終活で墓友の意味や作り方・注意点などについて基本的な知識をご紹介

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/8

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終活を行う方が増えてきていますが、お墓を継承する方がいなく墓友を選択する人もいます。親族のお墓に入るのではなく、仲の良い友達と一緒にお墓に入って供養してもらうことができるため、詳しい内容をまとめてたので検討されている方はチェックしてみてください。

公開日 : 2020/7/15

更新日 : 2020/9/8

目次

終活で墓友を探している人が増えている

終活をするときに、墓友という言葉は聞いたことがあっても正しい知識を持っている方は少ないです。しっかりと学ぶことでイメージが変わることも多く、現代に合ったお墓の在り方でもあるため、一緒に確認していきましょう。

墓友の意味

墓友とは血縁関係のない方と一緒のお墓に入ることを言います。仲の良い友達と一緒にお墓に入ったり、就活中に知り合った方と友達になり、その墓友と一つのお墓を購入して、一緒に入る友達関係のことです。

 

不特定多数の人が一緒に埋葬されるお墓の合祀墓と言いますが、こちらは不特定多数の方が埋葬され、墓友はお互いに許しあった知人同士の小規模の合祀墓です。近年では、高齢者住宅老人ホームなどでお墓を用意し、亡くなったときに一緒にお墓に入るケースも増えています。

 

墓友は一人暮らしなどをされていて孤独な老人が多いです。墓友を選ぶ方は昔からの風習に縛られず、お墓の管理も引き継ぐ方がいなくても大丈夫ですから死後も安心してお墓に入ることができポジティブな意味としてとらえている方が多いです。

墓友が増えている理由

墓友を選択する人が増えてきている理由は様々あります。昔からの友達ではなく終活に当たって墓友を選ぶ理由は次の通りです。

少子高齢化が原因

日本では高齢者が多く、若者が少ないという現象が起きています。そのため、昔からのお墓を継承する方が減ってきており、終活をして墓友を選ぶ理由もこの一つです。昔のように子供の数が多いわけではなく、子供が結婚してもお墓の管理が難しい状況が多いです。

 

お墓の管理をする人がいないお墓は無縁仏となり、放置されたお墓が近年、問題になってきています。子供が少なければ助け合う兄弟もいないことが多いため、昔のようにお墓を親族で管理していくことが難しくなってきました。

 

亡くなった後に無縁仏になるのは気持ちい気分にはなりませんし、周りに迷惑をかけないようにするためにも、終活を行って墓友を見つけて一緒にお墓に入ることを選択する人が増えてきています。知らない人たちとまとめて合祀されるよりは墓友の方がよいと考えています。

お墓の価値観が変わった

先祖代々のお墓は、家を継ぐ人が管理をして次の世代へとバトンタッチしていくものでしたが、高齢化の影響によりお墓の価値観が薄れてきている方が増えてきています。少子化や晩婚によってお墓を継承することが難しいケースが多いため、終活で墓友を探す人が増えてきました。

 

お墓を管理するためには維持費がかかります。お墓参りや法要を親族を呼んで行うのが大変と感じる方も増えてきているため、墓じまいを行い永代供養や納骨堂に納めるというケースも増えてきています。それだけ、昔の風習を守り続けるという考え方は薄れてきています。

 

お墓についての価値や考え方は、その時代に合わせて変化し続けてきています。先祖や家族のお墓を責任を持って管理し続けるという考え方は薄れており、一人で最後を過ごすなら墓友と一緒のお墓を選択する方が増えてきました。

核家族化の問題

兄弟や子供がいても一緒に同居せず、別の地域に住んでおりお墓参りが難しい場合もあります。そのため、お墓の管理を任せるのが難しい場合も多いです。他にも、熟年離婚をする方も増えてきており、自分らしい人生を取り戻すために選択する方もいます。

 

よって、熟年離婚により孤独死やお墓の管理を任せる人がいない場合に墓友を選び周りに迷惑をかけずに供養してもらう方法を考えている方も多いです。日本では、女性の方が長生きする方が多く、夫が亡くなりしがらみから解放されて自分らしい人生を過ごす方も増えています。

 

葬儀の在り方も現代に沿った内容を選ぶことが増えてきており、終活の中で知り合り意気投合した人と墓友になることもあります。昔ながらのライフスタイルとは現在は異なっているため、終活でも自分に合った選択肢を見つける方が多いです。

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墓友のメリットとデメリット

終活の時に墓友を作ることに対して、メリットとデメリットがあります。両方を把握しておくことで、自分に墓友がふさわしいのかが見えてきます。そこで、終活を始めている人は墓友についてもっと深く考えていきましょう。

墓友のメリット

墓友を作るメリットは、親睦を深めることができ終活について理解を得ることができます。一人で終活について考えて生前から準備していくことは不安なことも多いです。しかし、墓友がいることで相談相手もいて、意見交換を行うことができて終活をポジティブに進められます。

 

終活についての本音を聞いてもらえる友達がいることは心強く、喜怒哀楽を共にでき、残り少ない人生を豊かに過ごすことができます。お互いに情報を共有することができ、詳しく勉強されている墓友からもいい影響を受けることができます。

 

もし、自分が亡くなったとしても墓友がいればお墓参りをしてくれる安心感も強いです。どのようなお墓を準備していきたいかについてもお話し合うことができます。同じお墓に入るということは、墓友を心の底から信頼しなければできません。

墓友のデメリット

終活で墓友を作ることに対して、デメリットもあります。まずは、家族や親族に理解を得ることが難しい場合があることです。そのため、生前からしっかりと自分の意思を周りの方に伝えておくことが必要のため、準備はしっかりと行っていきましょう。

 

他にも、墓友は親友よりも親交が深くなる可能性があるため、生前の中にお墓の購入した後にトラブルになる可能性もあります。よって、墓友は誰でもいいというわけにはいきません。自分が納得がいくまで相手と話し合うことが必要です。

 

自分が亡くなった後でも本当にこの人に任せることができるのかを考えることが大切です。どちらが先にお墓参りなどをするかはわかりませんが、同じ考え方を持っていないと同じお墓に入る気持ちになれなくなりますから、墓友とよく話し合うことが大切です。

終活で墓友の作り方

終活を始めて墓友を作る場合、どのような作り方をすればできるのか詳しい内容をまとめてみました。様々な方法で墓友を作ることができるため参考にしてみましょう。自分の意思と同じ考えの人と出会えるように頑張ってみてください。

インターネットの募集サイト

墓友を作るときに、昔からの友達を誘うのは気まずいことも多いため、終活の情報を提供しているサイトから募集するのがおすすめです。近年、終活のサイトが増えてきており、お墓について生前予約をすることが可能なことが多いため、自分で情報収集することが可能です。

 

インターネットサイトで墓友を検索すると、サークルから始める場合もあり、様々な方法で墓友を作ることが可能ですが、全く知らない他人のため信頼が必要です。昔からの親友と話し合い墓友になる方法もあり、久々に会った友達と病気や終活の話になることも多いです。

 

墓友を求めている人は、自分らしく自由に暮らしたいと思っていることが多いため、話が合う親友がいるのであれば就活の話を相談するのもおすすめです。墓友の探し方に正しい方法はありませんから、自分が信頼できる人を探してみましょう。

墓友サークルに参加

墓友を募集する方法もありますが、墓友サークルや終活サークルに参加することで、自分と意見が合う墓友を見つけることができます。墓友を探したいという方が集まっているサークルのため、一から説明するよりも意気投合しやすく、墓友の相手を見つけやすいのが特徴です。

 

終活に対して同じ悩みを抱えている人が多いため、墓友も話しやすい話題であり、様々な交流を深めることで亡くなったあともこの人と一緒であれば大丈夫という気持ちになることもできます。昔からの親友ではありませんが、同じ悩みを解決していくことが可能です。

 

墓友サークルでは、墓友を募集しているケースもあります。老人ホームなどでは共同墓地を用意していることもあるため、入居している方と仲良くなり墓友になりたいという意思があれば、一緒に埋葬することを承諾する方もいます。

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セミナーで出会った人

終活初心者の方であれば、セミナーに参加される方も多いです。そこで、知り合った方と墓友になることも可能です。自治体で無料の終活セミナーを行っている場合もあり、自治体であれば住まいも近いですから、墓友として交流もしやすいのでおすすめします。

 

他にもセミナーは様々なところで開催されており、誰が主催しているかによって墓友と出会うチャンスが異なります。墓地を生前に購入する予定の方に向けて、墓地管理者が主催する墓友の会を開くこともあり目的が同じのため、悩みを解決しやすいです。

 

お寺の合同供養に参加して、墓友を見つける方法もあります。この他にも葬儀社が主催しているエンディングセンターなどを通じて墓友を見つけることもできます。お墓を生前予約したいという意思をきっかけに墓友を見つけることができる可能性もあります。

 

 

終活で墓友を作るときの注意点

墓友を作るときには注意点もあります。終活を頑張って墓友を見つけることはいいことですが、気を付けてほしい点もあるため必ず確認しておいてください。

基本的に永代供養

墓友と同じお墓に入るときの注意点は基本的に永代供養です。他の家のお墓や先祖代々のお墓に入ることはありません。そして、継承する必要がない永代供養を選択します。永代供養のお墓というのは、合葬式墓地や合奏式納骨堂があります。

 

家族などが入るお墓ではない樹木葬や共同墓で永代供養をする方法もあります。永代供養の方法は色々とあるため、墓友と話し合いを進めて決めていきましょう。

永代供養の期間について

墓友と同じお墓に入るときは、基本的に永代供養とお伝えしましたが契約期間も決まっています。一般的には33回忌までが契約期間のことが多く、長くても50年後には弔い上げを行い故人の法要を終了させることが多いです。

 

墓友の場合は、どのタイミングでお墓に埋葬されるか異なるため、管理者に契約期間について確認しておくことが大切です。

新しいお墓の形も一つの選択肢

葬儀やお墓に対して、新しい形式を取り入れている方が増えてきています。昔からの風習に縛られずに自分らしい最期を貫き通したいと願う方が多いです。そのため、終活で墓友を選択するのも一つの方法ですから、自分の意思と同じ考えを想っている墓友を探してみましょう。