妊婦はお葬式でお腹に鏡を入れる?迷信やマナーを徹底解説します
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
妊婦がお葬式に参列する時は、一般的なマナーと異なります。また、昔から言い継がれている迷信などがあるため、地域によっては今でも継続しているところがあります。妊婦でお葬式に参列するのか悩んでいる方は、迷信やマナーをチェックしてから決めてみましょう。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
目次
妊婦とお葬式の迷信
妊婦とお葬式にかかわる迷信は昔からあります。看護師さんか聞いたり教えてもらった方も多いのではないでしょうか。今でも実際に行っている方もいますので、どのような迷信があるのか詳しくご紹介していきます。
鏡をお腹に入れる
妊婦がお葬式に参列すると「赤ちゃんが霊に連れて行かれる」と言われたり「あざのある赤ちゃんが産まれる」と赤ちゃんに悪い影響を与える迷信が昔からありました。そのため、お葬式に参列する時は鏡をお腹に仕込む方法で邪気を払うという迷信があります。
やり方は鏡の反射部分を外向きにして、腹帯などを使って固定します。マタニティには鏡を入れることができるポケットがあるデザインもあるため、外向きにして鏡を入れてみてください。鏡もポケットに入る小さ目のもので大丈夫です。
綺麗に映る鏡であれば、どのような鏡を使ってOKです。昔からの迷信を信じて鏡を今でも入れている地域はありますが、迷信を知らずに鏡を入れなかったという方も実際は多いです。心配な方は周りの方にアドバイスをもらって準備をしてください。
赤い布を巻く
妊婦がお葬式に参列する時に、鏡を仕込む迷信がありますが、その時に赤い布でお腹を巻くとよいと言われています。よくないことをしりぞける風習で、悪い霊をお腹に入ることができないと言われているため、帯びたいではなく赤い布を意識してみましょう。
お葬式の服装で赤など明るいカラーは基本NGですが、妊婦の場合は異なります。また、見た目では赤い布を付けていることがわかりませんし、赤ちゃんへの影響を考えて心配している方は赤い布を準備してみてください。
迷信など気になる方は、妊婦ですし無理してお葬式に参列する必要はありません。体調を考えて赤ちゃんのことを優先してください。その際に、周りにも妊婦であるということをしっかりと伝えてください。
火葬場でお骨を拾わない
妊婦時期に火事にあったり火事現場に行くと赤い痣の子供が生まれるという迷信があるため、火葬場に行ってはいけないと言われています。また、火葬場でお骨を拾ってはいけないと言われている地域もあります。
その理由としては、火事にまつわることで妊婦が精神的な負担を与えてしまい、赤ちゃんに悪い影響を与えてしまうことからこのような迷信が続いています。火事の煙はつわりの時期でなくてもつらいものですし、お葬式のお線香で気分が悪くなる可能性も少なからずあります。
お骨を見てショックを受けてしまう可能性もあるため、火葬場に行ってもお骨は拾わず遠くから見ているだけという場合もあります。その地域で言われている迷信に従って妊婦も参列する時に注意してみてください。
生まれ変わり
妊娠中の時に義父や義母が亡くなるということもあります。妊娠をすると親族の誰かが亡くなり、生まれ変わりと言われることも実際にあります。タイミングですが、やはり生まれてきた赤ちゃんの性別がたまたま同じで、親族に生まれ変わりだと思われることも少なくありません。
実際に赤ちゃんが生まれてから、亡くなった親族に似ていて生まれ変わりだと言われたりしている方も実際にいます。世代交代を順繰りに全うできるとプラスに考える方もいます。すべての人が当てはまるわけではありませんので、このような迷信があると頭の隅においておきましょう。
妊婦がお葬式に参列する時のマナー
妊婦はお腹が大きいため、喪服を着ることができません。また、お腹の中には赤ちゃんがいますので無理をしてはいけません。そこで、妊婦がお葬式に出席するときに気を付けなければいけないマナーについてチェックしておきましょう。
参列できるか事前に確認
お葬式に妊婦が出席することは大丈夫ですが、地域の風習によってはタブーとされているところもあります。体調や妊娠期にかかわりなく、参列を拒否される場合もあるため事前に確認することが大切です。
妊婦はいつ気分を悪くするかわかりませんし、妊娠初期であれば妊娠を隠して出席することはできますが、臨月などいつ産気づくがわからない状態でお葬式に参列するのは危険です。特に地方のお葬式では妊婦を参列させないことが多いため、体の調子を見て確認をしてみましょう。
もし、妊婦なのでお葬式に参列しないのであれば弔電を打ったり、香典や供花を送れば相手にも気持ちが届きますので、無理だけはしないようにしましょう。
服装
妊婦でお葬式に参列する時の服装は、喪服を着なくても大丈夫です。そのため、フォーマルな黒でなくても許されます。普通の黒や濃紺のワンピースを着用してお葬式に参列することができます。光沢がなくお腹に負担のない服装でお葬式に参列しましょう。
妊婦の時だけの喪服は今後使える機会が少ないため、コスパを考えるとレンタルを選択している方も多いです。これなら、無駄になりませんし、その時の状況にあった洋服を簡単に準備することができます。
靴もヒールがないものを選び、転ばないような靴で光沢がなく装飾がないものを履いてください。このようなものを準備するのが大変だと感じたら、無理してお葬式に参列する必要はありません。
遠方の場合
遠方から妊婦がお葬式に参列する場合は、日帰りなどはせず、1泊するなど体に負担をかけないスケジュールを組むことが大切です。本人は大丈夫だと思っても、おなかの赤ちゃんに無理をさせている可能性もあるからです。
遠方の場合、移動距離を考えて無理なら参列しないのも一つの選択肢です。妊婦の初期の場合、つわりなどが辛く、会食などもできないこともあります。どこで具合があるくなるかわかりませんので、遠方から無理してお葬式に参列する必要はないです。
体調もよく状態が安定している場合、お葬式への参列に悩んでいる場合は、医師に相談してお墨付きをもらってから考えるという方法もあります。妊婦後期はいつ生まれてしまうかわかりませんので、移動距離が長い時は相談してみてください。
お葬式に参列できるが無理をしてはいけない
お葬式に妊婦は参列をすることができますが、体調によっては無理に参列する必要はありません。また、妊婦ということでお葬式に参列することを拒否される場合もあります。そのため、事前に確認をして体の調子がよいことが前提です。
お葬式と妊婦にまつわる迷信もあるため、赤ちゃんを守りたいという気持ちからこのような迷信が増えてしまった原因です。実際に行わなくてもその通りになるわけではありませんから、地域の方に相談してどうするかを考えてみましょう。
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