お通夜に行くべきか迷った時はどうするか?についてまとめました

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/3

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大抵の場合、訃報は突然知らされます。その時、お通夜に行くべきかについて迷った方は多いのではないでしょうか?ここでは、主に故人との関係性から行くべきかについて考えます。また、通夜と葬儀・告別式のどちらに行けばよいのかについても触れます。ぜひ参考になさって下さい。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/3

目次

お通夜に行くべき間柄について

親戚でもさほど付き合いがない場合もあれば、身内でなくても親しくしている場合もあります。特に前者の場合は行くべきか迷ってしまいますよね?そこで、お通夜に行くべきなのは故人とどれくらいの関係性を持っていた人なのかで解説します。

故人が親族の場合

よほど特殊な事情がない限り、故人が親族である場合はお通夜に行くようにしましょう。日頃は疎遠であっても、弔事など遺族が悲しんでいたり困難にある場合に生きてくるのがこのネットワークです。ちなみに「親族」とは民法で、「6親等内の血族、配偶者、3親等内の姻族」と規定されています。

故人が親戚の場合

「親戚」の範囲は法律で決まっていないので、この場合、さきに説明した「親族」の範囲に入らない血族などを指します。これは自身の判断によりますが、個人的に親しいお付き合いがあったと判断できる場合は行くべきです。逆に、ほとんどお付き合いや面識がなければ行かなくても特に問題はありません。

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故人が友人・知人・恩師などの身内の場合

友人・知人・恩師などの身内がなくなった場合、気落ちしているのを労ってあげたり力づけてあげたいという気持ちがあれば、お通夜に行くべきです。きっとあなたの弔問をうれしく思うでしょう。もし行くべきかどうか迷った場合は、友人・知人・恩師などに弔問してよいか直接確認してみましょう。

故人が職場や会社関係の人の身内の場合

故人が職場の同僚・上司・部下の身内の場合は、その方たちの御両親・子供さん・配偶者など血縁で言えば1親等であればお通夜、もしくは葬儀・告別式のいずれかに会葬することをおすすめします。また、故人がその方たちにとって2親等以下であれば特に会葬する必要はありません。

故人が子供の同級生の身内の場合

子供が喪家の同級生と親しくしている場合は、個人的にお通夜に行ってもよいでしょう。また、別な方法で弔意を表す方法として、クラスの同級生の父兄から代表者を選出し、その方に行ってもらうなどの方法があります。

 

このケースに関しては統一された形式はありませんので、担任の教師を始めとした学校関係者に相談するとよいでしょう。

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それらのケース以外の場合

故人が親族の場合を除いては、上記したケースも含めて最終的にあなたご自身の都合や判断を基準にして問題ありません。故人とのお別れを後悔の無いようにできるのが一番大切なことです。

お通夜と葬儀・告別式の違いは?

お葬式の一般的な流れは、亡くなった翌日の夕方から始まるお通夜、そして翌日の午前中から葬儀・告別式、その後出棺・火葬と続き、場合によっては繰り上げ初七日の法要も行います(後火葬の場合)お通夜に参列する意味と葬儀・告別式に参列する意味に違いはあるのでしょうか?

お通夜の本来の形態・形式

お通夜は夜伽(よとぎ)とも言い、もともとは故人と特に懇意にしてた親族などが夜を徹して故人に付き添い、皆で故人を偲ぶことを指します。故人に関わる思い出話などで自身の気持ちに整理を付けるという別な面もあります。

現在のお通夜は亡くなった翌日に行なわれていますが、前述したお通夜の姿は亡くなった当日の夜の「仮通夜」に継承されています。

葬儀・告別式の本来の形態・形式

故人と特別に親しい親族や知人以外が葬儀・告別式に参列し出棺をお見送りするのが本来の形式でした。しかし現在では、お通夜に行きたかったけれど諸事情で行けなかった場合などで葬儀・告別式に参列するという形式も一般的になっています。

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参列する際のお通夜と葬儀・告別式の違い

最近のお葬式では親族や特に懇意にしていた方以外はお通夜か葬儀・告別式のいずれかに参列すればよいとされています。つまり、本来的なお通夜と葬儀・告別式の意味合いは薄れ、同列に扱われています。

 

また、近年はお通夜の開始時間は午後6~7時頃から始まり2時間程度で終わる「半通夜」という形式になっていて、現代人の生活スタイルに合わせたものになっています。

お通夜、葬儀・告別式両方参列する場合の香典は?

お通夜と葬儀・告別式の両方に参列する場合、香典はどちらか一方でお渡しすれば、もう一方に参列する時に渡さないことはマナー違反ではありません。

 

ちなみに参考までに香典の金額は年齢にもよりますが、祖父母・配偶者の祖父母で1万~5万、父母・配偶者の父母で3万~10万、おじ・おばで1万~3万、その他の親戚で3千円~3万円、友人・知人で5千円~1万円、職場関係で3千円~2万円、職場関係の家族で3千円~1万円、隣近所3千円~1万円となっています。

お通夜(葬儀・告別式)に参加しない方がいい時は?

諸事情によりお通夜や葬儀・告別式に出席できないこともあります。どんな場合がそれに相当するのか見ていきましょう。

遺族が家族葬を希望している時

家族葬を行なうのが故人や遺族の希望である時には、遺族以外の参列や弔問を断られることが多いです。訃報の知らせをもらった時にそのようなお葬式にするか分かることが多いですが、遺族に確認を取った方がよいです。家族葬を行なう場合は、参列や弔問を自粛するのが礼儀です。

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自身が感染症などを発症している場合

あなた自身がインフルエンザや今般猛威をふるっている新型コロナウイルスなどの感染症などを患っている時には、他の会葬者に支障を来しますので参列は控えましょう。これに関しては遺族・親族も例外ではありません。

お通夜に行けない時の対応について

さきに挙げた傷病を患っている時や仕事などでどうしてもお通夜に参列できないこともあります。その場合はどのように対処すればよいかについて説明します。

弔電・供花を送る

特に故人が友人・知人・職場関係の方である場合は弔電や供花を送るケースが多いです。親しい関係とまでは言えない間柄でもある程度のお付き合いがある方の訃報をもらった時にはそれらを送ることをおすすめします。できればお通夜の前、遅くとも葬儀・告別式の準備に間に合うようにしましょう。

 

弔電を送る方法には、「NTTの115」、「D-mail」がよく知られていますが、郵便局のレタックス、インターネットの電報サービスなどもあります。宛先を喪主にしますが、喪主が誰か分からない場合であれば「〇〇家喪主・ご遺族様」としましょう。送付先は喪家か、葬儀が行われる式場に直接送ります。

 

供花の相場は1万5千円くらいです。インターネットのサイトから申し込む、葬儀社に依頼する、仏具・造花店に依頼する方法があります。

香典の渡し方

お通夜に参列する他の会葬者などに預け、出してもらいましょう。配偶者になどに代理人として出席してもらうこともあります。他の方法として現金書留にして郵送するという方法があります。なるべく早く、期間にして葬儀後2週間以内に届くよう手配します。

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後日弔問に訪れる

ご自身の都合がついた時に弔問に訪れ、香典を渡しましょう。その時気をつけなければいけないのが遺族の都合です。葬儀後の雑務や他の弔問客もあることも多いので、事前に先方に都合がよい日時を確認しておきましょう。

親族の参列は基本、それ以外の場合は自身の判断でOK

お通夜、葬儀告別式への参列は故人の親族であれば基本的に行くべきで、それ以外のケースであれば故人との関係を重視してご自身の判断で構いません。ただ、故人やその遺族の意向がありますから、そのような場合には先方の希望に添うようにしましょう。

 

ご自身の仕事や生活もありますので、参列する場合は無理のないようにしましょう。出席したくてもできないようでしたら、弔電や供花を送るなどの別の方法もありますのでそちらも検討してみましょう。