【通夜振る舞いのマナー】通夜振る舞いに参加する時・辞退する時

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/8

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お通夜が終わった後に行われる通夜振る舞いですが、そもそも参加しなくてはいけないものなのでしょうか?今回は、通夜振る舞いのマナーや作法、辞退する時にはどうしたら良いのか等について詳しく解説しています。お通夜に参列される方は参考にしてみて下さい。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/8

目次

通夜振る舞いとはどのようなものか

お通夜の後には親族や参列者に食事を振る舞う事も多いです。故人を思い、偲ぶために行われますが、通夜振る舞いには参加しなくてはいけないのでしょうか?通夜振る舞いに参加する時のマナーや注意点などについて紹介していますので参考にしてみて下さい。

そもそも通夜振る舞いとは?

通夜振る舞いはお通夜に参加された参列客を遺族が弔問に来られたお礼に食事をふるまう事です。遺族と弔問客が故人の事を偲び、思い出話などをします。供養を目的としているので、宴会のようにさわぐ場面ではありません。その為、長居はしないものです。

通夜振る舞いに参加する時のマナーや注意点

通夜振る舞いを行う時の親族のマナーや注意点、参列客が参加する場合のマナーや注意点についてそれぞれ紹介しています。通夜振る舞いは故人や遺族にとっても大切な事です。通夜振る舞いを行う方や参加する予定のある方は事前に確認しておきましょう。

通夜振る舞いを行う親族のマナーや注意点

通夜振る舞いは行われる場合が多いですが、必ず行われるわけではありません。通夜振る舞いを行わない場合には弔問客に酒と折詰めやビール券、商品券などをお渡しして持ち帰ってもらうようにします。それでは、親族のマナーや注意点について詳しく見てみましょう。

通夜振る舞いの料理やお酒について

料理は参列客の2分の1ほどの料理を用意します。お通夜を手伝われる方もいる場合にはもう少し増やして参列客の3分の1程にしましょう。料理はその地域により異なりますが、皆でとりわけられる大皿料理が用意される場合が多いです。

 

事前に参加される人数が分かっている場合にはお弁当のように個別に用意する事もあります。オードブルやサンドウィッチ、お寿司などが多いです。生物を避けるべきとされていましたが、今は刺し身やお寿司が出される事も増えています。

 

飲み物はビールや日本酒、お茶、ジュースなどを用意します。穢れを清めるためにお酒でおもてなしするのが一般的です。子供や車で来られる方、お酒の飲めない方のためにノンアルコール飲料も用意しましょう。参加されない方にはお酒などを包む事もあります。

喪主による挨拶

喪主の挨拶で通夜振る舞いの会が始まり、最後も喪主の挨拶で終了します。最初に弔問へのお礼を伝えて遠慮せずに飲食してほしい事を伝えます。食事会は1~2時間ほどで終わる場合が多いです。30分ほどで帰られたり、通夜振る舞いの途中で弔問される方もいます。

 

喪主はその時の状況に合わせて終わりの挨拶をします。閉式の挨拶では、翌日のお葬式の予定について伝えることも多いです。また、終わりの挨拶の時に告別式を別の日に行う場合には、場所や日時をお伝えしましょう。参列客や親族に感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

僧侶が参加できない時はお膳料を用意する

通夜振る舞いには読経をしていただいた僧侶も会食に参加していただく事が一般的ですが、都合が悪い場合などの理由で参加されない場合も多いです。僧侶が通夜振る舞いに参加されない場合には、食事の費用として御膳料を用意します。

 

お盆などの時期は僧侶は忙しいので参加されない場合も多いです。お布施とは別に「御膳料」と表書きをしてお渡しします。5000円~1万円程度が相場です。お布施との違いを解説します。お布施は僧侶がお通夜や法事などにお経を読んでいただいた事に対する謝礼です。

 

これは通夜振る舞いに関わらず、僧侶に読経してもらう場合に必要です。葬儀業者に渡す費用とは別に僧侶に手渡しします。お布施の相場は宗教や宗派、地域などにより異なります。分からない時には周りの方に相談してみましょう。

 

通夜振る舞いを行わない場合も増えている

最近では通夜振る舞いを省略する方も増えています。昔は通夜振る舞いを行うのが当たり前でしたが、近所付き合いが薄くなっていたり家族葬や一日葬なども増えています。そうした中、通夜振る舞いを行わない事で遺族への負担を軽減する場合もあります。

 

自分の葬儀や家族の万が一の時のために、通夜振る舞いや葬儀について話し合ってみるのも大切な事です。葬儀についてはなかなか話すのは難しいですが、家族と事前に相談しておく事で周りが悩む事も少なくなりスムーズに進みます。何かに書いておく事もおすすめです。

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参列客のマナーや注意点

通夜振る舞いは必ず行われるわけでもありません。また、地域により参加する範囲も異なります。もし、通夜振る舞いに参加する場合には、どのような事に注意したら良いのでしょうか?通夜振る舞いは食事やお酒が出されますが宴会のような場面ではありません。

 

しめやかに故人を思う場です。その為、話が盛り上がってしまったり大きな声で話すなどは控える場面です。お酒を飲まれる場合には特に気を付けなくてはいけません。参加する場合、気を付けたいマナーなどを確認しておきましょう。

参加する場合には長居しない

関東では学校や会社の関係者、近所の方などの来てくれた参列客も含めて通夜振る舞いを行います。関西では遺族や親族のみで通夜振る舞いを行う事が多く、その地域の習わしに合わせましょう。通夜振る舞いを行う時は、最後の挨拶の際にアナウンスされます。

 

故人と関係性が深い方や遺族から参加してほしいと言われた場合には、なるべく参加しましょう。通夜振る舞いで箸をつける事が故人への供養になるので最低でも一口は頂きましょう。大体1時間ほどで終わりますが、長居はせずに30分程度で退席するようにしましょう。

参列客が注意する事

やむおえない理由で辞退する場合には、遺族などに事情を説明して辞退する事を伝えて挨拶をして静かにに退席します。それでも少しでも参加してほしいと言われた場合には少し参加して様子を見て挨拶し、退席しましょう。

 

通夜振る舞いに参加する時には大きな声で話したり笑う事は控えましょう。故人を偲ぶ場なので会話が楽しくなったりお酒で盛り上がってしまっても注意する事が大切です。その為、飲み過ぎないようにしましょう。

 

また、故人と関係の無い話も極力避けるようにします。また、遺族の方はおもてなしをするのに忙しいのであまり足を止めないようにしましょう。遺族は故人を亡くされて気持ちを落とされているので遺族への配慮も大切です。

通夜振る舞いに参加するのかは様子を見て判断する

通夜振る舞いは故人を供養する為にも参加できたらするべきです。ですが、その地域にもより参加する範囲が違うので、通夜振る舞いが行われる時には周りの様子を見て判断しましょう。遺族の方への配慮も忘れないようにしましょう。