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一同で香典を包む際の基本的なマナーについて|金額や書き方を紹介

香典は基本的には個人で出すものです。しかし、職場などで複数人のグループで出すケースも多数存在しています。この場合はどのように記載すべきなのでしょうか。その他にも抑えておきマナーは多数あります。以下で、包む金額の相場や書き方について紹介してきました。

公開日 : 2020/09/06

更新日 : 2020/09/10

目次

一同で包む香典とは

香典は基本的には個人で出すものです。しかし、職場などで複数人のグループで出すケースも多数存在しています。この場合はどのように記載すべきなのでしょうか。その他にも抑えておきマナーは多数あります。

 

以下で紹介する詳細を基に、香典を受け取る遺族が困ることのないように、マナーをしっかり身に着けておきましょう。

一同で香典を包む際のマナー

一同で香典を包む際のマナーは、大まかに分けると3つあります。1つ目が、「表書きで書く」こと。2つ目が、「名前の書き方」です。そして3つ目が、「香典を一同で包む場合」についてです。以下で詳細を紹介していきます。

香典は表書きで書く

香典を一同で包む場合、個人で出すときと同様に表書きで構いません。しかし、宗派次第でその書き方は少し異なります。例えば、仏式では御霊前・御香典・御香料と書くのが一般的です。その一方で、真宗各派などの一部宗派では書き方が異なる場合があります。

 


万が一間違いがないように、万全を期すために必ず先方の宗派を把握しておきましょう。他にも、神式では表書きは御神前・御玉串料と記さなければなりません。この時の注意点としては、神式の場合は仏式でよく用いられる蓮の花が描かれた香典袋は使用しないでください。必ず、模様の描かれていない白地の袋を用意するようにしましょう。

 


そして、キリスト教での葬儀では香典というものはありません。この場合、類似したニュアンスを持つ御花料を使用します。この時、神式の場合と同様、蓮の花が描かれた香典袋は使用してはいけません。近年では、十字架の描かれたキリスト教の香典袋が販売されているため、こちらを使用しましょう。

名前の書き方

名前の書き方に関するマナーは、2つあります。1つ目が、「表面に書く」ことです。2つ目が、「内袋に名簿を入れておく」です。以下で、詳細を紹介していきます。

表面に書く

香典袋の外袋表面には差出人の名前を記載します。一同で出す場合はグループ名に一同と付け加えましょう。例えば、営業部一同や従兄弟一同などです。そして、連名であっても記入する名前は3人までに留めておきましょう。仮に、3人以上の人数で包んだとしても外袋に書く名前は3人までです。

 

なぜなら、無理に大人数の名前を書いてしまえば、読みにくくなるので受け取った側が不便だからです。次に名前を記入する優先順位や記入する順番に気をつけましょう。まず、香典を包んだグループの目上の方から3人を右から順に書いてください。職場の場合は、立場が上の方から名前を記入します。

 

一方、友人一同等のグループ内で優先順位がない場合は、五十音順に早い方から3名を選出するのが通例です。筆入れをする際には、一人目を香典袋下段の中央に書きます。そこから2名を書き連ねるため、やや左に偏ります。そのため、昨今では3人の名前が香典袋の中央に書くケースも増えています。

内袋に名簿を入れておく

表面には3人までの名前しか記載しない規則がありました。その他の方の名前を書くために、中袋にはお金と一緒に香典を出し合った人の全員の名前を記載した名簿を入れます。名簿には氏名と住所、出した金額を記載します。必ず名前はフルネームで書きましょう。また、連絡先も記入しなければ遺族が香典返しをできなくなってしまうため、忘れないようにしてください。

香典を一同で包む場合

一同として香典を包む場合は、以下の2つがあります。1つ目が「夫婦や家族と一緒に包む」場合です。2つ目が、「職場や友人と一緒に包む」場合です。

夫婦や家族と一緒に包む

夫婦で香典を包む場合、通常どちらかの名前を記入することが通例です。しかし、夫婦それぞれが故人にお世話になっていた場合は一同として香典を送ります。さらに、夫婦だけでなく親子でお世話になっていたような場合も、一同で送ることで、感謝の気持ちをあらわすことができます。

 


香典は家族・親戚といった血縁関係だけではなく、故人との関わり方によって包む金額も変わります。そのため、夫婦や家族等の親しい関係でありながら一同という形をとることで、故人への感謝の気持ちをより表すことができます。

職場や友人と一緒に包む

職場の仲間の場合、故人と関係のある人が全員通夜や葬儀に参列するというのはなかなか難しいでしょう。そのような場合、代表となる人が香典をあずかって一同として渡しても失礼にはあたりません。

 


同様に友人グループの場合も、参列する代表者がまとめて一同として香典を包むこともできます。特に急なご不幸の場合、家族・親戚といった親族でも、全員が通夜や葬儀に出席できないことも往々にしてあります。

 

故人の交友関係が広く、同僚や友人が多い場合ならばなおさらです。このように一同による香典は、そうした事情にも配慮したものといえます。

一同から香典を頂いた際の香典返しについて

一同で香典を頂いた際、香典返しを行うことに関する基本マナーは、以下の3つです。1つ目が「小分けされたもので送る」ことです。2つ目が、「香典返しの相場」についてです。そして3つ目が、「香典返しは行うべきか」ということです。

小分けされているものが最適

一同として香典をいただいた場合は、小分けにして1人1人に送ることができるタイプを選ぶことは良いでしょう。そのため、個別包装された菓子類や、皆で飲めるお茶やコーヒー等がおすすめです。

 


同じ環境内でも有志のみで香典を出している場合も考えられます。つまり、職場内でも香典を出した人と出していない人がいるという場合です。この場合は、香典を出していただいた方に対して、個別でハンカチやハンドタオルなどを送ることが望ましいです。

香典返しの相場とは

一同で頂いた香典返しを送る際は、頂いた金額を考慮して品物を決めましょう。この時の香典返しの相場は、頂いた額の半額が基本です。一同で頂いた場合はそこからさらに全体の人数で割った額が相場となります。具体的には、10人の方から2万円の香典を頂いた場合は、1人当たりの香典返しの相場は1,000円です。このような方式で、香典返しの金額を決めましょう。

一同で香典を包む際の金額について

一同で香典を包む際の金額について紹介していきます。抑えておきたいことは、主に2つです。1つ目が、「金額相場について」です。2つ目が、「端数は出すべきでないのか」ということです。

金額相場について

香典を出すときは、遺族は香典返しを送るということを念頭に置いて金額を決めてください。なぜなら、一同で香典を出す場合は、個々人が出した金額に応じた香典返しを返すことになるからです

 


仮にバラバラの額を出し合うと、遺族は全員に異なる香典返しを用意しなくてはならなくなり、非常に手間がかかります。そのため、一同で香典を出すときは全員が同じ金額を出すのがマナーです。次に、金額相場を紹介していきます。人数にもよりますが、一同の場合は1人あたりの負担額は1,000~2,000円です。

 

この時、お金は代表者に集めて両替を行った方が良いでしょう。同じ1万円でも、1,000円札が10枚と1万円札が1枚とでは受け取った側の管理のしやすさに差があるからです。注意点は合計金額に4や9を含まないようにすること。新札を使わないようにすることです。

端数は出すべきでないのか

一同で香典を持ち合うと、人数次第で合計額に端数が出ることになります。この場合は、キリのいい金額に調整して入れた方が良いでしょう。調整に必要なお金は、グループ内の年長者や故人と関係性が深かった方が出すのが望ましいとされています。

一同、個人両方の香典を用意すべきか

亡くなられた方が親しい人物だった場合、もちろん個人で香典を出すことが望ましいです。しかし、職場で連名で香典を出すことになる場合もあります。このような場合は、連名の香典の申し出は断っても構いません。

 

きちんと、個人で香典をだす旨を伝えておけば不義理にはなりません。しかし、両方出すことは避けてください。必ず、香典は、個人か連名のどちらか一方に留めましょう。

マナーに則って、適切に香典を送りましょう

ここまで、一同で香典を包む場合の書き方。包む金額の相場等を紹介してきました。こちらで紹介した基本的なマナーに則って、遺族がその対応に困らないようにきちんと配慮することを心掛けてください。