葬式に会葬するとどのくらい時間がかかる?流れを合わせてご紹介

公開日 : 2021/3/22

更新日 : 2021/3/22

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葬式はどうしても急に連絡が入って会葬をすることになります。そのため都合があると会葬できるのかどうか不安になりますよね。今回は葬式に会葬する場合、どのくらい時間がかかるのかを葬式の流れとあわせて詳しく解説をしていきます。

公開日 : 2021/3/22

更新日 : 2021/3/22

目次

葬式に会葬するとかかる時間

葬式に会葬をするとかかる時間はおよそ1時間半程度が一般的です。しかし、一般として会葬する場合と、親族として会葬する場合とでは少々異なります。

一般の会葬

一般の会葬として葬式に会葬する場合は、葬式の会場に到着してからおよそ1時間半程度ですべてが終わります。もともと葬式は宗教者が営む葬儀とお別れをする場の告別式とを合わせた言葉です。

 

葬儀と告別式は別のもので昔ははっきりと分けて執り行われましたが、現在では葬儀と告別式をあわせて、1時間程度の葬式が一般的となっています。葬式の始まりが10時からであれば、20~30分前には葬式の会場に到着し受付や挨拶を済ませておく必要があります。

 

10時になると宗教者による葬儀が始まりますので、ギリギリの到着は避けた方が無難です。葬儀が終わると引き続いて告別式が始まり、11時には出棺をして、一般の会葬であれば、その出棺を見届けて終了です。

親族としての会葬

親族として会葬をする場合は、一般の時間よりもずっと長くかかります。最初から最後までとなると6時間前後はかかりますので、ほとんど1日がかりと考えておきましょう。親族は基本的には葬式が始まる1時間~2時間前には葬式会場に到着をしておきます。

 

葬式が始まる前に、食事や遺族との打ち合わせなどがあるためです。また葬式が始まり出棺後も、火葬場へ同行し、初七日法要や精進落としなどを同席するとどうしても時間がかかるのです。

 

地方によって火葬場で食事を先にしたり、初七日法要はその日に行われなかったりと地域差があり、地域差によってかかる時間が変わります。

どこまで会葬するのか遺族に伝える

葬式に会葬するのは当然としても、葬式前の食事や写真撮影、また火葬場への同行や精進落としへの同席などは、どこまで参加をするのかは遺族に伝えましょう。遺族は親族のために必要な食事がどのくらいなのかを決めなければなりません。

 

食事関係もご一緒するかどうかを伝えておかないと、食事が足りなくて遺族が焦ったり、食事が余り過ぎて困ったりしてしまいます。また火葬場には人数制限が設けられているところや火葬場に来場する人数を予め申告しなければいけないところもあります。

 

出棺の際に急に火葬場に行く・行かないという話をすると場を乱してしまいかねませんので注意が必要です。遺族への負担を減らすためには、葬式の日にどこまでご一緒するのかを早めに遺族に相談し、話をすり合わせておく必要があるのです。

葬式の流れ

葬式にかかる時間は流れを知ることで、より分かりやすくなります。ここでは仏教での葬式と、お葬式後に火葬をする流れで見ていきます。

 

なお東北地方などでは、お通夜の翌日の朝に先に火葬を行い、その後に葬式を行う骨葬と呼ばれる葬式の流れもあります。骨葬でも火葬時間が異なるだけで葬式の会葬時間は変わりません。

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受付

葬式の受付は一般的には、葬儀の開式時間の1時間前から始まります。親族は早めに済ませておくと、受付の人が一般の会葬者への対応に集中できます。受付を済ませた後は開式まで静かに待ちます。

 

葬式が始まると終わるまでお手洗いには行けませんので済ませておくとよいでしょう。受付を済ませた後が手持ち無沙汰だからと言って、開式時刻ぎりぎりの到着は避けるのが無難です。少なくとも開式時刻の10分前には受付を済ませておきましょう。

 

また遺族に挨拶をしたいと考えるものですが、遺族は慌ただしい傾向がありますので配慮する必要があります。

香典はお通夜にだすもの?葬式に出すもの?

受付では香典を出します。お通夜にも参列をした場合に受付をしますが、香典はお通夜と葬式のどちらに出すものなのでしょうか。一般的にはどちらで出しても構いませんが、一部地方では、お通夜で出すのが正式、または葬式で出すのが正式と決まっていることがあるようです。

 

片方のみに会葬する場合にはそちらで出します。両日に会葬をする際にお通夜か葬式のどちらで出すべきか迷う場合は周りの人に合わせるとよいでしょう。また香典はお通夜と葬式のどちらか一度出せばそれで問題はありません。

 

両日に会葬するからと両日ともに香典を持っていく必要はありませんし、2回出すことは不幸を重ねることとして避けられるべきマナーなのです。

葬儀の開式

葬儀の開式時刻になると、僧侶の読経が始まります。葬儀は僧侶が中心です。僧侶が入場してくるまでには葬儀会場に着席をして静かに待っていましょう。読経の中身や長さは各宗派によって異なりますが、およそ30分から40分程度です。

 

禅宗の葬儀は複数の僧侶で鉢などで賑やかな傾向がありますが、僧侶の人数などは遺族と僧侶の話し合いによって変わります。

 

 

お参りは葬儀の中で

仏教のお参りは焼香です。基本的には葬儀の中で焼香のタイミングがあり、葬儀社スタッフまたは僧侶から案内が入ります。焼香の案内が入り、順番が来たら席を立ち、まずは焼香する台の前へと進みましょう。

 

遺族そして遺影写真にむけて軽くお辞儀をしたあと、抹香をつまみ炭の上に落とします。焼香回数は先方の宗派に合わせるか、もしくは自分の宗派の回数で構いません。不慣れな人は額に頂いて1回としておくとよいです。

 

合掌をしたあとは、遺影写真と遺族に向けて一礼をして席へと戻ります。

告別式の開式

現在では、葬儀と告別式を続けて行うことが一般的です。葬儀が終わり僧侶が退出すると、告別式が始まります。告別式は基本的には柩の蓋を外して故人のお顔を見てお別れし、花を手向けます。

 

告別式には決まりがありませんので、友人から手紙を読んだりお別れのDVDを流したりすることも可能ですが、出棺の時間がありますので花を手向ける以外の希望がある場合は必ず遺族と葬儀社に申し出て打ち合わせをしておきましょう。

 

告別式を長くとる場合には、葬儀から告別式を経て出棺までの1時間という一般的な時間を1時間半などに設定をして調整をします。葬儀が長くかかると判明している場合も同じ手法で時間を合わせます。

 

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出棺

葬儀と告別式が終わると、柩の蓋を閉じて火葬場へ向けて出棺をします。火葬場へ共に向かわない一般の会葬者や一部の親族は出棺を見送って解散です。葬式の会場に30分前に到着をしたとして、受付をし1時間の葬儀と告別式に立ち会って出棺を見送ると、会場到着からおよそ1時間半で終了です。

 

お葬式の知らせである訃報用紙にはお通夜の開式時刻と、葬儀と告別式の開式時刻と出棺時間が書かれています。お通夜は読経がいつ終わるかは僧侶次第でわからないからという理由と、夜にかけての参列が認められているため閉式時刻が書かれません。

 

葬儀と告別式は開式から出棺時刻まで書かれているのは、出棺してしまってからではお参りすることが不可能だからです。葬儀と告別式に会葬する場合には訃報で知らされた時間に30分ほどを加えた時間が所要時間と考えておきましょう。

火葬

基本的には一般の会葬者は火葬までは同行しませんが、一部の親族は火葬とその先にも同行します。ただ火葬には誰が立ち会っても構いません。人数制限などがなければ一般の会葬者でも火葬に同行することは可能です。

 

火葬にかかる時間は、火葬炉が点火されてからおよそ1時間前後です。その間は休憩室で待機します。地域によってはこの待ち時間に食事を済ませるところもあります。火葬が終わると収骨です。

 

収骨はおよそ20分前後で終わります。その後、葬式会場へ戻ります。葬式会場と火葬場が近いか遠いかで出棺から戻るまでの時間が大きく変わります。葬式会場と火葬場が30分の距離であれば往復1時間に火葬と収骨を合わせると2時間半ほどで戻ってこれますし、1時間の距離ならば3時間半かかる計算です。

初七日法要・精進落とし

仏教では忌明けまで七日毎に法要が営まれます。現在は葬儀をあげてから最初の7日まで日がなくて大変なことから葬式をしたその日に初七日法要を営むことが多くなりました。7日の数え方は命日からなので、特に日がないのです。

 

そのため、火葬場から葬式会場に戻って初七日法要をし、精進落としの食事をする流れになります。初七日法要は宗派によって異なりますがおよそ30分前後です。精進落としは遺族が葬式に来てもらった親族へのねぎらいともてなしの場です。

 

ゆっくりと食事をして1時間半から2時間程度でお開きとなることが多いです。

葬式の途中退席は可能?

葬式に会葬をすると1時間半程度かかることを先述しました。そのため、その時間が取れない時や、葬式の時間自体が長い場合には途中退席をしなくてはいけない場面もあることでしょう。

 

途中退席を考えるならば、初めから会葬をしなければいいのかと迷うところでもあります。結論としては葬式の途中退席は可能ですが、途中退席をするタイミングは焼香が終わった後が望ましいです。

 

焼香はおよそ開式から15分から30分程度で行われます。焼香は故人へのお悔やみ方法ですので、焼香がしないまま退席をするのは葬式に来た意味が問われてしまうのです。

 

お通夜に参列するとかかる時間は?

お通夜に参列をするとかかる時間は、葬式に会葬するよりも比較的短いです。会場に20分前に到着するとして、到着から1時間程度で終わりますが、神式やキリスト教であったり、会葬者が多い場合には、もう少し時間がかかります。

 

焼香だけではなく、お通夜の儀式の後に地域によっては通夜振舞いと呼ばれる食事の場が設けられることがあります。通夜振舞いは食事をしながら故人のことを語り合って偲ぶ場であり、親族のみで行う地域と会葬者全員を招いて行われる地域とあります。

 

通夜振舞いの席に呼ばれた場合には断ることはせずに席に着くことがマナーです。急いでいる場合でも一旦は席に着き、一口だけでも頂いてから退席しましょう。通夜振舞いの席に着いた時には、会場に到着してからおよそ2時間から4時間程度の時間がかかります。

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お通夜の流れ

お通夜の流れも簡単に説明していきます。もし途中退席をしなければならない場合は、葬儀と同じく焼香をしてから退席するとよいでしょう。その場合には動いても目立たないように後方の席に座るなどの配慮をしておきます。

 

なお、お通夜は葬儀と違い儀式が終わった後でもお参りが可能です。逆に15分以上遅れるのであればお通夜に途中から駆けつけるよりも、お通夜が終わってからきちんとお参りをした方がよいでしょう。

 

21時頃までならマナー違反とならない時間ですので、お通夜の時間に間に合わない場合は駆けつけられる時間でお参りをしましょう。

受付

会場に到着をしたら受付を済ませます。受付を終えたら時間まで控室などで静かに待ちましょう。遺族に挨拶をしたいと思うかもしれませんが、お通夜の前は遺族は忙しいので、状況をみて判断します。

開式

開式時刻の5分から10分前には式場に着席をして待ちましょう。僧侶によっては開式時刻の少し前に入場し、読経を始めることがあるためです。

焼香

読経中に焼香が始まります。遺族・親族・一般参列者の順で案内が入りますので順番に進みましょう。焼香の作法は葬儀と同じです。ただ葬儀と違い、地域や僧侶の考え方の違いによって、通夜読経の最中ではなく、読経終了後に焼香となる場合もあります。

閉式後喪主挨拶

僧侶の読経が終了すると僧侶が退席して通夜が閉式します。僧侶によっては読経後に説法をしてくださる場合あります。閉式後には喪主の挨拶があります。

通夜振舞い

通夜振舞いは故人の偲ぶための場です。関東地方では会葬者全員に振る舞われる傾向があり、その他の地域では親族のみの傾向があります。ゆっくりと話をすることのできる機会ですので、遺族にとっては自分の知らない故人の話が聞けたり、懐かしい話に花を咲かせることが可能な貴重な場でもあります。

 

遺族や親族は故人の死に触れているので、肉や生ものを避ける風習があります。しかし、一般の会葬者には関係がないのでオードブルやお寿司などが振る舞われます。

葬式の時間について

葬式に会葬する際にかかる時間は、葬式会場に到着してからおよそ1時間半程度です。葬式は葬儀と告別式を合わせた言葉ではありますが、現在では厳密に使い分けられてはいません。葬儀・告別式・葬式が人によって同じ意味合いであることがあります。

 

親族として葬式に会葬する際には、どこまで同行するかで時間が大きく変わります。一般の会葬者と同じであれば1時間半から2時間程度、火葬場や初七日、精進落としまで出席するのであれば6時間程度とみておきます。

 

なおお通夜は終了時刻がありませんが、葬式には開式から出棺までの時間が訃報に記されます。お通夜とは違い、葬式の出棺時間後にはお参りはできませんので時間の間違いには気を付けましょう。