突然の訃報。取引先への香典はどうすればいい?対応などを詳しく解説

公開日 : 2020/2/28

更新日 : 2020/9/9

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会社でお付き合いしている取引先の訃報の連絡があった場合、どのように対応していますか?訃報は、何の前触れもなく突然やってきます。今回は、取引先への香典の対応方法や書き方などを交えて詳しく説明するので事前に学習し、いざというときに備えましょう。

公開日 : 2020/2/28

更新日 : 2020/9/9

目次

取引先から訃報の連絡がきたら?

会社などの取引先から訃報の連絡がきた場合、時間が限られた中でどのように対処してよいのか困惑してしまいます。取引先からの突然の連絡にもスムーズに対応できるよう一連の流れを説明するので参考にしてください。

日程を確認する

まず、取引先からの訃報の連絡が届いたら、お悔やみの言葉とともに日程を確認しましょう。また、通夜については自宅ではなくセレモニーホールで直接行う場合もあるため、会場がどこなのかしっかりと確認するようにしましょう。

連絡先を確認する

次に、喪主の氏名と喪主側の連絡先を確認するようにしましょう。また、弔電や供花を出す場合に、会社、自宅、葬儀場いずれに送るのか事前に確認しておくと、慌てずにスムーズに対応できるためポイントとしておさえておきましょう。

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宗派を確認する

最後に、取引先が葬儀をする際の宗派を忘れずに確認するようにしましょう。宗派によっては、香典袋の表書きが変わったり供花の方法など違う場合がありますので忘れずに確認するようにしましょう。

香典はどのように包む?

取引先から訃報が届いたらまず日程などスケジュールを確認しますが、香典を包む場合はどのようにすればよいか知っていますか?香典を包むパターンごとに説明しますので参考にしてください。

会社の場合

最初に、会社の名前で香典を出す場合の手順について説明します。 【手順】 ①会社名と会社の代表者名を書く ②香典を出す ③経費として処理する 取引先への香典の出し方によっては、今後の取引に大きく影響する場合がありますので丁寧にきちんとした作法で対応するようにしましょう。また、取引先への香典については、度を超えない額であれば交際費などの経費として処理が可能なため覚えておきましょう。

有志の場合

次に、会社の有志で香典を出す場合の手順について説明します。 【手順】 ①有志を募る ②香典袋に会社名などを書く ③香典を出す 有志を募る範囲が、同一部署であれば会社名に加え部署名を記入し、複数の部署で出す場合は、会社名に加え有志一同と記入しましょう。また、取引先の喪主が内容を把握できるよう香典袋の中に個人別、金額別の明細を同封しましょう。

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個人の場合

続いて、お世話になっている取引先へ個人的に香典を出す場合の手順について説明します。 【手順】 ①上司へ確認する ②個人名を書く ③香典を出す 訃報の連絡が伝わらずに上司が香典を出し忘れてしまうことを防いだり、上司の代理として参列する場合があるため、取引先へ香典を出す場合は、一度上司へ確認をとるようにしましょう。 また、香典袋に名前を記入する際は、個人名に加え会社名、部署名を書くことで遺族が個人との関係性について把握できるため必ずおこないましょう。

連名の場合

最後に、複数人の連名で香典を出す場合の手順について説明します。 【手順】 ①連名を書く ②香典を出す 連名で香典を取引先へ出す場合については、金額が端数にならないようまとめまった金額になるよう統一するようにしましょう。また、4や9といった数字はマイナスのイメージが強いため金額を調整して入れるようにこころがけましょう。

取引先への香典の金額は?

取引先への香典の包み方は、複数のパターンがありますが、香典袋へ入れる金額に違いはあるのでしょうか?取引先の立場ごとに分けて詳しく説明するので、参考にしてください。

取引先担当者の相場

最初に、会社で取引している中で最も面識がある担当者の香典の相場を説明するので、参考にしてください。 ・5,000円~10,000円 ビジネスパートナーである取引先担当者の相場は、5,000円から10,000円が妥当な金額だといえますが、関係性が深かったり個人的な付き合いがあればそれ以上の金額を出す場合もありますので目安として判断しましょう。

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社長の相場

次に、取引先のトップである社長が亡くなられた場合の香典の相場について説明するので、参考にしてください。 ・10,000円から100,000円 取引先の会社の顔である社長については、取引先担当者に比べ香典の相場が格段にあがります。今後のビジネスを考慮しすぎて、100,000円以上の金額を香典として出してしまうと失礼にあたり逆効果になってしまうため注意しましょう。

社長家族の相場

最後に、取引先社長の家族や親族が亡くなられた場合の香典の相場について説明するので、参考にしてください。 ・5,000円~50,000円 取引先担当者に比べると金額が高い傾向にあり、取引先社長の家族などに対しておもむきがおかれています。 取引先の家族などについては、仕事での直接的取引はないですが担当者よりも立場が上と一般的には判断されるため、香典を包むときは取引先担当者よりも多く金額を包むようにしましょう。

取引先への香典袋の正しい書き方

香典は、取引先の立場によって渡す金額に違いがあります。では、取引先へ渡す香典袋の正しい書き方を知っていますか?香典袋の適切な書き方を説明するので、記入ミスをしないようにしっかりと把握しておきましょう。

表書き

香典の表書きは、宗派によって書き方に違いがあります。宗派別に書き方を説明するのでしっかりと理解するようにしましょう。 【仏式の場合】 ・御香典、御香料 【浄土真宗の場合】 ・御仏前、御香典、御香料 【神式の場合】 ・御神前、御玉串料、御榊料  【キリスト教の場合】 ・御花代、御花料 葬儀の際に多い仏式については、共通して御香典、御香料を表書きで使用することができます。また、神式の場合は御玉串料、キリスト教の場合は、御花代など宗派によって表書きが様々です。 もし、宗派の違いで表書きをどのように書いていいか迷うのであれば、共通して使用することができる御霊前を使用するようにしましょう。 ただし、仏式の浄土真宗の場合は、宗派の考えとして亡くなった人はそのまま仏になるという考えがあるため御霊前は使わないように注意しましょう。

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氏名

取引先へ香典を出す場合は、香典袋に書く氏名の書き方も重要になります。香典袋に氏名を書く際には、受け取った遺族が個人との関係性を把握できるよう会社名と部署名を忘れずに書くようにしましょう。 また、有志や連名で香典を同一の袋で出す場合は、香典袋の中に内訳を記載した紙を同封すると個別にいくらもらったのか取引先の喪主などが判断できるため、必ずおこなうようにしましょう。

金額

取引先へ香典を渡す際には、袋へ金額を記載するようにしましょう。香典の金額は、中袋へ記載しますが、ない場合は香典袋の裏へ記入しましょう。金額を記載しておくことで、香典を仕訳する取引先遺族のチェックがしやすくなるため必ず記入するようにしましょう。 また、香典袋へ記入する金額については、マナーとして大数字と呼ばれる正式な漢数字で基本書き、横文字の場合は、算用数字で書くようにしましょう。

取引先への香典のマナーは?

取引先への香典の書き方は、宗派などによる違いや記入の際のルールがありますが、香典の渡す際にどういったところに気をつければいいか知っていますか?香典を渡す方法や注意点などについて説明します。

包み方

香典を渡す際には、香典袋のままではなくふくさに包んで渡すのがマナーになります。ふくさの包み方について説明するのでしっかりと覚えておきましょう。 【ふくさの包み方】 ①中央に香典袋を置く ②右側を折る ③下を折る ④上を折る ⑤残った左側を折り、つめをさしてとめる 風呂敷の形をしたふくさもありますが、折り方に戸惑うようであれば、形が固定されたふくさも販売されているため手先が不器用な人におすすめです。

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渡し方

次に、香典を取引先の葬儀等で受付に出す際の手順について説明します。 【香典の渡し方】 ①お悔やみの言葉を一言添える ②ふくさから香典を取り出す ③ふくさの上へ乗せ渡す 香典は、告別式などの受付で記帳した紙と一緒に渡すのが一般的です。お悔やみの言葉を添えながら手早くふくさから出し受付担当者にスムーズに受け渡しできるようにしましょう。

参列する人

最後に、取引先への香典を会社の代表者や上司の代理として出席する場合の手順について紹介します。 【代理での参列の仕方】 ①方名帳へ名前を記入し、横へ(代)と書く ②お悔やみと代理の旨を伝える ③宗派にあったマナーを取る ④香典返しを受け取る 取引先への葬儀などで代理として出席する場合は、代理である旨とお悔やみの言葉を忘れずに伝えるようにしましょう。また、作法をしっかりと遵守しながら代理として故人への冥福の気持ちを忘れずに参列するようにしましょう。

取引先への香典をルール守って渡そう

取引先から突然の不幸の連絡があった場合は、慌てずに内容をしっかり確認し宗派にあった適切な対応をしましょう。 取引先への香典の対応の仕方によっては、今後の取引に影響を及ぼす可能性があるため事前に流れを把握しながらスムーズに対処できるよう準備しておいてはいかがでしょうか?