葬儀にかかる時間の基礎知識とマナーを確認して日程を決めよう

公開日 : 2020/6/17

更新日 : 2020/9/8

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葬儀を行う前にまずは全体にかかる時間や流れをつかむことが大切です。参列する立場によってもかかる時間が異なります。時間に余裕をもって葬儀を進めていくためにもタイムスケジュールをしっかりと組まないといけません。そこで、葬儀全体にかかる時間をまとめてみました。

公開日 : 2020/6/17

更新日 : 2020/9/8

目次

一般的なお葬式全体にかかる時間

お葬式は、お通夜・葬儀(告別式)・火葬など様々なことを行い、2日間で執り行われるのが一般的です。しかし、友引と重なってしまうと3日間になることもあるため、亡くなってから葬儀までのタイムスケジュールをしっかりと組まないといけません。

 

お通夜にかかる時間は、一般的に2時間から3時間行います。地域の風習などによって異なる場合もあるため、その地域のやり方に沿って行いましょう。次に、葬儀にかかる時間は1時間から2時間程度かかります。最後に火葬は、1時間半から2時間程度が目安です。

 

このように、葬儀にかかる時間を全体的に見てみると、6時間から7時間はかかります。故人との最後のお別れになるため、親族以外の方は途中退出をすることも可能です。時間に余裕をもってスケジュールを組むようにしてください。

立場によって葬儀にかかる時間が違う

葬儀に参列するのが親族の場合と、友人では異なります。立場によって葬儀にかかる時間をご紹介しますので、葬儀を行う前に必ずチェックしておきましょう。

親族の場合

親族の方はすべてに参列することが多いため、平均的に丸二日は時間がかかります。訃報を知らされたら、すぐに故人の元に駆け付けるのが一般的です。納棺からお通夜、葬儀、出棺、火葬、お骨拾い、繰り上げの初七日、精進落としと参列するものが多くあります。

 

葬儀が終わってもご遺族の手伝いなどがあるため、親族で協力しながら葬儀を行うのが特徴です。そのため、親族の方は葬儀に参列する場合、仕事の都合を調整することが必要のため、会社などにも事情をしっかりと伝えるようにしましょう。

友人の場合

親族以外の方が葬儀に参列する場合、お通夜は30分から1時間程度で変えるのが一般的です。その後、葬儀や告別式に1時間半から2時間程度かかり、全体的で見ると親族とは異なり全部で4時間半から5時間程度要します。

 

親しい友人で会っても親族ではないため、葬儀全体にかかる時間は少なくなります。長く故人の元に一緒にいたい気持ちはあっても、家族や親族が優先となるため、長居はせず早めに帰るのが一般的なマナーです。

葬儀形式別にかかる時間を紹介

葬儀の内容によってもかかる時間が異なります。近年、人を多く呼ばずにひっそりと行うことが増えてきているため、葬儀の形式別にかかる時間をご紹介します。

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直葬にかかる時間

直葬とは、告別式などを行わず火葬のみの葬儀形式です。直葬に参列する方は、近しい人のみの立ち会いとなり、僧侶を呼ばないこともあり早く葬儀を終わらせることが可能です。直葬を行うメリットは、お通夜や告別式がないため、葬儀の経費を抑えることができます。

 

時間がない方や葬儀の費用を抑えたい方が選ぶ葬儀形式で、直葬にかかる平均時間は1時間から2時間程度です。一般的な葬儀よりもかかる時間が少なく、体力や精神的な負担が少ないため親族が少ない方に適しています。

一日葬にかかる時間

一般的な葬儀は丸二日時間がかかりますが、一日葬を選択するとお通夜がないため葬儀と火葬だけで、精神的・肉体的負担を軽減することが可能です。一日葬は葬儀、火葬、精進落としを行い、全体的にかかる時間は5時間から6時間程度です。

 

お通夜を行わないため多くの人が訪問することもなく、身近な人たちで葬儀を終わらせることができ、費用も抑えることができるため選択する方もいます。

家族葬にかかる時間

家族葬とは、家族・親族・親しい友人など小規模で行うことができるお葬式です。一般的な葬儀と内容は同じで、お通夜・葬儀・火葬などを行います。小規模で参列者が少ないこともあり、一般的な葬儀よりもかかる時間を短縮することができます。

 

お通夜や告別式は参列者が少ないこともあり、40分程度で終わらせることができます。火葬に関しては一般的な葬儀と同じ時間の1時間半~2時間程度かかります。家族葬の基本的にかかる時間は6時間から7時間程度です。

 

受付を省略することで、さらに葬儀にかかる時間を短縮することが可能です。このように、一般的な葬儀よりも家族葬の方が日程や時間にも融通がきくため、事情を考慮せずに家族だけで葬儀のスケジュールを組んでいくことができます。

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一般葬にかかる時間

一般葬は、お通夜・葬儀・火葬を行い、神道やキリスト教など宗教儀式を含んだ一般的な葬儀です。参列者が多いのが特徴で、葬儀中に行う焼香に時間がかかることもあり、8時間から10時間程度を要します。

 

親族が多かったり、お世話になった方が多いと余裕をもってタイムスケジュールを組む必要があります。基本的にそれぞれにかかる時間に大きな変更はありませんから、移動時間や集合時間などに余裕を持たせる工夫をすると葬儀をスムーズに進めていくことができます。

葬儀を行う時間帯について

葬儀を行う時間帯を把握しておくと全体のタイムスケジュールを組みやすくなります。一般的な葬儀を行う時間帯をご紹介します。

お通夜の時間帯

お通夜を行う時間帯は、一般的に17時や18時に行います。僧侶に通夜式を執り行ってもらう場合もあるため、僧侶にも時間帯の相談することが必要です。お通夜の法要は1時間程度で終わり、通夜振舞いをした場合であっても2時間程度で終わります。

 

家族や親族がお通夜の準備をするのに要する時間は、参列者よりも長くなり1時間から4時間と参列者の人数によっても異なってきます。地域の風習によって異なるため、必ず長くても4時間で終わるというわけではありません。

一般的には午前中に行う

葬儀を行う時間帯は10時から11時に始まるのが一般的です。午前中に葬儀を行う理由は、火葬までの時間を考慮してタイムスケジュールを組みます。火葬をしてから再び斎場に戻るまで3時間~4時間必要のため、余裕をもってスケジュールを組みましょう。

 

地域によっては火葬場が遠いこともあり、時間帯を早めて8時過ぎから始める場合もあります。さらに、大きさな斎場は1日に複数の葬儀を行うこともあり、他の方と重ならないようにするため、午前中に始めることも多いです。

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午後に行うこともできる

午前中に葬儀を行う方が多いですが、予約を取れない場合は、午後に行うこともあります。午前中に葬儀を行った後に始めることが多いため、遅くても11時から12時から始めます。火葬場が近い場合は13時から行える場合もあります。

 

葬儀については、地域の風習や葬儀社によって内容が異なります。そのため、午後から行う場合であっても、時間に余裕をもって参列者にも負担がないようにスケジュールを組んでください。

葬儀に日程やタイムスケジュールの流れ

初めての葬儀を行うときは、タイムスケジュールの流れを参考にしながら準備することが大切です。これを把握することで日程が組めるため、一般的な葬儀のタイムスケジュールを確認してみましょう。

葬儀の日程の決め方

葬儀を行うときは、僧侶と時間帯の相談をしなければいけません。複数の葬儀が重なっていると僧侶も忙しい場合があるため、まずは僧侶とスケジュールを確認することが必要です。そのため、僧侶・葬儀社・家族の要望を考慮して時間帯を決めるようにしましょう。

 

仏教の場合は僧侶ですが、その他の宗派の方もスケジュールの確認は必須のため必ず確認をしながら葬儀の準備を進めていきましょう。

タイムスケジュールの流れ

一般的な葬儀のタイムスケジュールの流れを把握すれば、それにあわせて葬儀の準備を進めていくことができるためご紹介します。葬儀が10時開始の場合は、1時間前から受付を開始します。1時間程度葬儀を行ったら、出棺のための最後のお別れの挨拶を行います。

 

火葬やお骨上げまでの時間は1時間半から2時間かかるため、その間控室で待機してもらうようにしましょう。火葬が終わったとは、還骨法要を行うことも多くこれをタイムスケジュール通りに行うとこの時点で13時半です。

 

さらに、精進落としをする場合は14時からとなり、終了する時刻は15時です。葬儀の受付開始の9時から始まり15時までこのように様々な葬儀の流れを行う必要があるため、余裕をもってタイムスケジュールを組むようにし、午後から始まる場合も調整していきましょう。

葬儀の時間に関するマナーについて

葬儀のタイムスケジュールの流れをスムーズに行うためには、集合時間などもしっかりと守らないといけません。時間がなく遅刻しそうな場合の対処法も一緒にご紹介します。

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親族の集合時間

葬儀を行う際、親族は1時間前に集合し受付の準備などを始めないといけません。様々な手順や準備があるため、親族で協力して葬儀を進めていくことが大切です。故人の家族は精神的な負担が大きいため、早めに集合してお手伝いができるようにしましょう。

参列者の集合時間

葬儀に参列する予定の方は、30分前に到着し受付を済ませて着席するのが基本的なマナーです。できれば30分以上前に斎場近くに到着しておくことが理想的で、余裕を持ちながら受付を済ませると失礼のない行動をすることができます。

 

お葬式は様々な方が参列しており、緊張した空気の中で行われます。そのため、遅刻などをして目立ってしまうと静粛な空気を乱す可能性があるため気を付けてください。

遅刻しそうな時の対処法

葬儀に参列する予定があるなら、時間に余裕をもって準備することが必要ですが、交通事情やアクシデントによって遅刻してしまう可能性もあります。遅刻する時間によって対処の仕方をご紹介します。

 

30分以内の遅刻であれば、急いで斎場に向かい参列しましょう。斎場に入る際は入り口に一番近い席に座り空気を乱さないように気をつけてください。1時間前後遅刻するなら、斎場の係の人に相談をしましょう。入るタイミングが難しい場合はロビーで待機しましょう。

 

1時間以上遅刻する場合は、あらかじめ連絡を入れてお詫びを伝えます。後からでも改めて直接お悔やみを伝えることができるため、冷静に判断してどうすれば良いかを考えてください。

葬儀にかかる時間を把握して日程を決めよう

初めての葬儀は流れをつかむのが難しいため、タイムスケジュールの流れを参考にしながら日程を決めていきましょう。時間通りに進めていくためにも、家族や僧侶など相談しながら決めていきましょう。