墓石に要する費用の相場について徹底解説|費用を抑える方法も紹介

公開日 : 2020/12/10

更新日 : 2020/12/11

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お墓を建てるのに必要な金額は、「墓石にかかる費用」だけではありません墓地や墓石の付属品にも費用を要します。これら全ての費用を合算すると、最低でも100万円に近い金額となります。ここでは、お墓の費用に最も影響を及ぼす墓石の費用の相場を中心に解説します。

公開日 : 2020/12/10

更新日 : 2020/12/11

目次

お墓の費用の相場について

お墓を建てるのに必要な金額は、「墓石にかかる費用」だけではありません。墓石にかかる費用以外にも、墓地や墓石の付属品にも費用を要します。これら全ての費用を合算すると、最低でも100万円に近い金額となります。

 

これらのお墓にかかる金額は、お墓を建てるエリア。他には、墓石の産地や大きさなどによって大幅に変動します。故にもし、価格を安く抑えたい場合、条件次第では100万円以下でお墓を建てることを実現できます。

 

その一方で、都心の一等地で高級墓石を使用したお墓を建てる場合、1,000万円近い金額になることもあります。このように条件次第で大きく価格が変動するお墓の費用の中でも、今回は墓石にかかる費用を中心に解説していきます。

お墓の種類と費用相場について

ここでは、お墓の代表的な種類3つとそれら3つの費用相場の違いについて解説していきます。後に解説する墓石の費用相場を抑える前に、お墓全体にかかる費用に関する知識を抑えておきましょう。

一般墓について

まずは、一般墓の費用相場について紹介します。こちらの種類のお墓の相場は、約100万円~350万円とされています。以下、お墓の詳細を解説します。一般墓とは、墓地に建てた墓石の中に遺骨を埋葬するお墓です。基本的に先祖代々のお墓として子や孫へと継承されるお墓で、管理や手入れを家族で行っていく「家」単位のお墓です。

納骨堂について

次に納骨堂の費用相場について解説します。こちらの種類のお墓の相場は、約50万円~150万円とされています。以下、お墓の詳細を解説します。納骨堂とは、遺骨を納めるための収蔵スペースを備えた建物でありお墓です。納骨堂には仏壇型やロッカー型。他にも、自動搬送型を含め6種類のタイプがあります。納骨堂における供養形式としては、永代供養が基本です。

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樹木葬について

ここでは、樹木葬の費用相場について解説します。こちらの種類のお墓の相場は、約20万円~100万円とされています。以下、お墓の詳細を解説します。樹木葬は、墓石を建てる代わりに木を植えます。そして、この樹木をお墓の目印とするお墓です。樹木葬には、個別に遺骨を収蔵するタイプ。そして、合同で収蔵するタイプの2種類があります。

永代供養墓について

最後に、永代供養墓の費用相場について解説します。こちらの種類のお墓の相場は、10万円~と幅が広くなっています。以下、お墓の詳細を解説します。永代供養墓は、家族への継承を前提としておらず、最終的に合葬・合祀されるお墓です。また、納骨後の管理や供養を全て管理者に一任することが可能です。

墓石を建てる際の費用の相場について

ここでは、墓石を建てる際に要する費用について解説していきます。こちらを参考にして頂くと、どの要素が墓石の費用に影響をもたらすかが明確になります。

墓石の石材費について

石材費とは、お墓に使われている石材の材料費を指しています。こちらの石材費は、使っている石材の種類や、石材の加工の多さ。そして、使用する石材の量などによって価格が変動します。そして、お墓・墓石の価格の中でもかなりの部分を占めるのは、墓石の石材費です。以下では、国産石材と外国石材の2つに分類して墓石の相場を紹介していきます。

国産石材の費用について

ここでは、国産石材の費用相場に絞って解説します。国産石材は比較的高価なケースが多くなっています。特に、「大島石」や「小松石」といったブランド石材の場合は、石材費だけで軽く200万円〜300万円の費用を要する場合もあります。さらに、世界一高価な墓石で有名な「庵治石」の場合は、300万円〜400万円程度が費用の相場とされています。

外国産石材について

ここでは、特に外国産石材の費用相場に絞って解説します。外国石材の中で代表的なものは、中国産やインド産の石材です。これら2つの石材の場合、費用の相場が約50万円〜70万円程度とされています。

 

このように、国産石材に比べて安価です。そのため、耐久性などに不安があるかもしれませんが、一概に低品質というわけではありません。石材次第では、国産の墓石よりも高品質な場合もありますので、吟味することがポイントです。

 

そして、ここで挙げた価格は一般的な和型の8寸角墓石の価格です。つまり、さらに大きな墓石を建てる場合は価格は上昇します。

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墓石の産地や種類で変わる費用相場

上述したように、墓石の費用は産地で変動します。ここでは、国産石材に絞って墓石の種類と産地が費用にもたらす影響について解説すると共に、費用を抑えるための施策紹介します。

代表的な国産石材の墓石費用について

墓石の費用の変動価格に一番大きく影響するのが、墓石の産地や素の種類です。ここでは、使用量が同じ条件の基、産地や種類が異なる国産墓石の価格を比較することで変動価格の解説をします。

 

まず、上述した香川県が産地の庵治石は、費用の相場が500万円です。次に、福島県が産地の浮金石と神奈川県が産地の本小松石の費用の相場は、300万円です。そして、茨城県が産地の羽根黒青糠石と愛媛県が産地の大島石の費用の相場は、200万円です。

 

こうした具体例からもわかる通り、国産墓石の中でも大きく費用が異なることがお分かりいただけるでしょう。そのため、購入する墓石の産地や種類を把握することが、墓石を購入する際に重要です。

セット価格の墓石費用について

上述したように、墓石は大変高価なお買い物となります。こちらの購入時に、費用を抑える手段として注目されている方法が、「格安墓石」とよばれるセット販売です。相場としては、49万円、69万円といった墓石もあります。

 

墓石の大半は中国産です。当然ですが、希少性が高い石種は見られません。そのため、数を多く量産することが可能なため、低価を実現することができます。セット販売を選択する際の注意点としては、墓石だけでなく石材店の実績や、使われている石材の利用実績を確認することです。

 

過去に利用実績を基に購入しない場合、30年から50年先にお墓がどのような状態になるかが見当が付きません。もしかしたら、お墓には適さない石材である場合もあります。そのため購入前に必ず、上記の点を確認しましょう。

アウトレット墓石で費用を抑える

墓石の費用を抑える方法は、セット販売だけではありません。例えば、石材店の中には、期間限定でアウトレット墓石を販売している場合もあります。こちらの、アウトレット墓石を購入することが、費用を抑えることに有効です。

 

墓石がアウトレットになる要因は様々です。具体的には現品限りの展示品を安く販売しているケースがあります。他にも人気の型を量産した結果、在庫が消化されなかった墓石をお値引きしていたりするケースもあります。

墓石の大きさで変わる費用相場

墓石の費用は、大きさ要因で大きく変動します。そのため、費用を安く抑えたい場合は、なるべく小さい区画を選ぶことが好ましいでしょう。小さい区画面積でよく見られ区画例は、0.8平方メートル、1平方メートルが挙げられます。以下で、同じ石種を用いて作られた3つの墓石の大きさの費用比較したデータを紹介します。

 

ここで挙げるのは、浮金石(国産)の大きさごとの価格例です。まず、1.5平方メートルの価格例は約144万円です。次に、2平方メートルの価格例は約16万円です。最後に、3平方メートルの価格礼は約210万円です。このように、墓石の石材量を抑えることが価格を抑えることに繋がります

墓石のデザインで変わる費用相場

墓石のデザインは、墓石の費用の相場価格に変動をもたらします。以下2つのケースを比較すれば、それは明らかです。量産されているスタンダードなデザインの墓石と特注品として作られるオリジナルデザインの墓石。この2つを比較すると、後者の方が高い費用になるのも当然です。

 

そのため、費用を抑えたいという方は、スタンダードな形を選ぶと良いでしょう。同じ石種や墓石の使用量でも、スタンダードなデザインならば100万円。一方、細かな彫刻が飾られているデザインならば130万円まで上昇するというケースも存在します。さらに、モダンなデザインを選ぶと150万円まで跳ね上がるというケースは、よく起こり得ることです。

費用に影響する要素を知り、墓石を購入しましょう

ここでは、お墓の費用の相場について。そして、お墓の費用に最も影響を及ぼす墓石の費用の相場について焦点を当てて解説してきました。こちらで紹介した内容を参考に、希望価格に沿った墓石を購入できるようにしましょう。