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喪中のときのお正月の過ごし方は?喪中はがきの送る時期とマナー

新年を祝うお正月ですが、喪中の間のお正月は、気をつけるべきことが多くあります。今回は、喪中のときのお正月の過ごし方についてまとめました。また、喪中はがきを送る時期や書き方についても説明します。喪中のお正月の過ごし方を見てみましょう。

公開日 : 2020/09/25

更新日 : 2020/12/08

目次

喪中の期間はいつ

身内が亡くなった時、一定期間喪に服する期間を喪中といいます。喪中の間は、お祝い事を避けたり、年賀状を出さないなど、避けるべきことが多くあります。いつまで、お祝い事を避けるべきなのか、喪中の期間について説明します。

忌中と喪中

喪中と言うのは、故人を思い喪に服することです。喪中は、故人が亡くなってから、一周忌を行うまでのことをさします。また、喪中と混同されるのが忌中です。

 

昔は、死を穢れとされていたころ、人が亡くなった時、死が人に伝染しないようにと、故人の親族は、別に小屋を建てて人々の生活と離していました。そして、故人の蘇生を願いと祟りを起きないように守る意味を込めて、親族は一定期間故人と別小屋で過ごしていました。この期間を忌中といいます。

 

忌中は、亡くなってから49日間のことをいいます。神道では、50日間です。これを過ぎると、忌明けと言われます。喪中の間は、派手な生活を控え、死者の冥福を祈ります。

喪中の時のお正月の過ごし方

一周忌を迎えるまでが、喪中の期間です。その期間では必ずお正月を迎えることになります。喪中のお正月の過ごし方で注意するべき点をいくつかご紹介します。

喪中のときの禁止事項

喪中の期間は、喪に服する期間です。お正月に限らず、結婚式への参列など、一年間はお祝い事の行事は避けましょう。お正月では、年が明けたことを祝い「明けましておめでとう」と言う挨拶を交わしますが、おめでとうという言葉も祝いを表す言葉になるので、控えましょう。

 

年明けに人と挨拶を交わすことがあれば、おめでとうという言葉を避け、「今年もよろしくお願いします」程度にとどめておくと良いでしょう。また、お正月飾りも控えるのが一般的です。もし、飾るのであれば、忌中を過ぎていれば、一年の幸福を願い、神様に鏡餅をお供えするだけにしておきましょう。

 

 

初詣

宗派などによって異なりますが、忌中の間は神社に初詣に行ってはいけません。それは、神道特有の考えで、死を穢れととらえ、忌中の期間(神道では50日間)は、鳥居をくぐってはいけないという教えがあるからです。

 

忌中を過ぎていれば、神社に参拝に行っても問題はないですが、一般的には控えた方が良いでしょう。仏教では、そういった教えは特にないので、お寺に初詣に行くことは、問題ありません。また、お正月でも通常通り、お墓参りに行っても大丈夫です。

おせち料理やお雑煮は食べていいの?

おせち料理やお雑煮もお祝いの食事とされているので、控える方が多いです。しかし、最近では、忌が明けていれば、食べても良いとされることもあります。お雑煮も紅白のかまぼこを入れたり派手にはせず、普通の食事として食べるようにしましょう。

 

おせち料理を食べる場合も、重箱に詰めるのを避けたり、紅白のものやエビなど祝いに関連するものを避けたりするようにしましょう。年越しそばは、健康や長寿を願い食べるものなので、お祝い事とは関係ありませんので、食べても大丈夫です。

お年玉

お年玉は、多くの子どもたちが楽しみにしているものでもありますね。お年玉はもともと、神様の【たまもの】として、神棚にお供えしていたお餅をみんなで分け合って食べていました。それが、今では年初めのお祝いとしてお年玉を渡すようになりました。

 

本来なら、お年玉もお祝いごとなので、控えるのが良いです。しかし、子どもたちの楽しみを考えるとそれは悲しいので、もし、お年玉を渡すとしたら、お年玉やおめでとうが書いてある袋に入れるのはやめましょう。

お歳暮のやりとり

お歳暮のやりとりは、通常通り行って大丈夫です。昔は、喪中の期間は、人との関わりも控えるべきとされていましたが、現在はそこまでする必要はありません。

 

祝い事は、控えるべきですが、お歳暮は、日頃の感謝や挨拶を表すものです。お祝い事とは、関係ないので、お中元も含めてお歳暮も送って大丈夫です。

親戚との集まり

お正月と言えば、新年を迎えた喜びを祝い、親戚同士で集まって新年会を行うことが多いですね。親戚間で行う新年会は、自分の家でみんなが集まる場面と人の家に訪問する場面があります。

 

自分の親族が亡くなり、喪中であり、配偶者側の家に伺う場合は、特に気をつけることはありません。配偶者側が、喪中の場合は、相手側の親族の考えに沿うようにしましょう。

 

自分が喪中の場合で、自分の家に人が集まる場合は、意識に少し注意しましょう。喪中の間は、基本的にお祝い事は避けたいので、新年をお祝いするというよりは、故人を偲ぶ会であるという趣旨を来てくれる方に伝えておきましょう。

喪中はがきを送る

喪中期間のお正月の過ごし方を紹介しましたが、年初めといえば、年賀状ですね。しかし、喪中の時は新年の挨拶は控えなければならないので、もちろん年賀状のやりとりはしません。喪中の時は、喪中はがきを出します。

 

喪中はがきを出すには、いくつかマナーがあります。喪中はがきの書き方や時期について説明します。

喪中はがきを送る時期

喪中はがきは、11月中旬から12月上旬には、届くようにしましょう。あまりに遅すぎると相手側が年賀状の準備をし始めてしまうかもしれないので、注意しましょう。

 

年末に不幸があった場合、それから喪中はがきを出すと、年初めぎりぎりになってしまいます。喪中はがきをその時に出してもいいですが、寒中見舞いを出す方法もあります。寒中見舞いは、1月7日以降に出すようにしましょう。

 

 

喪中はがきを送る相手

喪中はがきは、喪中の為、新年の挨拶を控えさせていただきます。ということを相手に伝える意味があります。また、近年では、喪中はがきで故人の訃報を知らせるという意味もあります。訃報を知っている人にも喪中はがきを出し、基本的に、毎年年賀状のやりとりをしている人に喪中はがきを送りましょう。

 

喪中も私的な情報になるので、最近は、仕事関係の人には、喪中はがきを出さず通常通りに年賀状を出す方も多いです。身内以外の人には、喪中はがきを出すか、通常通り年賀状を出すかは個人の考えで良いでしょう。

喪中はがきの書き方

喪中はがきの一番の意味は、新年の挨拶を失礼させてもらうことを伝えることです。文頭で年賀欠礼のお詫びを書きます。続いて、誰がいつ亡くなったのかを記載します。亡くなった方が差出人に対してどういう関係なのかも書くようにしましょう。

 

故人が生前お世話になったお礼と今後も変わらないお付き合いをお願いします。ということを伝えましょう。喪中はがきに入れるイラストは、花が一般的です。菊や蓮、百合などの花を選ぶことが多いです。

忌中のときは神棚封じをする

先ほどもお伝えしましたが、神道では、人の死を穢れと考えるため、人が亡くなってから50日間は神棚に触れてはいけないとされています。年末やお正月は、神棚に触れる機会が多いので忌中の期間は、気をつけなければなりません。

半紙を貼って神棚封じ

神棚封じは、神様に穢れを近づけないために行います。神棚封じの手順は、まず、封じを行う前に神様に挨拶をし、誰が亡くなったのかを報告します。そして、お供え物の米や酒、榊などを下げます。

 

神棚の扉を閉め、扉の正面を隠すように半紙を貼り付けます。しめ縄がある場合は、しめ縄の真ん中に半紙を貼ります。半紙がない場合は、白い紙でも大丈夫です。

お正月に気をつけること

年末年始は、神棚の掃除や神棚飾りをしたりと、神棚に触れる機会が多いです。しかし、忌中の期間は、神様に触れることはいけないので、そういったこともしてはいけません。

 

しめ縄などお正月の時期でないと買えないようなものは、買っておいて、忌中を過ぎてから飾るようにしましょう。お札の交換も忌が明けてから、行うようにしましょう。

喪中のお正月は静かに過ごそう

喪中のお正月の過ごし方はいかがでしたでしょうか。近年では、昔ほど、厳しい教えはありません。しかし、故人のことを想いお祝い事は控え、静かにお正月を過ごすのが良いですね。