メンズの喪服の種類って?正式な喪服やシャツなどの選び方をご紹介

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/7

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メンズの喪服は通夜や葬儀の際に着用するものです。ダブルやシングルがあり、価格も安いものから高いものまであるなかで、故人を偲ぶ家族に対して失礼にならないメンズの喪服を着用する必要があります。そこで、正しいメンズの喪服の着用の仕方をご紹介します。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/7

目次

メンズの喪服はいつ着るのか

メンズの喪服は通夜や葬儀のときに着用します。葬儀では必ず喪服を着用する必要があり、通夜では訃報を聞いてすぐに駆けつけることもあるため、喪服を着用しなくてもいいとされています。しかし、喪服を着て通夜にでても失礼にはならないので、他の参列者にあわせた服装で出席するのが無難です。

 

訃報がくるのは突然の場合も多いので、マナーに沿ったメンズの喪服を一着は用意して置くといいです。シャツやネクタイ、靴なども通夜や葬儀のマナーに沿ったものを選んで購入しておきましょう。

メンズの喪服は大きく分けて3種類がある

メンズの喪服は正喪服・準喪服・略喪服の3種類があります。それぞれの特長といつ着ればいいのかをご紹介します。

葬儀で喪主が着るメンズの正装服

メンズの正装服とは和装かモーニングのことです。正装服は葬儀で喪主が着用するもので、参列者は着用しません。葬儀では喪主が一番格上の正装服を着用して、参列者は喪主よりも格下の準喪服を着用します。

 

通夜の場合、喪主は準喪服を着用し、参列者は準喪服またはダークスーツや地味な平服を着用します。最近は、和装やモーニングを持っている方が少なくなってきたので、喪主も葬儀で準喪服を着用することが多くなっています。

必ず持っておきたいメンズの準喪服

メンズの準喪服とはシングルやダブルのブラックスーツのことです。光沢のない素材の、深い黒色をしたスーツを選びます。黒い色でもビジネススーツを葬儀で着用するのはマナー違反です。

 

通夜ならビジネススーツや地味な平服でも参列できますが、地域の習慣などにより準喪服を着用する方が多い場合があるので周りにあわせるのが無難です。また、通夜の場合は喪主も正装服ではなく準喪服を着用します。

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通夜や三回忌以降に着用するメンズの略喪服

メンズの略喪服とはダークスーツのことです。準喪服のように深い黒でなくても、地味な色のスーツなら略喪服として着用することができます。略喪服は通夜や三回忌以降の法事のときに着用するのが一般的です。

 

また、「平服でお越しください」などの案内がある場合は略喪服で出席します。平服としてあっても、普段着で法事に出席するのはマナー違反でなのでメンズの略喪服を着用して出席しましょう。

メンズの喪服はシングルとダブルどちらがいいの?

シングルでもダブルでもメンズの喪服として着用することができます。それぞれの喪服の特長をご紹介します。

スッキリと着こなしたいならシングルがおすすめ

シングルのメンズの喪服とは、喪服のボタンが縦一列に付いているものです。ボタンの数は2つと3つがあり、どちらも一番下のボタンを開けるのが正しい着方です。シングルはスッキリとして若々しいイメージを持たれます。

 

昔はダブルの喪服を着用する方が多かったため、ダブルが正式な喪服と思われる方もいるでしょうが、シングルもメンズの喪服として使用することができます。

貫禄があるダブルのメンズの喪服

ダブルのメンズの喪服は、喪服のボタンが縦2列に付いているものです。ボタンの数は4つと6つがあり、どちらも一番したのボタンを開けてるのが正しい着方です。落ち着いたイメージと貫禄が出るので年配の方におすすめのメンズの喪服です。

 

また、たっぷりとしたシルエットになるので、お腹が出ているのを目立たなくすることができます。体格がいい方はダブルのメンズの喪服を着用すると似合うのでおすすめです。

メンズの喪服のサイズはジャストフィットが基本

メンズの喪服のサイズはジャストフィットを選ぶのが基本です。大きすぎたり小さすぎたりするとフォーマルな印象が薄らぐので、なるべくピッタリのサイズを着用します。中のシャツが袖から少し見える程度で、肩幅にピッタリのものを選びましょう。

 

パンツの裾は靴のかかとよりも3cm程度上の長さがジャストフィットです。裾の処理はシングルにします。ダブルにするとカジュアルな印象になるので、なるべく目立たない服装にするのが基本の喪服には向いていません。

メンズの喪服にあわせるシャツやネクタイの選び方

メンズの喪服に合わせるシャツやネクタイ、ベルトなどにもマナーがあります。それぞれの正しい選び方をご紹介します。

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シャツは白を選ぶ

メンズの喪服にあわせるシャツは白で模様が入っていないものを選びます。薄いストライプや水玉などの模様が入っているものも不可で、無地の白のシャツを着用します。光沢があるものや襟が広がっているものもマナー違反です。

 

ボタンの色も白のみで光沢のあるものは使えません。通夜や葬儀に使うシャツはおしゃれなものよりも目立たないもの、故人を偲ぶために落ち着きのあるものを選ぶのが基本です。

ネクタイは黒を選ぶ

メンズの喪服にあわせるネクタイは黒で無地のものを使います。光沢があるものは避けます。ネクタイピンもつけることはできません。弔事用で販売されているネクタイを購入するようにしましょう。

靴やベルト、アクセサリーの選び方

メンズの喪服にあわせる靴やベルト、アクセサリーにも決まりがあります。それぞれをご紹介しますのでご覧ください。

靴は黒の革か合皮のものを選ぶ

メンズの靴は黒の革か合皮のものを選びます。革の場合はエナメルなどの光沢が強い素材は使用できません。価格を安くおさえたい場合は合皮の靴でも使用できます。靴のデザインはストレートチップと呼ばれる先端に一本の線が入ったものを選びます。

 

金具のバックルでとめる靴は履くことができないので、紐で締めるタイプの靴を選びましょう。

靴下は黒のものをあわせる

靴下は靴と同じで黒い色のものを履きます。肌が透けないくらいの薄手のものがいいです。自宅葬などの場合は靴を脱ぐこともあるので、マナー違反にならないように靴下にも気を使いましょう。

靴のインソールは黒にする

靴のインソールも黒にします。靴のサイズがあわない場合や、借りた靴などを履く場合はインソールを使用しますが黒のものを使います。靴を脱いで上がるときに黒以外のインソールだと目立ってしまい、目立たないものを着用する通夜や葬儀の基本に沿わなくなるので注意しましょう。

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着用できるアクセサリーは?

アクセサリーで着用できるものは結婚指輪と時計のみです。結婚指輪でも金色のものはつけることができず、シルバーのみ着用できます。時計はシルバーか黒の革バンドが着用できますが、金色のものは着用ができません。

 

時計の文字盤は黒か白のもののみ着用できます。ガラスやダイヤなどの石が埋め込んである時計も着用できないので気をつけましょう。

メンズの喪服を着用する場合の髪型

メンズの喪服を着用する場合の髪型は、耳にかからない程度の黒髪が基本です。髪が長い場合は後ろで結んで清潔感をだすようにします。光沢のある整髪料や臭いの強い整髪料をつけるのもマナー違反になります。

マナーを守って故人に失礼のないメンズの喪服を着用しましょう

通夜や葬儀は突然知らされることもあり、喪服を準備する時間がないときもあります。自分の体型にあっていて、マナー違反にならないメンズの喪服をしっかりと準備しておき、いざというときに慌てないようにしましょう。