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終活セミナーの特徴とその活用法についてわかりやすく解説します

終活セミナーは、ご自分の人生の最期をより良く安泰に締めくくる方法が学べる講習会です。葬儀や相続等、最期を迎える方々にとって不明な点や不安な点は多々あるはずです。終活セミナーでそれらに関する知識の修得に努めます。今回は、終活セミナーの特徴と活用法を解説します。

公開日 : 2020/07/19

更新日 : 2020/09/07

目次

終活セミナーとは何か?

ご自分が亡くなった後、葬儀はどうなるのか?遺族が相続争いをはじめないか?自分の遺品はどうなるのか?不安に感じる方々も多いことでしょう。

 

できることならご自分が健康である内に、亡くなった後の心配事は片付けておきたいものです。そんな時に活用するのが「終活セミナー」です。

 

今回は、終活セミナーの有用性や参加の方法等についてわかりやすく解説します。

亡くなる前に不安は色々とある

ご自分の葬儀ために、預金をしておく方々は多いと思います。しかし、ご自分が亡くなり、相続が開始されると、相続人(遺族)の一部から勝手に預金を引き出されないよう、金融機関側は預金口座を凍結してしまいます。

 

この場合には、相続人間で遺産分割の協議を行い、その預金が分与される人を決めない限り、凍結は解除されないままとなってしまいます。

 

被相続人となるご自分からしてみれば、相続で配偶者も子達もケンカせずスムーズに遺産を分割してもらいたものです。そのために遺言書を準備して、自分の希望通りに遺産を分けてもらいます。

 

しかし、その遺言にも法律で定められた形式が存在し、その形式を逸脱すると有効な遺言とは認めらません。

 

有効な遺言書の書き方はどうすれば良いのか?預金口座が凍結されずに、葬儀費用を遺族へ渡す方法は無いか?専門家に相談する必要が出てくるはずです。

終活セミナーとは

終活とは、ご自分の人生の最期をより良く安泰に締めくくるための準備です。自分らしく最期を迎えるための活動、そしてご自分の家族が困らない備えを施す活動です。

 

終活セミナーは、そんなご自分の人生を総括する方法が学べる講習会です。とはいえ、セミナー内容は、たった1回で葬儀や相続、お墓の建立まで網羅的に説明するわけではありません。

 

時間や場所の制約があり、専門分野は講師でも異なります。終活セミナーは葬儀社や冠婚葬祭互助会、弁護士や行政書士等の士業等、各業種が趣向を凝らして開催しています。

 

葬儀社や冠婚葬祭互助会は葬儀・法要に関する質問や、遺品整理等の仏事等に関するセミナー、弁護士や行政書士等の士業等は相続手続きや財産調査、遺産分割方法等のセミナーと、業者ごとで専門知識を活かし、講演を開き相談に応じてくれます。

終活セミナーで学ぶ事柄について

終活セミナーで学んだり、講師に相談したりする事柄は、セミナー参加者ごとに様々でしょう。

 

こちらでは、相続・保険・葬儀・埋葬・遺品整理で想定され得る問題を取り上げ、終活セミナー参加の際、どのような内容を相談してみるべきか解説します。

相続の問題

「自分には遺産となるような財産なんて無い。」とすっかり油断し、遺言はもとより財産の調査すら行わず、相続が開始されるケースは非常に多いと言われています。

 

しかし、後々、被相続人が放置していた状態で、すっかり忘れてしまっていた不動産資産の発見や、離婚歴があり前妻との間に子がいて、相続開始時に発覚した等、遺産分割を行う際のトラブルに発展しそうな問題が、どんどん出てくる可能性もあります。

 

そんなことの無いように、被相続人となるご自分が、相続に関する知識を終活セミナーで学ぶ必要はあります。

 

終活セミナーの講師に相談の機会を得られたなら、次のような内容を相談してみると良いでしょう。

 

  • 相続人となる人物の確認方法(例:戸籍を遡って調べる方法、戸籍謄本等の取り寄せ方等)
  • 相続財産の調査(例:財産目録の作成方法をどうするか等)
  • 遺言書の作成(相続人が納得する遺言書の作成方法、遺言を誰かに破棄されない方法等)

保険の問題

ご自分が死亡または高度障害状態になった時、保険金が受け取れる商品は「死亡保険」と呼ばれています。

 

この死亡保険に加入しておけば相続開始時、故人の預金のように口座が凍結されることも無く、保険会社から受取人(遺族)へ保険金が支払われます。

 

遺族は受け取った死亡保険金を葬儀費用に充てれば、大幅にその費用負担を賄うことができるでしょう。

 

しかし、死亡保険へ加入していることを相続人となる家族へ伝えていなかったり、故人が生きている時、保険金の一部を葬儀費用へ充当することを約束していたのに、受け取った人が葬儀費用に使わず着服したりすることも考えられます。

 

終活セミナーの講師に相談の機会を得られたなら、次のような内容を相談してみると良いでしょう。

 

  • 葬儀費用を賄うことができる死亡保険金額(例:最近の葬儀費用はどの位か等)
  • 死亡保険に入っているという事実の周知(例:エンディングノートに書くべきか、遺言書に記載すべきか等)
  • 死亡保険に相続税がかかるか(例:非課税枠はあるのか、その条件等)

葬儀の問題

死生観は人によって様々です。昔ながらの盛大な葬儀をしてもらいたい人もいれば、葬儀をせず火葬から納骨だけしてもらいたい人もいるはずです。

 

また、葬儀内容では、仏式の葬儀をしてもらいたい場合や、宗教色を排した「音楽葬」や「お別れ会」で、出席者に楽しんでもらいたいという希望もあるはずです。

 

どんな葬儀内容にするのか、規模、費用、参加人数そもそも葬儀をしない等、いろいろと決めておきたい場合、ご自分が最近の葬儀に関する知識を終活セミナーで学ぶ必要はあります。

 

終活セミナーの講師には、次のような内容を相談してみると良いでしょう。

 

  • 葬儀内容の決定と注意点(例:音楽葬はどこの葬儀会場でも行えるのか等)
  • 葬儀費用とその規模(例:費用が〇〇〇万円なら、どれ位の規模の葬儀ができるか等)
  • お斎や返戻品について(例:葬儀社に任せれば一式を揃えてくれるのか等)

埋葬の問題

先祖代々のお墓があり、ご自分もそこへ埋葬してもらいたいなら、スムーズに納骨の手続きは進むはずです。

 

しかし、新たにお墓を立てる場合、寺院や霊園を探し埋葬場所に空きはあるのか、使用料はいくらか、墓石の購入費はどの位か悩むところでしょう。

 

また、最近、注目されている自然に還ることをコンセプトとした「樹木葬」や、焼骨後に海洋へ撒く「散骨」を希望する人もいるはずです。

 

どんな納骨方法で弔ってもらいたいか決めておきたいなら、埋葬に関する知識を終活セミナーで学んでおきましょう。講師には、次のような内容を相談してみましょう。

 

  • 埋葬場所をどうするか(例:公営霊園や民営霊園の費用や利用条件の違い等)
  • 樹木葬のような埋葬方法の注意点(例:樹木葬は子孫へ受け継がれていくお墓なのか等)
  • 散骨の方法(例:散骨の場所は限られているのか、河川でも散骨は可能か等)

遺品整理の問題

ご自分の愛用していた衣類や家電製品は亡くなった後、処分してもらうことに抵抗は無いでしょう。

 

しかし、ご自分の記念写真や、大切にしていた時計やアクセサリーは、家族やご友人に「形見分け」してもらいたいこともあるはずです。

 

また、ご自分の愛蔵している骨董品や絵画に、どの位の値打ちがあるのか事前に調査して知っておくことで、相続財産になるのかどうかを把握し、家族の遺品整理の手間を省くことができます。

 

ご自分で行う生前整理や、家族に遺品整理の希望を正しく伝えたいなら、遺品整理に関する方法を終活セミナーで確認しておきましょう。相談内容として次の事柄があげられます。

 

  • 生前整理の方法(例:生前贈与の方法で家族に与える際の注意点等)
  • 形見分けの方法(例:どのような形で、どんな遺品を受け取ってもらいたいか等)
  • 遺品の処分方法(例:寺院へ「お焚き上げ」してもらう手順等)

終活セミナーのイベントについて

終活セミナーは葬儀社や宗教法人、冠婚葬祭互助会、弁護士や行政書士のような、葬儀や相続に関係のある各業者が開催しているイベントです。

 

こちらでは終活セミナーの種類、どこで開催されているかや、終活セミナーの参加費用について解説します。

終活セミナーの種類

終活セミナーは、主に次の2種類のスタイルがあります。

 

  • 講演会型:終活セミナーが行われる一般的なスタイル。会場に集まり講師がいて終活の知識の修得や、参加者の相談に応じる。
  • 体験型:葬儀社や斎場や霊園側が主に開催するスタイル。参加者の遺影写真撮影会や、実際の斎場や霊園の見学、入棺体験、更には料理の試食会等、ユニークな形式で行われるセミナー。実際に参加者が体験してみることで、葬儀や埋葬を行う際の具体的なイメージがつかめる。

 

このようなセミナーの会場は、公営・民営の貸会議室や、葬儀会館、法要会館でも定期的に行われていることがあります。

 

各会場のホームページ等で、どんな内容の終活セミナーが行われているのかチェックできます。まずは、現在最も関心のある事柄や、不安な事柄を学べる終活セミナーへ参加してみましょう。

終活セミナーの費用

気になる終活セミナーの参加費用ですが、無料の場合と有料の場合があります。葬儀社や冠婚葬祭互助会が行うセミナーは、無料で参加できる場合が多いです。

 

自社の会場を利用するからと言う理由はありますが、会員申込や葬儀サービスの予約(生前予約等)につなげるため、終活セミナーを開催すると言う意図もあります。

 

一般社団法人、弁護士や行政書士の士業の方々の終活セミナーは有料の場合が多いです。貸会議室等を利用するため、参加料でその費用負担を賄う場合が多いからです。

 

とはいえ、1回の参加料は1,000円~4,000円程度が相場と言えます。セミナーへ2回目以降に参加すれば割安となる場合もあります。

 

なお、行政書士の場合、行政書士会が主催する終活セミナーは無料で行われています。気軽に相続の相談をしたい場合、このようなセミナーを有効利用しましょう。

終活カウンセラーとは?

終活カウンセラーは、終活の準備をする方々の漠然とした悩み・疑問をヒアリングし、その問題点の具体化して、的確なアドバイスを行う専門家です。

 

その他、相談者が各専門分野の方々(弁護士・行政書士等の士業、医療機関、葬儀会社等)へどんな場合にコンタクトをとれば良いか助言する、アドバイザー的な役割も担います。

 

終活カウンセラーは民間資格ですが、葬儀に関するいろいろな知識を有し、就活セミナーでも講師として講演する場合が多いです。

 

葬儀業者や冠婚葬祭互助会で働いている方々がほとんどなので、葬儀等の不明点があれば気軽に質問してみましょう。

終活セミナーをご自分の安心のために利用しよう

最期を悔いなく迎えたいならば、亡くなった後の葬儀等の取り決めを万全にし、相続人の争いとなり得る遺産分与について、ご自分が動き、トラブルの原因を未然に解消しておくことが求められます。

 

そのためには、まず終活セミナーを有効活用し、葬儀や相続等の知識の修得に努めることが大切です。