13回忌の法要の香典について|用意すべき金額や香典袋の書き方を紹介

公開日 : 2020/10/17

更新日 : 2020/10/17

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13回忌の法要とは、故人が亡くなって12年目の年に執り行う法要を指します。このように数字に差異が生じているのは「数え年」で行われるためです。以下で、この13回忌に用意しなければならない香典の金額の決め方や香典袋の書き方を紹介していきます。

公開日 : 2020/10/17

更新日 : 2020/10/17

目次

13回忌の法要について

13回忌の法要とは、故人が亡くなって12年目の年に執り行う法要を指します。このように数字に差異が生じているのは「数え年」で行われるためです。実は、このような回忌法要(年忌法要)の習慣はインドには存在していません。

 

この回忌法要とは、中国から日本に仏教が伝来した後、中国の仕組みをアレンジして作られた制度です。この回忌を重ねる中で修業を重ねることで、仏と一体となると言われています。そして、この13回忌にて、宇宙の真理とされる大日如来と一体になるとされています。

13回忌の香典の金額について

13回忌の香典の金額について、次の5つのパターンに分けて紹介していきます。それぞれの法要の場合に応じて、適切に香典の金額を決定していきましょう。

故人が実父・実母の時

故人が実父や実母の時、13回忌のお香典の相場は1万円~5万円とされています。このように、故人が自身の実父や母にあたる時は香典の金額の幅が大きくなっています。なぜなら、法要の執り行い方や自身の状況によって変わるからです。

 

そして、13回忌の法要は、最後の法要のため大々的に行うケースが大半です。この時、香典は相互扶助の意味合いもあるので、普段より香典を多めに包む必要があります。ただし、ご遺族のみで小規模で行う場合は1万円でも問題ないでしょう。

故人が祖父母の時

故人が自分の祖父母にあたる時、13回忌法要のお香典の相場は1万円~3万円とされています。仮に供物料を上乗せす時も、総額で1万円から3万円と考えて問題ありません。

 

また、供物料を孫一同としてまとめるケースも良くあります。そのため、香典についても孫同士で金額を相談するのも良い方法でしょう。

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親戚の時

故人の親戚だった時、13回忌の金額相場は1万円~3万円とされています。故人の親戚に香典を包む場合は、生前のお付き合いの深さに見合った金額を選ぶと良いでしょう。この時、親戚同士で集まって、香典の金額を相談することも推奨されています。

 

なぜなら、お金が絡むトラブルは、些細な事でも大きく発展してしまう可能性があるからです。そのため、香典などは一律で金額を決めることが、親戚同士のトラブルを回避するためにもおすすめです。

親しい友人の時

故人と親しかったご友人の時は、5千円~1万円が香典の金額相場とされています。どんなに故人と親しかった場合でも、血縁のあるご遺族やご親戚の金額を上回る必要はありません。
招待されたお友達同士で、金額のご相談をするのも良いでしょう。

夫婦で出席する時

ご夫婦で出席する時は、2人分の金額を包みます。香典は、2万円~3万円が相場とされています。仮に、会食に参加する時は、食事代として一人につき1万円程度を上乗せすることが推奨されています。

 

このように13回忌法要における香典は、会食や会場の準備などによっても事情が変わります。そのため、香典の金額相場はあくまでも一般的な例にすぎません。どのような場合もトラブルにならないよう、施主や出席者に相談することを心がけてください。

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香典に子供の分を上乗せするべきか

香典の金額には、子どもの分の香料を包む必要はありません。ただし、子どもの分でも食事代を包むことはマナーとされています。仮に会食に参加する場合は、中学生以上なら1万円を包みましょう。

 

もし、中学生未満なら大人の半分の5千円を包むと良いでしょう。この時、親の食事を分けてあげれば十分という年齢の場合は、特に食事代は必要ありません。食事会には、大人と同じものを食べられないお子さんが参加する場合もあるからです。

 

また、アレルギーのあるお子さんが参加する場合はどうすべきか。このような場合は、食べられない食品がある旨を事前に伝える。もしくは、予め準備をしていきましょう。

13回忌の香典返しの金額について

13回忌の香典返しの相場についても紹介していきます。まず、香典返しは大体2千円~5千円ほどのものを引き出物として返すことが通例です。この時、引き出物には食料品や消耗品などを選ぶと良いでしょう。

 

しかし、13回忌の引き出物を、自分で選んで準備するのはかなり大変な作業です。そのため、13回忌を会場で行う場合は、事前に相談されておくとスムーズに対処可能です。

 

仮に、お寺で法要を行う場合は住職様に相談してください。一方で、ご自宅で法要を行う場合は、ギフトの専門ショップ等がおすすめです。

13回忌の香典袋の選び方

13回忌の際に用意する香典袋の選び方は、宗教で異なります。以下で、仏式の場合について。次に、神式の場合について。さらに、キリスト教と無宗教について紹介していきます。また、香典の金額でも袋は異なります。こちらに関する詳細を紹介していきます。

所属する宗教で水引の色が異なる

水引は不祝儀袋や祝儀袋にかける帯紐のことです。この水引は弔事や慶事でも色の使い分けをしたり、弔事の中でもお葬式や法事で色が異なります。さらに、仏式・神式・キリスト教式のように宗教次第でも色が異なります。

 

そのため以下で、宗教別に具体的な水引の色を解説していきます。さらに、包む金額や地域によっても選ぶ水引の色についても解説していきます。

仏式の香典

仏式の場合は黒白または黄白の結び切りを選びましょう。もしくは、あわじ結びを選ぶこともあります。また、四十九日までは黒白の結び切りを選ぶのが一般的です。ただし、地域次第では四十九日を過ぎでも黒白の結び切りを使うところもあります。

 

このように、不祝儀袋の水引は黒白が一般的とされています。しかし、関西地域では黄白を使うのが一般的な場所もあります。この時、水引の色を選ぶ際に不安な場合は、家族や古くから地域に住んでいる方に一度相談してから準備するのが無難です。

 

補足で結び切りという結び方を紹介していきます。こちらは、お葬式や法事など以外に結婚式などでも使用される結び方です。端を引っ張っても解けない結び方で「二度同じ事が起こらないように」「一度限りの出来事」を願う際に使われます。

神式の香典

神式の場合の水引は双白か双銀、または黒白の結び切りを選んでください。

キリスト教式の香典

キリスト教式の場合は、水引は不要です。ただし、水引があるタイプを選んでしまっても特に問題とされません。さらに、水引の色も自由です。故に、キリスト教式を用意できない場合は、この様な水引を使用しても問題ありません。

無宗教式の香典

無宗教の場合の水引は黒白か双銀の結び切りを選んでください。黒白や双銀はどの宗教でも使える一般的な水引として幅広く使われています。そのため、香典の送り先の宗教がわからない場合、こちらの色を選ぶのが無難とされています。

香典の金額で異なる

香典に包む金額が少ない場合は水引が印刷された不祝儀袋を選んでください。一方で、包む金額が多い場合は水引は印刷されたものでなく、正式なものを選ぶことを心がけてください。

 

具体的な金額は、3千円から5千円の場合は水引が印刷されているものを使うとされています。一方で、1万円以上の場合は白黒か双銀の水引が束になったものを使うケースが大半です。

 

さらに、5万~10万以上のように包む金額が高額の場合は中金封や豪華なデザインを選ぶことが多いです。このように包む金額によっても水引の様式が変わるので、注意しましょう。

13回忌の香典袋の書き方

ここでは、13回忌の法要の香典袋の書き方を紹介していきます。具体的には、表書きの場合について。次に、香典袋への名前の書き方について。そして最後に、香典袋の中袋の書き方について紹介していきます。

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表書きの場合

香典袋は宗教によって表書きの書き方が異なります。以下で、宗教別の香典袋の表書きの書き方を解説していきます。

仏式の香典

仏式の場合は「御霊前」「御香典」または「御香料」と記載してください。ただし、浄土真宗では「御霊前」と記載するのはマナー違反になりますので注意してください。

 

御霊前は「香典を故人の御霊に供える」という意味をふくみます。一方で、浄土真宗では「故人は成仏し仏になる」という教えのため、御霊前と記載してしまうことは不適切となります。同じ様に、仏式でも浄土真宗の場合では「御仏前」または「御香典」としましょう。

神式の香典

神式の場合は「御玉串料」「御榊科」または「御神饌料」と記載してください。この時、蓮の花が印刷してある不祝儀袋は仏式用です。そのため、決して間違って使わないようにしてください。

キリスト教式の香典

キリスト教式の場合は「御花料」と記載してください。この時、カトリックの場合には「御ミサ料」。プロテスタントの場合は「弔慰料」と記載するケースもあります。

無宗教式の香典

無宗教の場合「御香典」と記載してください。こちらの書き方は、一般的にどの宗教でも使える表書きです。そのため、相手の宗教がわからない場合は「御香典」と書くと無難とされています。

 

さらに、「御霊前」と記載することも推奨されています。ただし、この場合は、相手の宗教が真宗でないときに限りますので注意してください。

香典袋への名前の書き方

次に香典袋の名前の書き方を解説していきます。名前は、水引の下側の中央にフルネームで記載します。そして、ここで書く名前は上段に書いた表書きよりも少し小さな文字で書くことがおすすめです。さらに、肩書きがある場合は右肩に小さく記載してください。

連名の時

連名で香典袋に名前を書く場合はどのように書けば良いのでしょうか。この場合、目上の人が右側にくるように順に記載してください。ただし、この書き方は、3名以下の場合に限ります。この点を、きちんと抑えておいてください。

3名以上の時

3名以上の名前を香典袋に書いて贈る場合はどうしたら良いのでしょうか。この場合、3名以上の大人数の場合は連名で記載しません。代表者の名前の横に「他一同」と記載してください。併せて、香典袋の中に全員の名前を書いた半紙を同封しておきましょう。

香典袋の中袋の書き方

香典袋の中に入れる袋を中袋と言います。こちらの中袋には、住所や氏名、金額を書かなければなりません。この時、中袋の表に漢数字で金額を書きましょう。そして、裏には住所と氏名を記載しておきましょう。

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13回忌の香典は薄墨で書くべきか

13回忌の香典は薄墨で書くべきでしょうか。まず、49日までは薄墨で書くとされいます。49日までに薄墨で書く理由は「あまりの悲しみで力が入らない」。あるいは、「悲しみの涙がすずりに落ちてしまい薄くなってしまった」という故人に対しての悲しみを表現するためとされています。

 

したがって、薄墨は故人が亡くなったばかりの時に使用するものとされています。そのため、13回忌法要の香典は普通の墨で書くのが通例です。

13回忌の法要のマナーについて

ここでは、13回忌の法要のマナーを3つ紹介していきます。1つ目が、お布施についてです。2つ目が、服装についてです。そして3つ目が、お供えとのしについてです。以下で詳細を紹介していきます。

お布施について

お布施は、読経料といわれます。この費用は、宗派や家庭の事情。あるいは、地域によっては戒名によっても変化します。相場としては3万円から5万円とされています。気になる方は法要を執り行う僧侶に事前に聞いてみることを推奨します。

 

もし、菩提寺として先祖代々、長年の付き合いがある場合は。お布施の支払いは、親が払っていた金額が相場です。事前に調べておくか親に尋ねておくと良いでしょう。

 

このお布施の他に気をつける必要があるのが、僧侶のお車代と会食をしなかった際ののお膳料です。前者は3千円から1万円。後者は5千円から2万円とされています。いずれの費用もお布施と一緒のタイミングで僧侶に渡してください。

服装について

昨今では、遺族だけの法要になることが多く、地味な平服でもよいことが多くなりました。しかし、近しい親族以外の方が参列する場合。これまで同様に遺族として喪服を身に着けるのがマナーと言えるでしょう。どちらの場合で行くべきかわからない場合は、喪服を用意しておくのがベストです。

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お供えとのしについて

13回忌の法要は身内のみで行われることが多い法要です。しかし、お供えは必要です。お供えには、日持ちのする菓子や果物。あるいは、花などが選ばれる傾向にあります。この際、のしは黒白もしくは黄白の結びきりの水引を使い、表書きは御供物料、御仏前を使用しましょう。

13回忌の次の法要について

13回忌の法要の次は17回忌となります。こちらの法要には、法事の追善供養の意味合いがあります。この後は23回忌、27回忌と続いていきます。そして、33回忌か50回忌ほどで取りきりとすることが多いようです。しかし、中には100回忌まで行う地域もあるようです。

書き方に則り、13回忌の香典を用意しましょう

ここまで、13回忌の法要の際に必要な香典の書き方。さらには、香典袋を用意するために知っておきたい知識を紹介していきました。初めて13回忌の法要を迎えられる方は、こちらの記事を参考に香典を準備しましょう。