葬式に結婚指輪はOK?喪服や小物など注意点や正しいマナーを解説
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/9
お葬式の時は喪服を着用しなければいけなく、基本的にアクセサリーはつけません。結婚指輪もすべてのデザインがよいというわけではありません。他にも持ち物などで気を付けなければいけない点もあるため、初めて葬儀に参列する予定がある方は確認してみてください。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/9
目次
お葬式に身に着けてよい指輪
お葬式には基本、アクセサリーは身に着けてはいけません。結婚指輪はマナー違反になりませんが、デザインに気を付ける必要があります。そこで、お葬式に身に着けてよい結婚指輪をご紹介します。
光沢がない
お葬式に結婚指輪を身に着けていけるデザインは、光沢のないシンプルなデザインです。シルバーやホワイトゴールド、プラチナの銀色で光沢がなければマナー違反になることはありません。しかし、光沢がなくてもカジュアルなデザインはNGですから気を付けましょう。
喪服を着る際に、小物類は装飾物が基本NGです。そのため、結婚指輪も光沢がある場合はお葬式に着けていくことができません。もし、結婚指輪のデザインの判断がしにくい場合は、身に着けるのを避けるのがベストです。
黒真珠または真珠
お葬式でアクセサリーを身に着ける際、黒真珠などのパール系は大丈夫です。パールは涙を表すという意味があるため、ネックレスも一連であれば身に着けてもマナー違反になりません。しかし、デザインによっては避けなければいけないものもあるため注意しましょう。
パールであればお葬式に身に着けても大丈夫というわけではありません。黄色いパールはお葬式に適していませんので、黒真珠以外のパールを身に着けるときは気を付けてください。どのくらいのパールであれば大丈夫なのか悩むのであれば、身に着けるのをやめましょう。
お葬式にNGな指輪
結婚指輪であってもお葬式に身に着けていけないデザインがあります。どのようなものは避けなければいけないのか詳しくご紹介していきます。もし、今回ご紹介する内容に該当するのであれば、お葬式には身に着けていかないように気を付けてください。
ゴールドやダイヤ
普段身に着けている結婚指輪が、ゴールドだったりダイヤが入っているデザインであれば、お葬式ではマナー違反となるため外して参列してください。いくらダイヤの大きさが小さいからと言っても輝いており、周りの方を不快にさせてしまう可能性もあります。
ゴールドにも色々なカラーがあり、ピンクゴールドやイエローゴールドなどがあり、お葬式では目立ってしまうカラーですから、結婚指輪にこちらのカラーが入っている場合は、外してお葬式に参列するのが賢明です。シンプルなデザインでもカラーだけでNGになることがあります。
ゴールドやダイヤが入っているデザインは、女性の指輪が多く男性は光沢がないシンプルなデザインという場合もあります。女性が結婚指輪を外して参列するなら男性も一緒に合わせるのがおすすめです。
ハーフエタニティリング
近年、結婚指輪にハーフエタニティリングを選ぶ方も多いです。ハーフエタニティリングとは、ダイヤの宝石が指輪の半分をしめているデザインです。いくら小さいダイヤであっても指輪の半分に入っており、輝いていますからお葬式には不向きな結婚指輪になってしまいます。
もともとは婚約指輪に選ばれてきたデザインですが、結婚指輪に選ぶ方も増えてきています。お値段もリーズナブルになってきており、女性も素敵なデザインと選択しています。ですが、お葬式があったときは結婚指輪であってもマナー違反になってしまうため外しましょう。
婚約指輪
結婚指輪の他に、婚約指輪を持っている方もいますよね。婚約指輪は特別な日に身に着けるものであり、お葬式には向いていません。お葬式は派手なアクセサリーはマナー違反となるため、結婚指輪の以外に婚約指輪を付ける必要はありません。
控えめなデザインであっても、ダイヤの輝きが華やかさを与えてしまうため、お葬式にはNGです。結婚指輪よりもボリュームがありますし、光沢は控えないといけないため、普段から身に着けている方も念のために外してお葬式に参列してください。
葬儀で気を付けたい小物類
結婚指輪のアクセサリーの他にも、気を付けておきたい小物類はたくさんあります。そこで、ここからは時計やハンカチについて身に着けるものの注意点をご紹介していきます。これを参考に葬儀は正しいマナーを守って参列してください。
時計
男性も女性も葬儀の時に身に着ける時計のデザインには気を付けましょう。葬儀で身に着けてよい時計は、文字盤が白黒のシンプルなデザインです。ノーマルなラウンド型のケースであり、大きいサイズになるとカジュアルなデザインになってしまうためマナー違反です。
ベルトは基本黒ですが、光沢のないシルバーであれば、時計も葬儀で身に着けることができます。それ以外のデザインの時計を身に着けてはいけません。また、時計がないと時間を確認しにくくなりますが、スマホを使って時間を確認するのはマナー違反になってしまいます。
時計は基本的に時間を確認するために使うものですから、装飾は必要ありません。葬儀に合った時計を持っている方のみ身に着けて、それ以外の方は避けるようにしましょう。ジャケットなどを着ていると時計が見えないと思うかもしれませんが、社会人のマナーを守ってください。
ハンカチ
葬儀に参列する時の持ち物として必須なものはハンカチです。基本的にカラーは白ですが、喪服に合わせて黒でも問題ありません。それ以外のカラーはマナー違反になるため、持っていない方は葬儀に合うハンカチを準備するようにしてください。
葬儀に持っていくことができるハンカチは、刺繍や控えめなレースのデザインは問題ありませんが、ラメやストーンなどが入っているとマナー違反になってしまいます。女性は特にハンカチのデザインに気を付けて準備することが大切です。
葬儀で着る喪服の基本的なマナー
小物類の注意点を様々ご紹介してきましたが、基本となる喪服のマナーもしっかりと把握しておきましょう。男性と女性の気を付けておきたい点をまとめてみました。
男性
男性の喪服は基本的にブラックスーツです。喪服は黒いビジネススーツではありませんので、デザインなど気を付けて準備してください。また、葬儀でなく法事になれば、ダークスーツでも大丈夫です。
ネクタイ、靴、靴下、ベルトは光沢のないシンプルな黒いものを準備し、Yシャツは無地のシャツを着用します。ネクタイピンは光沢があるため使用しません。どれも無地で装飾のないものを選ぶようにしてください。
女性
女性は葬儀で洋装をする場合、ワンピースやアンサンブル、またはスーツを選びます。靴、バッグは黒で光沢のないデザインを準備し、ストッキングは必ず着用です。寒い季節でもタイツではなく黒のストッキングですから気を付けてください。
和装なら黒無地で五つ紋染め抜きの着物になり、帯、帯揚げ、帯締め、草履、バッグは黒を準備して長襦袢、半襟、足袋は白にしてください。喪主の家族でない限り、女性が和装をする機会は少ないので、洋装のマナーをしっかりと守るようにしましょう。
その他にも、女性であれば化粧はナチュラルにしてください。派手な化粧はマナー違反となるため、ナチュラルを心がけましょう。
葬式のアクセサリーは最小限に
お葬式にはアクセサリーは特に必要ありませんが、結婚指輪もデザインがシンプルで光沢がなければ身に着けることができます。喪服の他にも小物の方が気を付けなければいけないポイントがたくさんあるため、正しいマナーを守って参列してください。
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