通夜とお葬式の流れまとめ!どんな流れで何をするのかを徹底解説

公開日 : 2020/10/29

更新日 : 2020/10/29

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お通夜やお葬式への参列は悲しい事である上、とても気を使う席です。どのような流れでどう準備すれば良いのか疑問は多いものの、慌ただしく進んでいくため不安を感じることもあります。今回は故人を送り出す大切なお通夜とお葬式の流れと、その準備などを徹底解説します。

公開日 : 2020/10/29

更新日 : 2020/10/29

目次

お通夜とお葬式は大切な儀式

お通夜やお葬式は突然やってくるものです。身内、お世話になった方や顔見知りの方が亡くなったという知らせに動揺したままお通夜やお葬式に参列しなければならないといった場面に出くわした方も多いでしょう。

 

お通夜やお葬式は故人との最後の別れの場で、とても大切な儀式です。しかし亡くなって時間が経過していない上、結婚式などのお祝いの場とは異なりプログラムなどもありません。

 

どのような流れでお通夜とお葬式が行われるのか知っておくことで、故人とのお別れの時間を大切に過ごせます。今回はお通夜、そしてお葬式の準備と大まかな流れを見ていきましょう。

 

身内が亡くなった当日の流れは?

誰しも自分の大切な身内が亡くなった時のことを考えたくはありません。できれば一日でも長く元気に過ごしてほしいというのが共通する願いですが、いつかお別れの日はやってきます。

 

喪失感と悲しみの中でお通夜と葬儀の準備を進めていかなければならない状況に加え、初めて経験する場合は何をすればよいのか流れが掴みにくく不安に感じます。知識としてお通夜やお葬式の流れを知っておくことで、いざという時にも慌てずにすみ、故人と過ごす最後の時間を十分に持てるようになります。

 

まずは身内が亡くなった場合のお通夜、お葬式までの流れを見ていきましょう。

身内が亡くなったら最初に行うこと

身内が亡くなってしまった場合、まず最初に遺族が行うことは医師に来てもらうことと葬儀社への連絡です。病院で亡くなった場合はもちろん、家で亡くなった場合や施設で亡くなった場合であってもすぐに医師へ連絡をし来てもらい、死亡診断書を書いてもらいます。

 

死亡診断書は死亡届と合わせて1枚の紙になっており、発行されたらすぐに役所へと届けましょう。死亡診断書は1枚だけ発行されるものですが、その後必要になる場面があるので2,3枚コピーをとっておくようにしましょう。

 

家以外の場所で亡くなった場合、医師による死亡診断書の発行後自宅や葬儀社の専用施設へご遺体を搬送します。搬送は葬儀社が行ってくれます。

 

葬儀社との打ち合わせ

ご遺体を自宅へ搬送した後は、葬儀社との打ち合わせを行います。お通夜やお葬式の日にちは基本的には亡くなられた次の日がお通夜、その次の日にお葬式という流れになります。しかし葬儀の日が友引であったり、葬儀社やお寺の都合で日程が遅れることもあります。亡くなられて5日以内にお通夜とお葬式を済ませるのが一般的です。

 

日程が決まったら速やかに親族や故人の友人、知人に亡くなった連絡とお通夜、お葬式の日程を連絡しましょう。家族葬にする場合はこの流れを省いても良いという訳ではなく、亡くなったことと家族葬にするという連絡を入れるようにします。

葬儀社との打ち合わせとは?

葬儀社との打ち合わせはまずどのような葬儀にするのか、参列者は何人くらいになる予定か、喪主は誰がつとめるのか、受付は誰に頼むのかなどを決めます。

 

加えてお通夜の後の会食である「通夜振る舞い」や参列してくださった方をねぎらう「精進落し」の内容を決めたり、祭壇に飾る遺影やお花などを決めます。

 

葬儀社の方が様々なアドバイスをくれますし、大抵の葬儀社でパンフレットが用意されているので迷うことは少ないでしょう。故人が遺言を残しており、このような葬儀をして欲しいというのがはっきりとしているのであれば葬儀社の担当者に伝えましょう。

 

死亡届や火葬許可証などの処理も一般的には葬儀社が行ってくれます。頼めることは頼み、故人との時間を持つようにしましょう。

お通夜当日の流れは?

続いてお通夜当日の流れを見ていきましょう。お通夜は通常夕方から行われるものですが、身内は早めに斎場に入り納棺の儀などに参列します。

 

ご遺体を自宅に安置していた場合は葬儀社の方が搬送に来てくれるので、予め時間を聞いておき準備をしておきましょう。場合によってはお通夜当日は斎場に泊まり込むこともあるので、事前の準備が必要です。当日の服装はお通夜の前から喪服を着ておくと良いでしょう。

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納棺の儀に参列する

お通夜が執り行われる当日、身内は早めに葬儀場に入ります。ご遺体を自宅から搬送する場合は葬儀社の方と一緒に斎場に向かっても良いでしょう。斎場に到着したら、お通夜の前に行われる納棺の儀に参列します。

 

納棺の儀とはご遺体を清め、死装束や死化粧を施して棺に納める儀式のことです。湯灌(ゆかん)と呼ばれるご遺体の洗浄を行った後、髪型を美しく整えてお化粧を施し、棺に納めるという流れで行われます。

 

葬儀社に葬儀を依頼すれば、専門知識を持つ方が行ってくれます。身内が亡くなった場合はこの納棺の儀に参列するのが一般的です。棺の中には故人の生前好きだったものやお花などを一緒に入れます。

お通夜

納棺を終えた当日の夕方からお通夜が執り行われます。一般的には18時、19時頃から始まることが多いですね。夕方から行われるため働いている方でも都合がつきやすく、葬儀よりも参列者の数が多くなることもあります。

 

お通夜の進行は基本的には葬儀社が行ってくれます。受付や世話係を任されている場合は打ち合わせ通りの場所に着き、参列者を迎えましょう。

 

 

お通夜の流れは?

続いてお通夜の流れを見ていきましょう。お通夜の流れは身内であっても、参列者であっても大きな違いはありません。

 

  • 受付
  • 読経
  • 焼香
  • 喪主挨拶
  • 通夜振る舞い

 

がお通夜の大まかな流れです。

15分ほど前には着席する

お通夜開始の15分前には会場に着席しておくようにしましょう。受付係を任されている場合は開始ぎりぎりの時間まで持ち場にいることもありますが、葬儀社の方の案内を受けたらその場は任せて着席します。

 

席順は祭壇に向かって右側前方から遺族と親族が座り、左側は一般席となっています。祭壇に近い前方の廊下側からが上座となっているので注意しましょう。

 

 

 

 

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僧侶が入場し読経をしていただく

昨今行われる一般的なお通夜は、葬儀社の方の進行で進んでいきます。喪主であってもお通夜の最中に特別なことをする必要はありません。

 

参列者の全員が着席したタイミングで僧侶が入場し、読経をしていただきます。読経の間は座ったままで良いですが、所々で合掌礼拝の合図があるのでその時には数珠を手に持ち合掌礼拝をしましょう。

 

 

 

 

 

順番に焼香をする

僧侶による読経が続く中、アナウンスによって焼香が促されます。焼香は喪主が最初で次に遺族、そして親族へと進んでいきます。

 

焼香の方法は宗派によって多少の差があるため、他の参列者の方の方法を真似するのが良いでしょう。喪主は予め葬儀社の方に焼香の方法を訊ねておくと良いでしょう。

 

自分の順番が来たら立ち上がり、焼香を済ませたら喪主は参列者に、参列者は喪主と遺族に向けて一礼をするようにしましょう。

 

 

喪主挨拶

読経が終わると僧侶は退場し、次に喪主挨拶が行われます。喪主挨拶は一般的には2,3分程度のことが多く、故人に代わって参列者への感謝が述べられます。最後には明日の葬儀の開始時間と通夜振る舞いへの案内がされます。

 

お通夜の開始から終わりまでは約1時間程度です。参列者が多い場合はもう少し長くなることもあるでしょう。

 

 

 

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通夜振る舞い

葬儀社でお通夜とお葬式を執り行う場合は、会場とは別の場所に通夜振る舞いが準備されています。通夜振る舞いとは参列者への感謝と故人を偲んで行われる会食のことです。よほど都合が悪い、体調が優れない場合を除いて参加するように心がけましょう。

 

通夜振る舞いは1時間程度の短い会食です。遺族はお通夜と葬儀の準備で疲れていることが多いので、短い時間で退席するようにしましょう。明日の葬儀に参列する予定なら、明日の時間をもう一度確認し退席させていただきましょう。

葬儀の流れは?

お通夜の翌日に行われる葬儀が故人との最後の別れの場です。葬儀が行われる時間は一般的に午前10時か11時頃なので、開始の30分前には斎場に到着するようにしましょう。

 

近年は葬儀と合わせて告別式も執り行われます。本来葬儀は宗教的な儀式、告別式は宗教とは関係のない社会的なお別れの席ですが、同時に行われることがほとんどです。葬儀・告別式を合わせても1時間程度で終了します。

お葬式でも読経と焼香が行われる

お葬式・告別式の流れはお通夜と大きな差はありません。こちらも葬儀社の方が進行を行ってくれます。

 

僧侶が入場し読経を行い、焼香を順番に行うというお通夜と同じ流れで進んでいきます。途中で弔辞や弔電が紹介されることもありますが、葬儀社の方に任せておけば大丈夫です。

 

僧侶が退場した後に喪主の挨拶が行われ、出棺へと移っていきます。

出棺を行う

お通夜とお葬式で最も異なるのは出棺です。出棺とは棺を斎場や自宅から火葬場に向けて送り出す儀式のことです。最後に棺を開け、遺体の周りを生花でいっぱいにする「別れ花」を行います。

 

故人の好きだった食べ物や生前に愛用していた品などを棺に納め、花でいっぱいにして送り出します。出棺は遺族や親族、親しかった友人などで執り行われます。一般の参列者はロビーで待機するようにしましょう。

 

霊柩車に棺を乗せるのは男性が6人ほどで行います。遺族、親族、友人などで霊柩車に棺を乗せ、火葬場へと向かい葬儀は終了します。

故人の最後を見届けよう

お通夜とお葬式の流れは大きな違いはありませんし、難しいものでもありません。基本的には葬儀社に任せておけば滞りなく式をすすめてくれます。大まかな流れを把握し、次に何が行われるのかどのくらいの時間がかかるのかを知っておきましょう。そうすることで故人との貴重な最後の時間を過ごすことができます。辛く悲しい時間になりますが、最後の時には思い切り感謝を伝えられるように知識を蓄えておきましょう。