香典袋に印字するのはマナー違反?香典の書き方のマナーを紹介

公開日 : 2020/3/14

更新日 : 2020/9/9

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香典袋に筆で書くのが苦手な方は、印刷した文字で代用したいと考える方も多いのではないでしょうか。この記事では印刷された文字の香典を渡すことが失礼でないかなど、香典袋に関するマナーを解説します。文字を書くのが苦手な方は是非この記事を読んで解決しましょう。

公開日 : 2020/3/14

更新日 : 2020/9/9

目次

香典袋に印刷しても大丈夫なのか

市販の香典袋は「御霊前」など表書きが印刷されていることが多く、印刷されている香典袋は、すでに一般的に認知されています。ここでは香典袋の印刷についてのマナーを解説します。

香典袋の名前の印刷は失礼ではない

香典袋を表書きや名前を印刷された文字でも失礼にはあたりません。昔のように筆で名前を書くことが日常的ではなくなったこともあり、気にしない方も多くなっています。

 

ただし、気を付けなければ行けない点として、プリンターで印刷する際は、よく年賀状に使われる毛筆書体を使うことや葬儀の場合なら薄墨で書くのがマナーです。この2点に対応できなければ、プリンターでの印刷するのは避けるべきでしょう。

水引が印刷された香典袋の使い方

水引が印刷されている封筒タイプの香典袋は、包む金額が5000円までの少額の場合に用いられます。香典に包む金額が高額なら、香典袋も金額に合わせてグレードを選ぶ必要がありますので、安易に選ばないようにしましょう。

金額に応じた香典袋選び方

香典袋は包む金額に合わせて選ぶのがマナーです。少ない金額に対して高級感のある香典袋は不釣り合いです。ここでは香典袋の選び方は以下になります。

 

香典袋と金額

3~5千円未満の場合 水引が印刷されている封筒タイプで中袋がない香典袋
1万円未満の場合 奉書紙に実際の黒白の水引がついている「水引金封」を選びましょう。
3万円未満の場合 香典袋の奉書紙にも厚みがあり、黒白の「あわじ結び」の水引が実際についている「中金封」ものを選びましょう。
5万円以上の場合

最も高級感があり、あわじ結びで水引が双銀になっている「大金封」を選びます。

香典袋の印刷方法

筆で文字を書くのが得意ではない方には、パソコンで香典袋に印字した方がきれいに仕上がります。最も身近な方法では、パソコンにインストールされていることが多いMicrosoftのWord(ワード)を使っての印刷が可能です。

 

ただし、プリンターに印字できる厚さのものは限られており、コンビニエンスストアや100円ショップで販売されている安価なものなら、厚みもなくプリンターでも印刷ができるでしょう。しかし、先述の通り、1万円以上を包む場合は、このような水引が印刷された簡易的な香典袋は適切ではありません。

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印刷が難しければ、「慶弔スタンプ」を検討しよう

プリンターで印刷できない場合は、自分のフルネームをハンコにできる商品が販売されています。押すだけなので手間がかからず、ほとんど失敗もありません。薄墨にも対応しているタイプもあり、購入を検討してもいいでしょう。

香典袋の書き方

印刷する際にも香典袋で気を付けなければならないマナーがあります。ここでは香典袋を準備する上で大切なマナーを解説します。

香典袋の表書きの書き方

表書きとは、香典袋に書く目録のような役割があります。葬儀での表書きは種類があるためどれを書けばいいのかわからない方も多いでしょう。故人の宗教の違いにより、書き方が異なります。ここでは宗教別に表書きの書き方を解説していきます。

仏式の場合

日本で最も多いのが仏式ですが、一般的に使われる表書きは「御霊前」「御香料」「御香典」「御悔」です。浄土真宗の場合は、「御仏前」を使いましょう。

神道の場合

神道の表書きは、黒白または双銀の水引の香典袋に「御玉串料」「御榊料」「御神前」が使われます。

キリスト教の場合

キリスト教は宗派によって異なります。カトリックは、「御花料」「御ミサ料」「献花料」「御霊前」を使います。プロテスタントの場合は、「御花料」「忌慰料」「献花料」が使われます。無地や十字架が印刷されている香典袋を使いましょう。

無宗教・わからない場合

無宗教の場合に幅広く使える表書きは「御霊前」です。宗教がわからない場合は、葬儀が仏式なら「御香典」「御香料」で、葬儀の場所が教会で行われるのであれば「御花料」を選ぶのがいいでしょう。

香典袋の名前の書き方

香典の名前の書き方は、水引の下側に薄墨で名前を書きます。個人名で書く場合と複数人数の連名で包む場合の書き方を紹介します。

個人名の場合

香典袋に書く名前は省略せず、フルネームで書きます。夫婦で出す場合は基本的に夫の名前で書きましょう。2、3名の連名で名前を書く場合は、目上の人から書き、左横から順に人の名前を書いていきます。

4名以上になる場合

4名以上になる場合は、所属するグループ名や会社名を書き、「○○一同」と書きます。人数が多いために各個人の名前を中袋には書くことができないため、別の用紙に全員の名前と住所を書いていきましょう。

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香典袋の中袋の書き方

高価な香典袋には、中袋が付いています。中袋は内袋とも言われ、外袋にあたる水引がついた香典袋と区別して使用されます。中袋は、お金を入れるための袋(封筒)です。ここでは、中袋の書き方についてのマナーを解説します。

中袋の表面の書き方

中袋の裏面は薄墨で書くとにじみやすいため、ボールペンなどで書いても問題はありません。表面には中央に包んだ金額を書きます。

 

書き方は、頭に「金」をつけて、金額を書き最後に円を「圓」(えん)と旧書体で書きます。最後に「也」(なり)書かなくても構いません。出来る限り筆や筆ペンなど薄墨で書きましょう。以下のように各金額に対応した大字を使いましょう。

 

  • 三千円:参仟圓・参阡圓
  • 五千円:伍仟圓・伍阡圓
  • 七千円:七仟圓・七阡圓
  • 一万円:壱萬圓
  • 三万円:参萬圓
  • 五万円:伍萬圓
  • 七万円:七萬圓
  • 十万円:拾萬圓・什萬圓

中袋裏面の書き方

裏面の左下に名前と住所を書きます。中袋の裏面は薄墨で書くとにじみやすいため、ボールペンなどで書いても問題はありません。裏面の左下に縦書きで住所と名前を書きます。

 

名前はフルネームで書き、住所の番地などは、大字(旧書体)で書く必要はありません。郵便ハガキと同じように漢数字で書きましょう。

封筒タイプの香典袋に中袋がない場合

香典袋に中袋がない場合は、裏面の左下に住所と金額を書きます。金額は先に解説した大字(旧書体)で書きます。

香典袋で気を付けるべきマナー

香典袋では、これまで紹介した書き方以外にも気をつけるべきマナーがあります。ここでは香典で気を付けるマナーを紹介します。

新札は使わない

お通夜や告別式の香典に新札は使いません。その理由は、新札であれば事前に死を予期していたと連想させるからです。残された遺族としても、香典に新札が入っているとやはり心象は良くないでしょう。

汚いお札は使わない

香典に新札を入れるのが失礼だからといって、逆にボロボロな札や、落書きがあるお札など汚すぎるお札も避けましょう。汚すぎるお札もやはり遺族にも良い印象は与えません。ある程度の使用感のあるお札で問題はありません。

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お札の枚数に配慮する

お札の枚数は、偶数ではなく必ず奇数の枚数で準備しましょう。偶数は割り切れるので「縁が切れる」といわれているからです。祝儀、不祝儀どちらの場合も、割り切れない奇数で縁起が良いとされています。

中袋はボールペン・サインペンで書いても良い

中袋は、本来は薄墨で書くのが作法といわれていますが、誰からいくらの香典を頂いたかという情報が確認できる方が重要とされるため、ボールペンで書いても失礼にはなりません。

 

薄墨で書くことに慣れていない方にとっては、にじんでしまったりるすと、遺族も情報の確認ができないからです。

中袋に封(のり付け)はしない

中袋は封筒タイプになっており郵便物と同じ様にのり付けが必要と考える方もいますが、マナーとして、封をする必要はありません。本来は包んだ紙であったことから、のり付けは不要です。

香典袋の渡し方

香典袋はそのまま持ち運ばず、必ず袱紗に包んで持ち運びます。受付で渡す場合は、「この度はご愁傷さまでございます」「心よりお悔やみ申し上げます」などお悔やみを伝えて一礼をしましょう。

 

受付の方から芳名帳に住所と名前を書くようにお願いされるので、楷書で丁寧に書きます。次に、袱紗から香典を出し、袱紗を下に敷いて相手から表書きを読めるよう正面にして渡しましょう。

香典袋のマナーを心得て、失礼のないようにしましょう

葬儀を簡素な家族葬の普及もあり、葬儀のマナーも昔ほど重視されなくなってきました。しかし、香典袋は葬儀では必ず持参するものであり、失礼のないように香典のマナーを心がけて、生前の故人への感謝と哀悼の意を遺族に伝えましょう。