【お供え物にかけるのし】水引の色や表書き・名前の基本的な書き方

公開日 : 2021/1/20

更新日 : 2021/1/23

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葬儀や法事・お盆などにお供え物を持参する際、のしをかけないといけません。水引の色や表書き・名前には正しいマナーがあります。地域の風習や宗教によっても書き方が異なります。お供え物にかけるのしの基本的な書き方や選び方についてまとめました。

公開日 : 2021/1/20

更新日 : 2021/1/23

目次

お供え物にかけるのし紙とは

のし紙は「水引」や「表書き」を印刷した紙で、贈答品を包むために使用します。お葬式や法事のお供えの品物には「のし」の印刷がないかけ紙をかけるのが一般的です。水引や表書きだけが印刷されているものは「弔事用のし紙」とも言います。

 

お供え物にのし紙をかけるのは、あなたが故人への敬意をと遺族へのいたわりの気持ちを表すためです。水引の色や表書きはお供えのシーンによって異なり、地域の風習や宗教によっても違うため、お供え物を準備する方は事前に確認するのがおすすめです。

 

お供え物にのしをかける際の、基本的なマナーについてお伝えしていきますので、準備をする予定がある方は確認していきましょう。

のしの水引の色や正しい書き方について

お供え物ののしはシーンによって表書きの書き方が異なります。水引の色も地域によって異なるため、基本的なマナーをご紹介します。

のしの水引の色について

お供え物にかけるのしの水引は、結び切りを選びます。一度結ぶとほどけない結び方であり、一度きりで繰り返したくない出来事にしたいことから使用します。のしの水引の色は、通夜・葬儀の場合は、全国的に黒白を選びます。

 

法事になると黒白や黄白・双銀など地域によって使用する色が異なります。関西では四十九日法要から水引の色は黄白を使用することが多いです。関東は三回忌以降にならなければ、使用しないとされています。地域の風習に従って、水引の色を選びましょう。

 

お盆のお供え物にかけるのしの水引の色で、関東は黒白が一般的であり、関西や北陸・新潟では黄白を使用します。お盆にお寺やあいさつをするとき、お布施や手土産を持参するときは、紅白ののしでもよい場合があり、喜びの心を表すと考えらえています。

のしの表書きの書き方

お供え物にかけるのしの表書きは宗教やいつお供えするものかによって、書き方が異なります。お供え物を準備したとき、表書きに迷った方はこちらを参考にしてみましょう。

通夜や葬儀の表書き

通夜や葬儀にお供え物を持参する方で、のしの表書きは「御供」・「御供物」・「御霊前」と書きます。表書きを書くとき、四十九日の前ならば薄墨で書かないといけません。薄墨で書く理由は、「悲しみのために墨が薄まってしまった」ということを表すためです。

 

仏教の方は四十九日前はまだ仏になっていないという考え方で「御霊前」と書きますが、浄土真宗では亡くなったらすぐに仏になるという考え方のため、のしの表書きは「御仏前」と書きます。仏教でも宗派によってお供え物ののしの表書きが異なります。

 

神式でお供え物を準備する際に、のしの表書きは仏教と同じ「御供」・「御供物」の他に、「御神前」・「奉献」・「奉納」を使用することができます。キリスト教は祭壇へ供物を供えません。代わりに生花を供えるので、表書きは「御花料」と書きましょう。

法事の表書き

法事でお供え物にのしをかけるときの表書きは、「御供」・「御供物」・「御仏前」です。四十九日法要からは濃墨で表書きを書くことができます。他にも、「御仏前」や「御佛前」と書くことが可能です。

 

お供え物を注文した先で、のしをお願いすることが多いです。お店側にはテンプレートが準備されているため、のしに表書きや名前をサービスで印刷してくれます。法事のお供え物と伝えれば、のしの種類に不安な方でも安心して準備することが可能です。

 

のし紙にはすの花が印刷されているデザインは、仏教の葬儀で使用するため、法事には喪の意味合いが強すぎて適さないケースもあります。神式やキリスト教では使用することができません。のしの印刷をお願いするときは宗教についても伝えるようにしましょう。

お盆の表書き

お盆にお供え物を準備するとき、仏教ののしの表書きは「御供」・「御供物」・「御仏前」と書きますが、初盆の時は表書きに気を付けましょう。四十九日法要が終わっていない場合、のしの表書きは「御霊前」と書かないといけません。

 

浄土真宗は初盆であっても亡くなったらすぐに仏になるという考え方のため、のしの表書きは「御仏前」で大丈夫です。仏教・浄土真宗・神式で共通して使うことができるのしの表書きは「御供」のため、宗派に悩んだときに使用しましょう。

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名前の書き方

のしの表書きを書いたらその下に名前をフルネームで書きます。宗教に関係なく名前は、贈り主を明確にするために、必ず書くようにしましょう。名前なしでのしをかけてしまうと、遺族側が返礼品を送る相手が分からなくなってしまいます。

 

親族は同じ苗字のため、フルネームで名前をのしに入れるようにしましょう。のしに名前を書くとき、四十九日前であれば薄墨を使い、四十九日後は濃墨を使用するため、シーンに合わせて使い分けるようにしましょう。不安な方は事前に確認してください。

 

のしに夫婦連名で記載するときは、夫の名前をフルネームで記載してから妻の名前を左隣に記載します。3名以内の時は、目上の方を右から順番に記入し、4名以上になるときは代表者の名前を書き、別紙に全員の名前や住所を記載すると、受け取った遺族もわかりやすいです。

お供え物ののしのかけ方

お供え物を準備したとき、のし紙を「内のし」にするか「外のし」にするか悩む方は多いです。内のしとは、包装紙の中の箱に直接のし紙をかけて、さらに包装紙で包む方法です。主に関西で使用する他、お供えのみ送る方が使用することが多いです。

 

外のしとは、包装紙の外側にのし紙をかける包み方で、全国的に使われています。直接、お供え物を手渡しするときのかけ方が多いです。複数の方がお供え物を持参するなら、誰からのものかがわかるように外のしにしましょう。

 

地域の風習がある場合は、そちらを優先しましょう。不安な方はお供え物を購入したお店の方に確認したり、事前に親族に確認をしておくようにしましょう。内のしも外のしも基本的なマナーでは間違いではありません。

お供え物の選び方

お供え物を持参するとき、喜ばれるものを選びたいと思う方は多いです。用途によっても金額相場が異なり選ぶものも異なるため、一般的なお供え物の金額相場とおすすめのお供え物を選ぶときのポイントをまとめました。

お供え物の金額相場

お供え物を準備する前に、一般的な金額相場を把握しておくことが大切です。通夜や葬儀のお供え物の金額相場は5,000円~1万円であり、法事・お盆の3,000円~1万円を目安にしましょう。お供え物の金額が安すぎても失礼になり、高すぎると遺族に気を遣わせてしまいます。

 

通夜や葬儀のお供え物の場合、葬儀社が注文を受け付けるケースもあります。お供え物を持参するのではなく、葬儀社を通して準備することもあるため、お供え物も持参する方は事前に確認しておくのがおすすめです。

日持ちでき小分けできるものを選ぶ

お供え物の一般的な金額相場を把握したら、次は日持ちしてみんなで分けることができるものを選びましょう。食べ物や飲み物や線香やろうそくなど消費されるものが、お供え物に適しています。お供え物の定番は、お菓子でありカステラや焼き菓子・おかきなどがあります。

 

夏であれば、水ようかんやゼリーの詰め合わせもおすすめです。葬儀や法事・お盆で親族などが集まった時に、個包装であれば分けやすいです。お菓子であれば、遠方から参列する方でも荷物が重くなりません。お菓子以外のお供え物で果物の盛り合わせも人気です。

 

旬の果物をお店で盛り合わせてもらい、のしをかけてもらいましょう。お供えの果物の盛り合わせをお願いするときは個数にも気を付けましょう。偶数よりも奇数がおすすめであり、偶数は割り切れることから仏様やご先祖様と縁が切れると考えられています。

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故人が生前好きだったもの

お供え物は故人が生前に好きだったものを優先に選ぶことが可能ですが、基本的なマナーを守らないといけません。仏教では肉や魚など食べることができず殺生を禁止しているため、お供え物として選ばないようにしましょう。

 

お花が好きだった故人にフラワーアレンジメントを送るときも、棘があるものや色の濃い花を選ばないようにしましょう。故人が好きだった花であっても、縁起の悪いものは避けてください。お盆の時にお花を準備する方も花の数に気を付けましょう。

 

基本的に3本・5本・7本でお供えするお花も奇数で揃えるのが基本的なマナーです。仏壇にお供えする方は左右に飾らないといけないため、二束用意しましょう。基本的なマナーを守り、故人が生前に好きだったものを選んでお供えしてみてください。

飲み物をお供え物に選ぶときに注意点

故人がビールや日本酒などが好きだった方に、お酒をお供え物として選ぶ方もいます。宗派や地域の風習、遺族の意向を確認してから準備するようにしましょう。お酒の銘柄などが故人を思い出して偲ぶきっかけとなっても、みんなで分け合って消費できるかを考えてください。

 

お供え物にジュースを選ぶ方も、葬儀・法事・お盆が終わってから親族で分け合いやすいものを選ぶのがポイントです。帰り際に荷物を増やさないように、気を遣うことも大切です。

現金をお供えするケースもある

お供えは「物」ではなく「現金」の場合もあります。物と現金の両方を持参する方もいます。葬儀・法事・お盆の時の香典はお供え物の一種であり、一般的な金額相場を包むようにしましょう。現金を入れる不祝儀袋は、のし紙と同じ結び切りの水引で目的に合った色を選びます。

 

通夜・葬儀の香典は黒白の水引きで、表書きは「御霊前」・「御香典」と書き、法事やお盆の表書きは「御仏前」または「御供物料」と書き、水引の色は地域によって異なり、黒白・双銀・黄白があります。のし紙と選び方は同じのため、目的に合わせて準備しましょう。

 

お供え物と現金の両方を準備する方は、表書きが被らないように気を付けましょう。例えば、法事の香典の表書きに「御仏前」と書いたらお供え物ののしの表書きは「御供」と書きます。地域の風習によっても書き方が異なりますので、確認しておきましょう。

お供え物はどこで購入するべきか

お供え物の果物は青果店やスーパーで購入することができ、のしもかけてもらうことができます。お店に相談すれば、シーンに合わせた果物の盛り合わせを準備することができ、地域の風習に合わせてお供え物を準備することが可能です。

 

お菓子もスーパーや通信販売で購入することができ、特別な日として準備としては百貨店もおすすめです。親族が集まる場のため、お菓子が被らないように努めるようにしましょう。時間がない方は通信販売を使うと、直接お店に足を運ばずに準備を進めていくことができます。

 

通信販売でお供え物のお菓子を準備する際は、必ず日持ちをするものを選んでください。配送中に賞味期限がギリギリだったり、過ぎてしまうとお供え物として渡すことができません。通信販売で購入するときは、「お供え物」というカテゴリーで検索してください。

お供え物の渡し方について

お供え物の準備ができたら、どのように渡すべきが悩む方は多いです。お供え物を渡すタイミングと正しい渡し方についてご紹介しますので、参考にしてみてください。

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お供え物を渡すタイミング

お供え物を持参したときの渡すタイミングは、施主から挨拶することができるのであれば、「御仏前にお供えしてください」と伝えてから渡しましょう。施主以外の方に渡したり、黙ったままいきなり仏壇にお供えすることは失礼に当たります。

 

通夜や葬儀・法事は遺族が忙しいため、早めに渡すのがベストで、手間をかけたくない方はそのまま飾れることができるお花や盛籠・お菓子がおすすめです。葬儀・法事は自宅で行わないケースも増えてきているため、お供え物を手配している方は受け取りが困難な場合もあります。

 

お盆では仏壇に手を合わせる前にお渡しするのが基本的なマナーです。親族だけで行う葬儀・法事・お盆であっても、マナーはしっかりと守りましょう。

お供え物の渡し方

お供え物で果物やお菓子を選んだ方は、紙袋などに入れていくことが多く、中身を取り出して施主の方に渡してください。風呂敷で包むとより丁寧な印象を与えることができるため、紙袋ではなく風呂敷がある方は包みなおして持参しましょう。

 

地域の風習によっては、直接自分たちでお供えするところもありますが、一般的には施主に手渡します。玄関先またはお仏壇の前で一言、述べてからあいさつをして渡すようにしましょう。一言があるかないかで受け取った方も気持ちの受け取り方が変わります。

お供えののしはシーンに合わせて使い分けよう

お供え物にかけるのしは宗教によって表書きが異なったり、シーンに合わせて水引の色が変わります。お悔やみの気持ちがより強く伝わるお供えにするためにも、正しいマナーを守って、お供え物とのしを準備しましょう。

 

遺族側はお供え物を頂いた方へ返礼品の準備もあるため、のしに記入する名前はフルネームで書き、手書きでなく無料テンプレートを利用したり、お店の方にお願いするとのしを準備しやすくなるので利用してみてください。