こんな時どうする?喪中の場合はあけおめと言ってはいけないのか

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

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通常であれば、新年の挨拶として「あけましておめでとうございます」と言うものでしょう。しかし、喪中の時となるとどんな新年の挨拶をしたら良いのか分からないという人もいるかもしれません。そこで今回は、喪中の時に「あけおめ」と言っても良いのかを見ていきます。

公開日 : 2020/9/13

更新日 : 2020/9/13

目次

喪中とは?いつまでが喪中なのかもチェック

まずは、喪中というのがどういったものなのかという点を見ていきたいと思います。喪中という言葉を聞いたことはあっても、実際にはどの様な意味合いを持つのかについて、覚えておくようにしてください。

 

また、喪中はいつまでを指すのかについても、見ていきましょう。

故人を悼む悲しみの期間

喪中は、家族や親族が亡くなった時に死を悼み、一定の期間身を慎む期間のことをいいます。この期間中は、故人の冥福を祈り晴れやかな行事を行うことや、派手な行動を慎むようにする必要があるのです。

 

服装に関しても、鮮やかな色の服は避けるようにというケースもあるでしょう。『喪中』とは本来であれば、"身内が亡くなり悲しいので、新年の挨拶をすることができません"という期間です。

喪中は一体いつまで?

喪中期間は、明治期に発表された『太政官布告』により定められています。この期間は故人が自分にとってどういった続柄なのかにより、変わってくるのが特徴です。自身の父母の場合は、50日間が忌中であり喪中期間は1年ほどになります。

 

また夫の父母の場合では、忌中は30日間で喪中は150日間でしょう。妻の父母の場合だと忌中や喪中はありません。さらに祖父母なら忌中は母方でも父方でも30日間ですが、喪中期間は父方は150日間であり、母方なら90日間となっています。

 

自身に近い方が亡くなった場合は、より喪中期間は長くなるのです。

喪中の際は新年の挨拶はどうするべき?

社会で生活をしていれば、喪中であっても人に会うものです。もし外で知人に会った場合や、新年に職場へと出勤した際に人から、こちらが喪中であることを知らずに新年の挨拶をされることがあるかもしれません。

 

それに、自身が喪中であれば自分からの新年の挨拶はどうするべきなのだろうと考える方もいるかもしれないでしょう。まずは、人に対面した時の対応について見ていきたいと思います。

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喪中はおめでとうが言えない

喪中で新年を迎えた場合は、『あけましておめでとうございます』と言っても良いのだろうかと悩む方もいるかもしれません。初めて喪中という状況にいる場合には、特にそうかもしれないと考えられます。

 

自身が喪中の場合には、『あけましておめでとうございます』と言ってはいけません。『おめでとうございます』というのはポジティブな印象がありますし、喪中である場合には『おめでとうございます』と言うのを控える必要があるのです。

挨拶をされた場合には

もし新年に誰かと行き会い、挨拶をする場面になったなら「昨年はお世話になりました」や「今年もよろしくお願いします」と挨拶をするのが無難です。普段通りの挨拶に、新年らしさのあるニュアンスが入った言葉を添えるのが大事でしょう。

 

ちなみに、『去年』という言葉を使うのは避けてください。正月の挨拶において、『去年』は"忌み言葉"とされているので、誰かが亡くなることを想起させるからというのが理由です。

仕事関係の新年の挨拶は?

職場の同僚や上司への挨拶では、職場なら既に喪中はがきを送っているケースも多いため、もちろん「あけましておめでとうございます」とは言えません。よって、知人や親せきなどと同様の挨拶が適しています。

 

昨年のお世話になったことへのお礼と、『今年もよろしくお願いします』という事柄を伝えるようにしてください。また仕事の取引先への挨拶ならば、職場の代表として取引先の方と会っているわけであり、通常通り「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をするのが通常です。

 

取引先にとっては、喪中かどうかは無関係だからです。

喪中だけど新年の挨拶をラインでしても大丈夫?

せっかくの新年には、知人や友人に『あけおめライン』をしたいと思う方も多いと思います。しかし、こちらが喪中であれば(相手が喪中の場合も)新年の挨拶をするラインやメールは躊躇してしまうかもしれません。

 

では、喪中の場合にはラインで『あけおめ』と新年の挨拶をしても良いのかどうかについて、見ていきましょう。

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友人のラインでもあけおめはNG

普段からやり取りをしているような、親しい友人であっても新年のあけおめラインを送信するのはNGです。前もって、『喪中はがき』のような喪中の知らせを送る必要はありませんが、年が明ける前辺りに「喪中だから、新年の挨拶は控えるね」などと言っておくのも一案でしょう。

 

そして「来年もよろしくね」などと送るようにします。もし年が改まっていたなら、「今年もよろしくね」と挨拶をするのが無難です。

相手が喪中の場合にも配慮が必要

もちろん、知人や友人が喪中なら「あけましておめでとうございます」などとラインをするのはNGです。この言葉は、新年を無事に迎えられたことへの祝いの言葉でもあります。喪中の期間というのは祝い事は避けなければいけません。

 

よってラインであっても「あけましておめでとうございます」とは言ってはいけないのです。年賀状なのだから良いだろうということではないでしょう。相手の方は喪中で悲しみの中にあるのに、祝いの言葉を送られてきたら、嫌な思いをさせてしまいかねません。

 

相手が喪中であることを知っているのなら、気を付けるようにしてください。

喪中だけど連絡に返信したい場合には?

もしも、新年にラインを返信したいのであれば、「あけましておめでとうございます」という言葉を避けることがポイントです。そして、文面としては前述している「昨年もお世話になりありがとうございます」や「今年もよろしくお願いします」といった挨拶にするのが得策でしょう。

 

そうすれば、祝いの言葉を使わずに新年のラインを返信することができます。

喪中だけどラインでスタンプを使うのはOK?

ラインには、気持ちを手軽に表現ができるスタンプという便利な機能があります。可愛いテイストや面白いテイストまで色々なスタンプが販売されていますが、喪中の場合はスタンプを利用するのはどうなのでしょうか。

 

ここて、喪中だとスタンプを利用するのは控えるべきなのかなどについて、見ていきたいと思います。

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一言だけラインで喪中だと伝える

ラインで、一言だけでも喪中であることを告げたいというケースもあるでしょう。しかし、たった一言だけ「喪中です」などと告げたりすると、相手の方に不必要な気遣いをさせてしまいかねません。

 

そうした場合には、喪中であることを告げる文をあらかじめ作成しておいて、あけおめラインを送ってくれた方には、その文を定型文としてコピペして送信する方法があります。幾らか丁寧さには欠けるかもしれません。

 

ただ「喪中です」とだけ伝えるのに比べて、しっかりと自身の言葉で気持ちを伝えられるでしょう。

スタンプで喪中を伝えるのもあり?

ラインスタンプには、色々な感情を表現できるものが登場しています。ラインスタンプでは、嬉しい気持ちだけでなく悲しい気持ちを表すこともできるのです。では、ラインでスタンプのみで喪中であることを伝えられるのでしょうか。

 

喪中の時のスタンプの使用について、見ていきましょう。

喪中用スタンプを使う

ラインのスタンプでは、様々なシチュエーションでの気持ちを表すことのできるアイテムが揃っているのが特徴です。実は、喪中の時専用のスタンプも販売されていて、色々な種類が詰まっているセットも登場しているでしょう。

 

セットの中には人物の絵と共に喪中の挨拶が書かれたスタンプや、花や動物と挨拶文が載っているスタンプなどがあり、その時の状況により使い分けることができます。人物の絵が描かれているスタンプでは、文も性別や年代も分かれているため、色々な人が利用可能です。

 

他にも、年末年始に使える喪中のためのスタンプもあり、フランクな文や英語なども含まれている点が特徴となっています。

一言も添えるのが大事

例えば、ラインの返信で喪中スタンプ1つだけ送信してしまうと、受け取った相手は『しまった!』と思ってしまう可能性があります。相手の方はあなたに対し申し訳なさを感じてしまうかもしれないでしょう。

 

そうでなくても、スタンプだけ送信するのは日常的でも味気なく感じる人もいるものです。それならば、スタンプだけを送るのではなく、何か自分の言葉を一言だけでも添えるにも一案となっています。そうすると、より丁寧になりますし気持ちも伝わるかもしれません。

喪中の時はあけおめと言ってはいけません

喪中の時でも、「あけましておめでとうございます」と新年の挨拶をした方が良いのだろうかと思うこともあるかもしれません。しかし、喪中の間はお祝い事などが禁じられているため、「あけおめ」は言ってはいけないのです。

 

それはコミュニケーションツールであるラインでも同様でしょう。自分からでも返信をするのでも、新年に「あけおめ」と挨拶をするのはNGです。もし新年に挨拶をするなら、対面でもメールでも「今年もよろしくお願いします」などと言うのが無難です。