【葬儀】葬儀・お通夜の注意すべきNGポイント【基本マナー】

公開日 : 2020/4/27

更新日 : 2020/9/9

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人生で誰もが必ず1度は経験する葬儀への参列。何度も経験するわけではないけれど、いざ参列するとなれば、葬儀の基本的な流れやマナーに不安を感じる方もいるでしょう。ここでは葬儀への参列で注意すべきNGポイントと正しいマナーをご紹介します。

公開日 : 2020/4/27

更新日 : 2020/9/9

目次

葬儀で注意すべきNGな服装・ベストな服装

人生で誰もが経験する葬儀への参列。大切な人に感謝を述べて誠意を込めてお見送りする、大切な儀式です。

 

生前お世話になった方とご遺族へ心を込めつつ失礼のないようご挨拶するため、葬儀・お通夜で注意すべきNGポイントと正しいマナーを解説していきますので、参考になさってくださいね。

 

まずは『葬儀で注意すべきNGな服装』をご紹介します。最後に『葬儀での正しい服装』もご紹介しますが、正しい服装+NGな服装と2つの観点から知識を学んでおけば、より安心です。

 

大切な人とのお別れで失礼な装いをしてしまわないよう、正しい服装を意識しつつNGな服装を回避しましょう。

お通夜でNGな服装とは?

かつて、お通夜に参列する人は「喪服NG」でした。その理由は「突然の訃報にも関わらず喪服をしっかり着用していた=亡くなることを分かって準備していた」とされていたからです。

 

しかし、時代とともにマナーや風習も変わるもの。現在、お通夜も男性女性ともに喪服がベストとされています。

 

男性なら準礼装にあたるブラックスーツ。女性なら洋装のブラックのフォーマル黒のワンピースパンツスーツがベストです。

 

お通夜でNGな服装はこちら。

 

男性の場合

男性:ネクタイピン・時計やアクセサリーなどきらびやかなもの。

 

その他、スニーカーやカラフルなネクタイ、色シャツや柄シャツなどもふさわしくないので注意しましょう。

女性の場合

女性:短すぎるスカート丈・毛皮類・派手なメイクやネイルなど。

 

派手なものやきらびやかなものでアクセサリーや時計など宝飾品も、葬儀だけでなくお通夜にもふさわしくないのでNGです。

葬儀でNGな服装

お通夜だけでなく、葬儀で着ていくと失礼にあたる服もあります。葬儀でNGな服装はこちらです。

男性の場合

・黒のビジネススーツ ・カフスボタンやタイピン ・華美な色、カラーのネクタイ 男性は、カラーがブラックでもビジネススーツだと失礼にあたります。葬儀は伝統的で厳かに行われるので、ビジネススーツは最適といえません。 また、男性は葬儀の最中に上着を脱いでしまうのもNGなので注意しましょう。

女性の場合

・スカート丈の短いもの ・肌の露出が多いもの ・毛皮を使ったもの ・タイツ ・ピンヒール ・華美な色、デザインのもの ・パールのアクセサリーでも2連はNG お通夜と共通して派手なアクセサリーや時計、華美な宝飾品などもNGなので注意しましょう。

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お通夜・葬儀での正しい服装とは

お通夜・葬儀でのNGな服装を知った後は、正しい服装を知っておきましょう。

男性の場合

 

・準礼服と呼ばれる黒の礼服スーツ(礼服コーナーに並んでいるもの)

 

ワイシャツは白

 

黒の革靴

 

・その他、ベルトや靴下など全て黒で統一

女性の場合

黒のワンピースパンツスーツ(礼服コナーに並んでいるもの)

パンプスは黒

バッグは布製で黒

ハンカチは飾りのない白か黒

・ストッキングや髪留めなど全て黒で統一

パールのアクセサリーは1連のみ

 

ちなみに、女性で黒の和装を着る方もいらっしゃいますが、あれは一般的に喪主や親族が着ます。一般参列ならば、和装は避けましょう。

葬儀で注意すべきNGワードと言い換え

ここからは、葬儀で注意すべきNGワードをお伝えします。日本の葬儀では「忌み言葉」「重ね言葉」など、葬儀という儀式の場にふさわしくない言葉があります。

 

ここ数年、風習が薄れて気にしないという方も増えてきましたが、大切な方へ感謝の思いを込めてご挨拶をするためにも、NGワードは回避しましょう。

葬儀でのNGワードとは

「重ね言葉」「忌み言葉」、その他NGワードをピックアップします。

 

重ね言葉:ますます、重ね重ね、度々、いよいよ、またまた

忌み言葉:落ちる、消える、下る、大変、数字の四と九(死や苦を連想させるもの)

不幸の連鎖をイメージさせる言葉:繰り返し、再び、続いて、再三

生死の直接的な表現:生きている頃、死亡、急死など

 

これらのNGワードを回避すれば、お悔やみの言葉をお伝えする際の安心感が増します。

 

 

葬儀でOKになるよう言い換えしましょう

お悔やみの言葉をお伝えする際、重ね言葉は比較的回避しやすいもの。しかし、忌み言葉や生死の直接的表現など回避するのが難しいものもあります。

 

重ね言葉や忌み言葉はできる限り使わず、生死の直接的表現などは、柔らかく失礼のない表現へ言い換えるのがベストです。

 

(言い換えの例)

・「生きている頃」は「お元気な頃」や「生前」

・「死亡」は「ご逝去」や「お亡くなり」や「永眠」

・「急死」は「急逝」や「突然のこと」

 

丁寧な言葉へ言い換えることで、心を込めたお悔やみの言葉を伝えられます。

 

葬儀で注意すべきNGマナー

上記以外にも、やってしまいがちなNGマナーをピックアップしました。悪気はなくとも無意識でやってしえば結果として失礼にあたります。

 

大切な儀式で失礼なことをしてしまわないよう、チェックしておきましょう。

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御香典を新札で用意する

結婚式のご祝儀は新札が基本マナーですが、葬儀でお渡しする御香典を新札で用意するのはNGです。その理由は「新札が準備できている=亡くなることを予想していた」と捉えられるから。

 

近年は風習が移り変わりつつあることから、気にしないご遺族もいらっしゃるでしょうが、些細なポイントも細心の注意を払って参列したいものです。

葬儀に遅刻する

一般参列者としてお通夜にお伺いする場合、特に決まった時間はありません。突然の訃報なので、できるだけ遅くならないようバタバタと準備して向かうでしょうが、基本的に決まった時間はないのです。

 

ただ、葬儀に参列する場合は時間厳守です。特に読経中の入室はNG。万が一遅れてしまった場合、御焼香など参列者が動くタイミングを見計らいましょう。

電話でお悔やみを伝える

遠方在住のため、どうしてもお通夜・葬儀に参列ができないケースもあります。直接お悔やみの言葉をお伝えしたいと考えるでしょうが、葬儀を終えるまではご遺族も精神的・肉体的に忙しいもの。

 

電話だとご遺族の負担になる可能性があります。お通夜や葬儀に参列できない場合、弔電を送り気持ちをお伝えするのがベストです。そして、日を改めて御焼香とご挨拶の機会を作りましょう。

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深夜の弔問

仕事を終えてお通夜や葬儀に向かうケースもあります。しかし、深夜の弔問ご遺族の負担となってしまうのでNGです。

 

ご遺族の負担にもなるので、深夜の弔問は避けてタイミングを見計らいましょう。

故人が亡くなった理由を聞く

大切な人との別れに、ご遺族は精神的にも肉体的にも悲しみや疲労を抱えます。そんな時に、故人の亡くなった理由を尋ねるというのは、失礼極まりない行為です。

 

野次馬心を出すのは不躾で、ご遺族に不快を感じさせる可能性も高いのでNGだと覚えておきましょう。

ご遺族との長話

お通夜で御焼香する時や葬儀でご遺族とご挨拶するタイミングなど、ご遺族へ直接お悔やみの言葉を伝える機会があります。久しぶりの再会懐かしい思い出話など積もる話もあるかもしれません。

 

しかし、お通夜や葬儀で長話をしてしまうのはNGマナーです。

 

ご遺族は多くの参列者に対応し、挨拶をしなければなりません。故人を失った悲しみを抱えながら参列者1人1人に挨拶をするため、ご遺族の精神的・肉体的負担は避けられません。

 

ご遺族の状況を察し、積もる話は後日改めてするのがベストです。

 

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大声や談笑

お通夜や葬儀では、参列者同士で久しぶりの再会に話が盛り上がることもあるでしょう。

故人を共通の話題となる思い出話、みんなで笑いあった記憶などついつい話が盛り上がってしまうこともあるかもしれません。

 

しかし、話が盛り上がったからと大声で話をしたり声のボリュームを気にせず談笑するのは、厳かなお通夜・葬儀の場にふさわしくありません

 

不快に感じるご遺族もいらっしゃるので、声のボリュームや談笑などご遺族の精神的負担にならないよう配慮が必要です。

 

葬儀で注意すべきNGマナーのまとめ

日本の義務教育やその他教育機関では、お通夜・葬儀での基本マナーやNGポイントを指導していません。親や親戚などから教わるしかなく、教わるタイミングを逃したままお通夜・葬儀参列が決定する方もいるでしょう。

 

いつか訪れるであろう機会に備えて、注意すべきマナーと正しいマナーを学んでおく必要があります。

 

大切な儀式で失礼なことをしてしまわないよう、参考になさってくださいね。