喪主の妻の葬儀・お葬式の基本情報【事情・しきたり】のサムネイル画像

喪主の妻の葬儀・お葬式の基本情報【事情・しきたり】

喪主の妻の葬儀・お葬式事情についてまとめました。葬儀の準備から当日では、喪主は大変忙しくなります。精神的にも大変な喪主を支えるのが喪主の妻です。この記事では、喪主の妻の役割や服装などをご紹介します。葬儀での役割・お葬式をご検討の方はぜひ参考にしてみてください。

公開日 : 2020/10/23

更新日 : 2020/10/23

目次

喪主の妻の葬儀・お葬式事情

夫が喪主になった場合、妻はどのような役割が与えられるのか、また、近年、喪主の役割を果たしている近しい人についても見てみましょう。

喪主の妻の役割

喪主とは、故人と最も縁の深い人が担い、遺族を代表して葬儀のすべてを取り仕切る役割があります。近しい人が亡くなったこともあり、喪主は精神的な負担が多い中で取り仕切らなければならないため、喪主の妻は精神的なサポートをするのが最も重要です。

 

喪主は葬儀の順備から様々な事柄をこなさなくてはいけません。忙しい喪主を支えながら細やかな気配りで動くことが必要です。喪主のように明確な役割はありませんが、喪主の妻は喪主と同じような心持ちでふさわしいマナーや服装で葬儀を執り行います。

喪主の妻がしてはいけないこと

葬儀の準備から当日まで喪主の役割は多くありますが、代わりに妻が行うことはしないようにしましょう。荷を軽くしたい気持ちがあっても、喪主のやるべきことは喪主に任せて妻は裏方を徹します。

 

喪主が行うことがマナーとなっているのことが多いですが、すべてを任せて陰ながらサポートするように努めましょう。

喪主は長男が多い

喪主とは、故人の家族の代表である、葬儀のすべてを取り仕切る役割を担います。喪主を務める人は、通常、故人との縁が深い人が担うので、夫が亡くなった場合には妻、長男、次男、長女、次女の順番で行います。

 

しかし、高齢化社会を背景に妻に変わって長男などの子供が喪主を務めるケースが増加しているのが現状です。配偶者が長男の場合には、喪主になる場合が多いので心の準備をしておくのがよいでしょう。

喪主が妻の葬儀の流れ・しきたり

基本的にこれといった明確な役割はありませんが、喪主がすべきことを喪主の妻が一緒に行うことが多いのでサポートすることに徹しましょう。ここでは、喪主の妻が手伝う内容をお伝えしていきます。

葬儀の準備

葬儀の準備から喪主は忙しくなります。精神的につらい喪主を妻がサポートして、悔いのない葬儀になるように支えていきましょう。

葬儀社を探す

故人のご遺体は霊安室には数時間ほどしかいることができません。そのため、喪主はできるだけ早く葬儀社を探して連絡をし、搬送してもらいます。

 

故人の大切な葬儀になるため、いい葬儀社を探すためにも妻も一緒に手伝って親身になってくれそうな葬儀社を探し、連絡します。

葬式の打ち合わせ

葬儀の打ち合わせでは、葬儀の形態や宗教の確認、場所、日程などが確定していきます。葬儀については、全体的に喪主が行うことですが、妻は相談されることもあるでしょう。

 

後悔のない葬儀を執り行うために妻のサポートが必要になります。また、確定した当日の流れなどをしっかりと把握しておくとよいでしょう。

訃報を連絡

葬儀を行う前には、親戚や知人など、喪主が訃報の連絡をします。参列者をリストアップしたり、選んだ参列者を喪主がすべて連絡をするには時間が浪費するので、妻が分担することが多いのが一般的です。

 

喪主と行うので重複したり、漏れがないように細やかにチェックできるように一覧表にしておくと便利です。

葬儀の当日

葬儀の当日は、喪主が大変忙しくなります。喪主の役割を妻が行うことはできませんが、喪主が手の届かないところを助けることで葬儀をスムーズにすることができます。

会食料理の準備やお茶出し

火葬している際の待ち時間や葬儀の前には、待ち時間があるためお茶を出します。喪主は忙しいため、参列者の応対を助けるのもよいでしょう。また、注文してある会食の料理の配膳は喪主の妻が行います。

受付の手伝い

葬儀当日の受付の仕事は、知人などに頼むことが多いので行う必要はありませんが、喪主に代わってお願いや仕事内容の説明などを伝えると喪主は助かります。また、何かあった時にすぐに動けるようにように心掛けておくのがベストです。

買い出し

葬儀の当日に予期していなかった参列者が訪れてくれたりした際に足りないものが発生することがあります。

 

喪主は葬儀場を離れられないので、代わりに喪主の妻が買い出しにいくことがあります。急な展開でも何事もなかったかのように対応する縁の下の力持ちのような心遣いが必要です。

喪主の妻の服装や身だしなみ

喪主の妻になった際に和装か洋装か迷うところです。以前は、和装が多かったようですが、現在では洋装でも問題はありません。ここでは、喪主の妻の服装や身だしなみについてお伝えします。

和装

喪主の妻の和装は、染め抜きの五つ紋をつけた黒地の着物に黒帯を合わせるのが基本です。半襟と足袋は白ですが、草履は光沢感のないマットな黒を履きます。

洋装

喪主の妻の洋装では、光沢感のないマットな黒のワンピース、スーツ、アフタヌーンドレスを着用します。洋装で注意したい点は、ボタンやバックルまでマットなものを選ぶことです。

 

また、夏でも首元の開きが狭いデザインで七分袖から長袖にします。スカート丈は膝が隠れる程度の長さが理想です。喪服専門店で選ぶと失敗がないので相談するのもいいでしょう。

 

ストッキングはヌーディーはNGなので必ず黒を選びます。パンプスは光沢感のないマットな生地でヒールは3cm~5cmを履きまましょう。

ヘアスタイル

喪主の妻のヘアスタイルは清潔感を大切にします。トレンドのおしゃれなハーフアップや編み込み、サイドの髪をおろしてルーズに魅せるなどは避けて、故人を思うにふさわしいシンプルなヘアスタイルにしましょう。


ロングヘアの人は、ひとつに結ぶか下の位置でお団子にします。ミディアムの人は、ひとつにまとめられるのであればまとめましょう。結べない長さであれば、髪が顔にかからないように黒ピンなどでしっかりと固定します。ショートやボブも同様です。

ヘアアクセサリー

髪をまとめるためにヘアアクセサリーが必要であるならば、黒一色でマットなデザインを選びます。ビーズやキラキラする装飾品がついているようなデザインは避ます。

 

葬儀はファッションを楽しむ場所ではなく、故人を偲ぶ場所であるということを忘れずにヘアスタイルを整えましょう。

メイク

喪主の妻のメイクは、「片化粧(かたげしょ)」にします。薄化粧とは違い、基本的に口紅は使用しないのが特徴です。もし、使用することがあってもほんのり色ずくような保湿カラーリップのような程度にします。

 

ノーメイクは失礼にあたるのでファンデションやBBクリームは付け、アイシャドウはマットなベージュなどの肌に近いカラーに止めます。パール感があったり、カラーをのせるのはNGです。眉は整える程度にし、マスカラは不要です。

アクセサリー

喪主の妻のアクセサリーは、基本的に結婚指輪以外は不要です。華やかにすることは避け、慎ましくするのが大切です。洋装の場合には、一連のパールのネックレスはOKです。二連以上は「重なる」を意味するので弔事にはふさわしくないので避けましょう。

喪主の妻の持ち物

喪主の妻は、喪主のサポートを行うのでよく動きます。そこであると助かる持ち物をお伝えします。

あると便利な持ち物

喪主の妻は、喪主の代わりに細かく動く場面が多くあります。お茶出しや会食の配膳などもあるので喪服が汚れないように黒の割烹着やエプロンがあると便利です。

 

ハンカチは数枚持っておくと便利です。忙しい喪主がハンカチを忘れてしまうパターンもあり、そのような時にサッと渡すことができます。ストッキングは伝線する可能性があるので予備を持っておくことをおすすめします。

香典は不要

香典は、基本的に各家庭から1つ出すものです。喪家側である喪主の妻は香典を出す側ではなく、受け取る側になるので不要です。基本的に妻だけでなく、喪主の家族は香典の準備はいりません。

弔電での喪主の妻の呼び方

葬儀に参列してくても、どうしても都合が悪く弔電を送る場合もあります。その際の敬称の呼び方を知っておくと失礼がありません。

 

弔電では喪主と故人との関係で呼び方が決まります。喪主が故人の妻である場合には、「御令室様」「御令閨様(ごれいけいさま)」です。「奥方様」「奥様」でも問題はありません。

 

  • 故人が喪主の夫…「御主人様」「旦那様」
  • 故人が喪主の父や義父…「ご尊父様」「ご亡父様」「お父上様」「ご先代様」
  • 故人が喪主の母や義母…「ご尊母様」「ご亡母様」「お母上様」「ご賢母様」
  • 故人が喪主の息子…「ご子息様」「ご令息様」
  • 故人が喪主の娘…「ご息女様」「ご令嬢様」「お嬢様」

喪主の妻の役割はサポート

喪主の妻は、葬儀の一連の流れを支えるだけでなく、喪主の精神的な部分でもサポートする大切な役割です。基本的には喪主に任せ、共に悔いのない葬儀にするためにサポートに徹して助けましょう。