袱紗は100均のダイソー、セリア、キャンドゥで!袱紗のマナーも
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/8
もし袱紗を100均で買えたら、突然の訃報でも慌てなくて済みますね。実は、袱紗の売り場を設けている100均は多いんです。ダイソーなどおなじみのお店で、最低限のものは揃います。この記事では100均の袱紗を中心に、袱紗のマナーや意味などについて解説します。
公開日 : 2020/4/20
更新日 : 2020/9/8
目次
袱紗とは
「袱紗」とはご祝儀袋や香典袋を、包むために用いられる四角形の布などのことです。祝儀袋や香典袋を傷つけたり汚したりしないよう、袱紗でもう一重包み、お祝いやお悔やみの気持ちも一緒に包む、という意味で使われます。 祝儀や不祝儀だけでなく、お中元やお歳暮、その他大切なお使い物などを持参する時に包むこともあります。 金封包みという香典袋などを挟んでタイプの袱紗もあります。 袱紗は正式には、絹を人工的に縮ませた縮緬(ちりめん)や混じりけのない絹の正絹といった布を使うのですが、価格を抑えるために、ポリエステルなどの化学繊維を使っているものもあります。
袱紗を扱っているお店は
袱紗を扱っているお店を挙げてみます。袱紗を使う機会はそう頻繁にあるわけではないので、普段からどこにあるかチェックしてないことが多いのではないでしょうか。調べたところ、意外なお店の意外な売り場に置いてありました。
デパート
デパートのフォーマル売り場に喪服などと一緒に扱っています。質が良い物を取り揃えていて、比較的高価ですが、長く使える品質のよいものが多いです。店員さんに相談しながら買えるのが魅力です。
ドラッグストア
ドラッグストアでも取り扱っているところがあります。マツモトキヨシ、ツルハグループ、ウェルシアといったドラッグストアの大型店に置いてあることが多いです。 マツモトキヨシなどは自店の公式オンラインショップでも販売しています。値段は1000円程度と手ごろな値段です。
ス―パー
意外にもスーパーで売っていることがあります。売り場面積は小さいのですが、大型店で販売しているボールペンや筆ペン、ご祝儀袋や不祝儀袋とともに文房具売り場で取り扱っていることが多いです。 なぜ文房具売り場かというと、袱紗を作っているのは文房具メーカーのことが多いためなのだとか。同じ理由で書店などの文具売り場に置かれていることがあります。 値段はドラッグストアの相場と同じくらいの1000円前後くらいとなっています。
100均
袱紗は100円ショップでも取り扱っています。不祝儀があった時、家じゅう探しても袱紗が見つからない、かと言って買うには出費が痛すぎると慌てることもあるでしょう。 100均でなら安価なので迷うことなく買えます。しかも、値段の割には良質なので周りの人には100均だと気付かれずに持参できるのが特長です。
袱紗を売っている100均
100均の先駆けはダイソーでした。その人気ぶりに新しい100均が次々と現れ、それぞれの品ぞろえに特徴がみられます。 中にはとても100円とは思えないようなものもあり、バラエティに富んだアイテムをうまく使えばちょっとしたオブジェや収納用具として役立ちます。 数ある100均の中から、袱紗が買える100均をピックアップしてみます。
袱紗を売っている100均3選
袱紗は100均にも置いてあります。袱紗を取り扱っている100均をご紹介します。祝儀用、不祝儀用があるので注意して購入しましょう。
ダイソー
扱っている袱紗の種類が多いのがダイソーです。総店舗数は3367店とダントツに多く、ダイソーが身近にある場合も多いでしょう。ダイソーの袱紗は不祝儀用より祝儀用の方が多いようです。花柄やピンク色の袱紗もあり、かわいい袱紗がいい、と思う方もあるでしょうが、香典袋を包むにはふさわしくないので注意しましょう。
セリア
セリアでは金封包みを扱っているようです。両開きになっていて香典袋などを挟めるようになっており、手間がかからずバッグに入れて持ち歩けます。落ち着いた紫色なので、祝儀にも不祝儀にも使え、性別も問わず持てるので一つあると重宝します。
キャンドゥ
キャンドゥの袱紗は落ち着いた紺色です。こちらも祝儀不祝儀のどちらにも使えます。実際の値段より高価そうに見られることも多いようです。
100均で買うメリット
100均で袱紗を買う場合、香典袋や数珠、薄墨の筆ペンなども一緒に買えて、店をあちこち回らなくても準備ができ、支出も抑えられます。お金を包まなければならないし、大きな出費はしたくないところなので、100均で買えるのは大きなメリットでしょう。 なくしたり汚したりしても買い替えがきくので、手入れや置き場所など気を使わなくても済む、というのも100均商品ならではの長所です。
袱紗が置いてある売り場は
100均でも他のお店と同じく、文具売り場に香典袋やご祝儀袋薄墨の筆ペンなどと一緒においてあることが多いです。次に100均に行くときにチェックしてみてください。
袱紗のマナー
ご祝儀と不祝儀では使える袱紗の色や包み方が違うので、きちんと確認して作法を守って包むようにしましょう。
ご祝儀袋を包む場合
祝儀なら明るい色の袱紗を右開きになるように包みます。「右開き」とは、開くときに右側を最初に開けるように包んでおくことです。
袱紗の色
祝儀の場合、袱紗の色は明るい暖色系のものがよいでしょう。赤やオレンジ、もも色など赤系統の袱紗が使えます。
包み方
四角形の布のタイプの袱紗の折り方は、まず袱紗の裏側が見えるようにひし形に置き、袱紗の中心より左側にご祝儀袋を置きます。左、上、下、最後に右という順番で包み、袱紗を開くとき、最初に右側を開けるように包みます。
不祝儀袋を包む場合
不祝儀には落ち着いた濃い目の寒色系の色を選びましょう。包むときは祝儀の場合とは全くの正反対の手順で包みます。
袱紗の色
深くて落ち着いた、どちらかというと寒色系の色が不祝儀にはふさわしい袱紗です。例えば濃紺や深いグレーなど青系の深い色の袱紗を選びましょう。
包み方
包み方はご祝儀の場合と全く正反対の順番で包みます。まず袱紗の裏側が見えるようにひし形に置きます。袱紗の中心より右側に不祝儀袋を置き、右、下、上、最後に左という順番で包みます。袱紗を開くとき、最初に左側を開けるように、「左開き」で包みます。
祝儀・不祝儀ともに使える袱紗
ご祝儀にも不祝儀にも使えるのは、紫色の袱紗です。ただし、同じ紫色でもラベンダー色など薄い色の袱紗は不祝儀には使えません。深い紫色の袱紗ならご祝儀不祝儀に関わらず使えるので1枚持っていると重宝します。
大人になったら揃えておこう
お祝い事は前もって連絡があるので準備に慌てることはほとんどありませんが、ご不幸はいつも突然に起こります。いざという時頼りになるのが100均のいいところ。ご不幸があった場合に急ぐ心で用意しなくて済むように、喪服や数珠、香典袋などと一緒にクローゼットにしまっておくのがベストです。
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