないかどうかも確認をしてから購入しましょう。

 

マナーを守って参列しましょう

細かなマナーが多いお葬式の席ではハンカチにも気を配りましょう。基本的なマナーを守れていても、ハンカチひとつで印象が悪くなってしまうこともあります。特に暖色系の赤や黄色のハンカチ、柄物のハンカチは避けるようにしましょう。

 

お葬式の席にふさわしいハンカチは身近にあるお店で購入できるため、慌てることはありません。さっと立ち寄り小物を整えてから最後のお別れへと向かうように心がけましょう。