弔辞の用紙はどこで購入できる?|正しい折り方やマナーも解説
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
弔辞の用紙はどこで購入できるの?と悩んでいる方も数多くいるはずです。今回の記事では弔辞用紙の購入場所や弔辞用紙の種類をご紹介していきます。また書き方・折り方マナーなどを合わせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/10
目次
弔辞の用紙は主に3種類
「そもそも、どんな用紙を使えばいいの?と悩んでいる方も多いはずですよね。弔辞の用紙は主に「奉書紙」、「巻紙」、「便箋」の3種類です。それぞれの用紙の特徴をご紹介していきます。
奉書紙
昔、奉書紙は公文書の用紙として使われていたと言われています。しっかりとした丈夫な和紙なので、浮世絵の版画用紙としても使用されていたようです。奉書紙は弔辞の用紙として、最も最適と言われています。
巻紙
巻紙は昔から手紙や文章に使われる用紙です。長く継ぎ合わせていく用紙で、上品さのある用紙ですね。より想いを込めたいと考えている方には、弔辞におすすめな用紙と言えます。
便箋
和紙で作られている上品な便箋も数多く発売されています。便箋を使用する場合は、白い便箋と封筒を使うのがマナーと言われています。罫線がついていない便箋を使用するのが望ましいですね。
弔辞の用紙の購入場所
「弔辞の用紙はどこで購入できるの?」と疑問に感じている方も数多くいるはずです。弔辞の用紙が購入することができる場所をいくつかご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
デパート
デパートの高級文房具店には、弔辞の用紙である「奉書紙」や「便箋」、「巻紙」が多く取り扱われていることが多いです。良い弔辞の用紙を購入したい方は、デパートで探してみることをおすすめします。
書道用品店
毛筆を使用する用紙が数多く取り扱っているのが書道用品店です。もちろん弔辞用の用紙も置いてあることが多いですよ。家の近くに書道用品店があるなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
ロフトなどの雑貨店
ロフトやプラザなどの大型雑貨店にも、弔辞の用紙が発売されています。価格も500円〜3000円のものまで幅広く取り扱っていることが特徴です。弔辞の用紙を取り扱っていない店舗もあるので、店舗に問い合わせてみると良いですよ。
コンビニや100均一でも
ここ最近はコンビニや100均一でも、弔辞の用紙が取り扱われています。とにかく時間がない方には、手軽に購入できるコンビニや100均一がおすすめです。品質は低いことが多いので注意してくださいね。
弔辞は何で書く?
「弔辞は何で書けば良いのか」や「弔辞の書き方がわからない」と迷っている方もいるはずです。ここからは弔辞を何で書くのが良いのかをご紹介していきますので、悩んでいる方はチェックしてみてください。
薄墨の毛筆で書く
弔辞を奉書紙や巻紙に書く場合は、薄墨の毛筆で書くのが一般的です。ボールペンなどは使わないようにしましょう。薄墨の毛筆は書道用品店や文房具店、ロフトなどの雑貨店で購入することが出来ます。
縦書きが一般的
弔辞は「縦書き」が一般的な書き方です。弔辞の書き始めは5cm〜10cm程度の余白を空けましょう。行間の空白も大きめにするのがポイント。一行ずつ空白を空けることで、綺麗に書き上げることが出来ます。
パソコンを使って書く
パソコンを使用して弔辞を書くのも大丈夫です。ここ最近はパソコンで弔辞を書く方も増えています。文字に自信がなく毛筆や筆ペンで書けない方は、パソコンを使うのがおすすめですよ。
a4の用紙を使う
パソコンを使用して弔辞を作成する場合は、a4の用紙を使いましょう。一般的なコピー用紙を使用しても良いですが、奉書紙を使用するのがa4の容姿よりも気持ちが伝わるのでおすすめです。
書式や印刷方法
書式はそこまでこだわる必要がありませんが、丸文字は避けるようにしましょう。一般的なコピー用紙で印刷する場合は、裏表がないので普段通り印刷するば大丈夫です。奉書紙で印刷する場合は、サラサラとしている面を印刷部分にしましょう。
封筒に入れる
パソコンで弔辞を作成する場合も、手書きで弔辞を書く場合も封筒に入れるのがマナーです。裸で弔辞を渡すのは避けるようにしてくださいね。無地の白い封筒を使うのが一般的ですので覚えておきましょう。
弔辞の書き方
「弔辞の書き方が分からない」と悩んでいる方も数多くいるはずです。弔辞の正しい書き方についてご紹介していきましょう。また弔辞の正しい折り方についてもご紹介していきますので、最後までチェックしてみてください。
どんなことを書くのか?
弔辞にどんなことを書けば良いのか迷う方も多いはずです。基本的に何を書いても良いとされています。わかりやすいように弔辞の内容のポイントをご紹介していきます。
弔辞は悲しい気持ちや悔しい気持ちなど故人に対しての気持ちを書きます。故人との思い出や人柄、エピソードなどを書くのも良いですね。弔辞の最後は故人の冥福を祈るお別れの挨拶や言葉で締めくくるのが一般的です。
弔辞で注意すること
弔辞を書く際には注意するべきポイントがいつくかあります。失礼にならない弔辞を書くためには、チェックしておくことが大切です。注意しておくと良いポイントをいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
内容や構成
最初に10cmほどの余白を開けて「弔辞」と書きます。文章は余裕を持って綺麗に書くことを意識しましょう。最後には日付と署名を書くのがマナーです。本文よりも低い位置で書くことで、綺麗にまとめることが出来ます。
重ね言葉や忌み言葉を書かない
「くれぐれも」や「たびたび」、「ますます」などの重ね言葉を使わないようにしましょう。不吉なイメージを連想させてしまうので、使わないように意識しながら弔辞を書いてください。
また「切る」や「四」、「九」などの忌み言葉も使わないようにするのがマナーです。縁起が悪いので、文章を書いたら忌み言葉を使っていないかチェックすることが大切ですよ。
句読点はつけない
昔は句読点をつけない文章が一般的でした。そのため弔辞は句読点をつけないで書くのがマナーと言われています。読み手に対して失礼な行為になるため、句読点はつけないように注意してくださいね。
孫が祖母へ書く場合
孫が祖母へ弔辞を書く場合は、年齢によって書き方が少し変わってきます。孫が小学生の場合は、無理に漢字を書かずひらがなで書きましょう。難しい文章を書く必要はありません。気持ちが伝わるような文章を心がけてください。
成人している場合は、わかりやすく簡潔にまとめるのが良いでしょう。思い出をたくさん伝えてあげることで、故人も喜んでくれます。
弔辞の折り方
弔辞を綺麗に書けたら、まず半分に折ります。そして三つ折りにして、上下を折りましょう。奉書紙を使用する場合は、ツルツルとしている面を上にして折るのがポイントです。
巻紙を使用する場合は、署名から文頭にかけて折りたたむのがマナーです。失礼のないような降り方で気持ちよく弔辞を渡しましょう。
弔辞の流れ
名前を呼ばれたら座席から立ち、遺族に一例をします。それから祭壇前に進んでいきましょう。右手で封筒から弔辞を取り出し、右手で弔辞を持ち開きます。開いたら遺影に一礼しましょう。
両手で弔辞をゆっくりと持ち読み上げていきます。ゆっくりと落ち着いて読み上げるのがマナーです。弔辞を読み上げたら、封筒に弔辞を戻します。表向きで霊前の前に弔辞をソッと置きましょう。
遺影に一礼、遺族に一例をしてゆっくりと座席に戻りましょう。弔辞の長さは3分〜5分程度が一般的と言われています。短すぎず、長すぎない弔辞が良いとされています。
弔辞の用紙まとめ
ここでは弔辞の用紙・書き方・マナーについて解説してきました。弔辞の用紙は奉書紙や巻紙を使用するのが、とても望ましいでしょう。故人への励ましにもなる弔辞は、保存される方も多いです。ご遺族の方が快く受け取れる弔辞を心がけましょう。
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