訃報の連絡の仕方を紹介|3つ場面における訃報の連絡の文例も紹介
公開日 : 2020/12/4
更新日 : 2020/12/4
訃報とはそのまま誰かが亡くなったことを知らせる内容の連絡です。故人のご家族からご親族。さらに、知人や友人の方に直接電話などで知らせるケースが代表的です。以下では、この訃報の連絡の仕方や連絡をする上で参考にした文例に焦点をあてて解説していきます。
公開日 : 2020/12/4
更新日 : 2020/12/4
目次
訃報について
テレビニュースの中で、芸能人や有名人が亡くなった際にアナウンサーが「ここで訃報です」と報じている様子からもわかるように、「訃報」という言葉は実は身近に存在している言葉です。具体例に訃報について紹介していきます。
まず、訃報とはそのまま誰かが亡くなったことを知らせる内容の連絡です。故人のご家族からご親族。さらに、知人や友人の方に直接電話などで知らせるケースが代表的です。他にも、上記で挙げたようなテレビやラジオなどを通じて知らせるケースもあります。
また、この2つに加えて、新聞では毎日のように「お悔やみ欄」が設けられており、訃報が報じられています。以下では、この訃報の連絡を行う際に抑えておきたいマナーや参考にしたい文例を紹介していきます。
訃報の連絡は誰に行うべきか
実際に身近な方が亡くなられた場合には、誰に訃報の連絡を行うべきでしょうか。以下で、訃報連絡を行うべき相手について詳細を説明していきます。
家族に訃報の連絡をする
まず、訃報を伝えるべき相手は、近親者や親族です。特に遠方に親戚がいる場合は、葬儀会場に来るために日程を調整しなければなりません。そのため、可能な限り早めに連絡するのが適切とされています。
葬儀会社や菩提寺に訃報の連絡をする
親族への連絡が済んだら、次は葬儀会社や菩提寺に連絡してください。葬儀会社は、会場の予約を行うため、菩提寺は僧侶にお経をあげてもらうためにあらかじめ連絡しておく必要があります。
もし、親族への訃報連絡の際に葬儀の日取りも伝えたい方は、近親者や親族に連絡するよりも先に、葬儀会社に連絡しても問題ありません。状況に応じて、最適な連絡方法を選択してください。
故人の友人に訃報の連絡をする
近親者や親族、並びに菩提寺と葬儀会社への連絡が済んだ後は故人の友人や知人に連絡してください。故人の友人等に連絡するときは、訃報と共に葬儀の日取りも一緒に伝えることがマナーとされています。
この時、連絡を取ることができた友人に対しては、周りの方々に伝えてもらえるようにお願いしておくと、葬儀への準備をスムーズに行うことが可能です。
会社関係者に訃報の連絡をする
自らが所属する会社に対しては、忌引等の手続きの都合を鑑みて、詳細が決まってから連絡することが最適です。この時、直属の上司に対しては電話で連絡するようにしてください。
なぜなら、直属の上司に最初に連絡をすることで、その方にある程度の範囲での社内への連絡をお任せすることが可能となるからです。
地域や自治体に訃報の連絡をする
最期に、地域や自治体に対して訃報の連絡をしてください。この時、葬儀の詳細を各自治体の責任者の方に対して、直接電話で連絡するようにしてください。その結果、責任者の方から関係各所に伝えてもらうことが可能です。
訃報の連絡の仕方について紹介
ここでは、訃報の連絡の仕方に関する重要事項を2つ紹介していきます。1つ目が、訃報の連絡をする時期についてです。2つ目が、訃報の連絡で伝えるべきことです。以下で詳細を紹介していきます。
訃報の連絡をする時期について
訃報の連絡をする時期は、訃報を送る場合は故人が亡くなった直後。もしくは、極力早い時間に、確実に送るべきものとされています。この時、故人のご遺族やご親族、故人が生前親しかった知人や友人に対しては、電話で直接知らせるのがマナーです。
なぜなら、FacebookやLINE等で知らせる場合、タイミングが悪かった場合は読まれない可能性もあるからです。そのため、この様な手段では、訃報の連絡は避けるべきでしょう。 また、ご近所の方に対しては、葬儀のお知らせも兼ねて電話。もしくは、自治会の回覧板で行うことも可能です。
最期に、遠方在住の故人にゆかりのある方で葬儀に呼ばない方の場合は、後日葬儀が終わって四十九日までの間に手紙などで知らせることがマナーです。
訃報の連絡で伝えるべきこと
訃報の連絡をする際、伝えるべきことは以下の4つです。1つ目が、亡くなった方の名前です。2つ目が、喪主の方の名前です。3つ目が、お通夜や葬儀の日時と場所です。そして4つ目が、葬儀の形態や宗派です。
亡くなった方の名前
まず、亡くなった方の名前は、訃報連絡をする際に最も重要なことです。こちらを伝える上で、相手が故人と親しい付き合いがあった場合は、故人と連絡する先の相手の方が生前にどのような関係で付き合いだったのかを事前に確認しておくことも大切です。
喪主の方の名前
次に、お通夜や葬儀にて喪主を務める方の名前もきちんと伝えておくことが大切です。特に葬儀に参列時に挨拶をする際、喪主が誰であるのかは知ることができていない状況は避けたいところです。
また、葬儀などに参列できない方がいる場合は、香典を喪主あてに送る際に喪主の名前を知っておく必要があります。そのため、亡くなった方の名前だけでなく、喪主を務める方の名前もきちんと伝えることが重要です。
通夜や葬儀の日時と場所
訃報の連絡をする際に、通夜や葬儀の案内も重要です。必ず、お通夜や葬儀を開催する場所、並びに正確な日時を伝えてください。ただし、昨今では速やかに訃報連絡をした後、日時や場所等の葬儀に関する詳細は、後日に伝える方法を採用されることが通例になりつつあります。
葬儀の形態や宗派
訃報の連絡をする際に、併せて葬儀の形態やどの宗派の形式で行うのかに関する詳細を伝えるようにしてください。特に葬儀の形態や宗派が非常に特殊なもの場合は、先方の方も作法の確認などの準備が必要のため、連絡してください。具体的には、浄土真宗の葬儀や無宗教葬の場合です。
訃報の連絡をする際の文例を紹介
ここでは、訃報の連絡をする際に参考にしたい3つの状況における文例を紹介していきます。1つ目が、親族に対して訃報の連絡をする際の文例です。2つ目が、友人や知人に対して連絡する際の文例です。3つ目が、会社関係者に対して連絡する際の文例です。以下で詳細を説明していきます。
親族に訃報の連絡をする際の文例
ここでは、親族に訃報の連絡をする際の文例を紹介していきます。以下、文例です。いつもお世話になっております。○○の長男の○○です。突然のご連絡で申し訳ありません。かねてより病気療養中であった父○○ですが、
本日×月×日正午に、急性心不全のため享年〇〇歳にて他界しました。生前はあらゆる面で、大変お世話になりました。なおお通夜並びに葬儀・告別式は下記の通りに執り行います。ご多忙とは思いますが、何卒父を見送っていただければ幸いです。
お通夜 〇月〇日午後✕時から✕時 ○○寺にて 葬儀・告別式 ×月△日午前×時から×時 ○○寺にて ここまでが文例です。
友人に訃報の連絡をする際の文例
ここでは、友人に訃報の連絡をする際の文例を紹介していきます。以下、文例です。いつもお世話になっております。○○の長男、○○です。突然のご連絡で申し訳ありません。かねてより病気療養中であった父○○ですが、本日×月×日正午に、急性心不全のため享年◇歳にて他界しました。
生前の深いご親交に厚く御礼申し上げます。なお、お通夜並びに葬儀・告別式は下記の通りで執り行います。ご多忙とは思いますが、何卒父を見送っていただければ幸いです。
お通夜 ××日午後✕時から△時 ○○寺にて葬儀・告別式 ×月□日午前×時から★時 ○○寺にて ここまでが文例です。
会社関係者へ訃報の連絡をする際の文例
ここでは、会社関係者へ訃報の連絡をする際の文例を紹介します。以下、文例です。第一事業部渉外担当課○○様におかれましては先般の事故以来療養中であられましたが、去る×月×日△時○○分に急性心臓発作により、享年47歳でご逝去されました。
ここに心からの哀悼の意を表すと共に、謹んでお知らせいたします。なお、お通夜及び葬儀、告別式は仏式にて執り行います。ここまでが文例です。
手順を抑えて、可能な限り早く訃報の連絡をしましょう
ここまで、訃報の連絡をする際のやり方の詳細。並びに、訃報の連絡をする際に参考にしたい文例を紹介してきました。こちらで紹介した文例を基にして、可能な限り早いタイミングで訃報の連絡をしましょう。
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