お通夜の髪型マナーを解説(男性向け・女性向け・髪色やパーマなど)
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/9
お通夜への参列は前もって分かっているわけではなく、急に参列することが多いものです。そんな時、お通夜での髪型はどのような点を注意したら良いか、相応しい髪形など迷う方も多いでしょう。今回は、お通夜での髪形マナーの注意点や、適切な髪型のポイントについて解説します。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/9
目次
お通夜の髪型の注意点
お通夜に参列する場合、控えた方が良い髪型や気をつけた方が良いことなどがあります。どういったことを注意すれば良いのか解説していきます。
お通夜の髪型は清潔感が大切
お通夜の髪型において注意することは、派手にならず、清潔感を保つことが基本的なマナーです。お通夜やお葬式といった場では、ご遺族が悲しみに暮れていることを踏まえて派手な髪色や結婚式のような華やかな髪型で参列することは失礼にあたります。
最近では、時代の流れもあり、髪の毛を派手なカラーにしていたり、きつめのパーマをかけていている人も多く、暗めの髪色の方は少ない傾向にあるでしょう。しかし、 お通夜ではできるだけ地味に目立たない髪色や髪型で参加することがマナーです。
髪色が明るい場合はヘアスプレーなどで対策する
お通夜は突然参列することが多いので、普段から派手な髪色にしているという方は突然髪色を暗くするのは難しいでしょう。暗めの茶髪であればお通夜への参加は問題ありませんが、金髪や明らかに派手な髪色の場合はお通夜に参列するには相応しくありません。
そのような派手な髪色の方は、一時的に髪色を暗くすることができるヘアカラースプレーなどでお通夜に参加する時だけ髪色を暗くすると良いでしょう。黒髪や暗い色に染められるスプレーやクリーム状のものなど様々な商品があります。
髪色を暗くする商品は大きなスーパーやドラックストアなどといった場所に売られており、簡単に手に入れることができます。1日だけ染められるタイプや1週間程度髪色を保てるものなどがあるので自分に適したものを選びましょう。
子供の髪型の注意点
お通夜へ子供を連れて参列する場合、子供の髪型のマナーも基本的に大人と同様です。 小さい子供の場合は髪色を明るく染めていたり派手なパーマをかけていることは少ないかもしれませんが、長い髪にしている場合のは大人の女性と同様にしましょう。
長い髪の場合は、できればお団子ヘアにしたり、後ろで結ぶなどしましょう。子供なので高い位置で髪を結んでも良いと思われがちですが、できれば大人と同様に低い位置で結びましょう。子供は大人よりも許容範囲は広いですが、できるだけ相応しい髪型にすることがマナーです。
お通夜の髪型で男性が気を付けること
お通夜での髪型で男性が気を付けることはどういったことがあるのでしょうか。おすすめの髪型も覚えておきましょう。
長すぎる前髪やパーマは控える
お通夜に参列する男性の髪型において一番大切なのは清潔感です。櫛を通していないようなボサボサの髪型はお悔やみの場として相応しくありません。整髪料を使い、綺麗に整えてお通夜に参列しましょう。
また、前髪が長すぎるのも清潔感がなく、お通夜ではお辞儀やお焼香など頭を下げる機会も多いので、目元まで切るか、邪魔にならないよう横に長してワックスで固めるなど対策しましょう。そして明らかにパーマをかけているような髪形もあまり相応しくありません。
お通夜へ参列する時だけでも、整髪料やヘアアイロンを使い、なるべくゆるやかなパーマか直毛に近づけるようにすると良いでしょう。もし男性で長髪の場合も後ろの低い位置で束ねて目立たないようにするなど対策しましょう。
男性のおすすめの髪型
お通夜に参列するのに相応しい男性の髪型とは清潔感があるオールバックや七三分けがおすすめです。オールバックは前髪が長くても固めておくことでお辞儀やお焼香の際に邪魔にならず、見た目もすっきりとして清潔感があります。
また、七三分けも清潔感がありつつもきちんとして見える髪型の定番です。やり方も髪を左右に7対3の割合で分けるだけなので簡単です。マナーをしっかり踏まえ、失礼のない髪型でお通夜に参列するようにしましょう。
お通夜の髪型で女性が気を付けること
お通夜での髪型で女性が気を付けることはどういったことがあるのでしょうか。髪の長さによっても違いがあるので覚えておきましょう。
ロングヘアは低い位置でまとめる
お通夜に参列する場合、女性でロングヘアの場合、おろしたままにせずまとめるのがマナーです。低い位置でまとめるのが基本で、耳から上の高い位置でまとめてはいけません。長い髪を高い位置でまとめるとお祝い向けのヘアスタイルになってしまいます。
ロングヘアをまとめる場合には、まとめる位置が耳から下にくることがお通夜やお葬式でのマナーです。お団子にまとめるのが一番おすすめですが、派手な飾りのついていない暗い色のヘアゴムやヘアネット、またはバレッタでまとめても良いでしょう。
髪をまとめる際にラインストーンなど光るものがついヘアアクセサリーはお悔やみの場に相応しくないので避けましょう。また、シュシュやカチューシャを使用するのもカジュアルな印象を与えてしまうので控えましょう。
ショートやボブはそのままでOK
ショートヘアや肩に髪がつかない長さのボブの人は基本的にはそのままでお通夜に参列しても問題ないでしょう。しかし、お辞儀やお焼香の時に前髪が邪魔になるくらい長い人は前髪を簡単に黒色のピンでとめるようにしましょう。
女性のおすすめの髪型
お通夜に参列する場合、女性のおすすめの髪型にはどういったものがあるのでしょうか。意外に知らないこともあるので、日頃からしっかり頭に入れておきましょう。
ポニーテールやシニヨン
ロングヘアやセミロングの方は、髪の毛を後ろで一本にまとめ、シンプルで清潔感のあるポニーテールスタイルが一番手間がなく簡単にできる髪型です。 また、髪を後ろで結び、ねじって巻き付けてまとめるシニヨンもおすすめです。耳より下の位置でまとめましょう。
手軽にハーフアップ
一つに結ぶには短すぎる、おろしておくには長すぎるという中途半端な長さの髪ならハーフアップがおすすめです。耳の横の髪をまとめるので顔周りがすっきりし、お辞儀やお焼香の時にも邪魔になりません。
サイドの髪をまとめるだけで、非常にきちんとした清楚な印象を与えます。また、同時に女性らしい柔らかい印象も与え、お通夜に適した髪型と言えるでしょう。一方でハーフアップは葬儀に相応しくないという意見もあります。
しかし、ねじったり巻いたりして派手にアレンジしておしゃれに演出しなければ特に問題ないでしょう。ロングヘアなら一つに結んだほうが無難ですが、中途半端な髪の長さで困っている時は手軽にできるハーフアップを試してみましょう。
簡単にまとまるくるりんぱ
長い髪を低い位置でポニーテールにすると、ゴムが見えて気になるという方は、ゴムで結んだ毛束を適度に分けて隙間に残りの毛を通すだけでゴムが隠れる、くるりんぱがおすすめです。くるりんぱのやり方は動画や雑誌にも載っているので試してみましょう。
女性が控えたほうが良い髪型
お通夜に参列する場合、女性が控えたほうが良い髪型にはどういったものがあるのでしょうか。しっかり把握しておき、失礼のないようにしましょう。
夜会巻き
お通夜に夜会巻きは相応しくない髪型と言えるでしょう。夜会巻きとは、パーティやお祝いの席で好まれる髪型で、後ろ髪を束ねてねじり上げるのでまとめる位置が耳よりも上になってしまいます。上品な髪型ですがお通夜では控えたほうが良いでしょう。
三つ編み・編み込み
お通夜には三つ編みや編み込みは適している髪型とは言えないでしょう。三つ編みによっては地味な印象をもたらしてくれますが、場合によっては手の込んだおしゃれな印象を与えてしまうこともあります。お通夜の場において三つ編みや編み込みは控えたほうが良いでしょう。
お通夜で男性・女性共に控えたほうが良い髪型や注意点
お通夜で男性・女性共に控えたほうが良い髪型や注意点を紹介していきます。
派手な髪型やパーマは控える
お通夜のような畏まった場所で、パーマの人はそのままの髪型で参列するのは失礼な印象を与えます。パーマをかけている人はヘアアイロンでできるだけ真っすぐにするか、一つにまとめる、お団子にするなど対策をして地味な印象を与えるようにしましょう。
光る素材のヘアアクセサリーは使用しない
お通夜で髪をまとめる際、光る素材のヘアアクセサリーは使用しないようにしましょう。お通夜や葬儀では涙を連想させる真珠のネックレスやイヤリングを着けることはありますが、ヘアアクセサリーとしては使用しないよう注意しましょう。
お通夜の髪形についてのまとめ
お通夜の髪形マナーや男女別の髪型の注意点について解説してきました。お通夜という畏まった場所では髪型のマナーをしっかり守り、お悔やみの心を持って参列することが大切です。急なお通夜で失礼のないように髪型のマナーをしっかり覚えておきましょう。
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