葬儀までに準備すべきことを紹介|葬儀後へ向け準備すべきものも紹介

公開日 : 2020/10/21

更新日 : 2020/10/21

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従来では、配偶者がいない場合は長男・長女が喪主を務めることが一般的でした。しかし、少子化が進む現在、こうした慣習も薄れています。つまり、誰でも喪主として葬儀を主宰する可能性がある状況です。そこで、以下では「葬儀・告別式の準備から葬儀後までの流れ」を紹介します。

公開日 : 2020/10/21

更新日 : 2020/10/21

目次

葬儀の準備から葬儀後までについて

葬儀をする際、喪主は重要な役割を果たします。しかし、喪主を務める人はどなたでも構いません。仮に、遺言で故人が希望している人がいた場合は、その方が喪主です。一方、そうでなければ、配偶者をはじめ故人と縁の深い人の中から決めることが大半です。

 

従来では、配偶者がいない場合は長男・長女が喪主を務めることが一般的でした。しかし、少子化が進む現在、このような慣習も薄れています。つまり、誰でも喪主として葬儀を主宰する可能性があるということです。しかし、喪主の仕事について深く理解している人は少ない状況です。

 

そこで、以下の記事では「葬儀・告別式の準備から葬儀後までの流れ」を中心に紹介していきます。

葬儀の準備から葬儀までに行うこと

以下では、葬儀の準備から葬儀が始まるまでに行うべきことを8段階に分けて紹介していきます。葬儀の準備に取り掛かる以前に、各段階ごとに準備すべきことを確認しておきましょう。

遺体の搬送先を決め、搬送を依頼

病院や施設で亡くなられた場合、ご遺体を自宅や安置施設に搬送しなければなりません。必ず、遺族で話し合って搬送先と搬送を依頼する葬儀社を決めた後に、葬儀社へ連絡をして迎えに来てもらいましょう。

 

この時、故人が生前に契約している葬儀社があればその葬儀社へ搬送を依頼します。しかし、事前に葬儀社を決めていない場合。あるいは、葬儀社のあてがない場合は病院が提携している葬儀社を紹介してくれるケースもあります。

「死亡診断書」を受理した後、「死亡届」を提出

次に、ご遺体を搬送する際は、必ず医師による「死亡診断書」が必要です。死亡診断書があると、寝台車に同乗する人は喪主でなくても問題ありません。その後、死亡診断書を持参して役所へ行き「死亡届」を出すと、「火葬許可証」が発行されます。火葬許可証がなければ火葬することはできないので、必ず役所の方へ申請してください。

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葬儀社の決定、並びに遺体を安置

遺体を搬送する際、仮に病院に葬儀社を紹介してもらったとしても、葬儀まで依頼しなければならないことはありません。この時に費用面などを含めて比較・検討したい場合は、病院提携葬儀社の方へ搬送だけを依頼してください。その後に改めて葬儀社を探すようにしましょう。

 

初めて喪主をする人にとって、葬儀社は心強いサポート役です。後悔がないように、相見積もりを取って費用面を比較や検討するだけでなく、連絡をしたときの対応等も鑑みた上で信頼できる葬儀社を選ぶことが重要です。

 

そして、安置場所を自宅にした場合は、寝台車が到着するまでに布団や枕飾りの準備をしなければなりません。そして、自宅にて遺体を安置する場合、住職に枕経をあげてもらいます。

葬儀の規模、通夜と告別式の日程の決定

遺体の安置を終えた後は、葬儀の準備に入ります。参列する人数次第では式場の規模や発注する食事の数が変動します。そのため、「誰に訃報を知らせるか」を最初に決めなくてはなりません。

 

次に、「近所の人や会社関係の人まで広く参列してもらうなら一般葬」。「家族だけでとり行うなら家族葬」のように、葬儀の形式を決めていきます。この時に併せて、祭壇や棺の種類なども決めておいてください。そして、葬儀の規模が決まったら、寺院や斎場、

 

火葬場のスケジュールを確認し、通夜・告別式の日程を決めます。この時、空き状況の確認は葬儀社に任せることを推奨します。なお、日取りは「大安」でも構いません。ただし、「友引」は縁起が悪いとして避ける方が多かったり、火葬場自体が休みの場合もあるので注意しましょう。

「精進落とし」の内容決定、葬儀社への連絡

次に、葬儀へ参列した方々をねぎらう「精進落とし」の内容を決定します。この精進落としは、初七日法要の後に故人を偲んで行う会食です。もし、葬儀社の葬儀プランに含まれている場合は参加数を確認して、含まれていない場合は別途注文してください。

 

そして、読経をしていただく住職の分も忘れないようにしてください。その次に、親戚や友人・知人、故人の職場などの関係各所に葬儀の日取りと場所を知らせましょう。もし、檀家になっている場合は、菩提寺にも連絡を行いましょう。

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納棺や供花の配列、役割分担を行う

お通夜までの間、遺体を清めて死装束を着せて納棺してください。次に、供物の配列や役割分担を行います。ただし、お通夜前の実務は葬儀社がその大半を担ってくれます。葬儀社へ確認を依頼した後に、内容や数をチェックして指示を出してください

 

この時、香典などの現金を扱う受付係だけは、葬儀社のスタッフではなく遺族側から用意するしなければなりません。そのため、必ず事前に親族や知人などにお願いしておいてください。

弔問を受けた後、通夜ぶるまい

次に、弔問を受けます。喪主を務める方の主な仕事は、会葬者の弔問を受けることです。弔問を受ける際は、故人との関係性に関わらず、どの弔問者に対しても平等に、丁重に会葬の御礼を伝えるようにしてください。その後の通夜ぶるまいでは、故人と親しかった方々やご住職に参加して頂き、食事やお酒を振る舞います。

葬儀の後、火葬・骨上げ・遺骨の安置

葬儀の時は、喪主は基本的に会葬者の弔問を受けることに専念して、実務は事前に打ち合わせた通りに葬儀社や世話役に任せておきましょう。そして故人の傍に座り、一人一人のの弔問に丁寧に対応していきましょう。そして葬儀が終わったら、住職が退出した後に会葬者全体に向けて挨拶をしてください。

 

葬儀後、火葬場へ移動して骨上げを終えたら、白木の箱に収められたご遺骨を持って帰宅します。菩提寺や地域次第では、葬儀の当日に埋葬する場合もあります。しかし、一般的に埋葬は四十九日の後に行われます。

 

そのため、家に持ち帰った骨壺は「後飾り」と呼ばれる祭壇に安置しておきましょう。そして、必ず四十九日法要まで供養を欠かさないようにしてください。

葬儀後に向けて準備すべきもの

こちらでは、葬儀の後に向けて準備するべきことものを紹介していきます。中には準備が必須のものもあるため、必ず各項目を確認しておきましょう。

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葬儀の費用

葬儀社に支払う葬儀費用は、葬儀の一切が終了してからの後払いが基本です。そのため、葬儀費用は香典などを受け取ることで、費用の足しに使うことができます。しかし、念の為に大きな金額を用意しておかなければなりません。

 

予め準備をしておくことが、葬儀費用の支払いの際に慌てることがなく安心です。葬儀後に葬儀社から請求書が届くため、請求書を受け取った後に可能な限り早めに支払いを済ませるようにしてください。

香典返し

香典を受け取った場合は、葬儀後忌明けまでに香典返しをすることが通例です。この時の品物は受け取った香典の三分の一から半額分を目安に返すというのが一般的です。こちらの金額の中から適しているものを選んでください。

 

しかし、近年では即日返しという葬儀当日に一定金額の香典返しを渡すケースも増加しています。ただし、香典額が多い人に対しては即日の香典返しとの差額分を後からお渡しすることで調整する必要があります。

逝去後の役所における手続き

逝去後、役所等で死亡届の提出などの手続きが必須です。相続関係や公共機関との手続き、銀行口座やクレジットカードなどの廃止の手続きなど様々な手続きがあります。 さらに、保険金の請求なども行わなければなりません。きちんと確認して手続きを行うようにしてください。

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各法要への準備

葬儀後、法要の準備もできるだけ早く始める必要があります。 なぜなら、最初の法要の初七日法要は、近年では葬儀、告別式と同日に済ませてしまうことが多くなっているからです。ただし、 その後7日ごとに忌日法要では行いません。

 

一般的に、初七日の次は四十九日法要を行います。この四十九日法要は、来世の行き先が決定するとされる非常に重要な日です。そして、 審判を受けた故人の魂はこの日にこの世にお別れを告げて、旅立っていくとされています。

 

そして、四十九日法要の次は一周忌の法要が行わます。 こちらは親族だけでなくご近所や友人も招いた上で会食を開催します。その後の法要は、三回忌や七回忌を行うこともあります。ただし、年忌法要は三十三回忌で終了することが大半です。

手順を参考に、葬儀に向けた準備を

ここまで、葬儀の準備から葬儀までに行うべきこと。さらに、葬儀後に向けて準備しなければならないことの3点を主に紹介してきました。本格的に葬儀の準備が始まり、多忙になる前に、各段階で行うべきことを事前に確認しておきましょう。