友人の葬儀で渡す香典の金額は?金額相場やマナーなどを詳しく解説

公開日 : 2020/9/4

更新日 : 2020/9/10

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葬儀の際にお渡しする香典の金額相場は、故人との関係性によって異なります。もし友人が故人の場合、香典にはいくら包むといいのでしょうか。今回は友人の葬儀で渡す香典の金額について解説をします。金額相場やマナーなども解説するので、参考にしてください。

公開日 : 2020/9/4

更新日 : 2020/9/10

目次

香典について

香典(こうでん)は葬儀などの際に、霊前にお供えするお金のことです。仏教の場合は霊前に香をお供えするのですが、香典は香の代わりのお供え物とされています。香典をご遺族の方にお渡しすることで弔意を伝えることができます。

 

香典は相互扶助の考えに基づいて行われているともいわれています。葬儀などには多額の費用が必要になりご遺族の方は経済的な負担が発生するので、金銭をお渡しすることで援助する意味も込められているとされています。

 

香典を頂いたご遺族の方も相互扶助の考えに基づいて、後日お礼の品を送ることが一般的です。このお礼の品を香典返しと呼び、一般的には忌が明けてから送ります。最近では葬儀当日に香典返しお渡しする場合も増えてきています。

 

香典返しがご遺族の負担となることから、近年では香典を辞退しているという場合も増えてきています。

友人の葬儀で渡す香典の金額について

香典には現金を包む必要があり、包む金額については相場が存在しています。香典の金額相場は故人との関係性によって異なります。もし友人の葬儀で香典を包むのであれば、香典の金額相場はいくらになるのでしょうか。ここでは友人の葬儀で渡す香典の金額について解説をするので、参考にしてください。

故人が友人の場合の香典の相場

故人が友人の場合、香典の金額相場は5千円程度といわれています。香典の金額相場はあくまで目安なので、故人との付き合いの深さによっては金額を変えることが可能です。例えば特に親しくしていた友人であれば、ご遺族の負担を軽減するために香典を多く包むということもできます。

 

ただ香典の金額があまり高額になると香典返しの際にご遺族の負担となるので、多くとも1万円程度までとするといいでしょう。また香典返しを辞退することでも、ご遺族の負担を軽減することが可能です。

故人が友人の親の場合の香典の相場

友人の親が亡くなった場合、香典の相場は3千~5千円程度といわれています。年齢別にみると、20代の方は3千円程度、30代の方は3千~5千円程度、40代以上の方は5千円程度包むことが多いです。友人が故人の場合と同じく、普段のお付き合いの深さなどを考慮して金額を考えるといいでしょう。

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故人が友人の夫や妻の場合の香典の相場

故人が友人の夫や妻の場合、香典の金額相場は3千~5千円程度といわれています。こちらも他の場合と同じく、普段のお付き合いなどを考慮して金額を決定します。家族ぐるみの付き合いがあった場合、夫婦連名で香典を用意することがあります。基本的には夫婦連名で香典を包む場合でも、包む金額は1人分で問題はありません。

友人の葬儀での香典の渡し方について

香典は渡し方に決まりがあり、間違った渡し方をするとご遺族の方に対して失礼な行為になってしまいます。しっかりと弔意を伝えることが出来なくなってしまうため、事前に正しい香典の渡し方を知っておく必要があります。ここでは友人の葬儀での香典の渡し方について解説をするので、こちらも覚えておきましょう。

香典は受付で渡す

基本的に香典は、葬儀会場の受付でお渡します。葬儀会場に到着したら受付に並び、自分の順番になったら受付の方に香典をお渡ししましょう。香典をお渡しする場合、無言ではなくお悔やみの言葉を添えて香典をお渡ししなければいけません。

 

長々と喋ると迷惑になるので、端的にお悔やみの言葉を伝えるようにしてください。香典は持参する場合、袱紗に包んで持ち運ぶことがマナーとされています。ただ受付でお渡しする場合には袱紗から香典を取り出してお渡しする必要があるので、こちらも覚えておきましょう。

友人の葬儀の香典を後日渡す方法

訃報を受けたものの葬儀が遠方で行われる場合などには、葬儀に参列出来ないことがあります。葬儀に参列出来ない場合には、後日香典をお渡しすることも可能です。後日香典をお渡しする方法として、香典を郵送する方法があります。

 

香典は現金なので郵送するのであれば現金書留を使用しなければいけません。現金を直接現金書留の封筒に入れて郵送するとマナー違反になってしまいます。必ず香典袋に香典を包んでから、現金書留の封筒に入れるようにしてください。

 

香典は後日弔問をする際にお渡しすることも可能です。もし弔問をするのであれば、事前にご遺族の方に連絡をして都合のいい日を聞いてから伺うようにしてください。連絡をせずに突然伺うとご遺族の方に負担がかかってしまうので注意してください。

友人の葬儀で渡す香典の書き方について

香典は、現金を香典袋に包んでお渡しします。香典袋には表書きなどを適切に書く必要があります。正しい書き方ができていないと、ご遺族の方に不快な思いをさせる恐れがあるので気をつけなければいけません。ここでは友人の葬儀で渡す香典の書き方について解説をするので、こちらも参考にしてください。

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表書きの書き方

香典袋の表面、水引き上側中央には表書きを書く必要があります。表書きは宗教毎に使用するものが異なるため、相手の宗教に合わせて適切な表書きを選ぶ必要があります。もし相手の宗教が仏教であれば、「御霊前」や「御香典」といった表書きを書きます。

 

神道であれば「御榊料」や「御玉串料」、キリスト教であれば「御花代」と表書きを書きます。「御霊前」という表書きは仏教だけでなく、神道やキリスト教でも使用することが可能です。相手の宗教が分からない場合には、「御霊前」と表書きをするといいでしょう。

金額の書き方について

香典袋は外袋と中袋で構成されていることが一般的です。中袋の表面には、香典に包んでいる金額を記入します。香典の金額は、縦書きで旧字体を使用して記入します。また金額の前に「金」という文字を書き、円の代わりに「圓」という文字を書かなければいけません。

 

例えば香典に1万円包んでいるのであれば、「金壱萬圓」と中袋に書きます。中袋に横書きの記入欄があり金額を横書きで記入するのであれば、算用数字を使って書くようにしてください。

連名の書き方について

香典を連名で包む場合、名前の書き方に注意しなければいけません。3名までの連名の場合、香典袋に全員の名前を書くことが出来ます。この場合、グループの中で一番目上の方が右側に名前を書きます。残りの方は左へ順に名前を書かなければいけません。順番が乱れているとマナー違反になるので、気をつけましょう。

 

3名を超える場合には香典袋に全員の名前を書くことが出来ないので、「一同」を使ってグループ名を書きます。夫婦で香典を包む場合には、夫婦2人の名前を書くと別居や離婚状態であることを示してしまいます。夫婦で包む場合は、基本的には夫の名前のみを書くようにしましょう。

香典に関するマナーについて

香典には様々なマナーが存在しており、香典を用意する際やお渡しする際にはマナーを守る必要があります。知らず知らずのうちにマナー違反をしてしまうと大変失礼なので、事前に香典に関するマナーを覚えておく必要があります。ここでは香典に関するマナーをいくつか解説するので、覚えておきましょう。

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香典の金額は偶数や忌み数を避ける

香典の金額は、偶数や忌み数を避けることがマナーとされています。偶数は割り切れる数なので、故人とご遺族のつながりが切れることを連想させてしまい大変失礼です。また4や9といった忌み数も、「死」や「苦」を連想させるので縁起が悪い数字とされています。

 

香典の金額がこういった数になっているとご遺族の方に不快な思いをさせる恐れがあるので、必ず香典を包む際には金額を確認するようにしてください。

相場を参考に友人の葬儀で渡す香典の金額を決めよう

今回は友人の葬儀で渡す香典の金額について解説をしてきました。故人が友人の場合は、3千~5千円程度が香典の金額相場とされていました。香典の金額相場は目安なので、故人との付き合いの深さなどを考慮して金額を決定するようにしましょう。

 

香典は金額だけでなく、表書きなどの書き方や香典の渡し方についても気をつけなければいけませんでした。香典をお渡しする前に再度今回の記事の内容を確認して、失礼のないようにしておきましょう。