弔電はどんな時に打つの?弔電を頂いた際の会社へのお礼の仕方も
公開日 : 2020/4/22
更新日 : 2020/9/8
弔電とは、お葬式に参列できない場合に送る葬儀の電報のことです。弔電のマナー、また会社へのお礼の仕方が分からない方も多いのではないでしょうか。今回は弔電とはそもそも何か、宗教ごとの弔電の打ち方、そして正しい弔電のお礼の仕方を解説していきます。
公開日 : 2020/4/22
更新日 : 2020/9/8
目次
弔電とはどんなもの?
弔電とはそもそも何なのか、そして弔電を送りたい場合どうしたらよいのか把握しておきましょう。今回は弔電について、弔電の書き方やマナー、そして会社から弔電を頂いた際のお礼の仕方について詳しくご紹介します。
弔電について
弔電とは葬儀などに参列できない場合に、亡くなった方の死を悼んで、お悔やみの言葉を綴った電報のことを指します。今まで大変お世話になった方や大切な友人などの突然の訃報を受けた時に、どうしても葬儀に参列できない場合のみに弔電を送りましょう。 また、インターネットや電話などでも弔電の手配することが可能になっています。 あらかじめもしもの時のために弔電がスムーズに送れるように準備しておくことも大切です。
弔電のマナーとは?
まず、弔電は通夜や葬儀告別式に参列することが難しい場合に送るものです。なので葬儀などが終わってしまってから送るのは失礼になります。必ず葬儀などが開かれる前日または当日に確実に届くように手配をしましょう。また弔電は「書く」ではなく「打つ」と一般的には言います。 また直前になり参列が可能となった場合ですが、弔電を送ってしまった後でも参列は可能です。
送るときのマナー
弔電を送る際には宛名は喪主宛てにしましょう。また送り先の住所は通夜や葬儀、告別式が開かれる場所の住所に送ります。宛名は名字だけではなくフルネームにします。もし同じ斎場で同じ名字の方が葬儀などを開いていた場合混乱を防ぐためです。 また差出人もフルネームで記載し、故人とどのような関係か分かるようにしましょう。
言葉遣いのマナー
弔電にはいくつか言葉遣いのマナーが存在します。 まず忌み言葉は使ってはいけません。忌み言葉とは不幸を連想させてしまう「たびたび」「再び」などの重ね言葉や「死ぬ」「苦しむ」などの直接的な表現をする言葉、そして死や苦しいを連想させてしまう数字の四や九は使ってはいけません。 また繰り返すことを想像させてしまうような「この先」や「これから」などの使用も禁止です。代わりに「死ぬ」ならば「急逝」「逝去」などの言葉に置き換えて弔電を打ちましょう。
弔電はどう書けばいいの?
ここでは弔電の書き方を宗教ごとに表現の仕方や使用していい言葉など詳しく紹介していきます。
仏教の場合
日本では仏式の葬儀がほとんどです。仏式の弔電の場合は「ご冥福をお祈りします」という表現がよく使われています。また「成仏」「供養」などの言葉も仏教から派生して生まれた言葉です。 なので、仏教の場合はこれらの言葉を使用してもかまいませんが、その他の宗教の場合は使用してしまわないように気を付けなければなりません。
キリスト教の場合
キリスト教の葬儀の場合には「お悔やみ」という概念がないので弔電を打つ差には注意が必要です。 仏式が「お悔やみを申し上げます」や「ご冥福をお祈りいたします」なのに対して、キリスト教式では「永遠の平穏をお祈りします」などの表現がされます。 こういった宗教ごとの表現の違いに気を付けて弔電を打ちましょう。
弔辞のお礼とは?
ここでは弔電へのお礼の仕方や、お礼をするタイミングについて紹介していきます。
お礼をするタイミングはいつ?
弔電には特にいつまでにお礼をしなければならないやお礼の品物を送らなければならないなどの決まりは特別ありません。しかし弔電を頂いた場合はお礼状を送るのがマナーです。 葬儀を終えたらすぐに送るのが1番よいとされていますが、精神的にも肉体的にも葬儀などをすべて終えた直後にお礼を書く気持ちになるのは難しいかもしれないでしょう。 なので遅くても、お礼状は葬儀が滞りもなく終了したお知らせでもあるので1週間以内に送るように心がけましょう。
お礼状の書き方
まずお礼状は一般的な手紙ではないので、時候の挨拶や送り先の方の安否を尋ねるような言葉を省略します。頭語や結語は入れても入れなくてもどちらでも良いですが、必ず統一をしてどちらか一方だけ入っていることがないようにします。 文章中には句読点は用いず、改行などで文の切れ目を表します。そして丁寧な文面を心がけ、礼儀正しいお礼状を書きましょう。また、関係のないプライベートの話を書いてしまわぬように気を付けましょう。 連名で弔電を頂いた時には、お礼状は連名にせず一人ずつ書きます。そしてお礼状の最初には誰の葬儀であったか示すために、故人の名前を書きます。「亡父 ○○儀」や「故人 ○○儀」といったように名前の後ろに「儀」を付けます。
返礼品も贈るの?
弔電のみ頂いとた場合はお礼状をおくり、香典も一緒に頂いた場合は香典返しを贈ります。 香典返しは香典を頂いた方に贈るものなので、弔電のみの方に香典返しを贈ってしまうと失礼になるので気を付ける必要があります。 また弔電と香典返しの両方を送る場合には別々ではなく、忌明けに弔電の分も上乗せして香典返しをすると良いでしょう。
会社へのお礼はどうすればいいの?
会社から弔電を頂いた場合のお礼についてご紹介します。
お礼状以外のお礼の仕方
現代では、会社からの弔電に対してメールやfaxでお礼をすることも認められてきています。これは少額づつ会社の方がお金を出しいて、人数が多い場合などの例外として認められているようです。 ただし、お礼状の送り先に目上の方などがいらっしゃる場合にはメールでは失礼になってしまうので、電話でのお礼など、直接のお礼をした方が良いです。 またメールなどのお礼は正式なお礼とならないので極力直接のお礼かお礼状でしっかりお礼をしましょう。
会社で誰にお礼をするの?
会社からの弔電は数多くの人数が携わることがほとんどです。そういった場合、誰にお礼をすればいいのか悩みますよね。大企業では弔電の名前は社長名であることがほとんどです。弔電へのお礼を一斉メールなどで送ることも稀にあるようですが、正直控えた方が良いと思います。 そこで誰にお礼をするかについてですが、弔電に携わった人の中でも特に立場の上の方、社長や直属の上司などにお礼をすると良いでしょう。 しかし他にもかかわっている方にもお礼をしたい場合は、復帰後すぐに部署全体に向けておお礼の言葉を述べると良いです。
弔電のマナーやお礼を把握しよう
親しかった方の突然の訃報に、葬儀などに参列ができないことがあります。そのような時に弔電について悩むことがないようにしましょう。また、弔電にお礼をする際のお礼状についてもいくつかマナーが存在します。故人に思い頂いた弔電に失礼のないようにおれいをしましょう。
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