終活はいつから始めるべき?就活の基本とリストアップ項目をご紹介

公開日 : 2020/7/21

更新日 : 2020/9/9

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自分らしい最期を迎えるために、終活を始める方は増えてきました。まずは、終活の基本を学びそこから自分に必要なものをリストアップしていきましょう。お墓や葬儀以外にも準備しなければいけないことが多くあるためチェックしてみてください。

公開日 : 2020/7/21

更新日 : 2020/9/9

目次

終活とは

近年、終活を始めている方が増えてきており、人生の終わりに向けた活動を始めて幸せな最期を迎えることができるように考えられています。いつから始めるべきか悩む人も多いですが、始めるのに早すぎるということはありません。自分が元気なうちから始めてみるべきです。

 

終活を始める方が増えてきた経緯には、家族に迷惑をかけないようにするために、自ら死後の準備を進めたり、老後生活への不安から残された時間と予算で、悔いのない余生を謳歌することを考える時間です。

 

基本的な進め方などもありますから、終活に取り組もうとしている方も安心して準備を進めていくことができます。まずは、何から始めてどのようなことを準備していかなければいけないのか少しずつ基礎知識を増やしていきましょう。

エンディングノートから始めてみる

終活を始めるときに、様々な情報を得るためにはセミナーに参加する方法もありますが、エンディングノートを準備して必要な項目をリストアップしていく方法もおすすめです。そこで、エンディングノートを通して考えていく内容をご紹介します。

医療について考える

終活では医療についても考える必要があります。どのような病気で亡くなるかもわかりません。近年、医療の技術も進歩していますから、延命治療など様々な治療を施して長生きするようになりました。厚生労働省では、「人生の最終段階における医療・ケア」を尊重しています。

 

そのため、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)と言われる自らが望む人生の最終段階における医療・ケアを家族に伝えておいたり、エンディングノートに残しておくことも必要です。医療や介護のあり方を反映してくれるため、家族と常に話し合っておきましょう。

 

病気によって治療を始めたり、意識がない状態が続いてしまうと残された家族もどのような治療を進めていくべきか悩むことが多いです。そのため、自分が望む治療法などをあらかじめ考えて家族に伝えておくことが必要のため終活でも考えることが重要になってきます。

介護について考える

医療の技術が進歩したことにより、高齢者も長生きをすることができる社会になってきました。介護施設も増えてきており、病気になってからも人の協力があれば長生きをすることができます。そこで、どのような介護を望むのかについても就活で考えましょう。

誰にお世話をしてもらうのか

高齢になってから誰に介護してもらうのか、家族と話し合っておくことが大切です。自分の子供に頼むのは恥ずかしいという思いがあれば、施設を希望する方もいます。自宅介護や介護施設によっても内容が異なってくるため終活を始めたら、介護の内容も具体的に考えましょう。

 

介護については本人の希望と家族が納得する内容であるか、具体的な話し合いをしておくことが大切です。家族は本人の意思を優先しようと思う方が多いですが、難しいこともあるかもしれませんので、人任せなどにならないように分担などを話し合うべきです。

 

もしものために、早い段階から備えておくことは必要のため、家族全員で終活について話し合いの場を設けるようにしましょう。最期の人生を安心して過ごせるような結果が出るように家族で話し合ってみてください。

費用の準備

終活を早い段階から取り組むことで、医療や介護などどのくらいのお金がかかるかが見えてきます。そのため、自分が準備できる予算内で収めるように考えることが可能です。介護施設に入居するために費用や訪問ヘルパーなど利用するものによって金額が異なります。

 

そのため、終活を始めると経済的な準備が整っているかもしっかりと見直すことができるのでよい機会です。自分の資産からどのような介護を家族にお願いすることができるのかがわかるため、家族に負担をかけずに最期の人生を選択することができます。

 

終活に関しては、介護費用以外にお墓や葬儀など多くのお金がかかります。香典などで賄うことも可能ですが、医療や介護は葬儀の費用のようにはいきません。よって、終活を始めたら予算をリストアップしていくことが大切です。

家族と介護について話し合う

家族が介護にかかわる場合、家族全員の問題になるため、よく話し合いをするようにしましょう。家族の負担が大きくならないように、終活を始めた時点で、人任せになりすぎず負担が偏らないように考えていくことが大切です。

 

もちろん、家族は終活をしている本人の意思を尊重してあげるべきですが、どこまで希望をかなえてあげられるのかを明確にしていくことが必要です。常日頃から家族とのコミュニケーションが大切になってきますので、介護や老後について恥ずかしがらずにはっきり意見を述べましょう。

 

また介護が長い間、続くとなれば経済的な負担も増えてきますし、自分の資産内で賄うことが難しくなる場合もあります。よって、家族に迷惑をかけずに介護ができるのか終活を始めた時に様々な情報収集をしていくようにしましょう。

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身辺整理について

終活を始めるときは、元気で動くことができるため、身の回りの品を整理しておくことがおすすめです。身辺整理をすれば、亡くなってからも家族の負担が減るためメリットです。不要なものを減らしておくだけで、お部屋もすっきりとした気持ちで過ごすことが可能です。

 

大切なものや必要なものを厳選しておき、譲りたいものは事前に周りの方に伝えておくことができるため、捨ててしまって後悔することもありません。ゆっくりとした時間を過ごすことができる間に、人に任せないで自分で判断しながら身辺整理を行うようにしてください。

 

遺品整理にも業者に頼むと費用がかかり、家族に負担をかけてしまいます。自分の大切なものをどう残していきたいか考えながら進めてみてください。

財産や相続について

終活をするときは、財産や相続についてもエンディングノートに書きしますことが必要です。預貯金・不動産・年金・保険・ローン・クレジットカードなどの情報など関連している内容の手続きを明確にすることで家族が困ることがありません。

 

遺産相続など家族の間でもトラブルになるケースが多いため、財産や相続するものが多い人ほど、明確にする必要があり不安な方は弁護士にお願いするのがおすすめです。弁護士にお願いしない場合は、防犯面を考えるとエンディングノートにはヒントを書くだけにしておきましょう。

 

財産や相続によって家族がトラブルを起こさないためには、エンディングノートよりも遺言書を書くのがおすすめです。弁護士に依頼する費用はかかるため、まずは無料相談から始めてみてください。

葬儀について

葬儀には様々な種類があり、近年は家族葬が人気です。亡くなった時に、家族にどのような葬儀を行ってもらいたいのかエンディングノートに書き示しておくことも大切なので、葬儀の種類について確認してみましょう。

一般葬とは

一般葬というのは、昔からの葬儀の形であり、家族・親族以外に生前に関わりのあった方を招き幅広い方が参列する葬儀です。お通夜から始まり、翌日に葬儀式を行います。宗派によってはその形式やしきたりなどが異なり、葬儀後は告別式を行ってお別れするのが特徴です。

 

告別式後は、出棺式が行いその後火葬場で納めの式を行うのが流れになっています。ジュライのしきたりによって葬儀を行うのが一般葬であり、高齢の方などは安心して参列することができるスタイルです。

家族葬とは

近年都心部などで増えてきている家族葬は、一般葬と流れは同じであり、小規模のお葬式になるのが特徴です。家族や親族など限られた方でお葬式をするスタイルであり、家族で最期の時間をゆっくりと過ごすことができ、人に気を遣わず故人を送り出すことができます。

 

また、一般葬よりも葬儀の費用を抑えることができ、終活でもお葬式の費用を削減したいと考えているのであれば、家族葬の意思を伝えておくとよいでしょう。アットホームなお葬式にすることができます。

 

葬儀の内容は葬儀社に生前から相談することができるため、不安なことは質問し問題を早い段階から解決していきましょう。

直葬とは

お葬式はお通夜から葬儀の流れが一般的ですが、直葬であればそのような儀式を一切行わないで、病院から遺体を直接火葬場に運んで火葬をする儀式のことを言います。別名、密葬や火葬式と言われ基本的に家族や親戚などの身内の参列です。

 

直葬を行うメリットは葬儀の費用を抑えることができ、時間を短縮して葬儀を執り行うことができます。火葬の時間により異なりますが、早いと2時間程度で葬儀を終わらせることが可能です。良いことばかりなことも多いと感じるかもしれませんが、デメリットもあります。

 

それは、十分なお別れの時間を取ることができず、近親者以外の弔問を受けづらい葬儀形式です。お別れの時間をもう少し準備したい場合であれば、一日葬もあるため自分に合った葬儀を選ぶようにしましょう。

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お墓について

お墓は生前から準備することが可能です。お墓を建てたい場所や石材の種類やデザインを選ぶことができるため、自分のお好みのお墓に入ることができます。また、生前からお墓を準備すれば、家族の費用負担を軽減することができるためメリットがあります。

 

そして、お墓は生前から準備していても相続税がかからず家族に迷惑をかけることがありません。しかし、早い段階からお墓を準備し過ぎてしまうと、お墓の管理料が発生してしまうため、経費を抑えたいのであれば亡くなってからこのようなお墓を作ってほしい意思を残しましょう。

 

お墓の費用は、選ぶものによって値段が異なり、一般的なお墓を民営霊園に建てる場合、200万円から300万円が相場です。お墓は死後より生前の方が断然お得のため、予算に合ったお墓を見つけるように終活を進めていきましょう。

終活はリストをまとめておこう

終活を始めると、様々なリストアップが必要だということがわかります。お墓や葬儀について家族に自分の意思を残すだけではなく、身の回りの整理から医療や介護についても具体的に残していくことが必要です。

 

介護施設で過ごすことを選択する場合であっても、家族もかかわってくる問題ですから常に家族とコミュニケーションを取って、終活の意見を聞いてもらうことが大切になってきます。エンディングノートからスタートし、具体的に話を進めていけるように知識を増やしましょう。