葬儀の受付での記帳方法とは?書き方やマナーを解説

公開日 : 2020/4/21

更新日 : 2020/9/9

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葬儀に行くと必ず受付に立ち寄ります。ですが、個人や団体、親戚などと行く場合もあり記帳方法はさまざまです。それぞれの記帳する際の書き方やマナーを解説していきます。

公開日 : 2020/4/21

更新日 : 2020/9/9

目次

葬儀の受付での記帳とは

葬儀に参列する場合に、必ず受付をすましてから葬儀場へ向かいます。受付には記帳簿があり、自分の住所や氏名を記入します。

 

葬儀に誰が参列したのか、後で見て分かるように記録のために記帳を行います。故人とどのような関係性がある人が来たのかを確認するのにも役立ちます。

 

また、記帳を行った人は御香典をいただく人とも言えます。後で香典返しと呼ばれる感謝の気持ちを贈る時にも、記帳は必要なのです。

葬儀での記帳方法やマナー

葬儀での記帳方法は、どのような方達の葬儀に参列するのか、また個人・複数で葬儀に参列するかによって異なります。それぞれの場合の記帳方法を見ていきましょう。

個人で参列する場合

個人で葬儀に参列する場合の記帳は、自分の住所と氏名を記入します。住所が他にあるとしても、香典返しのことを考えると現在の住所を書く方がベストでしょう。

 

氏名は、名前だけではなくフルネームで書くことが基本です。個人の場合は、1人だけなので前後の記入者に気を遣わず書いても大丈夫でしょう。会社関係や団体ではないので、所属名なども書く必要はありません。

 

また、記帳する場所に筆ペンやボールペンなど筆記具が用意されているため、筆記具を持ってこなくても大丈夫です。字は、丁寧に分かりやすい字で書くことがポイントです。

夫婦で参列する場合

夫婦で葬儀に参列する場合は、個人の場合と同じく住所・氏名を記入します。ですが同じ名字であることから、名字を省略しても良いか迷う人や、どちらか一方の代表者の名前を書けば良いかと思う人もいるでしょう。

 

実は、同じ名字であっても名前だけの記帳は失礼にあたります。そのため、同じ名字の夫婦であっても名字からきちんと記帳することが大切です。

 

また、どちらか一方の氏名だけではなく基本的に夫婦両方の氏名をきちんと記帳することがマナーです。記入する際は丁寧な字を心がけて書くと、より気持ちが伝わるでしょう。

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会社や団体で参列する場合

葬儀に参列するのが会社である場合は、故人と同じ会社や、故人と関係が深い別の会社である場合もあります。どのようなつながりの会社であるのか、親族によく分かるように会社の住所と会社名を記入すると良いでしょう。

 

会社以外の他の団体である場合も、団体名を記入します。住所氏名を書く時には、1人1人の住所氏名を書く方が親族に分かりやすい場合でしょう。

代理で参列する場合

代理で参列する場合はそれぞれの状況によって異なるため、状況に応じて書き方を知っておきましょう。

妻が夫の会社関係の代理で参列する場合

妻が夫の代理で参列する場合は、記帳する際に代理で参列した妻の名前を書けば良いと思われるかもしれません。ですが、妻の名前ではなく夫の名前を書くのが基本的なマナーです。

 

記帳する際には、まず夫の名前を書きましょう。代理で来たから「代理」と書けば良いかと思ってしまいますが、代理と書くのは礼儀ではありません。夫の名前を書いたその左下に(内)という言葉を書くとベストでしょう。

 

 

 

 

妻が夫の親族関係の代理で参列する場合

妻が夫の親族関係の代理で参列する場合には、2人とも親族に関係が深く一家として参列する訳ですから、夫だけの名前ではなく夫婦2人の名前を書くのが礼儀です。氏名を書く時は、フルネームで書くようにしましょう。

 

あくまでも個人としての代理ではなく、一家の一員としての代理で参列しているという点を踏まえておくことが大切です。

会社の上司代理で参列する場合

会社の上司の代理で参列する場合は、自分の名前ではなく会社の上司の名前を書きましょう。上司の名前を書く際には、会社名は所属部署などを詳しく書くのがマナーです。

 

名前を記帳したら、名前の左側に「代」あるいは「代理」と書くと良いでしょう。その際には、上司の名前の邪魔をしないように、小さめに書くのがおすすめです。

 

受付では、記帳の際に名刺を出した方が良い場合もあります。そのため、上司の代理で参列する場合は名刺をもらっておくと良いでしょう。

 

記帳とともに大切な葬儀受付の際の基本的マナーや作法

葬儀の受付の際にも、記帳以外の基本的なマナーや作法があります。どのようなマナーや作法があるか見ていきましょう。

葬儀受付での挨拶

葬儀で参列に来た際には、まず葬儀受付へ向かいます。受付の人の顔を見たら一言お悔みの言葉を述べるのがマナーです。

 

お悔みの言葉の例として、「この度はご愁傷さまでございます。」「心よりお悔み申し上げます。」「心からご冥福をお祈りいたします。」「心から哀悼の意をあらわします。」などを気持ちを込めて述べると良いでしょう。

 

また、お悔みの言葉とともに、受付の方への深々としたお辞儀を忘れずに行いましょう。

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受付に香典を渡す

お悔みの言葉を述べて記帳を終えれば、受付の方へ香典を渡すのがマナーです。記帳の前に香典を渡すのは誰かも分からないですし、常識外れの行為であるので控えましょう。

 

香典を渡す際には、表書きを相手の方へ向けて両手で持ち、慎み深く渡す方法がベストです。あくまでも葬儀の場ですから、言葉が少ない態度で神妙な面持ちでいる方が良いでしょう。

 

代理で葬儀に参列する場合では、まず誰の代理の香典であるかを伝えてから渡すと受付の方にも分かりやすいはずです。

 

 

葬儀受付での記帳の際の注意点

葬儀受付で記帳をして香典を渡した後、葬儀に出ない人がいるのも事実です。葬儀に出ないことが非常識ではありませんが、事前に葬儀に出れない事情を親族へ伝えておくことが大切でしょう。

 

葬儀には、個人、会社関係、親族関係など、さまざまな縁故関係の人が葬儀に参列します。受付の記帳方法もさまざまですから、それぞれの関係性を考えて記帳方法を確認しておくこともポイントです。

 

親族関係の参列者の場合は、どの親族でも省略せずにフルネームが基本です。名前と住所を丁寧に記帳することを頭に入れておくと良いでしょう。

葬儀の受付マナーをわきまえて記帳をしよう

葬儀に参列する際には、とにかく悲しい負の気持ちでいっぱいである時に向わなくてはなりません。なかなか自分の気持ちを立て直すことも難しい時ですが、その際にも礼儀やマナーをわきまえた行動が求められます。

 

葬儀の受付で記帳する際には、実はどのような形で葬儀に参列するかによって、書き方やマナーが異なります。ただ参列しなければ、という意識で行くのではなく、故人やその親戚の方達に失礼がないように、礼儀やマナー、作法を身に付けておくことが大切です。

 

心からのお悔みの気持ちで故人を送るためにも、葬儀の受付マナー、記帳のやり方を心得て葬儀に参列すると良いでしょう。