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出棺の挨拶までの流れを紹介|併せて出棺の挨拶の例文も3つ紹介

出棺とは、葬儀や告別式が終わり故人との別れの儀式をした後に遺体を葬儀場から火葬場まで運ぶことです。あるいは、「出棺式」です。以下で、この出棺までの具体的な流れと出棺の挨拶をする際に参考にすることができる例文を紹介していきます。

公開日 : 2020/10/22

更新日 : 2020/10/22

目次

出棺、出棺式について

出棺とは、葬儀や告別式が終わり故人との別れの儀式をした後に遺体を葬儀場から火葬場まで運ぶことです。あるいは、「出棺式」とされています。主にニュース等で数人の男性が棺を霊柩車に運び、喪主が位牌を、遺族の代表が遺影を持ち故人を見送る場面のことを指しています。

 

出棺の時間は、火葬場で遺骨になる前に故人と向き合う意味を持つ大切な時間となっています。特に、火葬場まで同行しない方にとってはこれが最後の対面なので重要な時間です。

出棺までの流れについて

出棺までの流れを紹介していきます。具体的には、以下の3段階に分けることができます。1つ目が、葬儀から納棺です。2つ目が、棺を霊柩車に乗せるまでです。3つ目が、火葬から骨上げまでです。以下で、所要時間を含めて紹介していきます。

葬儀から納棺

葬儀や告別式が終わった後、故人との別れの儀式を行います。これを「納棺」と言います。具体的には、祭壇に乗っている棺を中央に下して祭壇等にに飾られるお花や副葬品を、会場に集まっている全員で棺の中の故人に添えるよう入れます。

 

こちらの副葬品は愛用の品等です。ただし、原則として可燃のもののみとなります。仮に、時計などを納めたい場合は、棺に入れず遺骨とともにお墓に納めてください。そして棺を釘などで蓋をした後は、霊柩車まで運んでいきます。

棺を霊柩車に乗せるまで

出棺の前後に喪主や遺族は横に並んで、位牌や遺影を会葬者に向け挨拶をしていきます。挨拶のタイミングは主に霊柩車に棺を乗せた後か、棺に蓋をした後になります。挨拶が終わり霊柩車に棺が乗った後は、遺族や親族、故人と特に親しかった方、同行希望者が火葬場まで向かいます。

 

また、出棺の際に霊柩車は1度クラクションを鳴らすことがあります。これは感謝やお別れの意味があります。

火葬から骨上げまで

火葬場に着いたら納めの儀式をしていきます。僧侶が同伴の際は出棺経をあげてもらい、焼香してください。僧侶がいないときは係員の指示に従って焼香してください。焼香が終わると棺は火葬炉に納められ、およそ1〜2時間の時間をかけて火葬されます。

 

その間、遺族や同行者は控室で待機しています。火葬が終わったら骨上げを行います。「骨上げ」とは遺骨を2人1組になり、箸で骨を拾って骨壷に入れることです。喪主、遺族、親族、友人の順番で骨壺に納めます。最後に喉仏を故人と1番関係が深い人が納めます。

 

そして、49日が過ぎて最初に迎えるお彼岸のことを初彼岸と言います。初彼岸は普段のお彼岸のようにお墓参りに行き、お供え物を添えるだけで構いません。お供え物は故人の好物などをたくさん添えてあげるとよいでしょう

 

葬儀から出棺までの所要時間について

葬儀に慣れていない方は、この葬儀に関する時間について気になる方もいらっしゃいます。確かに、急な葬儀、遠方の葬儀などは仕事や家事の合間に出席する方も多いため、無理もないことでしょう。

 

一般的には、葬儀と告別式はそのあと執り行われる火葬を考慮して午前中から開始しますこの場合、葬儀・告別式は10時から11時の間に始まりおよそ1時間。その後の出棺では30分ほど時間を要します。

出棺時の挨拶で抑えたいポイント

出棺の挨拶をする際に抑えておきたいポイントは次の5つです。1つ目が、使用してはいけない言葉に気をつけることです。2つ目が、原稿やメモを作成することです。3つ目が、冒頭の挨拶は簡潔な構成にすることです。

 

4つ目が、全体的に長文を避けてコンパクトににすることです。そして5つ目が、構成を最大5つに絞ることです。

使用してはいけない言葉に気をつける

使ってはいけない言葉は、「忌み言葉」と「重ね言葉」があります。「忌み言葉」とは、不吉なイメージを持つ言葉とされています。具体的には、消えるや落ちる。他にも、大変や四(死を連想)。そして、九(苦を連想)があります。

 

次に、「重ね言葉」とは、同じことばを繰り返すことばで、不幸が重なることを連想させててしまう言葉です。具体的には、またまたやますます。他にも、度々や重ね重ね。そして、いよいよ等です。

 

また、重ねことばと同じく、物事が繰り返される意味のことばも控えておきましょう。再三、再びや追って。他にも、続いてや繰り返し等があります。

原稿やメモを作成する

出棺の挨拶を経験されたことがない方は当然ですが、原稿を事前に作成しておきましょう。葬儀の挨拶の全てに当てはまることですが、大切な方を亡くし精神的に不安定なときは言葉が出てこなくなることがあるからです。そんな時でも原稿やメモを用意することで、不測のトラブルを防ぐことができます。

冒頭の挨拶は簡潔な構成にする

出棺の挨拶を考える際、「本日の天気」等の内容を盛り盛り込んだ冒頭分は省くようにしてください。なぜなら、本題に入るまでにとても長く感じてしまうからです。参列者の中にはご高齢の方も多く含まれ、長い挨拶は配慮が足りないと捉えられてしまうこともあります。そのため、出棺時の挨拶では冒頭文をできるだけ簡潔にしてください。

全体的に長文を避けてコンパクトにする

出棺の挨拶は、葬儀に参列していただいた方々へ、感謝を気持ちを伝えることに焦点を当てた内容にしてください。さらに、冒頭文同様に参列者への挨拶も簡潔にまとめてください。出棺時の挨拶全体の時間は、3分以内が最適な目安とされています。

構成を最大5つに絞る

冒頭文や挨拶をした後の内容は、次の5つに限定します。1つ目が、自己紹介です。2つ目が、弔問客へのお礼です。3つ目が、故人への生前のお礼です。4つ目が、故人の生前のエピソードです。

 

そして5つ目が、残された家族への力添えのお願いです。基本的に故人のエピソード以外では、定型文を用いることが大半です。ただし、故人のエピソードに関しては、ご自身のことばで故人との思い出深い出来事を伝えることが重要です。

出棺の挨拶の例文を紹介

以下で、次の3つの出棺の挨拶の例文を紹介していきます。1つ目が、基本的な出棺の挨拶の例文です。2つ目が、喪主が家業を継ぐ場合の出棺の挨拶の例文です。3つ目が、故人が急逝した場合の出棺の挨拶の例文です。

基本的な出棺の挨拶の例文

基本的な出棺の挨拶を紹介していきます。本日はお忙しい中、(故人の名前)の葬儀に参列して頂きまして、誠にありがとうございます。このような大勢の方に見送られ、(故人の名前)も皆様のご厚情に、さぞ喜んでいると思われます。

 

おかげさまで葬儀、告別式も滞りなく進行して、無事に出棺の儀を執り行わせていただくことができました。厚く御礼申し上げます。残された私どもは未熟ではあります。そのため、どうか今後とも変わらぬご指導のほどよろしくお願い致します。

 

簡単ではございますが、以上で挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。ここまでが、基本的な出棺の挨拶の例文です。

喪主が家業を継ぐ場合の出棺の挨拶の例文

喪主が家業を継ぐ場合の出棺の挨拶の例文を紹介していきます。 私は(故人の名前)の(長男の名前)でございます。喪主としてご挨拶を申し上げます。本日はお忙しい中、ご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございます。(故人の名前)は昭和●年×月×日に生を受け、●年に株式会社△に入社いたしました。

 

その後●年に社長に就任し、今日に至ります。事業がここまで発展できましたのも、皆様のご厚情の賜物と感謝しております。(故人の名前)が悔いのない人生を送り、感謝の念を抱きあの世に旅立てたことに、父になりかわりまして心から御礼申し上げます。

 

今後は(故人の名前)の意思を引継ぎ、事業発展のため身をささげる覚悟でございます。亡き(故人の名前)同様に、ご指導・ご鞭撻賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶の言葉に代えさせていただきます。ここまでが例文です。

故人が急逝した場合の出棺の挨拶の例文

故人が急逝した場合の出棺の挨拶の例文を紹介していきます。本日はお忙しい中、(故人の名前)の葬儀に参列いただき誠にありがとうございます。(故人の名前)は×月×日息を引き取りました。その日は会社から帰宅していつものように家族で夕飯を取り、和やかな時間を過ごしましたが、

 

深夜に急に意識を失い急いで救急車で病院に駆けつけましたが、そのまま意識が戻ることはありませんでした。死因は脳梗塞で突然の出来事でしたが、(故人の名前)が長く苦しまずにあの世に旅出てた事はせめての救いです。

 

私たち家族はいまだに信じられない気持ちですが、(故人の名前)が天国で私たち家族を見守ってくれていることを信じています。最後になりますが、生前賜ったご厚情に深く感謝を申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。

例文を参考に、出棺の挨拶を考えましょう

ここまで、出棺の挨拶までの流れや出棺の挨拶をする際に参考にしたい例文を紹介してきました。上記で紹介した代表的な3つの例文を参考に、独自の出棺の挨拶を考えていきましょう。