香典袋の裏の書き方・注意点についてのまとめ

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/9

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大切な方が亡くなり葬儀が行われる時に香典を包むことがあると思います。しかし、香典袋の書き方がはっきりわからないといったことはないでしょうか?香典にもマナーやルールがあるので誤った書き方は失礼にあたるため注意が必要です。今回は、香典袋の裏の書き方を詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

公開日 : 2020/4/20

更新日 : 2020/9/9

目次

香典袋とは

香典とは人が亡くなった時にお香を送る習慣が、お香の代わりとしてお金を渡すようになったものです。親しい方や知人の訃報を受けたら、すぐにでもお別れの挨拶に駆け付けたい気持ちでいっぱいになるでしょう。

 

しかし、いざ葬儀に参列するとなると、普段慣れないマナーやルールがたくさんあって疑問や不安がある方も多いと思います。

 

また、香典袋の書き方ひとつでも様々なマナーがあってなかなかわかりづらいです。ですので、香典袋の裏に書く内容をしっかり把握しておくことで、葬儀に参列したときの悩みを解消してる手助けになります。

香典袋の裏に書く具体的な内容

香典袋の裏に書く具体的な内容について解説していきます。それは住所と氏名について、金額です。また、字を書く向きや中袋ありの場合で確認しておきたい点があります。そういった点についても触れていきます。

住所と氏名

香典を入れる袋の表に自身の氏名をフルネームで記入します。このとき、水引のちょうど真ん中あたりに字がくるように心がけましょう。右に寄りすぎたり左に寄りすぎたりするのは避けます。

 

もし、書き間違えてしまった場合は新しいものを用意し、二重線や修正ペンなどを用いて書き直さないよう注意が必要です。香典袋の裏には、氏名はすでに表面の水引の下にフルネームで入れていますので、住所のみで氏名は基本的に書きません

 

住所は表に記す氏名とは違い、袋の左下に記入することが重要です。また、袋に横向きの欄が設けられているのであれば番地などの数字は算用数字で、なければ漢数字で書くことを忘れないようにします。

字を書く向き

中袋のない香典袋は、金額の少ない場合によく用いられます。また、地域によって不幸が二重に起こることを連想させるという意味で、使用するのを避けることもあります。ですので、自分の住む地域の慣習を知っておくことが大切です。

 

ここからの見出しは、中袋がない香典の裏面の記し方について、ご紹介します。何に注意すべきなのかおさえましょう。

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金額の書き方

額を書く場所は住所と同じく裏面です。裏面の左下に記した住所の隣にあわせて記入します。書く欄が横向きで設けられている場合は算用数字を用いて、3桁ごとにコンマで区切るようにします。また、裏面に特に住所や金額を書く欄が設けられていない場合は縦向きに書きましょう。

 

そして、住所の番地を書く場合と同じように漢数字で金額を記入します。このとき、数字は新字体ではなく旧字体を用いましょう。なぜかというと、新字体の漢数字は一本棒を付け加えるだけで簡単に書き換えや改ざんができてしまうといわれているからです。

 

例えば、数字の「一・二・三」は「壱・弐・参」のように書きます。最近では「円」は旧字体を用いることも多いようです。なお「十万円」の場合は先頭に「壱」を付け加えて「壱拾萬圓」のように記入するので覚えておくとよいでしょう。

中袋ありの場合について

ここまでは中袋なしの場合を解説してきました。中袋ありの製品は、中袋の裏面に住所や包んだ金額を記します。全体的なマナーやルールは中袋がないパターンと同じです。番地などの数字や金額を書く際には算用数字を使うのか漢数字を使うのかに注意しましょう。

 

中袋に住所も名前も書くので、香典袋の裏面には何も記入する必要はありません。遺族が確認しやすいように外側の香典袋にも記したほうが親切だと思いがちですが、基本的に表に名前を入れるだけで大丈夫です。

香典袋に書く時の注意点

香典袋に書く時の注意点はどういった点にあるのでしょうか。それは、書く筆記具についてと、連名で書く場合で書き方が異なるという点です。見出しをわけて解説します。

表書き同様に薄墨で書く?

基本的には薄墨で書きます。しかし、香典袋の裏についてはどうでしょうか。香典袋の裏は、できれば筆ペンで表書きと同じように住所、氏名、金額を記載します。筆ペンがない場合は、サインペンもしくはマジックで記載するようにしましょう。

 

この部分に記載する内容には、大事な役割があります。なぜなら、遺族の方から、ご香典のお返しが後日送られてくるように、相手側にはっきりわかるようにしておく必要があるからです。薄墨で書いて読みづらいことがないようにしておきましょう。

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楷書体で書くこと

記述する際は楷書体で書くことにも注意します。なぜなら、楷書体が読みやすいからです。達筆すぎて『読める人には読める』文字だと葬家が判読に時間がかかってしまいます。あとで誰でも読めることが大切です。

 

中袋は楷書体で黒墨で書き、薄墨で書かないことにも注意してください。住所、氏名、年齢は中袋に必ず書くようにしましょう。ということです。その下に名前を記載していきます。そも書く際は黒墨で書くようにしましょう。

 

よく薄墨で書くものと想像している方もいますが、薄墨を使うのは通夜・お葬式そして初七日の法要です。それ以外の法要は黒墨で構いません。

連名で書く場合

会社関係の葬式に参列する際などは会社の慶弔規程に基づいて、個人ではなく連名で香典を出すことも考えられます。目上の人から順番に名前や住所を記し、収まりきらない場合は白い無地の便箋を別で準備してそこに記入しましょう

 

また、基本的に連名の場合は3名が最大とされています。4名以上で出す場合は表書きに代表者の名前か会社の名前のみを記すようにし、別紙を用意してほかの人の住所や名前を書きましょう。

 

夫婦で一緒に香典を出す場合、基本的には夫の氏名のみを書きます。しかし、妻側の親族の葬儀や夫婦そろって故人と親しかった場合はこの限りではありません。その場合は、連名で記載して問題ないです。

急に葬儀に参列することになった時に困らないように準備しておくことが大切

葬儀に参列する際に必ず持参する香典です。香典袋の裏に書く内容も、突然書くように急かされて誤った書き方にならないように注意したいものです。香典以外にも葬儀、お通夜、四十九日、一回忌、三回忌など故人を囲む機会が何度も訪れます。

 

残された遺族も時間とともに平穏な心を取り戻しますが、大切な人をなくしたことで精神的ストレスは大きなことでしょう。余計な部分で、遺族に不快な思いをさせないようにすることがたいせつです。

 

だからこそ、様々なルールはありますが故人の考えを尊重し、お互いに素敵な最後のお別れをするため、ご遺族に必要以上に負担をかけないためにも最低限のマナーは知っておきましょう。