祖父のお葬式で孫の仕事から基本的なマナーについて徹底解説

公開日 : 2020/3/12

更新日 : 2020/9/10

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祖父が亡くなった時に、孫はお葬式でお手伝いなどやることが色々とあります。お葬式には多くの人手がいるので、孫も積極的にお手伝いをしましょう。また、お葬式の基本的なマナーを守ることも必要です。そこで、お葬式のノウハウを詳しくご紹介します。

公開日 : 2020/3/12

更新日 : 2020/9/10

目次

祖父の葬式で孫がやることは?

祖父の葬式に参列するとき、孫はお手伝いなどやることが色々とあります。初めての葬式であれば、何をしないといけないのか把握できていないため、一度どのような仕事があるのかチェックしておきましょう。

お通夜の手伝い

孫はお通夜と葬式、どっちも参列するのが一般的です。親族であれば両方参列するので、孫がやることとしてまず初めにお通夜の手伝いがあります。ある程度の年齢であれば、お手伝いできるので行いましょう。

 

祖父の葬式で孫がお手伝いをする場合、立ち居振る舞いや言葉遣いに気を使いましょう。ご遺族を代表する立場で対応していることを忘れないでください。そのため、縁起の悪いとされる忌み言葉は使ってはいけません。

 

お通夜では葬儀場で寝ずの番をしますが、孫も一緒に参加して大丈夫です。眠くなったら交代してもらい、無理のない範囲でお手伝いをしてください。孫がまだ学生であったり、小さかったりする場合は参加する必要はありません。

受付

祖父の葬式で、孫の手伝いは葬儀会場に設置された受付を行うことが多いです。弔問客に挨拶をしてから、芳名帳への記帳をしてもらいます。香典を預かったりするのが主な役割ですから、服装のマナーなどにも気を使わないといけません。

 

礼儀作法の面で心配なことは事前に確認をして置き、遺族代表の代わりに対応できるように努めましょう。受付をするのであれば、待機場所やトイレの場所も事前に確認をして置き、弔問客に説明できるようにしておいてください。

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お茶出し

孫が女性の場合、祖父の葬式でお茶出しを手伝うことも多いです。弔問客と故人との思い出を話す機会でもあるため、大切な時間です。ただし、葬儀社スタッフや斎場スタッフが対応してくれる場合もあるため、事前に打ち合わせはしておいてください。

 

弔問客や僧侶に対してお茶出しなど接待するときも、お茶の出し方などマナーに気を付けながら行わなければいけないため、わからないことは確認しておいてください。また、お茶のおかわりが必要な方もいないかチェックしながら台所係をしてください。

弔辞や手紙を読み上げ

孫がお通夜でやることは葬式中に弔辞や手紙を読み上げることです。祖父の葬式で初めて弔辞や手紙を読むという孫も多いですから、事前に打ち合わせをしておくのがおすすめです。また、読み上げるときは故人となった祖父や祖母をしのび、思い出を語る感じで行いましょう。

 

孫代表の挨拶になるため、昔話を語ってもらった思い出を入れたりとエピソードを盛り込むと聞いている側も思い出が蘇ってきます。どうしても孫代表の挨拶である弔辞でうまい言葉が思い浮かばない場合は、文例などを参考にしたり素直な気持ちを言葉に表しましょう。

 

弔辞の流れとしては、悲しんでいる気持ちを書き、昔の思い出を語ったら、最後は「どうか天国から見守っていてください。さようなら。」と入れると上手にまとめることができます。自分の言葉でうまくまとめてみましょう。

祖父の葬式に行かないケース

孫はよほどの理由がない限り葬式に参列するのが一般的ですが、中にはいかないケースもあります。葬式に行きたくないというケースも増えていますが、親戚からよく思われないこともあり、親に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、欠席できるパターンをご紹介します。

遠方で欠席

祖父の葬式に行かないケースとして、孫が社会人や大学生で遠方にいるときです。遠方からすぐに駆け付けるのが難しい時は、欠席しても許される場合があります。社会人であっても休みを取ることはできるため、できるだけ参列するのがおすすめです。

 

これは孫に限らず、遠方でどうしてもチケットが取れなく会場に足を運ぶのが難しいという場合、欠席できたり代表者だけでよいケースがあります。参列できなかったときは、弔電を打つようにしてください。

 

「ご祖父様」や「御祖父様」が一般的で香典袋にお悔やみの手紙を添えます。現金書留で発送することができ、大きめの封筒もありますから香典袋と手紙をきちんと入れることができます。祖父の葬式を欠席してもやることはあるので忘れないでください。

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受験や試験

祖父のお通夜や葬式が、受験や試験日に当たってしまう場合も、欠席することができます。親族の方も理由をしっかりと述べれば、理解してくれるため心配することはありません。人生にかかわるイベントと重なってしまっただけですから、そちらに集中しましょう。

 

受験や試験などが終わって、時間の都合がついたら後から祖父の供養に訪れても大丈夫です。亡くなった故人も受験や試験を優先する方が供養になると思ってくれているはずです。また、喪主に事前に相談しておけば「くる必要はない」と言ってくれたりします。

病気

病気療養中や入院していると、祖父の葬式に参列することはできません。季節もののインフルエンザなど病気にかかっている場合も周りに迷惑をかけてしまいますから、無理して参列する必要はありません。

 

葬式で多くの人が集まる場所に、感染症の菌をもって参列するのは、逆に迷惑をかけてしまいますから、治療に専念しましょう。祖父が亡くなったことは悲しいですが、無理してまで葬式に参列することはありません。

祖父が亡くなった翌日に仕事が休める

社会人として働いている孫は、祖父が亡くなった翌日から仕事を休むことができるのか気になっている方は多いです。会社によっても方針が異なりますから、一般的に取れる休みについてご紹介します。

忌引き休暇

会社には忌引きの休暇の規則が一般的にあり、企業によってはない場合もあるため事前に確認しておくことが大切です。福利厚生の一部に「慶弔休暇」「特別休暇」など呼び方や取得できる日数に差があります。祖父が亡くなった当日中に確認しましょう。

 

法律的にも必ず取らなければいけない休暇ではありませんので、もし忌引きの休暇がない場合は、有給休暇を取るようにしましょう。さらに、忌引きの休暇にも「二親等までは可とするが遠縁の親戚は認めない」ということがあるため細かく確認してください。

 

また学生の場合は、忌引き休暇の定めがあるところが多く、担任に確認してみましょう。学校側に忌引き休暇の定めがない時は、「出席日数」から差し引かれるため、どうしても出席しなければいけない場合は、出欠の有無を決める必要があります。

 

 

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お礼の気持ち

祖父の葬式に参列するために、忌引きの休暇を使用した場合、孫であれば一般的に3日休むことができます。仕事でのトラブルにならないように、休暇を取った場合は、周りの方へのお礼の気持ちをきちんと伝えることが大切です。

 

上司や同僚にまずは挨拶をして、菓子折りなどを持っていき、祖父の葬式を無事終えることができたことを伝えましょう。今日からまた仕事を頑張る気持ちを伝えると好印象を与えることができます。

 

上司や同僚から香典を頂くこともあるため、必ず香典返しを忘れないようにしてください。挨拶と香典返しは社会人のマナーです。

葬式の基本的なマナー

祖父の葬式に参列するときは、香典や服装など基本的なマナーを守らないといけません。そこで、気を付けてほしいポイントを一緒にチェックしていきましょう。

香典

香典を準備するときは、香典袋と金額相場にあったものを用意しないといけません。宗教によっても使用する香典袋が異なりますから、一度確認してみてください。

香典袋

香典袋は宗教関係なく使うことができるのは黒と白の水引の「御霊前」です。仏式の場合は「御霊前」や「御香典」の表書きで蓮の葉がプリントされたものを使用することができます。神式は「御玉串料」や「御榊料」と書き、双白や双銀、黒白の結び切りを使用します。

 

キリスト教の場合は、お花料と表書きに書き、白無地や十字架や白百合が描かれた包みを使用するのが一般的です。その地域の風習と宗教に合わせて香典袋を準備しましょう。

金額相場

祖父の葬式に孫が参列する場合、香典の金額相場は20代は1万円から2万円です。30代は1万円から3万円で、40代以上は3万円から5万円です。まだ学生の場合は無理のない範囲で準備して大丈夫です。

服装

孫が祖父のお通夜や葬儀に参列するときは、服装にも気を使わないといけません。男性の場合は、黒系や暗色系のスーツを選び、女性の場合は黒系や暗色系のスーツやワンピースがマナーです。

 

中学生・高校生であれば制服を着て、制服がない時は地味な黒系や暗色系の服装にしてください。その他にも、数珠やハンカチなど小物にも気を使って準備してください。

孫も祖父の葬式の手伝いをしよう

祖父の葬式に参列する時は、香典や服装の基本的なマナー以外に、年齢によってはお手伝いをしなければいけません。仕事の都合もあり難しい時もありますが親族の葬式には必ず出席できるように努めましょう。その時に、正しい葬式のマナーを守ってお手伝いをしてください。